作中での設備
ここでは『バレンタイン2018 ~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』で登場した空中庭園の設備を挙げる。
;チョコファウンテン
:セミラミスを封じていたチョコレートのファウンテン。
;カカオ農園
:チョコレートの原料である空中庭園産の特殊なカカオの樹を植えるための農園。
:カカオを植えるために[[クー・フーリン]]を始めとするサーヴァントが協力している他、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|害獣避けの案山子]]を設置している。
:なお、[[ジャガーマン]]は遠方から農園に嫉妬の視線を向けており『カカオと言えばジャガーでしょう? そうだニャア?』と書かれた紙を農園に日々送りつけている。その対策として電気柵の設置を検討している。
:カカオの実をチョコに加工せずそのまま食べるのは空中庭園法により禁じられているという。
;パラケル君
:限定的な能力のみを持つホムンクルス。外見はパラケルススを模した人形のようなもの。
:[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]が日々増えていくカカオ豆の量に反して一人ではなかなか手がまわらないという対策として製作した。
:『カカオ豆からチョコレートを製造する』という行動においてのみ、優れた性能を発揮する。『効率的にチョコレートを製造する』ことに機能のほぼすべてが集約されているため、他の命令は受けられないが、チョコレート製造であれば任せることができる。
:自律的な行動が可能で遠隔操作などは必要がないが、『効率的にチョコレートを製造する』ことに関しては、かなり広範に判断するようになっており、製造システムを勝手に改造することもある。
:現在を生きるものに分かりやすく言えば、一つの動作に特化したロボット、のようなもの。純粋なホムンクルスと認識するよりは、ロボットと認識してもらうのがよいのだとか。
:これらの個体を製造するほどに、チョコレートの製造効率はぐんと上昇するとのこと。増産の際には[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が材料の調達をする。
:[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|静謐のハサン]]が夜中にこっそりパラケル君のメンテを無償でしており、彼女に懐く姿が目撃されている。
:騒動の終結後は、封印シールを貼って段ボールに仕舞われた。
;チョコ工場
:カカオから製造したチョコレートを本格的な生産ルートに乗せるべく建造した工場。
:同品質のものを多く生産することに意義があり、[[トーマス・エジソン]]は大量生産システムの構築と工場設計を担当、[[ガイウス・ユリウス・カエサル]]が空中庭園産チョコレートの基礎となる味のセッティングを行っている。
:電源システムは直流であったため、侵入してきた[[ニコラ・テスラ]]が交流に切り替え、工場の稼働マニュアルをすり替えようとしたが、エジソンに見つかって例のごとく喧嘩をした所を、安眠妨害されたチョコラミスの鶴の一声で直流と交流のどちらかが多く生産できるか競わせ、二人が別々の工場に同時に電力を送れるようにしたことで一応収まった。後に第三のエネルギーとともに名乗りを上げた[[チャールズ・バベッジ]]も、この生産競争に参加する。
:ニコラ・テスラが用意したマニュアルは、目に見えないレレベルで印刷用紙にサブリミナル交流回路図が仕込まれ、どのページにも『A』と『C』の文字が不必要に太字で印刷されている、マニュアルを読むだけで、知らず知らずのうちに交流であるべきことを脳にすり込むようにできている。
:工場の床で丸くなって眠る[[フランケンシュタイン|フラン]]の姿がよく目撃されるが、どうやら居心地がよいらしく、誰かが工場の隅にフラン用の小屋を作る。犬小屋のようだと問題視される一方、本人は気に入っている様子。
:[[茨木童子|角]]、[[ナーサリー・ライム|本]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|「かいたいするよ!」]]といった子供のチョコレート泥棒に悩まされていたが、[[フェルグス・マック・ロイ|歯医者と名乗るドリル男]]を番人として雇用したことで被害は激減した。
;チョコゴーレム
:チョコ工場の忠実なる従業員。チョコで出来たゴーレムであるが、術式はチョコラミスが組んだもの。
:工場だけでなく他のあらゆる仕事もこなす上に、待遇に文句も言わず、休息もメンテも給与もいらず、しかも食べても美味しい。比較的熱さに弱いので、火を吐いたり纏ったりする者には接近できない。
:ホワイトチョコゴーレム、アーモンドチョコゴーレム、麦チョコゴーレム等の亜種にも開発成功。ウィスキーボンボンチョコゴーレムは突然陽気になるなど動作が不安定になったため開発中止したが、[[酒呑童子|酒好きの鬼]]は再開発を希望している。
:[[パッションリップ (Grand Order)|パッションリップ]]はチョコゴーレムに喜びの正拳突き。『これなら私でもお料理ができます!』とコメントしている。
;マンドチョコラゴラ
:マンドラゴラを品種改良した謎のチョコ植物。元のマンドラゴラが持つ『抜くときに悲鳴を上げる』『それを聞くと死ぬ』性質が強くなっており、ルーンで耳を守っていながらなお死の危険がある。ただし録音したものからはダメージ効果は消滅しており兵器転用は不可能。
