メモ
*作中の台詞や設定描写から、彼女と関連する[[クトゥルフ神話]]の神格は、神話名の起源である『クトゥルフ』そのものであると推測できる。
**また、『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル~ノーチラス浮上せよ~』を参照にするなら、「葛飾北斎」をクトゥルフ自身、「葛飾応為」をクトゥルフの娘であるクティーラに準えている節もある。
*北斎は生前は妙見菩薩を信仰しており、宝具ボイスにあるのは妙見菩薩の真言である。
**余談だがクトゥルフ神話では妙見菩薩は邪神『ハスター』と同一視されることが多い。ハスターはクトゥルフと非常に仲が悪く、北斎がクトゥルフに飲まれなかった理由の一つと見ているプレイヤーもいる。
*新春2018年1月1日に、[[宮本武蔵|またもや]]事前予告無しで実装。元旦に日本鯖を実装するのは初夢の縁起物である'''「一富士二鷹三茄子」'''に因んだものと考えられる。
*しかもまさかの2人目の[[フォーリナー]]クラスであり、またやりやがったな型月!と多くのプレイヤーが驚いた。……が、'''葛飾北斎をクトゥルフと関連付けたのはTYPE-MOONが初めてというわけではない。'''
**北斎の名画に浮世絵風の邪神を足したパロディイラストが既に存在していたり、某漫画では女体化してショゴスと戦っていたりする。
*憑依自体もFGOが最初ではなく「磯部磯兵衛物語」が最初である。<del>しかし実在すんのか実在しないのかわからん孫に憑依して春画書くあたり大概である。</del>
**というか彼の作品の中には「マジで外宇宙とか異界とか繋がっちゃいけない場所覗いちゃったり?」と言いたくなるようなものも存在しており、コズミックホラーたるクトゥルフと絡めるのは必ずしも<del>いつもの型月</del>荒唐無稽なこじつけとは言い難いのが一周して葛飾北斎という画工の天才性とキテレツぶりを物語っているといえる。<del>まぁ、色々言ったところでぶっちゃけ「蛸と海女」なんか描いたせいだろうけどね!</del>
***晩年の作品「怒涛図」はその代表であり、宇宙を描いたとも天界を描いたともいわれる。
*生前、戦闘や殺人の逸話を持たない所謂「文化人系」のプレイアブルサーヴァントとしては、何気に初となる日本出身者。
*別の意味で有名なのが春画「蛸と海女」。つまるところ<del>全ての元凶たる</del>200年前の天才が手がけたセリフ付きエロ絵(しかも触手モノ)。'''一応R-18なので詳細はここでは差し控える。何も言うまい。'''
**描かれている台詞も北斎自身が考えたもの。なんだかんだ言って200年前の絵なので真顔で見れなくもない絵本体と違って完全にアウトである。なお、R-18時の裏名義は「鉄棒ぬらぬら」「紫色雁高」など。<del>'''繰り返して言うが、何も言うまい。'''</del>
**ただし北斎に限らず'''当時の高名な画工の多くが春画を描いていた'''ことは明記しておく。更に言えば、当時の浮世絵は規制によって画工の技術をフルに発揮できない状況にあり、春画に至っては違法であった。言い換えれば'''どうせ違法なんだから規制なんか気にしなくていいよね!と春画には当時の最高技術がフルに使われている'''場合もあり、一流の画工の描いた春画の文化的価値は紛れもなく本物である。<br>応為本人も黒髭やキアラから春画の依頼をこなしているあたり、仕事を選んでない模様。
**なお、最終再臨時の姿はモロに'''蛸女'''になっており、スカート(?)の裏側には蛸の吸盤が並んでいる。
*北斎はしばしば応為のことを「アゴ」と呼ぶ。ゲーム中ではそうは見えないが、これは応為が顎の突き出た顔をしていたため。また「応為」という画号は娘を呼ぶ時に「おーいおーい」と言っていたのをそのまま号にした説、または逆に応為の方が北斎をこうして呼んでいた事がきっかけという説がある。また「お栄」とも呼ぶがこれは応為の本名。
**対して応為も北斎を「鉄蔵」と本名で呼び捨てにすることがある。
*生涯で'''93回'''も引っ越した「引っ越し魔」だが、その理由は'''部屋の掃除や後片付けが全く出来なかった'''からだったりする。
**酷い時には'''1日で3回'''も引っ越したとのことで、引っ越した後でゴミの山を片付ける羽目になった家主達はさぞ泣かされたことだろう。
**晩年は娘の応為と同居していたが、彼女も家事全般は全く出来ず、嫁ぎ先から三行半を突き付けられて追い出された前科がある。なお、嫁ぎ先は南沢等明(堤等明)という絵師で、家事が手付かず以外に彼の絵に対し痛烈なダメ出しをしたのも追い出された要因の一つらしい。<br>『Grand Order』でも家事周りは改善せず、彼女の部屋に訪れた主人公からは「畳が見えぬ程の散らかりよう」と感想を述べた。なお、生前同様に散らかすだけ散らかして作業に支障が出るようになったらマイルームを替えるライフスタイルを続けているとのこと。
**しかし、そんな不摂生な生活を送りながらも北斎は90歳近く、応為は晩年の動向がはっきりしていないが70歳近くまで生きたとされており、当時の平均寿命からすればかなり長命である。
**この時期の二人については杉浦日向子のコミック「百日紅」に詳しい。
*自身の作品に多くの技法を取り入れているが、とりわけ動きの瞬間を切り取る表現は当時の西洋画にもほとんど無い技法で、多くの西洋画家に強い影響を与えた。
**影響を受けた画家には、ゴッホやゴーギャン、ピカソなどの印象派やキュビズム派の巨匠達が含まれており、フランスのアンリ・リヴィエールに至っては独学で浮世絵を学んで'''「エッフェル塔三十六景」'''という作品まで残している。
*応為は父と比べると流石に知名度が低いが、美人画においては父をも凌ぐと言われた一流の絵師であり、北斎をして「美人画に関しては自分では敵わない」とまで評する程。ちなみに応為単独で手掛けたとされる作品は10点ほど現存しているが、晩年の北斎の作品はいくつかが彼女との共同制作であるという説もある。
*童顔のためか登場当初はロリキャラと言われることがあったが、作中では一貫して「若い女性」で少女と扱われる場面は無い。また彼女の身長162センチは江戸時代の基準(男性は150センチ後半、女性は140センチ弱くらい)からするとかなりの大女である。
**ちなみに史実での北斎の身長は180センチはあったとの事で、当時の平均を遥かに上回る大男だったそうな。
*声を担当しているゆかな氏は渡された台本を読んで、葛飾北斎(葛飾応為)の演技作りのためにスタッフに内緒で江戸弁を習っているらしい<ref group = "出">[https://ameblo.jp/from-yukana/entry-12507229553.html ゆかなオフィシャルブログ From-yukana Powered by Ameba 2019-08-16 03:17:51]</ref>。