Fate/Grand Order
戦闘
;「痛みを歌い、哭きを奏でる。『<ruby><rb>痛哭の幻奏</rb><rt>フェイルノート</rt></ruby>』。これが私の矢です」
: 宝具発動。敵を斬り刻む歌を奏でる音の矢刃。
マイルーム
;「生まれ変わったような感覚、ですね」<br>「感謝します。マイマスター」<br>「絡みつく運命からも逃れられそうです。ありがとうございます、マスター」<br>「この領域に至れるとは。運命すら覆せそうです」
: 霊基再臨1、2、3、4の台詞。悲哀に満ちた生前からの宿業をも越えられそうだという喜びの言葉は、マスターにとって何よりも『祝福の言葉』である。
;「かつて不遜にも主を見捨てた私を、どうかあまり信頼なさらぬよう…」<br>「無神経な言葉が嫌いでたまりません…!例えば、人の心がわからないなどと、去り際に捨て台詞を吐くような…!」
: マイルーム会話3、「嫌いなこと」。アルトリアに「王は人の心がわからない」と言って去ったことに深く後悔していることが窺える。
;「私がかつていた国は戦乱に明け暮れていましてね、平和を取り戻すために立った一人の王がいました。」<br>「騎士王、そう呼ばれた王は体も心も休めることなく、平和のために戦い続けました。周囲も私も王とはそういうものだと思っていました。」<br>「ですが、間違っていたのです。あまりに致命的に間違っていたのです。マスター、今度こそ間違いは犯さない。貴方と共に戦い苦しみましょう。」
: マイルーム会話「絆Lv3」、「絆Lv4」、「絆Lv5」。アルトリアの苦しみに目を向けなかった事への深い自責の念を見せる。
;「主従であり、忠誠を超えた何かである。そう思いたいのですが。いかがですか……私は、貴方のために死ぬでしょう。もちろん冗談です。ええ…」
;「穏やかならざる日々が続きますね。私の竪琴が、どうかせめてもの慰みになりますよう」
;「挫けぬ日々…負けない日々は辛く過酷なもの。どうしようもなくなった時は、私にお任せを。貴方の重石になるもの。その悉くを薙ぎ払いましょう…。それが私の、サーヴァントとしての誓いです」
:マイルーム会話3(第2部第3章プロローグクリア&絆Lv5で開放)、12(絆Lv4で開放)、「絆Lv5(第2部第1章クリアで開放)」。
:[[異聞帯]]に突入し、人理のためとはいえ、その世界の住人を異聞帯ごと消し去らなければならないという辛い選択肢によって心身を削られ瓦解しつつある主人公の心境を、[[神聖円卓領域 キャメロット|かの特異点]]における自分に重ねているかのようにも聞き取れる。そして最初の会話は、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|後に大きな布石になる]]。
;「あっ……なんと、あの騎士王が……! い、いえ、何でもありません。あの方も、恥晒しの顔など見たくもないでしょう。お気遣いなく……」
: マイルーム会話「[[アルトリア・ペンドラゴン]]」。あの言葉を言ったことへの負い目があるため会わせる顔が無いようだ。
;「我が友。我が同胞……それがあのような見苦しい姿になっているとは。しかし、あれもまたランスの一側面ですか…せめて、曲を奏でて送り出してやりましょう……」
:マイルーム会話「[[ランスロット]]」。罪悪感により狂い果てた彼を憐れみ歌うのは、自分の「もしもの未来の姿」として重ね合わせているのもあるのだろうか…
;「おや、ランスロットではないですか?また共に禁断の恋について優雅に語り合いましょう。……?周囲の目が何やら」
: マイルーム会話「[[ランスロット〔セイバー〕]]」。内容が内容なので周りの空気が……。
;「おお、ガウェイン卿。再び同じ旗に集えるとは、まさに僥倖というもの。陽光の化身のような貴方と共にあるなら…恐れるものは、割と少ししかありません」
:マイルーム会話「[[ガウェイン]]」。共に戦える事は嬉しいようだが、<del>当の本人が一番恐いという</del>ちょっとだけ本音が見え隠れしているような気が……
;「モードレッド卿、相変わらずの凶暴さですね…。何にでも噛み付く様はまさに狼。いえ、狼はちょっとかっこよすぎますね…ガラガラ蛇、カミツキガメ……スッポン!そう!スッポンのようです!!────謝るので、クラレントを振り上げないでくれます?」
:マイルーム会話「[[モードレッド]]」。いつもの如く無自覚で余計な一言を言ってしまいキレられている。よりにもよって本人の目の前で爬虫類に喩える方も若干アレだが。
