第1.5部 Epic of Remnant
人理修復を果たした後の、大いなる戦いの前のその予兆とも言える4篇の断章。
新たに発見された4つの亜種特異点で語られる、第2部に繋がる『残骸の叙事詩』。<br>それぞれが一つの章に相当する大きな外伝の4部で構成されており、その4章それぞれにテーマソングが用意されている。
参加条件はすべてが第1部終章のクリア。必ず亜種特異点Ⅰからというわけではなく、順番は好きに選ぶことができる<ref group = "注">ただし亜種特異点Ⅱは時系列的にはっきりと亜種特異点Ⅰの後であり、さらにシナリオ中に重大なネタバレが入っているため、順番通りにプレイする方が無難である。</ref>。<br>また難易度も概ね一律とされており、後に公開された章では少なからず新たなギミックが登場するが、必ずしも前の章より高難易度とは限らない……とされていた。
コンセプトは第1部でも、そして第2部でも見られないであろう『''とびきりピーキーなFGO''』。<br>第1部における奈須氏の監修は『人理焼却』を主軸に全体を監修させているが、今回はそれぞれの作家の特色を生かしてもらうために監修は設定・キャラチェック程度に止めている。<br>なお、この4章のシナリオ担当は非公開となっている。
また「第1部」では全サーヴァントの真名が最初から明かされていたが、亜種特異点Ⅰ以降の追加サーヴァントはストーリーを進行させることで真名が判明する者が多い。<br>真名判明前のサーヴァントは、霊基一覧画面や編成画面など各種画面において真名が隠された状態で表示されるほか、宝具名も同様に、真名が判明するまでは正式な名称が隠された状態となる。
また、亜種特異点の実装以降のボスエネミーには段階制のHPゲージを持つ個体が登場する。これは固定付与されたガッツと異なり、1段階のHPを削りきってもそのターン内ではターゲット推移が起こらないなどといった仕様の差異点がある。
亜種特異点Ⅰ「[[悪性隔絶魔境 新宿]]」
: 副題:新宿幻霊事件<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1999
:キーワード:「虚構からの企て」「幻霊」「犯罪紳士」「裏切り者(ダブル・クロス)」「正義の味方(じゃあくなるもの)」「幻影魔人同盟」「月下の慟哭」「墜ちる星」「魔弾」「変幻自在の無頼漢」「人形の女帝」
:テーマソング:Lose Your Way
:歌:ROUND TABLE feat.Dan 作詞:宮川弾 作曲:北川勝利 編曲:acane madder、北川勝利
:'''完全犯罪計画、起動<br>──幻霊よ、背徳の街で踊り狂え'''
:2017年2月24日のアップデートにより追加された、外界と隔絶した監獄の街区と化した1999年の[[東京|新宿]]で展開される新たなシナリオ。
:歪んだ歴史を修復しようとする時に発生した膨大な取りこぼし。そのうち排斥された狂気が作り上げた脚本・忘れ去られた世紀末の神話は、かつてない規模の殺人事件が繰り広げられる亜種特異点として完成する。
:亜種特異点Ⅰのクエストでは、ストーリーのテーマとなる〔悪〕属性を持つサーヴァントに、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「悪の遍満」が付与される。
亜種特異点Ⅱ「[[伝承地底世界 アガルタ]]」
: 副題:アガルタの女<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.2000
:キーワード:「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」「黄金の密林」
:テーマソング:Indelible illusion
:歌:Yuriko Kaida 作詞:Yamachang 作曲・編曲:高慶 CO-K 卓史
:'''氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷<br>その地を支配するは、百花乱れる『女』たち──'''
:2017年6月29日のアップデートにより追加された、2000年代の中央アジアの地下に広がる巨大空間で繰り広げられる2番目のシナリオ。
:亜種特異点Ⅱのクエストでは、「女性」サーヴァント全員に加え、[[アストルフォ]]、[[エルキドゥ]]、[[シュヴァリエ・デオン]]に、クエストで得られる絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「女傑の威風」が付与される。
亜種並行世界「[[屍山血河舞台 下総国]]」
: 副題:英霊剣豪七番勝負<br>人理定礎値:不定<br>年代:寛永十六年
:キーワードは「夢想からの復讐」「英霊剣豪七騎」「無と無限」「美しき獣は嗤う」「剣禅一如」「狂瀾怒濤」「一切鏖殺」「埋め込まれた宿業」「天眼の剣士」「五芒星」「インフェルノ」「プルガトリオ」「エンピレオ」
:テーマソング:一刀繚乱
:歌:六花 作詞:毛蟹 作曲・編曲:西岡和哉
:'''悪鬼羅刹の七騎が嘲笑う<br>──見よ、血染めの月が太陽を食い尽くす'''
:2017年10月14日のアップデートにより追加された、寛永十六年の下総国で繰り広げられる3番目のシナリオ。
:本来は「亜種特異点Ⅲ」とされていたが、アバンタイトルを終えると「寛永十六年 亜種並行世界」に変化した。
:亜種並行世界のクエストでは、セイバー、アーチャー、ランサークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「真剣勝負」が付与される。
:また、メインクエストのボスバトルの殆どが、バトル開始時に特殊な演出が入る。これについて、蒼喬氏が筆文字デザインを担当している。同時にサポート枠に編成制限が付いたものとなっているが、これと敵の特殊状態が原因となり、第1.5部クエストの中では難易度が突出して高いものとなっている。
:実はこの世界は特異点ではないため、[[抑止力]]の干渉がなされ[[千子村正]]が召喚された。
:滅びずして消滅した剪定事象───ではなく、並行世界とも近いようで些か違う世界となっており、端的に表現するならば『[[異星の神|異なる星の神]]が、その異なる目で観測した異世界───<ruby><rb>特異点と似て非なる異界</rb><rt>・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>』といったところ。
亜種特異点Ⅳ「[[禁忌降臨庭園 セイレム]]」
: 副題:異端なるセイレム<br>人理定礎値:??<br>年代:A.D.1692<br>シナリオ担当:星空めてお<ref group = "出">[https://twitter.com/FateGO_USA/status/1664036533236641792 Chaldea Breakroom Vol. 17]</ref>
:キーワードは「迷信からの降臨」「魔女裁判」「逃れられぬ告発」「大いなる災厄」「最も異端なる魔女」「魔女狩り」「マサチューセッツ州セイレム」「西暦1692年」「七つの絞首刑」
:テーマソング:清廉なるHeretics
:歌:毛蟹 feat. DracoVirgo 作詞・作曲・編曲:毛蟹
:'''其は罪人なり 七つの縄の結び目なり<br>異端の地に贖罪を求むるは、悪魔の収穫なり'''
:2017年11月29日のアップデートにより追加された、アメリカ合衆国マサチューセッツ州セイレムで繰り広げられる4番目のシナリオ。
:亜種特異点Ⅳのクエストでは、キャスタークラスの全サーヴァントに、クエストで得られる自身の絆ポイントの獲得量がアップするボーナススキル「異端の烙印」が付与される。
:ステージギミックとして、多くのステージで味方サーヴァント全員のステータスレベルが半減する(敵のパラメータもそれに合わせた調整がされている)。
:また、これまでのメインシナリオと異なり、イベントクエストの半数と同様にストーリークエストが時限式で開放される形式をとった。
:加えてシナリオクリア後に一部フリークエストをクリアすることで、本編中では描かれなかった劇に関する番外編をプレイすることができる。