Fate/Grand Order
戦闘
; 「りょーかいりょーかいっ、と……。『<ruby><rb>不毀の極槍</rb><rt>ドゥリンダナ</rt></ruby>』行くぞ!!」
: 宝具選択時。やる気のないへらへらした口調から一瞬の沈黙の後、突如鬼気迫るドスの聞いた口調になるのでぎょっとしたマスターも多いのでは?
; 「標的確認、方位角固定…… 『<ruby><rb>不毀の極槍</rb><rt>ドゥリンダナ</rt></ruby>』! 吹き飛びなぁ!!」
; 「<ruby><rb>毀れず</rb><rt>こわれず</rt></ruby>、<ruby><rb>屈せず</rb><rt>おれず</rt></ruby>、<ruby><rb>歪まず</rb><rt>まがらず</rt></ruby>、我が槍は全てを射抜く! 蹴散らせ! 『<ruby><rb>不毀の極槍</rb><rt>ドゥリンダナ</rt></ruby>』!!」
: 宝具使用時の台詞。決して疵付く事のない不毀の槍を全力投擲し、立ち塞がる万象一切を穿ち貫く。
: 演出も相まってどことなく近代兵器めいており、ファンからは「ミサイル」などと揶揄されたりもする。<del>まぁ、出自のギリシャの神々は後にミサイルどころか[[アルテミス〔異聞帯〕|衛星軌道砲]]を使ってきたのだが。</del>
: モーション変更後は片腕(義手?)からジェット噴射しつつ、[[シグルド]]の様に剣を打ち込む技等、より近代兵器……どころか未来兵器じみた動きをするように。
マイルーム
;「いよ! オジサンはランサー、真名をヘクトール。聞いたことある? ない? ま、よろしくな」
:召喚時の台詞。気楽なノリの挨拶。
; 「アキレウスゥ?いやぁ~、二度と戦いたくないなぁアイツとは…。ま、向こうもそう思ってるだろうけどさ」
: マイルーム会話「絆Lv2」。生前の最大のライバル、アキレウスについて。
: 前半の口調は本当に嫌そうな調子だが、最後にはいかにもヘクトールらしい、不敵な口調で語る。
; 「マスターはオジサンにとってのトロイアだ。全力で愛し、守ってみせるぜ」
: マイルーム台詞「絆Lv5」。主人公も[[ロムルス|ローマになったり]]トロイアになったり忙しい。
: だが、最期の最期まで祖国の為に死力を尽くして戦った彼から、彼の愛した祖国と同一だと言われることは彼からの最大の賛辞であると言えるだろう。
;「やぁ~アキレウス君、奇遇だねぇ!そうかそうか、君も来ていたのかぁ!じゃあ、あとオジサン全部君に任せて帰って湿布貼って寝るから、よろしくー!」
: マイルーム会話「[[アキレウス]]」。文字通り'''丸投げしてそそくさと逃げ出した'''。とはいえ、明らかにわざとらしい早口なあたりは煽り文句も兼ねているのだろうか。
;「パリスか。お前さん、マスターに迷惑かけてないだろうな?子供の状態で召喚されたからって甘えは許さんぞ。わかったな?わかってんなら良し!」
:マイルーム会話「[[パリス]]」。馴染みのない子供姿であっても、兄として厳しく接する。
;「あぁ、あんたか。トロイアでは迷惑かけたね、どうも。……で、ここに石ころがあるんだが、あいつが来たら一緒にぶつけねぇか?」
: マイルーム会話「[[ペンテシレイア]]」。当人の知らない所で間接的な嫌がらせをけしかけている。<del>大人気ないぞオジサン</del>。
; 「例の神殿以来だなあ、イアソンの旦那。『働きたくない』? ははは、しょうがねえなあ。よーし、背中を槍で突っついてやろう」
: マイルーム会話「[[イアソン]]」。第2部第5章アトランティスクリア後に追加される。
: ヘクトールは自身の幕間「トロージャン・ガーディアン」の内容から特異点での出来事を知っていたかのような様子だったが、今回は異聞帯の出来事への言及となる。
: カルデアの記録を見てそれらを知ったと思われるが、詳細は不明。
本編
; 「ひーふーみーよー、慕われてるねぇそっちの船長は。<br> だが まぁ、手合わせしてみてわかったけど、<br> アンタら全員、俺より遅いな」
: コミカライズ版『-turas rèalta-』の第三特異点にて、黒髭を裏切った彼に味方の全員が攻撃を仕掛けた際の反応。
: 大ピンチの筈なのだが、余裕の態度なのは大英雄ゆえか。そして、「自分より遅い奴になんか負ける気がない」という反応なのは[[アキレウス]]との戦闘経験ゆえか。
: 本人の敏捷ステータスがサーヴァント全体でも数えるほどしかいないAランクだけに、張り合いたければアキレウスを連れてこいという意味にも聞こえる。
; 「所詮は仕えるマスターも選べなかった、戦争屋の人殺しさ。<br> んじゃあまあ根気比べだ。オジサンも防衛戦にはちょっとばかり自信があってね。」
; 「なんで───総戦力でかかってきな、ガキ。<br> 年期の違いを教えてやるよ。」
: 第三特異点の最終決戦。
: カルデア所属の主人公たちに敵対する立場であることを匂わせる台詞のあと、ヘラヘラ笑いながら前半を語り……。
