概要
[[魔術]]とは違う神秘。その時代では実現不可能な出来事を可能にするもの。かつては[[魔術師]]の大部分が魔法使いといえたが、文明の発展に連れてその数を減らした<ref group="出" name="「月姫用語辞典-魔法」『月姫資料集』">「月姫用語辞典-魔法」『月姫資料集』</ref>。
魔術や科学技術で実現可能な事象<ref group="出" name="「不可能を可能にする“魔法”」『Fate/complete material III World material.』p.48">「不可能を可能にする“魔法”」『Fate/complete material III World material.』p.48</ref>、資金、時間をかければ得られる「結果」<ref group="出" name="「月姫用語辞典-魔法」『月姫読本PlusPeriod』p.189">「月姫用語辞典-魔法」『月姫読本PlusPeriod』p.189</ref>は魔法ではない。<br>
魔法の詳細は[[魔術協会]]の中でも一部の人間のみに知らされている<ref group="出" name="「空の境界設定用語集-魔法」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子">「空の境界設定用語集-魔法」限定愛蔵版『空の境界』付属冊子</ref>。協会は5つの大儀礼を魔法と認定しており、中でも第三魔法は協会でも秘密にされていた禁忌中の禁忌。<br>
魔法を発動できる管理地は限られており、日本では全国有数の「歪芯霊脈」<ref group="出">『Character material』p.09</ref>を持つ[[三咲町]]のみ。[[冬木市]]の霊脈は三咲町に次ぐ歪みを持ち、「堕ちた霊脈」とも呼ばれているが、根源に繋がるには足りず、世界の外へ孔を穿つ必要がある<ref group="出" name="『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十五日目『真相〜反英雄アンリマユ』">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十五日目『真相〜反英雄アンリマユ』</ref>。但し[[蒼崎青子]]は神秘ごと受け継いでおり、この制限はない<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-本編枠外の質問」『Fate/complete material III World material.』p.136</ref>。
魔術師達の最終目的は魔法に到達することであり<ref group="出" name="「月姫用語辞典-魔法」『月姫資料集』" />、成し遂げた者は羨望と畏怖を込めて「魔法使い」と呼ばれる<ref group="出" name="『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十五日目『真相〜反英雄アンリマユ』" />。<br>
現代に生きる魔法使いは4人、若しくは人間としては既に存在しないが、その痕跡が生きている例を含めて5人<ref group="出" name="「月姫用語辞典-魔法」『月姫読本PlusPeriod』p.189" />。この事情で、第五魔法の使い手が第四の魔法使いと称されることもある。
魔法は根源の渦に直接つながるものである。故に、根源の渦に到達すれば魔法を得られるし、逆に魔法を開発できれば根源の渦に到達することができる。そのため、「根源の渦への到達」と「魔法」はしばしば混同・同一視されている。とはいえ、魔術師たちの本来の目的は「根源の渦への到達」であり、厳密には魔法はそのための手段として得たもの(第二、第三、第四魔法)と、到達を達成したことで結果的に得たもの(第一、第五魔法)とに二分できる。<br>
また、魔法を得られるのは根源に最初に到達した者に限られ、同じ理論・方法で根源に到達しても2番手以降の者は魔法を得ることはできない。結果的に、研究が進めば進むほど、魔法を得られる手段は減っていってしまう。というか5番目の魔法で打ち止めと看做されており、以降の魔術師たちは魔法抜きで根源にいたる方法を研究しているそうである。
魔法は人類と世界にとって異物であり、魔法と魔法使いは2つの[[抑止力]]によって排斥される。このことも魔術師が根源に到達するための難易度を引き上げている。