登場人物
味方側
;[[ヘンリー・ジキル&ハイド〔アサシン〕|ヘンリー・ジキル]]
:生前の状態で登場。主人公たちが到着する以前から魔霧の調査やロンドンのパトロールを行っていた。
:正式な魔術師ではないものの、霊薬調合の心得や聖杯戦争に関する知識があり、奥の手として特製の霊薬を打ち込んでハイドへと変貌できる。変貌すると奇妙な魔力反応が突然発生する。物理的変容は凄い負荷がかかるため長時間は保たない。
:魔霧に魔力が含まれている事を突き止めたが如何にも出来ずにいたモードレッドと出会い、協力関係を構築し、実働を彼女に任せ調査と解析を担当していた。
:その後接触した主人公たちも彼の住むアパルトメントを拠点とし、召喚サークルを彼の部屋に構築した。なお彼の部屋にはお気に入りの個人用ソファや、低温保存の必要な薬品やシードルを冷やすための冷蔵庫等が設置されている。
:時計塔の書庫の扉を守る防衛戦ではハイドになって戦った。
:特異点の修復と共に本来の時間へと帰還した。
;[[ヴィクター・フランケンシュタイン (孫)]]
:ジキルの協力者の一人。無線で連絡を取り合っていたが、主人公がやってきた日の朝に連絡が途絶えた。
:計画への参加を最後まで拒んだためにメフィストフェレスの宝具『微睡む爆弾』で爆殺された。
;[[フランケンシュタイン]]
:フランケンシュタイン博士が作り出した人造人間。フランケンシュタイン博士の孫の家の奥の部屋にあった棺に入っていた。
:いわゆる生前の状態であり、身体組成は霊体ではない。
:チャールズ・バベッジと会って話したことがあり、バベッジの気配の様なものを辿り、ヘルタースケルターを操っている魔力を辿ることが出来る。
;[[モードレッド]]
:魔霧から現界したはぐれサーヴァント。父の愛したブリテンを穢していいのは自分だけで、自分以外がブリテンの地を穢す事を許さない、という理由でロンディニウムを守る為に戦っている。
:主人公たちが到着する以前から魔霧の調査やロンドンのパトロールを行っていた。
:アングルボダから聖杯を取り出した後に現れたソロモン王を名乗るモノとの戦いで唯一生き延びた。その後、特異点の修復により退去した。
;[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]
:魔霧から現界したはぐれサーヴァント。
:ソーホーエリアの古書店に裏口から忍び込み、ジキルに無線で魔本に関する情報を提供した。戦闘能力は皆無なので主人公たちが来るまで古書店の二階の部屋で隣室にいる魔本から隠れながら古書店の小説を一シリーズ20冊近く、稀覯本を読み漁っていた。
:ナーサリー・ライムの名前を呼ぶことでサーヴァントとして完全に現界させて倒せる状態にした。
:ジキルのアパルトメントの書斎に陣取っている。
:ソロモンを名乗るモノに消滅させられたサーヴァントの中で唯一生き残り、ソロモンのモードレッドを狙った一撃を防いだ。黒幕の謎の一端を明かし、ソロモンに殺された。
;[[ウィリアム・シェイクスピア]]
:魔霧から現界したはぐれサーヴァント。
:現界した瞬間を主人公たちが見ていたため、パラケルススが回収するよりも先んじてカルデア側に接触されて仲間になり、ジキルのアパルトメントの書斎に陣取っている。
:アングルボダから聖杯を取り出した後に駆け付けたが、現れたソロモン王を名乗るモノに他のサーヴァント諸共消滅させられた。
;[[坂田金時]]
:ニコラ・テスラの雷電を触媒に魔霧が召喚したサーヴァント。人の英霊。
:ロンドンを滅ぼそうとするテスラの前に現れ、玉藻と一時的に手を組んで活性魔霧の中でニコラ・テスラと戦い、宝具『黄金衝撃』で彼の活性魔霧を全部引き剥がした。
:だが金時自身も魔霧に魔力を吸われながらの戦闘であったため、主人公一行が駆けつけた際には既に疲労困憊であり、主人公らに後を託して玉藻とその場に残った。