;「ガレス、貴方もここへ来たのですね。どうか、その手が汚れぬように祈りましょう……。今度こそ、我らが……んんっ──何やら変なことを言いました。忘れてください、私も忘れますので」
:マイルーム会話「[[ガレス]](自身の幕間「失うことから始まるもの」クリアで開放)」。
:第六特異点での彼女の苦悩の末の末路を「見ていた」のに、目を逸らし逃げてしまった彼からの小さな贖罪と祈りの言葉。
;「ベディヴィエール。忠義の騎士、銀腕の戦士、円卓の良心、円卓のツッコミ役……来ていただけて、本当に助かります。────いえ、後半はただの円卓ジョークですが」
:マイルーム会話「[[ベディヴィエール (Grand Order)|ベディヴィエール]]」。一番仲が良かった人に会えて嬉しいのは分かりますが、天然ボケ筆頭のあなたが良心だの突っ込みだのと言うことでは絶対ない気がします……
;「パーシヴァル卿。栄光ある円卓の騎士がまた一人加わった、という事ですね。────あと。それはそれとして、喧嘩売られているので買いますよ。この野郎」
: マイルーム会話「[[パーシヴァル]]」。向こうから「浮気は良くない」と直球で言われた事にグサリと来たのか、反転してさえ丁寧口調が崩れない彼から珍しく乱暴な言葉が飛び出ている。
;「はい?私の竪琴にあわせて歌いたい。と?なるほど。それは構いませんが、曲は何を?──『恋はドラクル』……ええ、弾きましょう。ただ。その前に──耳栓を用意してもいいでしょうか?」
:マイルーム会話「[[エリザベート=バートリー]]」。伴奏を頼まれて承諾するも、あの歌声は流石のトリスタンにも居た堪れないらしい。
本編
;「……自ら首を斬るとは……これでは、私も<ruby><rb>約定</rb><rt>やくじょう</rt></ruby>を守るしかありません。」
;「お見事。お見事です。───ですが。」
: 自らの命を犠牲にした煙酔のハサンに感嘆した直後、紡いだ言の刃は逃げ延びようとする難民たちを一人残らず無残に葬る……。
: 何故円卓の騎士の一員たる彼がこんな目を疑う所業を平然と行うのか……。
;「───嗚呼。それは、実に悲しい───」<br>「ふ……ふふ、ふふふふ!ははははははは!<br> いえ、失礼。あまりにも悲しい話でしたので、つい。」
;「貴方がたに、私の<ruby><rb>祝福</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を語ってはいませんでしたね。」
;「私に与えられた<ruby><rb>祝福</rb><rt>ギフト</rt></ruby>は‘‘反転’’。これは私が一切の迷いなく獣である為のものでしたが……<br> その特性は、あらゆるものを逆にするのです。ですので今の私には、<ruby><rb>毒だけは絶対に効かない</rb><rt>・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。貴方がたの決死の策は、まさに無駄骨と言えましょう。」
: トリスタンのギフト「反転」。
: あらゆるものが逆になる───彼は慈悲深く人情味がある人物であるからこそ、人格は完全に外道じみたものへと変貌し、毒は生前の死因であるからこそ、それによる害を通さない。
: サーヴァント共通の弱点である生前の死因を突いた攻撃で彼の首を狙ったハサン達の作戦はあっけなく破られたが……。
;「……腕がひとりでに!?いえ、これは……!?」
;「ぬぅううううう……!なぜ離れない───離れなさい!<br> つう、こんな、馬鹿な───私たちの<ruby><rb>霊基</rb><rt>からだ</rt></ruby>を、エサにしているのですか!?」
;「わた、私が、死ぬというのですか……!このような醜い怪物に食われて!?<br> いいえ、死ぬのは貴方も同じだ!この苦しみは同じものだ!ならば、なぜそこまで!貴方は<ruby><rb>祝福</rb><rt>ギフト</rt></ruby>で縛られてもいないというのに!」
: 呪腕のハサンの起死回生の一手───魔神の呪腕の制御を解き、共に腕に食わせるという捨て身の策。ハサンに捕まってそのまま右腕に喰い付かれてしまったトリスタンの<ruby><rb>霊基</rb><rt>からだ</rt></ruby>は魔神の糧と化していく。
;「右手を自由にしたのは、失策ですね……指一本あれば、フェイルノートは射れるのですよ……」
;「……さて。なんとか……山の翁を、切り離せは、しましたが───<br> ……私は、手遅れですか……もう半分、魔神に食べられています、からね……」
