名台詞
Fate/unlinited codes
;「相手がなんであろうと、全力をもって戦い、観客を沸かして見せる。それがショウマンシップというものです」
:自身のルートにて。冬木に降り立ち、戦いへ向けての心構え。魔術の決闘としてはそれほど逸脱はしていないが……暗闘が基本の聖杯戦争でそれはどうなのだろうか。
;「か、かつてない罵倒ですわ! ああ、なんというショックなのでしょう、怒りと絶望で気絶してしまいそう……!」<br>「が。淑女らしく気を失うのは、目の前の敵をなぎ払った後にします」<br>「そこのアナタ。今の暴言、決して取り消せませんわよ? 手袋を受け取る度胸はあって?」
:同上。イリヤから「リンそっくりだけど血のつながってない姉妹か?」とツッコまれて。
:一緒にされたくないと怒るのはいいが、その後がいろいろおかしい。
:ちなみに、「手袋を受け取る」は「売られた決闘を受ける」の意味。普通、女性は使わない。
;「いいこと? 戦いの結果というのは強い弱いで計るものではありません。<br> どちらがよりベストを尽くしたか。 どちらがより自分の限界に挑んだか。<br> 自らの闘争本能、自らの誇りを貫き通した者こそが勝者と呼ばれるのです!」
:同上。バーサーカー戦前会話。イリヤをして「ちょっとカッコイイ……かも……」と言わしめた誇り高い信念である。
:──直後、「んー、まあ。それとは別に、完璧なノックアウトを奪った方が、文句なしの勝者ではありますが」と続くのだが。台無しである。
;「いえ、感謝にはおよびません。だって、すぐさま真剣勝負をする間柄になるのですから」<br>「戦闘用に調律されたホムンクルスは短命と聞きます」<br>「その炎が燃え尽きる前に、至高のプロレスリングという花をそえてあげましょう───!」
:リーゼリットルートにて。リーゼリットに相対して、その強さを認めつつの一言。
:2行目で一瞬BGMが止まるためシリアスモードに入ったかと思いきや、いきなり落としにくるフェイントである。
カプセルさーばんと
;「覆面レスラーですわ!」
:[[メドゥーサ|ライダー]]召喚時の台詞。覆面レスラーは[[スパルタクス|他にいる]]し、そもそもそいつはレスラーではないというのは禁句。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
;「ご評価いただけて嬉しいですわ。──つまり、それだけエーデルフェルトの家系を恐れながら、私たちが果実を口にするのをどなたも止められなかったということですもの」
:「地上で最も優美なハイエナ」とシザームンドに受けた皮肉に返して。高慢そのものの物言いでありながら、それを当然と思わせるだけの威厳を見せつける。
;「ど、どどどど、どうしてあなたがたが私の部屋に入ってくるのですか!」<br>「どうしたんですか! 言い訳があるなら早く仰ってくださいませ!」
:剥離城アドラにて、割り当てられた私室で少女趣味のネグリジェに着替えてくつろいでいたところに部屋名を間違えたエルメロイⅡ世(とグレイ)が闖入してきてしまい、真っ赤になって恥じらいながらグレイが死を覚悟するほどの勢いで怒り狂う。
:なお、咄嗟に枕の影に隠したぬいぐるみはグレイの見たところ、キッズ番組に登場する「料理好きの擬人化された犬がいざという時は身を挺して守ってくれる騎士になる」とか言う、実に少女の夢を体現したようなキャラのもので──まあいずれそのうち、そんな感じの執事を雇うこともあるんじゃないかな、みたいな。
;「ごきげんよう。地面を這いずり回って、星の欠片でも見つかることを祈っておりますわ」
:化野菱理の死体発見現場で地味な鑑識作業を続けるエルメロイⅡ世に対する皮肉だが、意図せずしてエルメロイⅡ世──ウェイバー・ベルベットという男の生き様を端的に表した言葉になっている。
;フリュー「おう。あのお嬢様、お前の無能さを証明して業界的に葬りたいんだとさ。ちょっと正攻法すぎて受けるだろ」<br>エルメロイ「……」「……実に、斬新だ」
:魔術師としてはあまりに正しすぎるがゆえに、魔術師として正しくないあり方。言葉にするならば、清廉であり、王道の生き方。
:後にグレイは「ルヴィアに好意を抱いたのはこの時」「あの時初めて、魔術師のことを好きになった」と述懐しており、彼女に大きな影響を与えた。
;「それだけ? あなたロマンチストなの? それとも馬鹿なの?」
:[[オルロック・シザームンド]]の秘めた願いに協力し、身を危険にさらしてまで城にとどまった理由をエルメロイⅡ世に問いただして。
:女子から見れば、夢やロマンスのために命をかける男がバカに見えるのも致し方のないことではある。
;「双子による魔術とは、たとえるならば鏡合わせの自分との融合ですわ。揃うことで完璧な存在として君臨できる代わりに、常に互いの喉元に刃をあてている……。そのことを忘れたとき、鏡は割れてしまうものです」
:双貌塔イゼルマでの顛末をエルメロイⅡ世から聞き出し、己の家系の特性でもある魔術について語る。
:長らく設定だけの存在となっていた「天秤」の片割れたる双子の妹について、初めて言及されたシーンでもある。
;「そうですね。意外と時計塔側からは分かりにくいかもしれません。エーデルフェルトは第三次聖杯戦争で勝ちきれなかったことを不名誉に思って、表向きにしないようにしていましたから。ええ、そのほかにもいささかの不祥事がありましたし」
;「エーデルフェルトは特殊な方法を使い、ふたりで参加しましたが、ついに片方しか戻ってこられませんでした。ですが、あなたはひとりで参加し、無事に帰ってきた。ええ、私の指導役ならば、かつての私の家ができなかったことを成し遂げる。それぐらいでなければなりませんわ」
:「Case. 冠位決議」で、[[ドクター・ハートレス]]の真の目的を知り、そしてフェイカーの力によってスラーを破壊されたことで意思が折れかけていたエルメロイⅡ世の前に現れ、いかにも彼女らしい物言いで発破をかける。
:ところで第三次聖杯戦争に関する「いささかの不祥事」の内容については、もっと詳しく知りたいFateファンがかなりいるのではないだろうか。
;「これまで、何かを諦めたことなどなかったので、諦め方がわかりません」
:エルメロイⅡ世に「指導役の件を諦めてなかったのか」と言われての受け答え。傲岸不遜もここまでくるとむしろ頭を垂れるしかない。まさにエーデルフェルト。
;「まだまだ、フリッツ・フォン・エリックの高みには及びませんわ」
:アニメ版4話で、例によってトラブルを起こしたフラットにアイアンクローを食らわせるエルメロイⅡ世を見ての感想。
:この後、[[スヴィン・グラシュエート|スヴィン]]から「プロレス、詳しいんだな」と聞かれると'''「レスリングは、淑女の嗜みです」'''とどこかズレた受け答えをする。
:なおフリッツ・フォン・エリックはアイアンクローの開祖であり、日本ではそのまま「鉄の爪」の異名を取ったレスラーである。