メモ
*ダークの所持数は40~50本程。劇場版『Heaven's Feel』の一問一答の「対ランサー後、心臓を食らったアサシンが空を見上げていましたが、その後はどうなったのですか。設定にあるように戦闘後ダークを拾いに行ったのでしょうな?」という質問に、真アサシン「くくく……近頃は便利なもの、ダークなど百均でいくらでも手に入る……。」と奈須きのこ氏はジョークで応えている。
**因みに、真アサシン「くくく……というか水底から出てきたあのウネウネ、マジ怖い……近づきたくないでござる……」とも応えている。奈須氏の冗談ではあるが、真アサシンもあの触手にはかなりびびっていた模様。
**なお、ダークは15世紀にスコットランドで生まれた武器である。そして当項目のアサシンの生前の活動年代は13世紀である。……まあ、うん。臓硯とかに手配してもらったとかで。
*小次郎と戦った場合『鯖単体の対決なら、文句なく真アサシンに軍配が上がります。判定の通り、小次郎に妄想心音を破る手段は無いのですから。ですが、その先があります。妄想心音の泣き所は「即死」ではないこと。通常心臓を破壊されれば即死ですが、相手は鯖。特に霊としての属性が強い小次郎は、心臓が破壊されたとしても戦闘能力は残っています。宝具使用後の隙を突いて間合いを詰め、燕返しを放つ事も可能なのです。となると……結果は相討ち…?』
*劇場版『Heaven's Feel』でハサンが葛木に勝ったのは、暗殺者vs暗殺者は先に仕掛けたヤツが完勝する理論からくる勝利であり、葛木の拳にキャスターの魔術が付与されていなかったからという理由ではない模様。
*原作の描写に「アサシンの声は外見と裏腹に透き通っていた。それが誰かの声音……以前戦った槍兵に似ていると、セイバーは瞳を細める。」とあることから、もともとあのイケメンボイスはランサーの影響という設定。
*既に召喚されていたアサシンである佐々木小次郎の肉体を利用して召喚されるが、「小次郎の腹ワタから肉を捌いて出てくる」というどこぞの映画のエイリアンのような召喚となっている。その上召喚直後は「黒虫」と称されている異形であり、「苗床である小次郎の血肉や骨を食らうことで人の形を成し、空白の脳漿に人の知恵が与えられていく」という非常にグロテスクな事になっている。<br>この召喚について『Fate/complete material Ⅲ』のQ&Aでは「まぎれもなく外法」とされているが、具体的な方法やデメリットなどの詳細は不明。臓硯が召喚から三日後にランサーを食らった後の真アサシンに「ほほう。わずか一日で饒舌になったではないかアサシン。その様では、己が望みを思い出したか?」と語りかけているため、小次郎を食らった段階では己の望みすら忘れていたと思われる。
* マスターに対して忠実な一方で、臟硯が油断して言峰にやられた際は自身の不手際ならともかく自らに落ち度はないので敵討ちなどそんな酔狂な事をする気など毛頭ないと語っている。良くも悪くも仕事人気質と言える。
* 前述の通り戦闘力はサーヴァントの中では低く、単独での闘いは常に苦戦している。しかし、臟硯によると慎二がマスター時のライダーなら直接戦闘でも勝てるらしい。……が、実際に闘った際のライダーは桜がマスターだったので逆に捻られてしまった。
* かつては出番にも活躍にも恵まれないサーヴァントであり、型月界隈の一部では影が薄くて不憫なことへの代名詞となっていた。そもそも「HFルート以外では影も形もなく、かと言ってHFでも特別待遇が良いというわけでもない」いう境遇であることに始まり、PC版『[[Fate/hollow ataraxia]]』ではおまけゲームの『[[トラぶる花札道中記]]』のみ、更にパッチを当てて初めて登場する扱いだったのを皮切りに、格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では五次サーヴァントで唯一出演できず、Vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『[[カプセルさーばんと]]』でも出演を逃していた。その上[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]でも[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|ハサン]]が悲惨な目に遭っており、『Fate/EXTRA CCC』では[[ギルガメッシュ]]から「'''サーヴァント界でもっとも不遇なもの。その名をハサンというのだ'''」と他のハサン共々馬鹿にされる有様であった。
*しかし『Grand Order』では打って変わっての大躍進を見せ、当初から引きずって来た「不憫の代名詞」の称号は瞬く間に過去のものとなった。特に彼の忠誠心や義理堅さ、為人などは「英霊としての能力はともかく、仕える者としては間違いなく一流」と高く評価されており、言動の所々から伺える暗殺者らしからぬ誇り高さや矜持、正義感などに心を奪われたプレイヤーも多い。お陰で'''「ジャスティスハサン先生」'''などというあだ名を奉られることに。
