Fate/Grand Order
戦闘
; 「魔力を回せ!決めに行くぞ、マスター!」<br>「I am the bone of my sword.───So as I pray, unlimited blade works!!」
:宝具発動。無限に剣を内包した心象風景を具現化し、無数の剣を雨あられと敵に撃ちこむ。
:さすがに演出時間の問題があるので、詠唱は省略されている。
マイルーム
;「新米マスター……いや、新米魔術師か。気持ちは分かるよ。無力な自分をもどかしく思うだろうが、今はじっくり進むことだ」<br>「サーヴァントがどんな生活を送っているかだって……? そうだな。召喚されてからは、君達とそう変わらない。サーヴァントごとに個体差はあるが、食事や睡眠を楽しみにする者もいる。──私? 私は……まぁ、食事は楽しんでいるよ。主に作る側で、だが」<br>「調子がいいじゃないか。少しは自信が持ててきたんじゃないか? 結構。その意気だ。オレも及ばずながら手を貸そう」<br>「ん? たまに一人称が変わるのはなんでかだって? あぁ、そ、そうか、無意識にこぼれてしまうようだな……気を抜くと地が出るというか……『オレ』という呼称は若い頃の癖みたいなものなんだ」
:マイルーム会話「絆レベル1~4」。皮肉屋な面の強かった原典と比べると非常に当たりが柔らかい。魔術師として、元マスターとして、そしてサーヴァントとして。様々な立場から主人公に接する彼は頼りになる先達であることだろう。
;「この戦いもじき終わるかと思うと、いささか寂しいな。英霊として多くの戦場を経験したが、この戦いは特別だ。人類を救うなんて大きすぎる話だが、君が戦う以上……オレも負けてはいられない」
:マイルーム会話「絆レベル5」。正義の味方に成りたかった彼にとって、人類史を救うための戦いというのは夢のような状況なのだろう。
;「信じられん……。以前から災難体質だと思っていたが……まさか、女神に取り憑かれるとは。<br> よほど波長が合っていたんだな……。素直じゃない系女性の原点というやつか」
:マイルーム会話「[[イシュタル]]」もとい女神召喚の依代になっちゃった[[遠坂凛|元マスター]]に対して。
:後述の台詞とは違い彼女の置かれている状況を知った上での発言の模様だが………"災難体質"って人のこと言えるのだろうか。
;「最近、厨房の食材の減りが早くてね。原因は分かっているのだが、どうにも私では対処できない。君の方から『おかわりは二杯まで』と、あの虎っぽいご婦人に、注意してくれないか?」
:マイルーム会話「[[ジャガーマン]]」もとい女神召喚の依代になっちゃった[[藤村大河|知り合い]]に対して。
:サーヴァントになっても相変わらずな所に頭を痛めているようだが、言い回しはどこか嬉しそうにも聞き取れる。
;「数多の鉄を打ちながら、求めたものは──ただ一つの極限か。天下を二分した名工が、最後に行き着いたものが精神論とはね。俺には少し、目に痛い話だよ…」
:マイルーム会話「[[千子村正]]」より。祖国を代表する著名な刀匠と、自身とは真逆ともいえるその在り方を目の当たりにして。
:因みに上記の台詞だが、(前後の文脈の流れ的に)本来であれば『目に痛い』ではなく『耳に痛い』とするのが正しい。
:敢えて『目に痛い』としたのは、無論誤用ではなく─恐らくは、"剣製"において先達ともいえる英霊が、よりにもよってかつての自分自身を依代として現界した事によるものであろう。
;「んん、しかし……こう改めて鏡を見ると……本当に童顔だな、俺。……っと、帰ってきたのかマスター。丁度いい。キャンプ場ならともかく、カルデアでこの服装というのは落ち着かない。霊衣を変えてもいいかね?マスター。うっかり知り合いと出会ったら、何を言われるかわからないからね」
:マイルーム会話「霊衣『サマー・カジュアル』について」
:夏イベントでほんの少しだけ「素の自分」に戻ったエミヤ。
:当然知り合いとは言わずもがな……
幕間の物語
;「アーチャーは文字通り弓を主武装にする英霊だ。」
:自身の幕間の物語「マスターの条件」より。突然始めた主人公へのレクチャーの一節。いや、まったくもってその通りなのだが……'''お前が言うのか'''。話している本人は'''弓を持った立ち絵で映っているのに戦闘では一切使っていなかった'''(アップデート前)という有様である。
