Fate/Grand Order
戦闘
;「頭が悪いのか、それとも性根が悪いのか」<br>「無能共が、雁首そろえて」
:戦闘開始時の台詞。敵への台詞とは言え、[[エミヤ]]とは思えない酷い言いようである。
マイルーム
;「オレは反英霊のカテゴリーだ。元からその気はあったが、オレは妙な女に誑かされてなぁ 気が付けばこの通り、中身が腐り出していた」
:マイルーム会話「絆Lv1」。彼が魔道に堕ちたのは、1人の女が原因と言われているが……。
;「オレにはもう何もない…いや、もうすぐ何もないが正しいのか。<br> かつての理想も思想も溶けていっている。残るものは人殺しが得意という事実だけだろう」
:マイルーム会話「絆Lv3」。かつての理想も思想も溶けた黒いアーチャーは、最早人殺しが得意とする事実しか残されていなかった。
;「…何か話しかけていたのか、マスター。悪いな、最近は目眩が多い…つい5分前の事さえ遠い夢のようだ」
:マイルーム会話「絆Lv4」。自我も記憶も少しずつ削られ、ついには数分前のことさえも忘却してしまう。1人の女と関わったがゆえに、彼の人生はここまで狂ってしまったのか…。否、関わらなくともいずれ彼はああなったのか…。
;「出番か?よし、行こうかマスター。わかってる。弱きを助け、強きを挫くいつものあれだろう?<br> いいじゃないか、正義の味方。───なんでか、妙に泣きたくなる」
:マイルーム会話「絆Lv5」。「正義の味方」に憧れ、それを目指した男。その果てに何もかも喪失したとしても、なぜ自分が涙を流しているのかが分からなくとも、その喋り方は[[衛宮士郎|理想に憧れたかつての己]]そのものであった。
;「よくやってくれたな、マスター。俺を語る中身は全てなくなった。正真正銘、オレは無銘の英霊になったわけだ」
:霊基再臨「第四段階」。黒いアーチャーは「己を語る中身」は全て無くなり、「銘も無い」英霊になったと自称した。
イベント
;一人も、例外なく、生かしてはおけない<br>二度と、同じケースを起こさせない<br >あらゆる悪の痕跡を消す<br >後に続く悲劇の可能性を潰す<br>オレはそうやって生まれたものだ<br>その為に、その為に───
:「深層電脳楽土SE.RA.PH」にて、セラフィックスの生き残り2人を処分した後の独白。生前、人類悪に至る可能性を秘めた女を討つ為に無辜の人々に手をかけてしまった彼の苦悩がうかがえる。
:そして、始末したはずの可能性はその直後、現実となって彼を襲い<ruby><rb>名も無き死体</rb><rt>ロストマン</rt></ruby>に変えてしまうのだった。
;「いや。<ruby><rb>今度こそ</rb><rt>・・・・</rt></ruby>次はない。このクレバスが貴様の墓場だ、ビーストⅢ。」
:同上。メルトリリスの特攻にも屈せず、逆に彼女を取り込もうとするキアラに向かって突如鳴り響く銃声。そこには満身創痍の身ながら悪を阻止せんとする不屈の姿があった。
;「いまさら言われるまでもない。反面、おまえは面白いな。<br> 悪党の死に様ほど見応えのある見世物もない。そのままゆっくり、相応の末路を晒してくれ。」<br>「───悪くない。最高の断末魔だ、殺生院。」
:同上。キアラの「死に体の分際でこの最高の逆転劇に水を差すなんて、なんてつまらない男」という言葉に対して。自分が嘲笑われたからではない。自身を排斥した人々…'''自分が真に護りたかったもの'''を嘲られたからこそ彼は立ちあがった。
:───生前届かなかった<ruby><rb>銃弾</rb><rt>正義</rt></ruby>が今度こそ届いた事を確信した黒いアーチャーは満足気に最期を迎えた。
;「だが……日記に付ける項目としては、この日だけの特殊事項なのは間違いない。<br> しかし、大の男が日記とはとても公言できないな。<br> 昨日の事すら不確かな男の、その一日を書き留めただけのものだが───さて。<br> いつか、意味不明な項目を見返した時、苦笑いする程度の重みにはなったよ、マスター。」
:彼のバレンタインシナリオより。主人公からチョコを与えられたものの、既に味覚の残ってない彼にとって味もせず、サーヴァントであるために栄養にもならないとして「レーションのほうがマシだ」と零す。
:しかし、バレンタインデーが特別な日だということを日記に書き留めようとするが、それは、昨日の出来事すら覚えていないことを意味していたのだ。
その他
;「───上りたくなったらいつでも言え。遠慮も呵責もなく、引っ張り上げてやる。<br> 白鳥のような優雅さはなくとも、その無様な必死さは何よりも人間らしいものだ。そうだろう?」
:彼の[[概念礼装|お返し礼装]]『セーブ・ワイヤー』のテキストフレーバー。
:虚数事象として処理されたセラフィックスの出来事に触れていることを伺わせる一文となっている。
;「2周年ね。ではオレは裏手に回ろう。バカどもが騒ぐのは目に見えているからな。なに、これも仕事だ。いつも通りの話だよ」
:『Fate/Grand Order 2nd Anniversary ALBUM』の英霊正装より。
:[[エミヤ|赤い弓兵]]と同じように、彼も給仕に回るのだろうか。……あるいは、スーツ姿であることを考えると、『深海電脳楽土SE.RA.PH』の漫画版で描かれた生前の「正装」で「いつもの仕事」をするのかもしれない。
;「…………あんたと、その息子を、オレは──────」
:『FGO material Ⅴ』で記述されたジャガーマンに対するコメント。
:これは彼が元いた世界の[[藤村大河]]は誰かと結婚して息子を設けた事が分かるが、文面から察するに彼女とその息子を守れなかった事、ひいては(何かしらの理由で)2人を'''自ら手にかけてしまった'''のではないかと推測される。
:そして、『深海電脳楽土SE.RA.PH』の漫画版にてその痛ましい経緯が描かれる事に……