メモ
*『Fate/Grand Order』では第四特異点「[[死界魔霧都市 ロンドン]]」が舞台・年代ともにピッタリであったため登場を期待していたマスターも多かったが間接的な助言に留まり、マスターとの初邂逅は第六特異点の第14節「秘匿の研究」、本格的なカルデア加入は第1.5部の亜種特異点以降となる。
**「秘匿の研究」はホームズの第1作目である「緋色の研究」のオマージュと思われる。TYPE-MOONエース掲載の「鳥羽色の研究」も恐らく同様。
**余談だが、ホームズはナイト爵の受勲を辞退したというエピソードもある。
**この間、霊基の弱体化を伴うとはいえ'''「レイシフト」を独力で繰り返していた'''<ref group = "出">Fate/Grand Order 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』第10節「監獄グレートエスケープ」</ref>という何気にとんでもない能力の持ち主。その具体的な手段や理屈は明らかにされておらず、何らかの伏線ではないかとも言われていた。
*縁が結ばれてから正式にカルデアのサーヴァントとなるまで時間が掛かったことについては「色々と''事情や変化''があってね」とのこと<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト">Fate/Grand Order シャーロックホームズ体験クエスト『見つける者、明かすもの、探偵──或いは調停者』</ref>。
**ここでいう事情とは、[[ジェームズ・モリアーティ|彼の宿敵]]の追跡、「人理焼却事件」の次に起こるであろう事件の調査、あるいは大人の──。
*召喚当初のクラスは自称[[キャスター]]だったが、正式にカルデアのサーヴァントとなった際に霊基が変化して[[ルーラー]]となっている<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。
**『名探偵として難事件を解決してきたホームズは、ある意味、調停者や裁定者と言える』とマシュは評しているが、当のホームズはあくまでも『探偵は真実を明らかにするものであり、見つけるもの』『裁定を下すのは判事なり陪審なりの仕事』だとし、自分がこのクラスになった事に関しては複雑な反応を示している<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。しかし、人が知ってはいけない世界の裏側の真実をすべて明かしきってしまうことは人理の崩壊に繋がるため、ホームズ自身は『真実を調停し、人類史を維持するためにこそ万物を裁定』するためにルーラーの霊基を与えられたのではないかと推測している。<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。
***原典では敢えて犯人を逮捕せずに見逃したことも多々ある(というか、''自分を裁判長扱いしたこともある<ref group="出">『僧坊荘園』(The Adventure of the Abbey Grange)。ちなみにこの際の陪審員役はワトソンだった。</ref>'')ので、その意味では間違いなく調停者、裁定者と言える。
***実際、大西洋異聞帯では[[ゼウス]]の手によって呪詛の雷霆を受けた事で知性が若干劣化させられていたため、[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]の[[ビースト|正体]]を不用意に宣言してしまい、危機を招いてしまった。
**TYPE-MOONエースでは、キャスター以外にもセイバーとアーチャーにも適性があるのではとの考察が掲載されている。射撃を得意としていたことからアーチャーが適任だが、多芸な上に武術の心得もあり、その天才性と圧倒的な知名度から最優のセイバーも有り得るのとこと。
***ホームズはフェンシングの腕前にも秀でているとされているが、射撃やバイオリンと違って披露の機会に乏しいせいか認知度が低い。FGOへの反映も、Quick攻撃のモーションでそれらしい突きを行う程度に留まっている。
**また、親友のワトソンですら騙せる高度な変装術や、謎の日本武術「バリツ」を習得していること、スパイ活動をしたこともあるという点からアサシンクラス、コカイン中毒者であったことからバーサーカークラスの適性を予測するプレイヤーもいる。
**聖杯を基軸とした英霊召喚であればルーラーとして召喚される英霊は聖人に限られるが、カルデア召喚式はその限りではないらしく、聖人ではないホームズでもルーラーとして召喚可能<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。
***そのことに関連するかは不明だが、ルーラーのクラス別スキル「神明決裁」「真名看破」を保有していない。尤も「真名看破」については「天賦の見識」がそれに相当すると言えなくもない。
*彼が過去に実在した人物なのか、それとも小説から生まれた架空の存在なのかについては、マスターやマシュに尋ねられても誤魔化している<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。
**ホームズが創作ではなく実在していたことを喜ぶマシュに対しては「私の正体、本質は貴方が思うものとは些か異なる」と述べている<ref group="出" name="第六特異点 第14節" />。
**自身のことを「ドイルの著作と同年代の人間なのは確か」と述べている<ref group="出" name="シャーロックホームズ体験クエスト" />。
**実際にシャーロキアンの間でも常々論争の的となっているセンシティブな問題(のため色々お察し下さい)。
**『Fate/Grand Order 英霊伝承 ~ヘンリー・ ジキル / ハイド~』によれば、サー・ドイルに加え、英国最高の探偵「H氏」と、その活躍を作品化していた「W博士」の3名が実在したことになっている。
*モリアーティの持つ悪のカリスマが世界に与える影響を恐れ、ワトソン博士の著作では、モリアーティに関する描写は可能な限り簡易にしてもらっていたという。
*生前は[[魔術協会]]と親交を持っていた。ただし、これはモリアーティが見せた唯一の人間性、魔術を信用していないという点を突くためであり、彼本人もまた魔術を嫌っている。