:『Grand Order』の弓兵達はきちんと弓を使って戦う面子のほうが割合多いが、[[ダビデ|投石&普段は杖]]とか[[ニコラ・テスラ|電撃]]といったケースもやっぱりある。
;「こんなところでも女難の相……だと……!?<br> ええい、何か作為的なものを感じるなぁ!」
:同上。相変わらずの女難の相なのだが、今回の場面はゴリラの如きウーマン、略してゴリウー(アマゾネス)の大軍が押し寄せるなど大概なもの。それも[[ロマニ・アーキマン|ドクター]]による意図的な犯行なので今回ばかりは彼のせいではない。
;「マスターを成長させ、己の評価も高める。それが歴戦のサーヴァントというものだよ」
:同上。本作におけるエミヤは数々の聖杯戦争を戦い抜いたべテランであり、一般人出身で巻き込まれた未熟なマスターである主人公に対してなにかと世話を焼く。
:そして、「何故これほどまでに親身になってくれるのか」とマシュに問われての返答がコレ。だがしかし、サーヴァントの特性やマスターの心構えを説くだけならまだしも、健康状態や生活リズムまで気にかけてくる姿は紛うことなきおかん属性である。
;「頼むぞ○○(主人公)。かつてのオレでは果たせなかった大英雄越えを、おまえの手で果たさせてくれ」
:自身の幕間の物語「無限の剣製」より。「半人前卒業」を認めたマスターへの協力要請。
:このセリフの直前に宝具を封印した状態で[[ヘラクレス|シャドウ・バーサーカー]]を倒した彼は、次なる目標として[[Fate/stay night|かつて]]は倒すことが出来なかった、シャドウではない本物のバーサーカーを越えることを掲げる。
:なお、女性の場合だと「おまえ」が「君」になる。
;「実を言えば。かつては生前の……[[衛宮士郎|ある人間]]の在り方に責務のような確執を抱いたこともある。」
;「だが今となっては、そんな未練など抑止力の私にとっては意味のないものだと思っている。」
;「恐らく、それで何が変わるわけでもない。今の私の在り方が変わる事がないように。」
;「生前の諍いも、確執も、それは生きていた者たちだけのものだ。」
;「どうあれ人類史の礎になったものに、これを殺す術も、救う術もない。」
;「何の拍子にそんな達観を得たのかは、あいにく憶えていないのだが……」
:[[虞美人]]の幕間の物語「午後はカルデアおもいッきり虞美人」より。虞美人がエミヤに対して、生前に因縁のあった人間と付き合ったことはあるかと、相談を持ちかけてきた際の台詞。
:言うまでもなく、『stay night』UBWルートにおける体験談である。たとえ今いる場所とは違ったとしても、どこかの世界・どこかの時間で得た「答え」は、彼の胸にしかと刻まれていた。
:なお、本当に覚えていないのかどうかは、直前に「ドッキリのカメラが仕掛けられているのではないか」と警戒するなど、他ならぬエミヤがこの質問をされる意味を理解しているような言動を取っているあたり、疑問が残る。
イベント
;「その弓いつ使うんですかだと? それが今だ、フィィィッッシュ!!」
:『ぐだぐだ本能寺』にて。本人的にもやっぱり気にしていたらしい。なお、本当に珍しい'''「弓兵として」'''エミヤが活躍するシーンである。
:さらに言うなら「相手をまんまと'''釣り野伏'''にハメた瞬間」なので、いつものアングラーネタも状況にマッチしている。
:なお後述するが、後に通常戦闘でも弓を用いるモーションが追加されたため今では過去のネタである……と、思っていたら後に登場した霊衣で'''思いっきり使われることに'''なった。
;「─────(曖昧な表情で沈黙している)」
:『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて。[[ロビンフッド]]に[[アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕|サンタオルタ]]のことを知ってるのかと振られて。
:黒化し、かつミニスカサンタになった騎士王など本当に知っていると言っていいかも分からないし、どういう顔で迎えればいいかも分からない。
;「げぇ、ランサー!?」
