話題まとめ
; 史上最凶ランクのストーリー戦闘
: ブリテン異聞帯で最大の戦闘となるケルヌンノス戦だが、'''現状イベントの超高難易度クエストですら比肩し得ない超難易度を誇る'''。第2部第4章の[[アルジュナ〔オルタ〕]]や第5章オリュンポスの[[デメテル]]戦も大概だったが、前者は通常攻撃が単体、後者は行動にランダム要素がないこともありまだ打開策は見出しやすいものであった。
: ケルヌンノスは全体攻撃なので[[アルトリア・キャスター]]の対粛正防御がすぐに無くなってしまう点に加えて、ほとんどのクラスに攻撃相性有利な'''バーサーカークラス'''かつ攻防ともに常に固有の補正が乗っているため、そのためまともに攻撃を喰らうと大半のサーヴァントはまず耐えられない。
: HPも高い上にゲージは全部で4つ持っており、さらに'''「呪層1個に付き10%の攻撃耐性を付与」'''+「ケルヌンノスに付与された弱体状態の数に応じて'''攻撃力をアップ'''」という効果が付いているため、'''呪層を削り取るまでろくなダメージを与えられないのに1ターンで大半のサーヴァントを皆殺しにしてくる'''状態に成り果てている。
:しかも呪層はケルヌンノスの攻撃ごとに中確率で増加するうえに解除方法が攻撃を与えるしかないため、支援宝具を使えば使うほどHPを削りにくくなる悪循環に陥りかねない。
:呪層を解除しても'''HPを10000回復される'''が、攻撃が通りにくくなるよりはマシである。それ以上に攻撃を行ったキャラが1回毎に「そのターン終了時にHPを1000減少」という効果の弱体状態「呪層汚染」が付与されるため、たとえ対粛正防御を張り続けることができてもこちらのHPはガンガン削れていく上に'''呪いなど通常の持続ダメージと異なり、まとめて処理されないためガッツを貫通しうる'''仕様から[[ヘラクレス]]などの複数回ガッツ持ちですら成すすべなく退場させられてしまう。
: 通常行動で使用するスキルも厄介で、チャージを1増加するスキルと1ターンの無敵を付与するスキルがある。さらにブレイク時には1回目で「こちら全体に1ターンずつの'''スキル封印と宝具封印(弱体無効貫通・解除不可)'''を付与」、2回目は「自身のクリティカル発生率をアップ」、3回目は「こちら全体に'''毎ターンNP10%減少'''状態を付与」という効果に加え、2回目と3回目では呪層状態を一気に増やしてくる。
: 一応毎ターン開始時にグリムからランダムな効果の援護がもらえたり、強制出撃のアルトリア・キャスターが前衛にいる間は3ターン毎にスキル1を発動してくれるが、それでも焼け石に水と言わざるを得ない。
: なお、アルトリア・キャスターの対粛正防御もクラススキルで呪いを無効化し攻撃役としても優秀な[[卑弥呼]]などでオーバーチャージ段階を上げるなどして、呪層が減ったタイミングを狙ってスキルの強化を乗せたクリティカル攻撃や宝具を叩き込むことで、行動回数が必ず3回になる最終ゲージ(呪層が3つ以下でも増える)までは比較的安定する。また[[エルキドゥ]]は宝具の特攻が刺さる上にHP回復量が高く、NP50%チャージと弱体解除も持ち併せる上に[[アペンドスキル]]でバーサーカー攻撃適正を持っているなど優秀。他にも特攻を持つ[[謎のヒロインXX]]や[[アルトリア・キャスター〔バーサーカー〕]]、弱体無効等の噛み合うスキルを持つ[[超人オリオン]]や[[ソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕]]など、ある程度有利に立ち回れるアタッカーはクラス相性もあって意外と多い。
: ただ育成を万全に行った適切な戦力が少しでも不足していると突破は絶望的と言わざるを得ず、''当時は企業攻略サイトのほとんどに[[令呪]]や霊脈石などによる「コンティニュー推奨」と事実上の降伏宣言をさせた''ほどであり、霊基復元を使わずにクリアできる編成などが極めて限られている。
:余談だが、この章をクリアした後に開放される[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]の[[幕間の物語]]「夢の終わり、或いは恩讐の果て」でもケルヌンノスと戦闘を行う。こちらでは意外と各種要素が弱体化されているが、それでも巌窟王の強制編成が足を引っ張りかねないため、編成を万全に整えねばならない点は変わらないだろう。
:凄まじい難易度に対する反応を運営側も考慮したのか『サーヴァント・サマーフェスティバル2023!』に登場するヌンノスシリーズは「やけど付与によって継続ダメージとデバフを与えてくる(回復はしない)モエルンノス」「呪層ならぬ嵐層をまとって防御性能が高いが、剝がしてもその時のダメージのみで継続ダメージはないウミヌンノス」「スキルや宝具の封印を主に特定タイミングで使用してくるヤメルンノス」と、ギミックを分解することで弱体化と差別化が成されている。
; モフモフのマスコット……?
: 第2部第6章の崩壊編に登場した際、体表がモフモフとしていそうな大量の毛で覆われていたこととシナリオ上での聖人っぷりから、SNSなどではマスコットキャラとして人気を博す。
: デフォルメされた姿で描かれることも多く、主に「もふもふしていてずんぐりむっくりな体形で手足が短い」という特徴が見られるが、実際の全身像は「ゴワゴワの毛並みで肩幅ががっしりとしており、胴体は下に行くほど細くなり、手足も細長い」という姿であった。
: 一応[[茨木童子〔ランサー〕]]などの宝具演出では下半身を含めた手足も確認できたり、[[概念礼装]]「翡翠の髪状」でバーヴァン・シーが抱えているケルヌンノスのぬいぐるみは手が長かったりと、ある程度は全身の情報が出されていた。
: その後、2021年12月の「カルデアサテライトステーション 2021-2022」では「翡翠の髪状」で描かれているぬいぐるみが実際にグッズ化されるという発表がされたり、7周年記念イベントの「FGO Fes.2022」では会場で事前に伏せられていた区画に「約8mのケルヌンノスのオブジェ」が設置されるといったサプライズが用意されていた。
: そして翌年の夏イベントにおいてケット・クー・ミコケルの実装とともに汎人類史のケルヌンノスも登場。イベント中に厄災として登場するヌンノスシリーズは実際のところオベロンのイメージによって生み出されたケルヌンノスっぽいものにすぎないが、彼女の戦闘シーンや宝具で出てくるケルヌンノスは汎人類史のケルヌンノスそのものであり、その真の姿は…やはりモフモフであった。
:多くのプレイヤーから<ruby><rb>マスコット</rb><rt>神様</rt></ruby>として<ruby><rb>愛され</rb><rt>信仰され</rt></ruby>、<ruby><rb>ぬいぐるみ</rb><rt>偶像</rt></ruby>も作られるなど、何気に宗教上などの神様としては理想的な扱いとも言える。<del>上述通り戦闘難易度は愛らしさも余裕もへったくれもない破壊神っぷりであるが。</del>