Fate/Grand Order
本編
;「それともいっそ遠慮会釈なく妲己と呼んでやろうか? 女狐よ。」
:Lostbelt No.3『人智統合真国 シン』にて。毎度コヤンスカヤをコミンスキャー、タユンスカポン等と言い間違え、「わざとやっているだろう」とコヤンスカヤに問い詰められた時の返答。始皇帝の慧眼と底知れなさを感じさせる一幕。この後コヤンスカヤは[[李書文〔アサシン〕|衛士長]]に昏倒させられ捕えられる事となる。
:実のところ「妲己」も本当は間違いだったのだが、後にホームズがコヤンスカヤの正体を正しく言い当ててしまった時にどうなったかを考えたら、始皇帝はそこまで察してわざと「限りなく正解に違いが確実に間違っている」ギリギリを攻めるチキンレースでコヤンスカヤを手玉にとっていたのかも知れない。
;「うん、始皇帝なのだ。」
:自分が何者なのか心得ているのかと主人公に問い、「始皇帝ですね」と返した際の反応。それまでにも言動の端々に現れていたが2000年以上世界に君臨する統治者にしては割とフランクな始皇帝。
;「違うな荊軻。其方の英霊たる本分は、仕損じてなお最後に笑って果てる、その飄然にあると知れ。」
:荊軻との問答の果て、彼女を殺害した後の一言。自身に二度も死の恐怖を与えながらも、彼女のその在り方に心からの敬意を表す。彼女と交わした問答によって生まれた始皇帝の心境の変化が後の闘いに大きな影響を及ぼす事となる。
;「安息にして万全の終着か、破滅と隣り合わせの成長の可能性か。<br> 編纂事象の地球に居座るうえで、どちらの『人』がより相応しいか……もはや問答による判定は不毛だ。<br> よって殴る。殴って決める。殴り返すことも特別に赦す。<br> そして最後まで立っていた方に未来の希望を託すものとする!」
:真人躯体としてカルデアの前に現れた始皇帝による宣言。その余りにも潔い裁定法に陳宮も「天下はこう競われるべき」と肯定し、主人公もそれまでの悲壮感ある異聞帯の戦いとは違い、「憎むのではなく示すための戦い」として挑戦に応じる。こうして絶対者たる真人と民たる人との決戦が始まるのだった。
マイルーム
;「朕と其方とはいずれ覇を競うことになるのだが、『その有様を他ならぬ朕が傍らから見守る』というのはなかなか面白そうな趣向だな。<br> その時は是非、特等席で観戦させよ。今の朕の記憶と同じ結末に至るのかどうか……フフフフフフ……楽しみだ!」
:マイルーム会話「絆Lv1(Lostbelt No.3クリア前)」。
:早い話がLostbelt No.3クリア前に始皇帝を召喚してしまい「始皇帝がいる状態で中国異聞帯に乗り込んで始皇帝を倒しに行く」というFGO特有のタイムパラドックスを抱える事になったプレイヤーへの、かなりダイレクトなメタ発言である。
:中国異聞帯での記憶を全て持っている始皇帝は、この先主人公が中国異聞帯にて自分と同一の存在と戦う事やその結末まで全て知っている。こっちの始皇帝は楽しむ気マンマンのようだが、あっちの始皇帝が見たらどう思うだろうか。
:なおこれはゲームの都合というだけではなく、Fate世界の根幹設定として「英霊の座は時間軸などを超越したところに存在する」ため、その時代から見て未来にしか存在しない英霊が召喚される事は十分にあり得る(『[[Fate/stay night]]』における[[エミヤ]]など)。
:余談だがLostbelt No.3の最終戦ではNPCの始皇帝が助太刀をしてくれる場面がある。よってフレンドに頼らずとも「朕朕状態で[[空想樹|そびえ立つ巨大な棒]]に立ち向かう」という、字面だけ見るととんでもない状況を作る事ができる。
;「いやまあ何だ、ああは言ったが其方の道行きも気がかりでな。やはり傍らにて見守ることとした。<br> 体裁としてはサーヴァントという形で構わぬ故、有難く思うが良いぞ。」
:召喚時(Lostbelt No.3クリア後)。
:「やっぱ来ちゃった」的なノリで召喚サークルから出てくる始皇帝。いつでもどこでもフリーダムでフランクである。
:上述の絆Lv1の会話とこの会話はLostbelt No.3をクリアしたかどうかで始皇帝の台詞が変わる(ネタバレに配慮するというより、タイムパラドックス状態にある事を認識してメタ発言をする)。
:<del>同様に中国異聞帯での記憶を引き継いでいる[[虞美人]]はそのような変化はないのだが。</del>
イベント
;「ああそうだ。今宵一晩で飛び交った掛け金で、いったい何杯の粥を贖えた? 何人の嬰児を養えた!?」
:『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』にて、カジノと言う贅沢の極みを見て怒りを爆発させる。
:[[イスカンダル]]から「そもそも此れが遊興だと気付いていなかったのか」と嘆息されての返答が此れである。しかし……
;「ふむふむ、水着剣豪……うむ!<br> 関わり合いにならないならない方が良いということだけは解ったぞ」
;「人理修復の務め、大儀である。<br> いやぁ、いつもながらイロモノの後始末ばかり押しつけられて其方も災難よな」
:ここが特異点だ(=解決されれば消える場所だ)と教えられて怒りを鎮めた後、マシュに「(この特異点を)修復する道筋も既に明らかなのだな?」と尋ねての返し。
:そりゃまあ常識のある人はこんな反応になるのもやむを得ない。始皇帝はこの後「すべて任す」と言ってさっさとカルデアに帰っていった。