メモ
*ステータスを見ての通り常軌を逸した巨体を誇る。5mという身長は家の二階や、それこそ大型のゾウに匹敵する。
**『Grand Order material Ⅶ』では身長・体重欄に「193cm・150kg」とも記載されている。ヤガになる前、或いは汎人類史における彼の数値だろうか。なお、イメージとしては+7cm・+-0kgの[[丑御前〔ライダー〕]](鎧装着時)が最も近い。
*原語・ロシア語においては、彼のあだ名は単に「Гро́зный」(Grozny:グローズヌィ)、「恐怖を覚えさせる」という意味の単語である。
**英語訳でも「the Terrible」や「the Fearsome」(恐ろしい)、ドイツ語訳でも「der Schrecklich(e)」(恐ろしい・酷い)だったりと原語に忠実であり、日本や中国のように「雷帝」などと飛躍した翻訳をしたものは珍しい。
***このような翻訳が行われた理由としては、一応「Гро́зный」に「(雷や)嵐のような」という意味が含まれており、また名詞形の「гроза́」(groza:グラザー)に「雷雨・嵐・脅威・災厄」といった意味がある事が挙げられる。
***また今日までこのあだ名が定着したのは、「苛烈な暴君」「突然癇癪を起こす」といったイヴァン4世のイメージと、「雷親父」等の「雷のイメージ」に合致したこの翻訳が、そのまま日本で受け入れられたためと思われる。
*FGOにおいては「本来の人類史のものではない存在」という体で登場する彼だが、「残虐だが信心深い」「癇癪を起こしたかと思えばひどく後悔する」「愛国心を持ちながら暴政を敷く」といった二面性は割と史実通りだったりする。
**特に彼のバレンタインシナリオで語られている、'''激情にかられて息子のイヴァンを殴殺してしまった'''事件は[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/イワン雷帝とその息子 歴史画として描かれている]ほどに有名。この事件は当時妊娠中だった息子の妃エレナが、大事な式典で正装ではなく薄着を着ていた事に激怒し癇癪を起したことがきっかけだったとされる。息子イヴァンは数日後に死亡、エレナも流産してしまいそのまま死亡。息子と息子の嫁、生まれてくる筈だった孫も死に追いやる結果となった。深い自責の念から不眠症と夢遊病を患ってしまったとされ、夜な夜な息子の名を呟きながら回廊を徘徊する姿が何度も目撃されていたという。この事件は晩年の出来事で、自責の念を死ぬまで抱え込むことになった。また、息子の追悼のために国内外問わずに多額の寄進を行ったとされる。
*アナスタシア曰く「目が怖い」らしいが、頭部が極めて複雑で形容しがたいものとなっているため、「どこが目なのか」とはユーザー間で良く悩まれている。担当イラストレーターであるdanciao氏が二部一章公開後雷帝を担当した旨をツイッターで発表した際は当然この疑問が多く投げかけられたが、「雷帝は深遠から覗いています」<ref group = "出">[https://twitter.com/danciao/status/985028950316347393 danciaoTwitter2018年4月14日14:36]</ref>とのこと。
**しかしこの問題は後のイベント「ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」でブラダマンテに盾の光を浴びせられた際、額を押さえた事から'''額にある茶色くて丸い部分'''が「目」である事が判明した。何気に型月初の単眼キャラである。
*かのソビエトの独裁者ヨシフ・スターリンが最も尊敬していて、参考にしたロシア史の英雄であると言われている。
*「無限に成長する」「獣に(恐怖による畏敬だが)慕われる」「象やカバに似た怪獣」「しかしどんな動物にも該当しない(サーヴァントとしての)見た目」「作中で『神の傑作』と呼ばれる」という共通点から、イヴァン雷帝が取り込んだ山岳型魔獣とは『旧約聖書』に登場する陸の怪物'''『ベヒモス』'''である可能性が高い。
*たまに混同されるが、「イヴァン'''3世'''」は別人。雷帝から見て祖父にあたり、モンゴル帝国による支配「タタールのくびき」を終わらせたことで知られる名君であるが、雷帝は「イヴァン'''4世'''」である。