メモ
*『Fate/stay night』本編でも北欧神話の主神オーディンの持つ武器・神槍『大神宣言(グングニル)』の話題がちらっと出てくる。
*『Fate/stay night』作中でも、「地上で神霊レベルの奇跡を起こせる生物が居たとすれば、そいつにとって聖杯など不要」と指摘される程の次元の外れた所業であり、地上ではサーヴァントとして従えるのは無論のこと、降霊させることすら不可能である。
**極端な例を挙げれば、聖杯伝説の大本である救世主イエスを召喚できるのであれば聖杯戦争は不要になってしまうだろう。その血を受けた器はなんでも聖杯である。
*『Fate/Grand Order』においても[[ロマニ・アーキマン|Dr.ロマン]]が「原理的には必ずしも不可能ではないはず」だが「神霊級のサーヴァントの現界は例えば向こうがその気になったとしてもできない」「[[魔法]]の領域にまで到達した技術があっても分が悪い」と述べているが<ref group = "出" name = "第二特異点 第8節"/>、直後に神霊のサーヴァントである[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]と遭遇してあっさり覆されるハメになる<ref group = "出" name = "第二特異点 第9節">『永続狂気帝国 セプテム』第9節「古き神の謎」</ref>。
**また[[玉藻の前|アマテラス]]や[[オリオン|アルテミス]]と言った高位の神霊も何らかの形で通常の英霊並みに格を下げる事で現界に成功している。<br>とはいえ前者は「人間として転生した際の側面で召喚する」という裏技で間接的に現界しているに過ぎず、後者は神霊である身を英霊ランクにまで貶めて召喚されているため、代償として通常のサーヴァントとしての力しか発揮できない。
**[[イシュタル]]や[[エレシュキガル]]、[[ジャガーマン]]や[[パールヴァティー]]は相性がいい人間を依り代に、神の力のほんの一端のみを降ろし、半ば強引に[[疑似サーヴァント]]として顕現している。
**[[ヘラクレス]]や[[ロムルス]]の様に後に神として崇められたと言及されているサーヴァントも存在する。プレイヤーの間では彼らが召喚出来るのはその前の神ではない状態だからサーヴァントとして召喚が可能ではないのかと考察されている。
***そのうち[[徴姉妹]]は'''知名度補正というカウンター'''が加わった事により、後天的に神性が付与された稀なサーヴァントである。
**[[ケツァル・コアトル]]は主神級でなおかつ疑似サーヴァントではないというかなり例外的存在となっている。分霊としてサーヴァント枠に収まる程度まで霊格を落としているが本人曰くそこまでしてもなお召喚に至るには(不完全ゆえにルールとして穴だらけのカルデア召喚式ですら)困難であるという。ただし本人の経歴によれば、カルデア以外でも何らかの理由で最低一回は召喚されているらしい。
**ここまでの例から推測すると、[[ステンノ (Grand Order)|ステンノ]]や[[エウリュアレ (Grand Order)|エウリュアレ]]の召喚がなされたのは人理焼却という異常事態もあるが、単純に本人たちが神霊としてはあまりにも力を持っていなかったからという可能性もあり、実際逆にサーヴァントとして戦えるだけの強化がされている状態となっている。
**元が神霊であるサーヴァントは過去の召喚の記憶を有しているような様子を見せる事もあるが、これは『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』の第13節にてエウリュアレが語った「視点の違い」によるものだと思われる。しかし、エウリュアレ自身は記憶を持っている訳ではなく「記録だけ」だとしている。
***その他にも、[[オーディン]]が横槍によって[[クー・フーリン〔キャスター〕]]の記憶を引き継がせていたケースも存在している。
*[[覚者|セイヴァー]]や[[玄奘三蔵]]の様な「仏」がいわゆる神霊のカテゴリーに属するかは現在曖昧である。一応「神仏」というカテゴリーで語られたり後に菩薩となった三蔵法師は低ランクの神性を有するが、肝心のセイヴァー本人は神性スキルを有さない。
**『Grand Order』の『小野小町古今抄』で観音菩薩の化身となった[[小野小町]]は[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]から「神霊本体の現界と同規模」とされており、[[マシュ・キリエライト]]からは神霊の一種とされている。
***小町の場合は神性ではなく「仏性」が高まっていたようだが、仮初めとはいえそれが肉体に留まるはずもなく、化身となった直後に涅槃に至るため消滅しようとしていた。
*圧倒的な力を振るう事ができるが必ずしも自由な訳ではなく、特に神同士や人間との「約束」や「契約」には非常に強く縛られる。<br>例えば、一度契約してしまったら後からどちらにとっても得にならなくなっても反故にはできないし、不可抗力で不履行になった場合に相手に同情していても天罰は落とさなければならない。この葛藤は[[エレシュキガル]]が特に顕著である。
*[[玉藻の前]]が「神霊になる前の神々が[[捕食遊星ヴェルバー]]に敗北した」と発言しているため、少なくとも[[セファール]]襲来以前には神霊という者は存在しなかった可能性がある。
*2013年当時は「8000年前、つまり紀元前6000年には存在した、名も定かではない程に太古のチャタル・ヒュユクの女神こそが、ティアマトやガイア等全ての女神の母にして原初の女神である」という設定だった。上記のセファール襲来等の設定と齟齬を来しているので、2016年発売のEXTELLAを契機に設定を大幅に一新した模様。