:同上。サンタオルタにボコられた上に、相性の悪いランサークラスにして壊滅的な音痴のアイドル、[[エリザベート=バートリー|エリちゃん]]が送り込まれて。
:もはや泣き面に蜂というレベルではなく、彼女が歌いだすや否や☆3の同業者二人共々カトンボのように落ちていった。
;「マスター、おまえにチョコを贈ろうとしているのはただの人間ではない」<br>「そう───サーヴァント。過去の英雄たちなんだぞ?<br> 常人と比べて、あらゆる点がブッチギリの連中だ。<br> 能力、精神、スキル、そして暴走力、すべてにおいて無駄に超一流だ」<br>「そんな彼女たちがチョコを作って贈る、それだけで済むはずがあるまい」<br>「断言しよう。お前は酷い目に遭う、と。ほぼ間違いなく、14行きになると!」<br>「地雷原へのこのこ呑気に出かけていく主を止めるのは、サーヴァントとして当然────<br> いや、人の心を持つ友人として当然のこと。私には分かるんだ。だって女難の相持ってるしネ!」
:『チョコレートレディの空騒ぎ』にて。チョコサーヴァントを匿った罪を主人公に問われて説いた、カルデアでバレンタインというイベントを行うことへの危惧。
:シェイクスピアが称するように「過保護サーヴァント」であるが、生前似たような事象を経験済みと思えばこの心配もやむなしか……?
:なお、「14行き」というワードに疑問符を浮かべるマスターも多かった様子だが、これは『ドラゴン・ファンタジー』(新版では『グレイルクエスト』)と呼ばれるゲームブックシリーズにおいて、死亡時に飛ばされる文章番号がどの巻でも14番で固定されているネタをバレンタインデー(2/'''14''')と掛けたジョークである。因みに、「14行き」自体は[[Fate/hollow ataraxia|既出]]のネタである。
;「もらえない人間の悲哀は、オレ……私もそれなりによく理解しているのでね……<br> あまった材料で作ったチョコだが、それでもないよりはマシだろうと……」<br>「そうか、喜んでもらえるのなら嬉しいが……それこそ余計な世話、だったか……フッ」
:同上。マスターを止めるべくディルムッドと共に実力行使を仕掛けるも敗退した後、シェイクスピアに保護者枠でチョコを渡すつもりだったことを看破されて。
:話を聞く限りでは生前は女子に恵まれなかった様子に聞こえるが、[[衛宮士郎|若い頃]]の[[間桐桜|周囲の]][[藤村大河|環境を]][[遠坂凛|考えれば]]一度もチョコを貰えなかったとは考えにくいのだが………。
:なお、後者の台詞はエミヤからのチョコを喜ぶ選択肢を返した場合のみ見れる。
;「ゆくぞ! 私はたくさん武器を出したりするが、」<br>「一つの武器を極めたサーヴァントにはあまり決め手にならないぞ!」
:『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の本編後の追加イベントにて。帝都七本鎗として[[沖田総司〔オルタ〕]]の敵となっているのだが……。
:守護者の先輩としての後輩への優しさか。もしくは[[メドゥーサ|ライダー]]同様早く退場したいが為かなぜか自分の苦手分野を公言しながら勝負を挑んでくる。
:おそらく元ネタは「ソードマスターヤマト」。
;「ええい、恥を知るがいい、恥を!二丁拳銃なぞ、おのれ──そんなもの、誰が使っても格好いいに決まってる……!クソ、オレも使いたかったなー!」
:『深海電脳楽土 SE.RA.PH』で自身のオルタについて聞かれた際の台詞。
:あちらのエミヤの殺伐かつ[[藤村大河|悲壮]]な意見とは真逆の、それもまるで駄々っ子のような感想に全プレイヤーが<del>ずっこけ</del>くずおれた。
;「見ろ───<ruby><rb>昭和</rb><rt>・・</rt></ruby>だ。」
:『サーヴァント・サマー・キャンプ!』にて。廃屋を調査していた際に見つけた元号。
:エミヤおよび元となった士郎の『Fate/stay night』の発売は2004年。当時高校生の彼は現実に合わせれば昭和末期の生まれであり、昭和から平成初期の時代背景の中で育っていると思われる。
:そのためかエミヤにとっても懐かしさを感じるようで、その感慨が込められているのだが……。
