過去
;変わり者のおじいさん
:他人の幸福を望み、そのためなら自身が嘘つき呼ばわりされてもかまわないという優しい人間。結果的に変わり者呼ばわりされ、村では半ば孤立して暮らしていた。
:人里で捕まってしまった紅閻魔を助けた時も、紅閻魔を開放させるために自身の蓄えをポンと差し出しておきながら、お礼として受け取った小さな葛籠からあふれ出る幸せは村人に全て分け与え、閻魔亭での出来事も閻魔亭に迷惑が及ばないように肝心な部分を隠した上でホラ話として村人を楽しませるために語って聞かせ、自身は相変わらず「変わり者」扱いのままで最後まで暮らした。
:そんな生き方に紅閻魔は「おじいさん自身が幸せになれなければ意味がないのではないか」と一度疑問を呈したが、おじいさんはただ笑うだけで変わらなかった。
:彼の存在は紅閻魔の在り方の根底を成しており、紅閻魔は彼に対する恩義を忘れる事は永遠に無いだろう。
;奪衣婆
:死後、賽の河原で下働きをする事になってからの養母兼上司。ドケチ。
:奪衣婆とは、三途の川を渡りに来た死者の衣服を剥ぎ取り、三途の川の渡し賃を徴収する役目の存在。閻魔大王の妻でもある。
:身寄りのない紅閻魔を養女にすると言っていたが、その本心は「雇った部下だと賃金を払わなければならないが、自分の娘なら払う必要が無いだろう」といものであって紅閻魔に情があった訳でも何でもないので、養女にするとは単なる口約束に過ぎず、体のいい奴隷として扱っていた。
:それを見かねた閻魔大王が正式な養女にしたわけだが、上記の通り奪衣婆は元々閻魔大王の妻なので、口約束を閻魔大王が強引に実現させただけとも言える。
;お夕
:かつて閻魔亭に逗留していた客。
:腕のいい機織り職人で依頼も受けてくれていたが、ある日突然「月の光が呼んでいる」と言い出して荷物もそのままにどこかに行ってしまったらしい。
:「雀の誰かが機織り風景でも覗いてしまったのか」と言っていたので、元ネタは「鶴の恩返し」だろうか。
:明言されていないが、彼女が『[[Fate/Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM]]』で謎のメールを出した招待者「[[ミス・クレーン]]」であることが示唆されている。
;滝夜叉姫
:『Grand Order』には登場していないが、彼女も上述の日本系サーヴァントと同様に英霊の座でヘルズキッチンで扱かれた教え子の一人らしい。
;天宇受賣命
:『Grand Order』には登場していないが、教え子の一人にしてヘルズキッチンの卒業生。通称「ウズメちゃん」。
:ちなみに彼女もヘルズキッチンとは別にお料理教室を開いているらしく、玉藻の前に和食を仕込んだのも彼女である。