概要
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。
; 略歴
: 奏章Ⅰ『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』にて登場。
: 構築部(ビルド)の筆頭AIである[[マキリ・ゾォルケン (AI)|マキリ・ゾォルケン]]のサーヴァントであり、彼の方針に従って構築部のラニ=Bからラニメントを搾取しつつ、隣接していた修復部(リペア)や生産部(グロウ)にも魔手を伸ばしていた。
: 中盤では撤退を余儀なくされて余裕をなくしたゾォルケンの命令で超巨大蠢魔を生み出して無差別にAI達を食らい始め、中立地帯であるはずの警防部(ディフェンド)まで攻撃し始めたため[[ラニ=Ⅻ]]によって討伐命令が下される。
: 討伐のために集まったサーヴァント達をも圧倒していたが、ゾォルケンが[[ビーマ]]によって殺害されたことで魔力供給が途絶えてそのまま瀕死になってしまった。
: そのまま消えるところを、コアが回収されなかったために再構築されたゾォルケンの手によって、蟲を埋め込まれて再度走狗とされる。
: 後に超巨大蠢魔をまたしても生み出すものの、[[ライノール・グシオン (AI)|ライノール・グシオン]]が事前に仕込んでいた超高火力魔力砲を受け、自分の歪みを自覚しながら消滅していった。
; 人物
: [[ジル・ド・レェ〔セイバー〕|ジル・ド・レェ]]そっくりの外見をした鎧をまとった男<ref group="注">真名判明後は紫色のマントを羽織り、[[ジル・ド・レェ|キャスターのジル]]のように目を見開く。</ref>。
: 物腰こそ丁寧ではあるが美しい女性に執着して花嫁に迎えたがり、一方的に命令で束縛しようとする危険人物。
: 他者の苦しみや悲鳴を悦として、しかもそれを「禁忌を破ったのだから当然の罰」と公言して憚らない破綻者であり、最早禁忌を破らせてそれを理由に女性を蹂躙する事自体を目的とする怪物と化している。
: 実際のところジルを基にして生み出された一種の[[アルターエゴ]]であり、彼とは別人であるため[[ジャンヌ・ダルク]]については名前すら知らない<ref group="注">[[主人公 (Grand Order)|主人公]]らにとっては、そのことが彼が自分たちの知るジルではないと確信させるきっかけとなった。</ref>。
; 能力
: キャスタークラスにしてはステータスが高めで、剣と鎧による接近戦を行う。
: また下記の宝具によって蠢魔(しゅんま)と呼ばれる異形の怪物の召喚能力を得ており、これをけしかけての殺戮も行う。
: ただしジルが持っていた宝具とは異なり独立した魔力炉はないため、過剰に行使している場合には魔力供給が途絶えると、自分の魔力が吸われて何もかもがご破算になってしまう。