名台詞
;『正直な話、<RUBY><RB>私にもわからん</RB><RT>・・・・・・・</RT></RUBY>』
:『我が真名は──』という勿体ぶった引きからのオチに、珍しくフラットがつっこむ側に。とはいえ、バーサーカーにとっては至って真剣な悩みである。
;『君が優秀な魔術師なのか、途端に不安になってきたぞ』
:警官に化けて職務質問するふりをしたとき、フラットが魔術師らしく催眠暗示などを用いて切り抜けようとしなかった理由を問いただして。時計塔では教授宛の荷物ですら当たり前のように透視魔術を使って中身を覗いたりするような失礼さを見せるフラットだが、一般人相手にはまず話し合いで分かってもらおうという姿勢でいるあたり、全くもって魔術師らしくない。
;『私は伝承に過ぎず、真実ではない。<br> だが、自分が何者かもわからぬまま、ただ人々の紡ぎ出す物語や考察で自分の形を変容させていくというのは、とてもとても恐ろしいことなのだ。<br> 肉を持ち、名を持ち、過去を持つ君には理解できないことかもしれないが』
:自らの願いの切実さを、神妙な声色で語るバーサーカー。
:確かに、それなりの根拠がある推理ならまだしも、後世の人々が好き勝手に想像したフィクションまでもが自分の要素としてどんどん追加されてくるのは自分を理解する上でそこまで気分の良いものではないのだろう。なにせ、今は下手をすると…。
;『……君はよく、空気が読めないとか言われることはないか?』
:自分のオリジンを知り、できればその真実に従いたいという本人的には痛切な願いを「それこそ、自分がないみたい」とばっさり片付けられ、そのあまりのエアブレイカーぶりに愕然とする。
;『さて、マスターよ、まずはどう動く?<br> 私の能力があれば、あらゆるところに侵入し、敵のマスターを直接潰すことも可能であろう!<br> 私は貴方の指示通り動かせてもらうつもりだが?』
:「英雄たちほどの力も、人間としての倫理観も望めない自分みたいなサーヴァントをよく呼び出す気になったな」と自虐混じりの皮肉を言ったらベタ褒めで返されてちょっぴり前向きになったバーサーカー。気合を入れて自分のセールスポイントをアピールするが、まさかこの後腕時計に変身させられる事になるとはこの時は想像もつかなかっただろう。
:それはともかくとして、普通の感性なら[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|別世界のルーマニアで派手に大暴れしているロリっ子]]とクラスを交換すべきだった…とも言いたくなるが、このサーヴァントはあくまで「狂気の象徴」への狂化が起こした奇跡の存在である(=クラスが変わると在り方も強制的に大きく変わる)ことに留意されたし。
;「まあ、英国紳士は時間に正確なのだ、という事にしておこう。私の正体が紳士であればの話だがね」
:フラットの提案で彼の腕時計となっている現状、本物の時計と比べて時間が全然ずれてないと褒められて。このあと、全く悪気のないツッコミでグサッと心を抉られる。
;「君は……人を殺した時にも同じ事を言いそうで怖いな」
:「使い魔へのハッキングがもしバレたら誠心誠意謝って許して貰うつもりだった」とあまりにも呑気で大胆すぎる事を言いながら無邪気に笑うフラットに、どこか少しうすら寒いものを覚えてのコメント。完全な正解ではないものの、フラットというマスターの本質を突いたツッコミであり、常識的な人格と殺人鬼としての矜持を併せ持つジャックが言うからこそ、余計に説得力がある。
;「やっぱり何度やってもこうなる。この子だと、なんだか安心するの。でも、なんだか色々解体したくなっちゃうから、まずいと思う」
:ツークツワンクら、捕縛した魔術師たちの警戒心を和らげようと無害な少女の姿を取ろうとするが、どうしても[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|水着のような露出度の高い恰好をした女の子]]になってしまう。
: 明確なモデルとなる個人や有力な正体説のひとつに変身すると口調や嗜好・考え方なども影響を受けるようで、とにかく色々な意味で非常にまずい。
;「いや……確かに彼らとは殺し合う運命……寧ろ既に過去に幾度も殺してきたかのような感覚もあるが、恐らくは異なる位相の世界での話か、世界の揺らぎの一種だろう。<br> 私はマスターに従うまでだが、殺さない理由も無いのではないかね?」
:捕まった魔術師たちと「ジャック・ザ・リッパー」との間にある因縁は[[Fate/Apocrypha|別の並行世界]]を参照のこと。
:穏やかに物騒なことを言っているが、この後フラットから返ってきたコメントの方がとにかく常軌を逸していた。
;「攻撃態勢を解いてください、オーランド・リーヴ警察署長」<br>「この警察署内の人口は、<RUBY><RB>もはや四割が私です</RB><RT>・・・・・・・・・</RT></RUBY>」
:署長秘書のヴェラ・レヴィットに変身したもののICチップをコピーしきれなかったために見抜かれ、刀を突き付けられるが、その間にも署長やヴェラに変身した分身を署内のいたるところに出現させてクラン・カラティンの出動を封じ、実質的な制圧状態に置く。
;『まったく、前にも言ったが、あれ以上話していたら……本当に丸め込まれそうだった。彼は人の姿をした夢魔か何かかもしれんな』
:エルメロイⅡ世と電話を通して対話した折、彼の誠意ある、そして非常に魅力的な言葉に大きく心を動かされたことを思い出し苦笑する。