魔法使いの夜
{{登場人物概要
| タイトル = 蒼崎 青子<br>(魔法使いの夜)
| 読み = あおざき あおこ
| 外国語表記 =
| 初登場作品 = [[魔法使いの夜]]
| 声優 = 非公開(LORD of VERMILION Re:2/LORD of VERMILION Ⅲ)<br>戸松遥(PS4/Switch)
| 演者 =
| 身長 = 163cm
| 体重 = 51kg
| 誕生日 =
| 血液型 =
| スリーサイズ =
| 性別 = 女性
| イメージカラー =
| 序列 =
| 所属 =
| 特技 =
| 好きな物 = 忠犬
| 苦手な物 = 忠犬
| 天敵 =
| 魔術系統 = 数秘紋による魔力加工、変換、出力。魔法・青。
| 魔術回路・質 = C
| 魔術回路・量 = E
| 魔術回路・編成 = 正常。極めてシンプル。
| デザイン = こやまひろかず<br>武内崇(原案)
}}
私立三咲高校2年生。まだ修行時代の青子。
ここでは、主に『[[魔法使いの夜]]』で得られる情報をまとめる。
; 略歴
: 魔術師の家系・蒼崎に生まれるが、家督は姉の橙子が継ぐことが決まっており、妹である青子はごく普通の一般家庭の子供として、魔術には触れることなくに育てられる。祖父と姉のことは青子に秘密だったわけではなく、そういうモノであること自体は理解していた。しかし、姉が祖父と仲違いし、出奔。1年程経って青子が中学を卒業したその日、新たに姉の代わりに後継者に指名され、魔術師としての修行を開始する。その後約二年、[[久遠寺有珠]]と同居し、魔術の手ほどきを受けつつ、学生生活との二足のわらじをこなしている。その間、家には帰っていないらしい。
: 高校では鬼の生徒会長として知られ、生徒からも教師からも怖れられつつ、信頼を得ている。1年の頃から様々な伝説を築き上げており、良くも悪くも有名人。
: 物語開始の半年程前に、有珠と本気の殺し合いをしたことがあるらしい。その時は手も足も出ず、有珠のプロイキッシャー「薔薇の猟犬(ワンダースナッチ)」に十回中百回殺されるような目に合わされたとか。以降も有珠とは友人関係を続けつつ、殺し殺される仲でもある。
: とある事情から、転校生の[[静希草十郎]]とも同居することになる。
; 人物
: 長い黒髪をひるがえし、一つ一つの動作が目を引き印象に残る、美人な女の子。だが常に不機嫌そうな表情で、視線が厳しい。十七歳の少女にあるまじき迫力と、十七歳の少女らしい愛らしさが、奇跡的なバランスで同居している。学園七脅威の一つとされる青子の不機嫌さは、本人は偏見だと否定している。言い訳が嫌いで作り笑いが苦手なことが、絶えず何かに対して怒っているように見えるだけとのこと。怒りにしろ喜びにしろ、ハイになると口調が可愛らしくなる。
: 学校のためなら教師も生徒もいっしょくたに斬って捨てる鉄の生徒会長で、極めて自己中心的だが、努めて公正でいようとし、姉御肌で、問題を告発しながらもきちんと解決策を提案するといった面倒見の良さも持つ。先生方には疎遠にされるのと同じくらい信頼されている。
: 完璧超人のように見えて、実際は努力型。学校の成績は人並みよりも上だが、首位をとっているといった目に見える形で優秀な成績というわけではない。周囲は会長職が忙しいからしかたないと見ている。テストは一夜漬け派。古典が苦手で、補習候補にもなっているとか。
: 前向きで、諦めることをしない強い人間。強制されたわけではない魔術師としての生を受け入れたのも、期待や責任を果たすためではなく、「逃げる」ことを嫌って受けた。だが青子にとって、他者から言われる自身の強さとは、「ただ諦める勇気が持てない」ことであり、頑固、やせ我慢の類だと自嘲している。生きていく上で一番の観客は自分自身であり、その自分にみっともないところは見せられない。後悔は、するものではなく無くしていくもの。前に進むためなら全てを捨てられる覚悟を持ちながら、結局は何も失っていない、そんな生き方を歩む女傑。
: フルネームで呼ばれるのが嫌いで、「あおあお」と呼ばれると怒る。名前にコンプレックスがあるくせに、青い物がわりと好き。青いセーブルのカップは一番のお気に入り。自室にはアコースティックギターと青いエレキギター。
: バンド好きで、中学の頃は暇さえあれば遠出して小さなライブハウスに入り浸っていた。中学卒業と同時に上京し、国立大学をめざしながら毎日ライブハウスを巡るという、慎ましやかな野望があったとか。
: 地下鉄の通過音に安らぎを覚える、という奇妙な趣味がある。中学まではコーヒー党だったが、現在は有珠の影響で紅茶党。手袋はしない主義。実はゴシップ好き。
: 男の趣味はマッチョ系。なよっとした奴、口の上手い奴、気軽な男が嫌い。青子に彼氏の話を振るのは三咲高校最大の禁句となっている。
; 能力
: 魔術の修行を開始して未だ1年半から2年程度の半人前の魔術師。祖父から継承した蒼崎の魔術刻印と回路の基本的な接続と、魔力を加工して弾くくらいしかできない。それ以外の魔術はまるでダメで、簡単な暗示(ウィッシュ)ですら失敗する。暗示をしようとしたら何故かガンドになったこともあったとか。
: 唯一、自身の体・魔術回路を銃身に魔力を放つ「魔弾」は得意。純粋な魔力勝負なら有珠より上。術式が長く複雑になるほど威力は上がる。一工程(シングルアクション)の魔弾(スナップ)。二工程、刻印を起動させて簡略化詠唱を用いる大砲(ドロウ)。四小節の大魔術(フォース・トゥ・フォース)の魔力圧縮(マジック・ブロウ)は瞬間火炎温度3000度、単純に打ち出せば10トンの衝撃を産む魔力の塊を更に刻印で加工し、学校の校舎を吹き飛ばすだけの威力を生み出せる。
: 魔力を効率よく使うのが上手く、回路の回転の速さ、耐久構造、魔力の質、燃費の良さが並外れている。「強い」というより「速い」。
: 魔術刻印は右手にある。本来、蒼崎の魔術の得意分野は「復元」で、壊すことが専門の青子も、大怪我を負っても刻印の力で回復ができる。むしろ、無理やりに生かされる、と言った方が適切。
: 祖父から護身術を習っており、蹴り技に定評がある。だが魔術に体術を織り交ぜる接近戦は得意ではない。物語の中で、橙子が放った刺客の自動人形に魔術を封じられた際、コツをつかんで白兵術式も試すようになった。