:主人公らがアングルボダから聖杯を取り出した後に駆け付けたが、現れたソロモン王を名乗るモノに他のサーヴァント諸共消滅させられた。
;[[玉藻の前]]
:魔霧に召喚されたサーヴァント。坂田金時の召喚にくっ付いてきた<ref group = "注">金時曰くタダノリ。</ref>ロンドンでのハネムーンの予行演習を行うために金時の召喚についてきたらしい。
:坂田金時と協力してニコラ・テスラと戦い、呪術で魔霧を抑えるなど、金時を援護した。戦闘後は主人公らに後を託して金時とその場に残った。
:主人公らがアングルボダから聖杯を取り出した後に駆け付けたが、現れたソロモン王を名乗るモノに他のサーヴァント諸共消滅させられた。
敵対者
;[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]
:魔霧計画を主導する者の一人。魔術師「P」と呼ばれている。
:計画に必要な触媒を求めてロンドン警察庁をジャック・ザ・リッパーと共に襲撃した。
:魔霧から現界したシェイクスピアを回収しようとして主人公たちと再遭遇、戦闘を行った末に敗北して消滅した。
;[[チャールズ・バベッジ]]
:魔霧計画の首魁の一人。魔霧から現界したはぐれサーヴァント。魔術師「B」と呼ばれている。
:アングルボダの介入により操られ、主人公たちと戦った。
:高名な碩学で、史実では数十年前に死亡している筈だが何故か健在であり、王立協会にも論文を寄稿している。去年や今年の新聞にも発明品が載っている。
;[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]
:魔霧計画の最初の主導者。黒幕。魔術師「M」と呼ばれている。
:他の二人である「P」「B」とは違い、少なくとも彼はこの時代の人間である。
:第四の特異点を完全破壊するために魔霧による英国全土の浸食を目論んでいる。
:魔神柱バルバトスに変身し、アングルボダの元へやってきた主人公たちと戦ったが敗北し、人間体に戻った後に最後の一手として狂化に似たスキルが付与されたニコラ・テスラを召喚した。
:英霊召喚の呪文には狂化をもたらす一文を追加されており、詠唱自体も一部だけで完全な呪文ではなかったが、魔霧が魔法陣や残りの呪文の肩代わりをした。
:呪文を唱えた直後に、モードレッドに斬り殺された。
;[[メフィストフェレス]]
:魔霧計画側に属するサーヴァント。
:計画への参加を最後まで拒んだフランケンシュタイン博士を爆殺した。その後、駆け付けた主人公たちに倒され消滅した。
;[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]
:魔霧から現界したサーヴァント。魔霧計画側に属している。外を出歩く女性たちを霧に紛れて襲っている。
:魔霧とは別に宝具『暗黒霧都』で周囲に霧を発生させており、2種類の霧の合わせ技で非常に厄介。
:主人公や一足先に召喚され事態の打開に動いていたモードレッドを「情報抹消」のスキルとともに翻弄した。
:籠城状態だったロンドン警察庁を襲撃して皆殺しにした。パラケルススに「母かも知れない」と唆されて主人公たちと戦闘を行い、敗北して消滅した。
;[[ニコラ・テスラ]]
:マキリ・ゾォルケンの英霊召喚の詠唱により魔霧から召喚されたサーヴァント。ロンドンに充分な量の魔霧が満ちた後に英霊召喚された。
:本来は魔霧から現界したサーヴァントは自動的に敵となる訳ではないが、狂化をもたらす一文により僅かに狂化スキルに似た効果がが付与されている。完全なバーサーカーという訳ではないが、自我と行動が抑制されている。
:自動的に魔霧に接触するよう行動し、行動完遂を妨害する者には反撃する。本人は世界を滅ぼす事を望んでおらず、走らず徒歩で移動しており、ある程度は抵抗している模様。
:アングルボダで増幅した聖杯の魔力である魔霧を彼に集中されており、神代の領域の力を手にしている。その威力は、召喚の際の爆発的な魔力だけで主人公たちは全員吹き飛ばされ瓦礫の下敷きになるほど。
