名台詞
Fate/Grand Order
戦闘
;「余と楽しめ」<br>「余は寛大だ。骸だけは残してやる」
:戦闘開始時の台詞。「寛容さ」と「殺意」に満ちた、矛盾の開戦宣言。
;「<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えない」
:スキル使用時の台詞。雷帝は決して間違えない。ただ、"やってしまった"後に激しく懺悔するが。
;「うむ」<br>「同感だ」<br>「手を休めるな」
:コマンドカード選択時の台詞。配下の意見も聞き入れる理想の上司<del>にして、休む事を許さないブラック企業の鏡</del>。
;「余に、眠れというのだな……」<br>「我が行軍は永劫に続く。踏み砕くは神の獣───『<ruby><rb>我が旅路に従え獣</rb><rt>ズヴェーリ・クレースニーホッド</rt></ruby>』!」
:宝具発動。諦観に満ちた静かさと、怒り狂う凶暴さ。矛盾を抱えし<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>の心は眠り、巨象の怪物が全てを踏み潰す。
;「殺せ殺せ殺せえええぇぇぇッ!」
:宝具による被弾時の台詞。怒気を含んだ声色で自らを殺すように懇願する。マイルームで語った通り、自らの終焉を望んでいるのだろうか…。
マイルーム
;「ライダー、雷帝イヴァンである。戴冠は済ませてある。余を恐れ、余にかしづき、余を罰するがいい。」
:召喚時の台詞。凶暴性と敬虔さを持ち合わせる、矛盾を抱く<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>。
;「そうか……汝の世界でも余は狂える皇帝であったか。だが、幾許かの救いはあった。“そちらの余”は獣の肉を食む必要は無いのだろう?」
:マイルーム会話「絆Lv3」。確かに汎人類史のイヴァン雷帝も狂える王であった。だが、『人ならざる[[ヤガ]]』となった己と比べると、『人』であった。
;「汝が望むのであれば、我が眷属に加えるも吝かではない。ただし、二度と軽い服は纏えんがな…」
:マイルーム会話「絆Lv4」。息子イワンの妃エレナに関するエピソードに基づく台詞だろう。
;「汝か……まだ余の寵愛を受ける気にはならんとは。だが良い。今──『陽射し溢れる平原を、汝が駆ける夢』を見ていた。全て、それで良しとしよう。」
:マイルーム会話「絆Lv5」。それは異聞帯ではとうに喪われた情景。雷が如き<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は、そんな穏やかな世界を取り戻した後の、一人の平穏を夢見る。
;「聖杯……聖杯に何を望むか、だと? 決まっておる──“この悪夢の終焉”だ。」
:マイルーム会話「聖杯について」。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>が見た悪夢とは人でなくなった己か、それとも未来を奪われた世界か…。
;「汝の誕生した日か。では、大聖堂の一つでも建てねばな……。」
:マイルーム会話「誕生日」。カザン・ハン国の征服を記念して大聖堂を建立したエピソードに基づく台詞だろう。
:<del>マスターからすれば過ぎた&大袈裟な贈り物である</del>
;「かつて愛した妃、アナスタシアとは愛の形こそ違えど、彼女にも余は寵愛を注いでいる。直截に言うと、“大切な娘も同然という事”だ。もっとも、向こうには迷惑かもしれんが……。」
:マイルーム会話「[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]」。遠い時代の<ruby><rb>皇女</rb><rt>ツァレーヴナ</rt></ruby>に、深い親愛の情を示す。<br>しかし、向こうからは「目が苦手」と敬遠されてしまっている。<del>一体何処が目なのか……。</del>
;「英雄王か……。王でありながら、英傑としての力も望まれるとは。神代の頃とは厳しい物だ……。」
:マイルーム会話「[[ギルガメッシュ]]」。
:一択の必要に迫られた当代の有り様を嘆いている。
本編
;──穏やかな日常を記す。<br>咲いた花は可憐で、<ruby><rb>嫋</rb><rt>たお</rt></ruby>やかで、<br>そして力強かった。ならば、お前も花だ。<br>この宮殿に強く咲く花。<br>そう言いたかった。そう言ったかもしれない。<br>勇気が足りず、言い出せなかったかもしれない。<br>それでも、余は花を慈しんでいた。<br>……ああ、なのに。<br>花の名前が思い出せない。
:とある舞踏会場で見初め、妻とし、不意に狂気に陥る夫と陰謀渦巻く宮殿の中にあって、美しく咲き続けた最愛の妻「アナスタシア」に対して。勝ち取った平和な世界で。
:日頃から抱いていた妻への愛情と、素直に愛を示せない気恥ずかしさを表した、雷帝と恐れられる男の「人間」らしい台詞。しかし…。
;悪い夢を見ている気がする。<br>これほど麗らかな光景に、どうしてそんなものを感じるのだろう──
:本当は、どこかで気付いていたのだろう事を表す台詞。目覚めの時は近い。
;「おお……それは……。何たる敬虔な……。」
:マカリー神父が通した、遥か遠くの辺境より拝謁に参った信者に対して。
:<ruby><rb>恐怖</rb><rt>テリブル</rt></ruby>の怪物の威容は微睡みの中にあってなお、信者を絶句させるには十分だった。
;「アナスタシア! アナスタシアよ! 殺戮猟兵より報告が入った!」<br>「余を……裏切っていたのか……!?」<br>「平和は、幸福は、何もかも嘘だったのか! アナスタシァァァアアアアアアアアアアァァァァァッ!」
:仕組まれた<ruby><rb>幻想</rb><rt>ゆめ</rt></ruby>から覚め、皇帝が知ったのは親愛なる妻とマカリー神父が裏切り、帝位剥奪を狙っているという『反逆行為』であった。
:平和も、愛も、民も白銀の虚偽に染まった極寒の世界で、山岳型魔獣が目を覚ます。
幕間の物語
;<font size=5>「余はなぜ象なのだ。」</font>
:自身の幕間の物語「嗚呼、偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館」にて。序盤で[[主人公 (Grand Order)|主人公]]とマシュの元を訪れた際に発した最初の質問。
:最初に流れるシリアスな問答のモノローグが、何故英霊の自分が人外じみた象の格好をしているのかという素朴な疑問。気持ちは分かるのだが主人公も突っ込んでいる通り'''本当に今更である。'''