*見掛けからは落ち着いた紳士的な人物のイメージを持たれがちだが、原典においてはかなりの皮肉屋で偏屈な問題人物。エキセントリックな行動も少なくなく、何を思ったか自宅(借家)の壁に銃を連発して当時のヴィクトリア女王の頭文字を弾痕で描くという奇行を行ったり、退屈紛れにコカインを打ったり(この当時のイギリスでは、麻薬の所持・使用は合法)とかなり奔放な行動もやらかしている。特に当時のイギリスでも流行っていたコカインの服用については医者であるワトソンから「やめてほしい」と出会ってからずっと言われていた(おかげかシリーズの終盤頃は控えるようになったが)。
**コカインとは明言されてないが、カルデアに身を置いてからも薬物を打ったりしてる模様。「宇宙が見える……今朝はまだ服薬していない筈だが」等と言っている<ref group="出" name="幕間の物語『炎のルチャドーラ デスマッチ三番勝負』">Fate/Grand Order 「ケツァル・コアトル」幕間の物語『炎のルチャドーラ デスマッチ三番勝負』</ref>ので、それなりの量を継続的に使用していると思われる。ダメ。ゼッタイ。
**ルチャリブレの際にはルチャドールとしての姿、マスク・ド・バリツ(バリツ仮面)を名乗ったりもする<ref group="出" name="幕間の物語『炎のルチャドーラ デスマッチ三番勝負』" />。
**マシュを信頼し高い評価をしているホームズだが、原典では'''「女性というのはどんなに立派であっても100%は信頼できないもの」'''と言い切るほど女性嫌い<ref group="注">とは言っても自身の下宿先の大家であるハドソン夫人等、信用に値する相手には敬意を持って接していたり、作品によっては勇敢な行動を取った女性を称えたりする場面もある為、英国紳士としての矜恃を別にしても、女性そのものを軽んじたりこれといった極端な偏見を持っている訳では無い。</ref>。ただし人間関係の欄にもある様に「あの女性」ことアイリーン・アドラーだけは唯一の例外であり、マシュは彼女に匹敵するという意味も込められていると推測される。
*彼の趣味としてバイオリンの演奏があるが、彼が所持しているバイオリンは質屋で55シリングで購入した'''ストラディバリウス'''。『Fate/Grand Order』での絆礼装「自慢の一挺」にも描かれている。
*ホームズといえば鹿撃ち帽(とインバネスコート)がトレードマークだが、この装いは本来アウトドア用の物で、普段からこの出で立ちをしているわけではない。それがここまで有名になったのは、小説の挿絵が元になったと言われている。
*『Fate/Grand Order』ではプレイアブルキャラ実装に先行して概念礼装に姿を見せていた希有なキャラ。しかも2周年記念において各章で活躍した47騎の英霊正装という括りに突如飛び込んできた一人だったので、ファンの間では予想外で驚きの声が上がったが、何の事はない正式実装が翌日に控えていただけだった。
**なお、奈須氏は竹箒日記でホームズの実装を匂わせるコメントをしていた<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 竹箒日記2016/12/26]</ref>。
*『Fate/Grand Order』での防御無視効果については、今まで登場してきたものは全て宝具の攻撃に直接付随する特性であり、状態変化として付与するのはこのサーヴァントの宝具が初めて。
*宝具使用やEXアタックの際の両手の指先だけを合わせるポーズはホームズが考え事をする際にするお馴染みのもの。先述の「初歩的なことだよ」とは異なり、こちらは原典にもきちんと描写されているポーズである。ホームズが連載されたストランド・マガジンの挿絵でもこのポーズが描かれたことがある。
**「ホームズと言えばこのポーズ」と言っても過言ではないポーズで、ホームズの実写版ドラマなどでは勿論のこと、様々な派生作品やホームズオマージュ、フォロワー作品で使われている。
*亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では何らかの『本』が新宿に存在する可能性について言及している<ref group="出" name="亜種特異点Ⅰ 第4節">Fate/Grand Order 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』第4節「新宿ラビリンス」</ref>が、その伏線は回収されぬまま「新宿幻霊事件」は解決した。
*Lostbelt No.2『[[無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング]]』では[[シグルド]]の霊基と融合した[[スルト]]から純正の英霊ではなく、余計なモノが混ざった'''混ざり物'''と言われていた。
**『死想顕現界域 トラオム』で明かされた通りホームズは異星の神によって召喚された使徒の一人であったのだが、「異星の使徒」らは何らかの神霊が混ぜられた[[ハイ・サーヴァント]]であり、当然ながらスルトが言ったように彼も例に漏れずそのような調整をされているはずだが、現在のところどのような「混ざり物」なのかは不明。
*『英霊旅装』シリーズでは登山スタイルの服装を披露しているが、絵師の山中虎鉄氏のTwitterで旅装の詳細が明かされた<ref group="出">[https://twitter.com/cotecote_sun/status/1047396891426603008 山中虎鉄Twitter2018年10月3日17:04]</ref>。
*当初は第2部第7章『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』にて、[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]に正体を見破られて退場する予定だったようだが、[[ジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕]]が誕生したのをきっかけにトラオムで退場する方向に変更されていった様子<ref group ="出">週刊ファミ通 2023年8月17・24日合併号</ref>。