:現代っ子がそのままサーヴァントになった[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン〔アーチャー〕|イリヤ(魔法少女)]]の「すっっっごい古い」「社会の教科書で見たことしかない」という、昭和についての感想に、ジェネレーションギャップを感じたのか、寂しそうにショックを受けることとなった。
;「ビデオデッキの現物を知っている者が、この中ではオレくらいしかいないだろう?」<br>「……うん、その目は止めるんだ。人によってはショック死しかねないから。」
:同上の昭和ネタ。現代っ子のイリヤに「びでおでっき……?」と素朴な疑問を返されて。エミヤにとっては『メジャーな記録媒体』と言い切っただけに、「そんなのがあったんだ」程度の反応は、メンタルにダメージを負う結果となった。
;「───む。それは確かに。昭和なんて最近だし。」<br>「<font size="5">最近だし。</font>」
:昭和ネタの続き。重ねての強調。散々イリヤにメンタルを削られたために、少しやけくそ気味であり、イリヤも「なんかすみません!」と平謝りすることとなった。
:『Fate/stay night』を発売当時にやっていたユーザーも、エミヤと共に苦笑いしたかもしれない。
;「やはり君には女難の相があるな。」<br>「オレにはわかるよ。」
:同上。主人公について。どこか嬉しそうで、同イベント内で何度か主人公の女難ネタに微笑むシーンがあり、仲間ができたことを喜んでいる。
;「着地を任せられるのは、やはりサーヴァントの本懐か、と思ってね。」
:マスターを抱きかかえて着地する[[アビゲイル・ウィリアムズ|アビゲイル]]を見ていた際、蘭陵王から「なぜ誇らしげに笑っているのか」と問われた際の返答。
:多くは語らず。しかし[[遠坂凛|あるマスター]]への想いが詰まった言葉。
;「<ruby><rb>君子</rb><rt>しゅやく</rt></ruby>危うきに近寄らず。バッドエンドフラグに触れるべからず。」
:同上イベント、[[ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕|目が据わっている水着英霊]]を見てからの捨て台詞。
:型月主人公の非常に高いバッドエンド突入率および女難を、知りに知り尽くした彼だからこその察知&逃亡。
:しかし、現主人公によって逃亡は防がれることとなった。同じ女難タイプ、死なば諸共である。
;「フッ。<br>今だけは真名もクラスも棚上げし、こう名乗らせてもらおう。<br>我がクラスはアングラーだと……!」
:同上。『hollow』から数える事十数年。[[衛宮士郎|オリジナル]]の危惧通り、'''とうとうアングラーになってしまった'''赤い人。本人が同居していないのがせめてもの幸いというべきだろうか……。
;「クルーザーに乗ってカジキ釣りをしたことはあったが、こんな陸地で鮫と対決するとはねぇ……!」
:同上。実は案外人生エンジョイしてたんじゃないかこの守護者。
FGO material
;「ついに狂ったか……!」
:『FGO material』での因縁キャラにおける[[イシュタル]]へのコメント。彼が自称月の女王を目にした時にこぼれた言葉と全く同じである。
:イシュタルは[[ギルガメッシュ]]に恋し[[エルキドゥ]]の死の遠因となった女神で、彼自身とは縁もゆかりも無い存在のはずだった…が、後に彼女がサーヴァントとして実装された際に[[遠坂凛|かつてのマスター]]が召喚の依代となっていたことが発覚。
:要するにこれは「女神」ではなく「あかいあくま」に対するコメントだったようだ。………依代に意識が残っていたら致命的な報復間違いなしの失言であろう。
;「………………むう。悪くない…………」
:『FGO material』での因縁キャラ欄より、[[千子村正]]へのコメント。
:千子村正は妖刀で有名な「村正」の製作者であるが、イシュタル同様彼とは特に関連性のない存在……のはずであったが、よりによって[[衛宮士郎|かつての自分]]を依代として召喚された疑似サーヴァントであった。
:依代と憑依元それぞれに思う所があるのか、結局曖昧なコメントしか残せなかった様子。