:これの対策としてクー・フーリンは[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]を呼び出し、死の悲鳴を壊滅的な音痴で相殺させて収穫に成功した。後に収穫体験ツアーとして採ったその場で食べ放題、アカペラ生演奏つきとなっているが、歌い手があのネロと[[エリザベート=バートリー|エリザ]]なので事前に同意書にサインをいただくこととなる。
:「人の手」でないもので抜くと即座に融解して使えなくなるため、遠隔操作ロボットの類は使えない。しかし[[望月千代女]]は自身の操る大蛇にて遠隔で収獲する事に成功している(ピジョンレポートで「人の手で抜く」という条件を満たしているのか?と突っ込まれているが)。これらの問題は後に新兵器[[加藤段蔵|『どんぎゅ~』]]により溶解させずに大量収穫が可能になった(ただしエンジニアのお腹がピンチとなった)。
:なお、[[柳生但馬守宗矩]]は無念無想にてノーダメージで抜いていた。
;死チョコ魔術研究所
:『過去に捨てられて死んだチョコ』という概念を再利用しチョコを蘇らせる、<ruby><rb>死霊魔術</rb><rt>ネクロマンシー</RT></RUBY>ならぬ<ruby><rb>死チョコ魔術</rb><rt>チョコラマンシー</RT></RUBY>とも言うべき術式。その術式を行使、更なる発展を目指す施設がこの研究所である。術式を組んだのはチョコラミスであり、実際に行使しているのは[[ジル・ド・レェ|ジル]]の持つ魔道書。
:純度100%の死チョコ魔術によるチョコリザレクションのみを使用しており、血、呪い、異端の神、愛の媚薬等は一切含まれていない。
:研究所銘菓、ぬめぬめ☆海魔チョコ(12個入り)は特価にて大好評販売中とのことだが、蠢いているように見えるためか、当菓子に関する問い合わせが出た。
:研究所の稼働に伴い「洗礼詠唱を受けたチョコが消えた」という噂が出回るが、真偽の程は不明。
:ジルを筆頭に[[メフィストフェレス]]や[[ファントム・オブ・ジ・オペラ|ファントム]]、契約社員として働いている[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|百貌のハサン]]、新人受付嬢の[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]が確認されている。[[ゴルゴーン]]は冷たく不吉な気配が心地よいらしく、研究所の床下で昼寝している。
;精神と時とチョコの部屋
:チョコレートに関与している場合において中にいる対象の時間が遅くなる効果が発生する施設。条件さえクリアすれば無機物、有機物、サーヴァントのような霊的存在を問わずその効果は適用する。
:チョコレートの製造機などを入れれば生産の役に立つが、芸術家系サーヴァントはチョコレートに関する創作活動をしている場合でしかその恩恵を受けられない。
:これには芸術家サーヴァントから「ジャンルがニッチすぎる」「技術の無駄遣いとは正にこの事だ」と酷評されてしまうが、一部のバトルマニア達は『チョコの武器を持って入ればこの部屋で長く鍛錬をし続けられるのではないか』と期待する。
;スペースチョコ
:三日月を象ったチョコ型宇宙船。
:[[謎のヒロインX〔オルタ〕]]が今まで[[サーヴァントユニヴァース|ユニヴァース]]に里帰りしたのと、カルデアにカカオが無いということを聞いた彼女は惑星トトーリのスペースバックスにまで買出しに行ったが、店に入ったところ11人目のゾロ目来店者記念で渡された。
:これに乗って地球に帰還したが、片道飛行の使い捨て宇宙船である。だがチョコとしては量は多く、質も良いので、空中庭園産のチョコと混ぜ合わせることにした。
:チョコ型宇宙船の航行原理は不明であるが、Xオルタは『甘いものが飛ぶのは当たりまえでは?』と疑問を持っていない。
:[[オジマンディアス]]がチョコ型宇宙船と大神殿ピラミッド部のドッキングを計画中との噂がある。
;宝石剣チョコリッチ
:宝石のように煌びやかなチョコ塊を組み合わせて剣の形にした特殊礼装。[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (Grand Order)|イリヤ]]の所有していた破格の魔術礼装[[マジカルルビー|カレイドステッキ]]の力に目をつけ、手にした後にコレを開発。
: 第二魔法の応用品であり、振るうだけでどこからかチョコを引き寄せてくる性質を持つが、この魔術礼装を女帝が振るう姿を直接目にしたものはいない。儀式は厳重警備の自室のみで行われ、チョコだけが別の場所に転送される。
:なお、宝石剣と聞いて奪取しにきた[[イシュタル]]はチョコの波に流される。
;チョコ聖杯くん
:[[カーニバル・ファンタズム]]に出てきた聖杯くんを模したチョコレート。無限にチョコを吐き出し続けるという、今までの設備とは比べ物にもならないチョコの生成効率を持つ。
:また、オリジナルと同様喋ることができるだけでなく、たまに口から包丁のようなチョコを出す。
:七騎のチョコ英霊の召喚ができないことに悩まされたチョコラミスだったが、どこからか現れた[[ジャガーマン]]が『逃れ得ぬ死の爪』で召喚陣に攻撃を加えたことで起動してしまった。
:チョコ英霊同士を戦わせて座に戻ろうとするチョコ英霊のエネルギーを利用するという、聖杯戦争の仕組みをかなり模した『この世全てのチョコ』を詰め込んだ器のような代物で、『虚構の空中庭園』を形作っている聖杯とは別物である。