: 其処から一転、鋭く真剣な表情と化して後半の台詞を吐く。その気迫は、流石に一国の総大将であり、かつ最強の戦士に恥じないもの。
: ちなみに、此処での戦闘は文字通りの激戦となる。
: NPCの選択肢は5体と多いが、うち4体は[[エウリュアレ (Grand Order)|ランサーに]][[オリオン|相性]][[ダビデ|不利な]][[アタランテ|アーチャー]]であるため、必然的に[[フランシス・ドレイク|最後の一人]]のみが候補となる。
: 更にスタンとNP減少を複合でかけてくるスキル「友誼の証明」を'''連発'''してくるため、行動と宝具の発動を妨害され、NPゲージが溜まった段階で全体宝具「不毀の極槍」を飛ばしてくるため碌にダメージを与えられないまま壊滅することも。
: その<del>ウザ</del>強さによって多くのユーザーに印象を与えた。
幕間の物語
; 「国破れてなんとやらさ。それこそ東方の言葉だったかねぇ。<br> たとえ国が消えようとも人は残るし、海や川だって残る。<br> 想いだってそうさ。戦争に負けてしまっても、何もかもが消える訳じゃない。<br> トロイアは派手に負けて滅亡したが、ほらこの通り。<br> オジサンの子孫であるところの嬢ちゃんたちは、こんなにも立派に育ってくれた。<br> ホッとするねぇ。血が、想いが、後世に残ったってのはさ。<br> いや。むしろここは、戦争のひとつやふたつで消えてたまるか、かな?」
: [[ブラダマンテ]]の幕間の物語「拝啓、御先祖様!」にて、彼女がブリテン王国崩壊によりトロイア系譜の王国が消えてしまったことを悲しむ台詞に対しての返答。
: 祖国は滅びてしまっても、自分の血と想いは次世代にしっかりと受け継がれていたことは、ヘクトールにとって何よりも喜ばしい事実なのだろう。
;「大敵?そうかい?そりゃあ大昔、しかも二人とも生きていた頃の話じゃないのかな?<br> 今や二人じゃなく、二騎。<br> 同じマスターを戴く<ruby><rb>人理の影法師</rb><rt>サーヴァント</rt></ruby>同士だろう。<br> 不要な<ruby><rb>諍</rb><rt>いさか</rt></ruby>いを、終わった戦いを、わざわざカルデアに持ち込んじゃいないかね?」
: 同上。ブラダマンテとマンドリカルドの間にある確執に対し諌めるかのような台詞。
: 彼自身も[[アキレウス|因縁]][[パリス|深い]][[ペンテシレイア|相手]]が多いゆえの返答なのだろう。
イベント
; 「俺にとってのトロイアは、俺が死ぬまでですよ。」
; 「俺が死んだ後、トロイアが滅んだのは残念ですがね。国ってのは遅かれ早かれ変わるもの、滅びるもの。<br> その時までは精一杯愛してやりますが、死んだ後にどう変遷するかまでは面倒見てやれねえ。」
; 「そういうのは、その時代に生きている人間が守るべき、戦うべきもんです。一抹の寂しさはありますが、いつまでも未練にしがみつく方がタチが悪い。」
: 自身のバレンタインシナリオにて、トロイアが滅びるきっかけとなった[[オデュッセウス|トロイの木馬]]について聞かれて。
: 祖国の滅亡について思うところがないわけではなさそうだが、なんだかんだで割り切っているらしい。
; 「よりによってこんなアホな作戦に何で引っかかるんだよ<br> パリスおめーも死ぬ気で止めろや!!」
: '''それはそれとして'''、[[オデュッセウス|どう考えても怪しすぎる罠]]にあっさり引っかかった弟や仲間達に対する魂のツッコミ。<del>そりゃああんなカッコイイメカメカしいもの見せられたら、ね……。</del>
: 敵の策略はともかく、味方の大ポカについてはさすがに完全には割り切れていないらしい。
: なお、史実上では "怪しい"と訴えた者もいたが、神々<del>に黙らされた</del>のバックアップもあって信じ込まされた為、完全に引っかかっていたわけではない。
;「ん?そういやエミヤ・オルタが敵についたのって、<br> もしかしてあの大福の効果ってこと?」
:『カルデア重工物語』にて、売れ残りの維新まんじゅうをつまみながらの一言。
:ここで言及されている「大福」とは特異点の住民を洗脳するため[[吉田松陰]]が売りさばいていた、食べた者を特定の人物に心酔させる効果がある「松蔭ダイフク」の事。
:だが、エミヤ・オルタは英霊としての特性上'''味覚が存在しないため、甘い物はおろか食物を自ら進んで口にする事はない'''。そしてこの事実は、彼の幕間及びバレンタインシナリオで既に明かされていた情報でもあり、当然マスターたる主人公も把握済みである。
: つまりここから考えると、ヘクトールは主人公に「エミヤ・オルタが何か別の目的と真意があって敵側に居る」と遠回しに伝えようとしていた…と見解する事も出来る。勿論全ては想像でしかなく、そういった含みがあって口に出したのかどうかは彼のみぞ知る事だが。