「王の財宝」内にある宝具
; 乖離剣エア
: 黒化英霊状態でも巨人状態となっても黄金の輝きは失われておらず、究極の宝具の名に恥じない効果を持つ。
; 天の鎖(エルキドゥ)
: 基本的には従来のものと同じ。子ギルも特にこの宝具に愛着があるらしく、頻繁に使用する。
: 分離当初はクラスカード側に奪われていてアンジェリカに苦戦させられたが、所有権を奪い返し反撃に転ずる。アンジェリカが放った財宝を絡めとって防御したり、相手の宝物庫から大量の武器を抜き出し、巻きつけた状態で纏めて叩き付けるなど多彩な攻撃を見せる。
: ひろやまひろし氏曰く、「''無尽蔵に伸びて縦横無尽に飛び回るビックリ便利宝具''」。
; 天翔る王の御座(ヴィマーナ)
: 黒化英霊状態で使用。本来は黄金とエメラルドで形成された美しい姿をしているが、黒化していた際は持ち主同様に船体の色が黒一色となっている。
:160万トンのコンクリートと720万トンの地層を突き破るほどの圧倒的な出力を誇る。
; 真・射殺す百頭(ナインライブズ)
:巨人状態で使用。 [[ヘラクレス]]が生前の偉業「ヒュドラ殺し」で使った巨大な大弓。
: 豪奢な大弓に番えられた石柱のような矢から、敵対者に向けて自動追尾の「幻想種殺し」の概念を帯びたレーザーを九発同時に射出する。本来は弓の能力を元にヘラクレスが編み出した「流派」と呼ぶべきものであり、使い手の技量に依存する宝具だが、構えればバリスタが自動的に標的に向けてレーザーを射出するため、子ギルは難無く使用する事ができる。
: なお、なにげに珍しい''アーチャー・ギルガメッシュの使用した「弓」''だったりする。
; 神々の盾
: 巨大な花弁の様な形状の大盾。一度目は黒化英霊状態で使用。凛の「打ち砕く雷神の指(トールハンマー)」によって増幅されたイリヤと美遊の最大出力の砲撃、続く[[クロエ・フォン・アインツベルン]]の「約束された勝利の剣」を用いた「壊れた幻想」を受けても傷一つつかない鉄壁の防御力を誇る。
: 二度目は泥の巨人となった状態で使用。二対の大盾が中枢の子ギルを守るように追加され、彼自身もその防御力には自信があったが、ツヴァイフォームとなったイリヤの放った一撃で貫かれてしまう。
: 他にも宝物庫には様々な時代・国の紋章が描かれた盾が収蔵されており、巨人の体の一部を覆ったりしている。
; 千山斬り拓く翠の地平(イガリマ)
: メソポタミア神話に登場する戦いの神ザババが持つ双剣の一つ。ただし、これがザババの剣「そのもの」なのか、ギルガメッシュがそう呼んでいるだけの別物なのかは不明。本来「王の財宝」の中の宝具には真名がないはずであり、乖離剣エアなどのように無銘の剣に神の子としてのイガリマの名前を渾名として付けた可能性があるとのこと。
: 翡翠色の宝石のような巨大な剣に岩石をコーティングしたような形状をしている。「斬山剣」という別名を持ち、その名の通り、その刀身は山を切り裂けるほどに大きい。大質量を用いた斬撃を繰り出すが、実際は「地平線」の概念を持つ神造兵装。刃から「天と地が絶対的に分たれている」という理が現出し、それによって文字通り千の山を斬り拓くことすら可能。
: 泥の巨人となった時の使用が初だが、直後にツヴァイフォームとなったイリヤの斬撃によって両断されてしまった。アンジェリカに所有権を奪われた後も折れたままとなっている。
; 万海灼き祓う暁の水平(シュルシャガナ)
: メソポタミア神話に登場する戦いの神ザババが持つ双剣の一つだが、イガリマ同様にザババの剣そのものなのかは定かではない。
: 溶岩塊じみた峰と火の刀身で形作られた巨剣。別名は「斬海剣」。イガリマが「地平線」の概念を持つのと対になるように「水平線」の概念を持つ神造兵装。「空の青と海の青が溶け混じり合う領域」が暁の方向性を持って現出し、すべてを溶かし、焼き払う。
: 作中ではアンジェリカがクラスカードで、平行世界の士郎が投影で使用。子ギル自身は直接使用していないが、PRISMA material/preにて言及されているため、ここに記載する。
; 矢避けのお守り
: ランク:D-
: 子ギルが身に着けていたお守り。日食を象った金細工で、装備者の回避率を大きく上昇させ、Dランク以下の飛び道具による攻撃を無効化する。攻撃を無効化する度に金細工の日の欠けは大きくなっていき、欠けが日の大きさに達すると消滅してしまう。
: 敵に投げつけて、小さな太陽の如き閃光と熱を発する事も可能。この時の威力は日の欠けの大きさに比例するが、いかなる状態でも一回の行使で消滅に至る。
: 受肉した時から装備していたが、アンジェリカの不意打ちを回避した直後、使い捨ての爆弾として使用されたことで消失する。
; 身隠しの布
: ランク:E
: 古今東西で見られる「姿を隠す」宝具の原典。この布を被せる、もしくは括ったものは魔術的・光学的に観測不能となり、高度な結界にも探知されることはない。だが音や匂い、体温に気配その他諸々はだだ漏れで、全く役に立たない場合もある。極めて複雑な織りをした布で、織りの方向は少なくとも五次元に達しているとされ、この布の完全な再現は人間には不可能と言われている。
: ……なのだが、イリヤと田中さんも一緒に使うために電車ごっこの紐のように扱われ、貸してもらったイリヤは戦いの影響でこの宝具を紛失してしまう。更にアンジェリカに回収されイリヤを誘拐するのに使われるなど、踏んだり蹴ったりな目に遭う宝具。
: 後に折りたたむ事で帽子になり、本来の名前も'''「ハデスの隠れ兜」'''であったことが判明。神話上ではゼウスの雷、ポセイドンの槍と並ぶ宝具のはずだが、何故ここまでランクが低いのかは不明である。
; 温泉
: 拠点とした学校の屋上に出現させた露天風呂。男湯と女湯でちゃんと分かれている。子ギルの計らいで日本風にアレンジされているが、風呂場に「寿司」とか変な言葉が書かれていたりする場所もあり、少々「日本風」の意味を間違えている感は否めない。
: 因みに、大人ギルは「温泉の原典は持っていない」とか言っていたが、『[[トラぶる花札道中記]]』で[[藤村大河|タイガー]]と[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|ロリブルマ]]から「幸運(ラック)の上がる温泉」の権利書を奪っている。その時の物だろうか?