;「───しかし。怖ろしいまでの、執念……いえ、信仰、と言うべきか……異教徒など……本来、私には、どうでもよいのですが……技に生きた、などと言われては……<br> ……はは。その<ruby><rb>信仰</rb><rt>ものいい</rt></ruby>は、反則というものです……」
: まだ自由が利いていた右手で呪腕のハサンの腕を切り離したが、既にこの身は手遅れであった。そして……。
;「……窓に映っているのは、私、ですか……<br> かくして、悪逆の騎士は見るもおぞましい、怪物に成りはてる───」
;「……ふ。この地に来てから、悲しい事、ばかりでしたが。最期に、愉快なものを、見たようで───」
: 第1部第6章における最期。かつての後悔を払拭しようとするあまり、道から外れて悪鬼に堕ちたかなしみの子は、犯した非道に則した末路を迎える事に自嘲しながら魔神の腕に食われた。
;「私の事はイゾルデダイスキ……いえ違いますね……」
:Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」にて、主人公と共に名無しの森にある村へ運ばれた後、自身の名前を思い出そうとして。
:どうやら記憶を失ってもイゾルデの名は覚えていたようだが、結局は葉で出来た名札に書かれていた「トリストラム」という名前に落ち着いた。
;「いいえ。その上で、私は貴女を止めるのです、妖精騎士ガウェイン。」<br>「……かつて、弱きに走った私と戦っておきながら、なお私を“騎士”として信頼した者のために。」<br>「私は貴女がたの事情を知り得ず、また、貴女がたの正義に関心はありません。」<br>「私は私が愛する者のために命を使う。このように、誰よりも、冷酷に。」
:同上、妖精騎士ガウェインと相対した際の台詞。騎士として信用してくれた主人公たちを逃すために、彼は自ら犠牲になることを選ぶ。かの王への忠義のために、彼は妖弦を奏でる。
;「お覚悟を、異邦の騎士。我が渾身の空気撃ち、受けていただく!」
:同上。生前に培われたであろう自らの技術、技巧、信念、想い──それら全てを今この一撃に収縮し、文字通り捨て身の必殺となる一矢を報いらんとする。
幕間の物語
;「ランスロット卿も目を輝かすほどの[[紫式部|ドストライクなアンニュイ美女]]に、」<br>「 ”ちょっとだけ騒がしいですね。でもとても美しい音色……ポッ……”」<br>「などと……ふふ……これは今年の運勢は礼拝堂の窓より高いとみました……」
:[[武則天]]の幕間「女帝+」にて。武則天に講師を頼まれて地下図書館を訪れた際の台詞。まさかランスロットも知らぬところで好みを暴露されてるとは思うまい。
;「なんと……神をも恐れぬチャレンジ精神……トリスタン、聞かなかったことにします……。」
:[[アシュヴァッターマン]]の幕間「アフターレイジ」にて。[[ケイローン]]に虫はサバイバルの際は必食と言われた際の返答。
:怖くて目を閉じるレベルで虫が駄目という意外な一面が。
;「かくして~♪彼のマスターは♪」<br>「 ”特に何もしてないけど勝った”~という~♪伝説を築いたのです~♪」<br>「うらやま~~しい~~な~~。ポロロンポロロン♪」
:同上。アシュヴァッターマンを指南したのはケイローンであり、怒りとの付き合い方は自分自身で見つけた。
:マスター、同行しただけでほんとなにもしてない……。しかし、このトリスタンノリノリである。
イベント
;「……。……。<br> ……。……。<br> ……。……スヤァ。」
:「ハロウィン・カムバック!」にて。クレオパトラへの謁見が終わり、退出を命じられるランスロットとトリスタンだったが、'''直前まで会話していたにもかかわらず熟睡'''。当然叩き出され、(肉体が痛みで物理的に)悲しくなる。
:マテリアルでアルトリアから名指しで「起きているのだか寝ているのだか分からない」などと言及されていたが、まさかの実践と相成った。
;「ははっ、居眠り豚トリスタン。御前に。」
:「ハロウィン・カムバック!」にて。前述の行動のせいで「'''居眠り豚'''」と呼ばれるが、それに全く動じることもなく平然と受け答えするトリスタン。後に「[[ランスロット|ヒトヅマンスロット]]」呼ばわりされた方は大いに動じていたため、格の違い(?)が浮き彫りに。……ヒトヅマニアと呼ばれたときは若干ショックを受けたが。
:それにしても、[[ダビデ|竪琴を使う者は豚扱いされる]]法則でもあるのだろうか。
;「おお……<ruby><rb>我は空高く飛ぶ</rb><rt>I can fly</rt></ruby>……。」