:彼が自動的に周囲へもたらす強力な雷電は、瞬時に魔霧を活性化させる性質がある。そのためテスラはサーヴァントですら寄せ付けない活性魔霧を纏っている。
:魔霧はモードレッドの『我が麗しき父への叛逆』では一時的に割ることしかできず、地上にてテスラの雷電を触媒に召喚された金時の『黄金衝撃』によって全部引き剥がされた。
:そしてバッキンガム宮殿上空に向かっていたところを、追いついた主人公たちと再度戦闘になり倒された。
;[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)]]
:魔霧から現界したサーヴァント。マキリ・ゾォルケンの呪文詠唱の影響と魔霧からの現界という特殊性により、暴走状態で召喚された。バーサーカーに似た盲目的な敵意と魔力を放つ。
:バッキンガム宮殿上空に集積した魔霧が集まり、残った魔霧の殆どを吸収しながら現界したため膨大な魔力を持つ。魔霧の中でも分かるほどの膨大な高密度の魔力反応が感知された。
:ニコラ・テスラを倒した主人公たちの前に現れて戦うが撃破される。
;[[ゲーティア|ソロモン]]
:人理焼却の黒幕。ソロモンを名乗るモノ。[[グランドキャスター]]を自称している。
:無尽蔵とも言える魔力量。存在するだけで領域を圧し潰す支配力。神にも等しいと評される程の絶大な力を持つ。レイシフトに似た空間を歪ませて出現する事が出来る。存在するだけでシバが安定せず音声しか拾えない。ソロモンの力場によってレイシフトのアンカーが届かない。
:主人公らがアングルボダから聖杯を取り出した所に気まぐれで現れ、魔神柱を四本だけ使って戦闘を行い、居合わせた金時、玉藻、モードレッドなどの強力なサーヴァントらを圧倒し消滅させる。
:しかし主人公にはトドメを刺す事をせず、七つの特異点を全て消去すればカルデアを自らの解決すべき案件と認めると告げ、その場を去っていった。だがこの接触の際に主人公には呪いがかけられており、後に彼の魂は『監獄塔』に囚われることとなった。
:コミカライズ版『-turas réalta-』では、[[封鎖終局四海 オケアノス|第三特異点]]で先んじて姿を現していたためか、この特異点においては姿を現さなかった。
:『Fate/Grand Order Arcade』においても姿を現さなかったが、そちらは[[ビーストⅥ/S|そもそもの元凶が別であった]]ためである。
その他
;[[ナーサリー・ライム]]
:ソーホーエリアに魔霧からはぐれサーヴァントとして召喚された。
:ナーサリー・ライムはマスターの精神を映し出すサーヴァントであるため、マスターを持たない状態での現界によって不完全な魔本となっていた。
:魔本の状態では実体がなく、サーヴァントになろうとしている魔力の塊でしかない。存在自体が固有結界であることにより攻撃が一切通じておらず、無敵に等しい耐久力を発揮した。
:当初は魔本のまま彷徨い、屋内に立てこもる市民を襲って醒めない眠りに落としており、その被害はソーホーエリアの半数にまで及んでいた。
:人々を襲って眠らせていたのは、夢を見させることでその夢の顕現として疑似サーヴァントとしての実体を得ようとしたためで、つまりはマスターを求めての行動であった。(この方法で実体化するにはソーホーの全ての人を眠らせる必要があった)
:アンデルセンに名前を呼ばれると共にサーヴァントとして完全に現界。再度の戦闘の末、消滅した。
;[[バルバトス]]
:[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]]が変身した[[魔神柱]]。
:『Fate/Grand Order Arcade』においても登場するが、『魔』と『霧』の2本に分かれているうえ一方には顎らしきものが表出していた。それにより「[[魔獣赫|魔神柱ではない別の存在]]ではないか」とこの時点で予想するプレイヤーも見られた。