**一方のキャラ性能だが、レアリティこそ☆2と(無償で行えるフレポ召喚でしか排出されない)紛うことなき低レアだが、「妄想心音」は即死が有効な敵ならば高確率で即死させるという効果を持つこと(有効でない敵は主にサーヴァントとゲーム後半の中ボスだが、本作にはサーヴァント以外の強敵もごまんといる。もちろん、即死なしでも相性有利のライダー・バーサーカー相手には高い火力を発揮する)、主軸となるQuick攻撃のヒット数の多さなどからクリティカルスターやNPの回収率が見た目以上に高いこと、スキル面でも無難なクリティカル補助に加えて最終的には強スキルと名高い[[クー・フーリン|矢避けの加護]]と同系統の効果を持つ「風避けの加護」が手に入るといったことから、第一章攻略で武名を上げた[[佐々木小次郎]]共々評価が高い。特に最近のイベントでは'''敵に一切ダメージが通らず、一定ターンを耐えることでクリア'''というシステムのステージが少なくなく、低レア勢でも前衛後衛にそれぞれハサンとクー・フーリンを据えておくだけで大分安定する。[[クー・フーリン〔オルタ〕]]と同様、生残能力で考えればスキル効果と潰し合わない概念礼装「月霊髄液」と抜群の相性を誇る。レアリティゆえの基礎性能の低さが唯一の欠点だが、長所がそれをある程度補ってくれている。また、アップデートにより追加された聖杯転輪により、欠点であった基礎ステータス値を更なるレベルアップによってある程度克服できるようになり、下手な高レアアサシンのサーヴァントよりも使いやすいというハサンファンには嬉しいこととなっている。
**近年実装された小規模イベントである「聖杯戦線」においても非常に優秀なサーヴァントの1人となっており、単純な戦闘能力以上に生残能力とレア度によるコストパフォーマンスが重要になる本コンテンツにおいては、呪腕のハサンの性能はまさに鬼に金棒といえる。流石に生残能力と圧倒的火力を両立した絆礼装持ちの[[ヘラクレス]]や[[クー・フーリン〔オルタ〕]]には見劣りするが、バーサーカーが出撃不可でアサシンは選出可能なマップも少なからずあったり、高コストである彼らを十全に活用する上で、低コストに抑えつつも十分な仕事をしてくれるのはやはり非常にありがたい。敵サーヴァントの相手は主力である彼らに任せつつ、自身は持ち前の生残能力で敵陣をかいくぐりつつ、敵のマスターをピンポイントで狙い討ったり、敵の配置を乱して本命の進軍路を開けさせるという、まさにアサシンクラスにふさわしい活躍をさせることも可能。勿論単体宝具であることやクリティカル威力が比較的良好なこともあり、しっかりと育てた上でライダークラスなど相手をちゃんと選べば純粋な戦力としても十分活躍してくれる。本コンテンツでは尚更相性が良い概念礼装「月霊髄液」自体も高コストであることから、ハサン自身の低コストさが本当に輝いている。
*歴代ハサンの中でも稀有な、「生前の本名」が公となった存在。第六特異点にて思いもよらぬ過去が語られ、悲痛な覚悟と理想とかけ離れた現実など、彼のより深い内面が鮮明に描写されていた。第六特異点においてはメインストーリーの主役をベディヴィエールが担っているが、こちらもまたもう一人の主役と言えるような重要な立ち位置にあり、実力では大きくかけ離れているはずの円卓の騎士を相手に白星を挙げるなど、相当な大活躍をしてみせている。<br>立場や精神性、抱えている問題などは大きく異なる両者だったが、両者ともに強大な他者の力を宿した特殊な右腕を振るって使命を果たそうと奮闘し、最後にはその右腕を失いつつも各々が救おうと心に決めたものを救う形で見事に役割を全うして見せた。
**加えて第六特異点では歴代のハサンで自分のみが「自身の暗殺術では無く異形の悪魔に肉体を売った」事でハサン襲名に至った存在であることに多少なりとも劣等感を感じている描写もあった。[[“山の翁”|初代ハサン]]からも常に一際厳しい態度を向けられていた事を鑑みても、当時から後ろ指を指されるような行動だったのは想像に難くない。そうまでして手に入れた、自らを唯一ハサンたらしめていたシャイタンの腕を命諸共手放してでも大事な者を守り抜こうとしたその行動は、生前とはまた違う結果に至らしめた。
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|プリズマ☆イリヤ]]』で他のクラスカードが第五次の英霊である中、アサシンのカードだけ[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|第四次のアサシン]]になった理由は、作者のひろやまひろし氏曰く「'''[[ギルガメッシュ|右手で敵の心臓鷲掴みにして引きずり出す]]イリヤとか見たいですか?'''」とのこと。
**…尤も、心臓鷲掴みというか胸部消失はのちにドライにて[[間桐慎二 (美遊世界)|慎二]]が[[間桐桜 (美遊世界)|桜]]に対して普通に行った。なお、この時夢幻召喚に使われたアサシンの真名は不明。
***「ロープ状の右腕を寄り合わせて腕のようにして伸ばして、胸部に手を置いて胸部の肉体ごと心臓を消し去る」という技は呪腕のハサンの「妄想心音」に似ていなくもないが、こちらは「'''亡奏'''心音」であり、呪腕とは同一存在ではない可能性がある。「プリヤの設定は本家に反映されない」とはひろやま氏自身の初期からの言である。