;「いや、よく理解できた。<ruby><rb>汝</rb><rt>なれ</rt></ruby>らには少々、酷な話であったろうが……。」<br>「忘れよ、とは言わぬ。だが、立ち上がるのだ。<ruby><rb>汝</rb><rt>なれ</rt></ruby>らの戦いは、まだ続くのだからな。」
:同上、主人公達から(自身が象になった経緯含め)クリプターや異聞帯の事を聞かされた後の返答。
:過酷な戦いに立たされてしまった二人へ、皇帝からの精一杯の労いと叱咤激励なのだろう。
;<font size=5>「余だよ。」</font><br>「……余であるぞ。」
:同上。主人公とマシュに地下図書館へ案内され、読書中だった司書の紫式部への第一声。
:場でも和ませたかったのか突然お茶目な返答をしたと思えば気を取り直して真面目に答え直した。
:それにしてもこの皇帝、ノリノリである。
;<font size=5>「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館。」</font><br>「これにて決定!!」
:同上、「地下図書館の蔵書拡大に伴い新たに名も与えた方がいいだろう」という意見の末[[イスカンダル]]と共に考え出した名称。あまりの酷さに紫式部も卒倒してしまった。
:ちなみにその後[[スパルタクス]]の指摘によって両者の名前だけは取り消してもらったが、結果として'''「偉大なる恐るべき可憐なる紫式部図書館」'''という更にひどい名称になってしまった。
;<font size=5>「略奪である。」</font>
:同上。稀覯本を探すためのレイシフトで主人公が「本を買うお金がない」と言った時の台詞。
:おなじみイスカンダルの代名詞たる宣告を、この方も堂々と言っている。<del>これだから皇帝と征服王は…。</del>
イベント
;「美味である。」
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて。深夜テンションをキメ過ぎた[[ウィリアム・シェイクスピア|二人の]][[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|毒舌作家]]による即興童話『可哀想な象王』<ref group = "注">太平洋戦争中の上野動物園で「陸軍の命令でゾウの殺処分を命じられた飼育員の葛藤」を描いた実話を元にした創作[https://ja.wikipedia.org/wiki/かわいそうなぞう 『かわいそうなぞう』]のパロディ。</ref>内での台詞。
:毒餌を平らげた後に平静な様子でこの一言。この<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''強い。'''
;「永遠の冬の支配者。氷雪の地の象徴者。それがサンタクロースという存在であるならば、すなわち───」
;<font size=5>「サンタクロースとは<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>である!」</font>
:『ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~』にて、コンビを組んだ[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]と共に登場しながら。[[ロムルス|神羅万象ローマ理論]]並の<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>理論。
:もっともツァーリとは[[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]のスラブ語系でローマ皇帝および東ローマ皇帝を起源としている。そのためある意味では原点回帰と言える。
;「敵ながら見る眼のあるレスラーよ。試合後、握手に来るがよい……! それにしても臀部が良い!」
:同上。自身と渡り合った[[ブラダマンテ]]を称えつつしれっとセクハラ発言。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないがセクハラはする。
:化物じみた姿と難解な精神構造が目立っていた異聞帯のイヴァン雷帝だが、彼も元は人間。お茶目な冗談を口にするユーモアは、彼の"人間"としての部分の現れか。
:なお[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]は、「皇帝を放り投げたくなりました」とのこと。
;「余である。」<br>「これで良いか?」
:『見参!ラスベガス御前試合 水着剣豪七色勝負!』にて。[[エドワード・ティーチ|黒髭]]がカッコつけた発言をした途端に落雷が落ち、その後に現れた。
:なんとわざわざこの時(落雷のエフェクト)の為に黒髭が呼んだらしい。役目を終えた<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>はのそのそと帰って行った。
:それにしてもこの<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>、'''出るだけで強い。'''そして彼にエフェクト係を依頼する黒髭もヤバい。
;「再び頼まれたので登場である。」<br>「高貴なるものに対する不敬に罰を。それは当然の処遇であるな。」
:同上。[[ニトクリス〔アサシン〕|カジノの主たるファラオ]]が用意した防衛システムとして[[大いなる石像神|他の]][[ダレイオス三世|象さん]]と一緒に再登場。<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないし仕事を選ばない。
:その言葉には彼が黒犬兵団や非常大権を生み出したきっかけとなる「不敬を働く者達への憤り」が示されており、ギャグイベントでも彼が怒り狂う雷帝である事を再認識させられる。
;「<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>も歩けば車に当たる! やはり交通法規は大事であるな!」
:同上。謎の女怪盗「[[カーミラ〔ライダー〕|ミストレスC]]」の駆るスポーツカー(元は『幻想の鉄処女』)のひき逃げアタックを喰らいながら。
:<ruby><rb>皇帝</rb><rt>ツァーリ</rt></ruby>は間違えないが車に当たる。