:その後、いちいち横で彼女を称える言葉を紡ぐトリスタンが鬱陶しくなったのか「窓から飛び降りなさい」と命じられるが、そこでなんと躊躇いなく飛び降りる。自殺行為かと思いきや、なんと音の衝撃で空を飛んで滑空するという離れ業をやって見せた。
:第六特異点では反転状態で登場したため、本イベントが「ストーリーにおけるいつものトリスタンの本格的な初登場」と言えるのだが、やはり他の円卓の騎士に勝るとも劣らぬフリーダムな振る舞いである……
:なお、彼には「人妻と寝ようとしたらバレて処刑されかけ、最期に礼拝堂で祈りたいと嘘を言って一人で中に入り、窓から飛び出して滑空して脱出した」というエピソードがあるが、その時も同じ事をしたのであろうか。
;「このような地の底で、心を持たぬガラクタ相手に我が弦を振る舞うことになろうとは。」<br>「……ああ、私は本当に悲しい……これでは悠久の<ruby><rb>音</rb><rt>ね</rt></ruby>も<ruby><rb>地獄の鉄</rb><rt>デスメタル</rt></ruby>になろうというものです……」
: 「深海電脳楽土 SE.RA.PH」にて、主人公の危機に颯爽と現れたトリスタンによる嘆きの詩。
: 一見カッコイイのだが、[[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]]からは内心「いかにも前もって考えていた決め台詞」と厳しい評価をつけられてしまった。
;「この程度の高さ、私にとっては散歩のようなもの。命綱がなくとも、舞い降りるだけなら造作もなく。」<br>「……そう。尖塔を飛び降りて滑空するなど、円卓の騎士にとって日常茶飯事───フッ。」
:恒例の飛び降りネタ。円卓の騎士でこんなことができるのはトリスタンだけだろうが、変わった業の一つくらいなくては円卓の騎士にはなれないのかもしれない。
:なお「鳥ではないので舞い上がることはできません」とも言う。愛称はトリだけど……といったところか。
;『───それにしてもイゾルデに似ている。』
:トリスタンの台詞ではないが、トリスタンのメルトリリスへの内情を代弁した[[BB (Grand Order)|BB]]のセリフ。
:台詞の締めとしてBBによって何度も繰り返され、残念っぷりが強調された。本当にそう思ったかどうかは不明。
;「私は別に。ですが、そこの[[アイリスフィール〔天の衣〕|ご婦人]]も参加されるのでしたら素晴らしいかと。」<br>「コスプレとは比較対象があってこそ。『愛らしい』と『美しい』が<ruby><rb>両の目</rb><rt>まなこ</rt></ruby>に映ってこそ、」<br>「<ruby><rb>至福の時</rb><rt>ハイ・タイム</rt></ruby>は訪れる……私はそう思いますが……」<br>「はい……個人的に乗るしかないかと、このビックウェーブに。」
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル』「影と影と、影」にて、[[エドワード・ティーチ|黒髭]]と一緒に家族連れにコスプレを勧誘。
:これにはマシュも反省が必要、円卓の一員という自覚を持ってほしいと呆れた。
;「私の<ruby><rb>儀式</rb><rt>ライブ</rt></ruby>に来てくれてありがとう。さあ、遠慮なくお布施をください。」
:『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』にて、動物たちを相手に儀式を行っており、泉の中から精霊のごとく姿を現しお布施という名の投げ銭を求める「世界の破壊者」の姿。
:上記の「ルルハワの鶏」の姿の時点で大概であったが、それと同じポーズで何故か日本の海女っぽい衣装に変貌していた姿に多くのプレイヤーが絶句することとなった。
:このツッコミどころ満載の有様にランスロットは「トリスタンのやることに常識を求めてはいけない」と諦観し、マシュも嫌味としか思えないような賞賛の言葉をかけていた。
:なお対になる「[[オベロン|闇の精霊王]]」と異なり、どこが「世界の破壊者」なのかは最後まで明かされなかった。シリアスブレイカーという意味だろうか。
その他
;「ああ、私は悲しい……なぜベディヴィエール卿は私の隠し事を的確に見抜くのでしょう……?」
:[[概念礼装]]「ナイツ・オブ・マリーンズ」のテキスト内の台詞。プリドゥエンに勝手に私物を持ち込んだ事に関してベディヴィエールから船長室に出頭するようにと言われて。
:ベディヴィエールにばれた事に関しては互いに付き合いが長いので自ずと目星をつけているのだろうか。