[[宝具]]
; 祈りの弓(イー・バウ)
: ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:4〜10<br />最大捕捉:1人<br />由来:ロビンフッドの使っていたとされる弓の材質、猛毒を含んでいる木イチイから。
: アーチャーが持つ対人宝具。彼が生前に拠点とした森にあるイチイの樹から作った緑色の弓。ロビンフッドの通常武装であり奥の手。射程距離より近場での暗殺に特化した形状をしている。
:イチイはケルトや北欧における聖なる樹木の一種であり、イチイの弓を作るという行為は、「森と一体である」という儀式を意味する。また、イチイは冥界に通じる樹ともされ、ロビンフッドはその性質を知ってか、末期の時には「自分をこの矢が落ちた場所に埋葬して欲しい」といって矢を放った。矢はこれまたイチイの木の根元に刺さり、ロビンフッドはそこに埋葬されたという。
:もともとはイチイの木を材料にしただけの弓に宝具としての力が宿るのはこういった経緯から。イチイの弓(イー・パウ)は超自然的な力を宿し、イチイが持つ非常に強力な毒と、シャーウッドの森の再現を可能とする。
: 標的が腹に溜め込んでいる不浄(毒や病)を瞬間的に増幅・流出させる力を持ち、対象が毒を帯びていると、その毒を火薬のように爆発させる効果がある。非常に悪辣な事に矢が対象に命中する事は毒を爆発させるトリガーでしかないため、かすり傷どころか矢を弾いたり受けたりして防いだとしても効果は発動する。
: また、単に武器としての効果の他に、基点となる地面に矢を刺すことで周囲をイチイの毒で染め上げ毒の空間にすることが可能。サウンドドラマCDではこの毒の空間を先んじて作り毒矢を撃つ戦法も扱った。
:『EXTRA』ゲーム内では相手が毒状態の場合に使用し、その毒を強化(ダメージ増大、効果ターン延長)する。直接のダメージがなく、状態異常治療で簡単に無力化できるため脅威度は低い。そのためか『CCC』では宝具自体にも魔力ダメージが発生するように強化されている。
: 『Grand Order』においても宝具として採用されており、EXTRAシリーズでの低評価を覆すような超性能でもってサービス開始から長い期間猛威を振るった。詳しくは「話題まとめ」の項にて。
:『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』では、直撃した場合は比喩抜きで相手が爆散するというとてつもない殺傷力があり、後述の『顔のない王』ともども強力な宝具という評価がされている。ただし、弓矢自体の破壊力や速度は特別に優れているわけではないらしく、毒に侵されていない相手からすれば普通の射撃と同様に対処可能。
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な〔毒〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>」という効果のArts宝具。
:2016年7月25日のメンテナンス以前は「敵単体に毒状態を付与(5ターン)」という効果も持っていたが、メンテナンス以降は「破壊工作:A」スキルの効果に移された。
; 顔のない王(ノーフェイス・メイキング)
: 由来:生前顔や素性を隠して圧制者と戦ったことから。
: 彼の着ている緑の外套による能力。完全なる透明化、背景との同化ができる。伝承防御と呼ばれる魔術品でもあり、光学ステルスと熱ステルスの能力をもって気配遮断スキル並の力を有するが、電子ステルスは有していない為、触ってしまえば位置の特定は可能。外套の切れ端であるものを使い指定したものを複数同時に透明化させたり、他人に貸し与えても効果は発動する。これを解除させるには、対軍クラスの攻撃をさせることが有効。
: 自然の化身であるロビンフッドは、成立後にそのままケルトの風習であるベルディーン祭り(春の祭り)を受け継いだ「<ruby><rb>五月祭</rb><rt>メーデー</rt></ruby>」に取り入れられた。
: <ruby><rb>五月柱</rb><rt>メイポール</rt></ruby>という村の広場の中央に立てられた柱の周りを囲んで踊り明かすというこの祭りでは、年頃の女性は「<ruby><rb>五月女王</rb><rt>メイクィーン</rt></ruby>」、年頃の男性は「<ruby><rb>五月王</rb><rt>メイキング</rt></ruby>」に扮する。この「<ruby><rb>五月王</rb><rt>メイキング</rt></ruby>」こそロビンフッドの比喩である。
: この祭りでメイキングがまとう衣装は緑色の肌にぴったりとした衣装に茶色のアクセントが定番とされている。いうまでもなく葉っぱの緑と幹の茶色(グリーンマン)であり、ここでもロビンフッドは自然の化身であることが強調されている。
: 五月王の衣は着る者の気配を消し、その姿を自然に溶け込ませるという。ロビンフッドと同一視される妖精パックもこの能力を持っている。
: なお、ルビはサウンドドラマで初登場。ゲーム中ではもっぱら「顔のない王(かおのないおう)」とそのまま呼称されていた。
: 『EXTRA』ではSKILLとして使用。発動した直後の3手において、SKILL・宝具を除く全ての行動に勝利するという厄介な効果を持つ。『EXTELLA LINK』でも一定時間透明化するアクティブスキルとして使用している。
: 『Grand Order』では彼の宝具は上述の「祈りの弓」が採用されているが、絆Lv10達成報酬の概念礼装として「顔のない王」が手に入る。効果はロビンフッドが装備してフィールドにいる間に限り、味方全員のArtsカードの性能を15%アップする。
: 『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』では第二階層での戦闘で使用し、発射した矢を透明化するという使用法を披露した。ただし、『祈りの弓』との同時使用はできないという制約があるため、『祈りの弓』を使うときは透明化を解除していた。