Fate/stay night
;「ええっと、し、しろう。士ろう。しろウ。しロう。し郎、城う、ではなく、士郎、士郎」
:HFルートにて、「同盟関係なんだから名前呼びでよい」と言われて。なお、ちゃんと「士郎」と発音できるまで言い直しているのは、セイバーのものである「シロウ」という呼び方をされることを士郎が嫌がったため<ref group="注">一応士郎も「シロウ」という呼び方自体は好きであり、だからこそ「他のやつに使って欲しくない」「セイバーのものにして欲しかった」という思いがある。それを踏まえた上で「(自分の)我が侭」「下らないこだわり」であることを述べている。</ref>。
:それまで冷酷キャラだと思われていただけに、そのギャップに驚いた人も多かったのではないだろうか。
;「令呪の縛りは関係ありません。私はサクラがマスターである限り、自らの意思で彼女を守る。私はサクラが好きですから」
:HFルートより。ライダーを冷酷な性格の人物だと考えていた士郎は令呪がなければ彼女は桜を殺すのかと尋ねるが、返ってきたのはそんな士郎の考えに反し、桜に対する深い親愛を思わせる言葉だった。
;「………貴方はサクラの味方ですか、士郎。<br> この先に、たとえ何があったとしても」
:HFルートから。かつて怪物になった経験から聖杯になりつつある桜の未来をおそらく予見し、桜の味方になると誓った士郎の真意を静かに問い質す。
:この時士郎はライダーがこの問いを投げかけた真意をなんとなくではあるが察し、簡単に答えられなかったが、ライダーはそんな彼に失望するでも怒るでもなく、いつか答えを聞かせて欲しいと告げて姿を消した。
:この問いへの答えを士郎が返すことになるのは終盤になってから。彼女の真意を汲み取った答えを返すことができれば、士郎は頼もしい相棒を得ることになる。
;「承知しました。貴方を信頼し、一時の主と認めましょう」
:HFルートにて、士郎が桜のために戦うことを確認し、彼の策を預けられて微笑みながら彼への協力を約束する。
:士郎の人柄が信頼できるものとそれまでの士郎を見ていて知っているためか、正規のマスターでない彼をすんなりと主として認めた。
;「必ず。ですが士郎、それは貴方も同じです。<br> サクラには貴方とリンが必要です。それを肝に銘じておきなさい。<br> ……私も、サクラを支えるのは貴方でなければ納得できませんから」
:HFルートのクライマックス直前のシーンより。士郎から気絶した桜と負傷した凛を避難させることを優先して欲しいと頼まれ、その遂行を請負いつつ、大聖杯に向かう彼にも生き残るよう釘を刺す。
:桜の心情をライダーが誰よりも理解していることと、士郎に対してかなり好感を抱いていることを感じさせる。
;「……貴方がたの作法は私には合わない」
:劇場版HF2章より。
:士郎が桜の味方をすると決めた夜の翌朝、いつも通りの衛宮邸の朝食を迎えた…と思いきや、なぜか一緒に食卓を囲んでいるライダー。士郎と桜が彼女の分まで食事を用意していたのである。
:無論ライダーは固辞するも、「セイバーはよく食べていた」と引き合いに出された際の返答が上記の台詞である。
:それまでの冷徹な印象と、若干拗ねたような物言いのギャップに驚いた視聴者も多かったのではないだろうか。
;「士郎が気になりますか? 彼は動きませんよ、私は信頼されていますので」
:劇場版HF第3章における[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバー]]との最終決戦より。
:自身と戦おうとしない士郎に目がいっているセイバーに対して、ライダーは黒い影に囚われる以前のセイバーよりも士郎に信頼されていると挑発する。
:更に「ああ、あなたは確か…」と続けようとしたところで、セイバーは「戯言を…!」と苛立ち気味に激昂した。
;「腹立たしいことですが兵は上官を選べない。ここは不満を口にするより長所を探すほうが前向きでしょう。……ま、そんなものがあればの話ですが」
:アニメDVD特典『ライダーの慎二観察日記』より。たまった鬱憤を思う存分ぶちまけている。一応、友人(士郎)を呼び止めるところは数少ない長所といっている。
;「まずい!とどめは私が!」
:同上より。よほど不満が溜まっているようであり、士郎より先に慎二を仕留めたいという本音。セイバーの邪魔が入らなければそれは適っていたであろう。だが、真面目な話をするならばその場合はその場合で契約の主導権が桜に戻り、この時のセイバーは魔力の回復がままならない状況だったので、士郎共々倒されていた可能性もある。