メモ
* Fateシリーズに登場するアーチャーでは初の純粋な「弓使いの英霊」。『[[Fate/stay night]]』の[[エミヤ|アーチャー]]は正しくは魔術師、[[ギルガメッシュ]]に至っては単に攻撃方法が射撃というだけである。
** 本来、彼の方が「弓兵」としては普通なのだが、ファンからは「アーチャーなのに弓を使う変な奴」などと言われたことも。<br>元々おかしいのは赤いのと金ピカの方なのだが……
** 漫画版では外套を脱ぎ捨て、短剣の二刀流で赤セイバーと切り結ぶシーンもある。これは干将・莫耶を使うアーチャーへのオマージュと思われる。
*奈須氏としては、[[アンリマユ]]の系譜として扱っている。
* 一流の狙撃手であるダンをして「背筋が寒くなるほど」と言わしめる狙撃技術の高さに加え、透明化する「顔のない王」やトラップによる破壊工作で相手を追い詰める。これらを駆使した奇襲・闇討ちが得意なためか、[[アサシン]]のクラスの方が能力面では合っているのではないかと言われることもしばしば。
** EXTRAではマスターが騎士道精神を重んじるためか、イチイの毒以外のトラップ設置は行われなかったが、続編であるCCCではBBが迷宮内にトラップを設置するよう命じている。いたる所に設置された罠は非常にうっとおしいが、BBによればあれでも甘いらしく、彼に本気になればもっとエグい罠を仕掛けられるはずと文句を言っていた。また、アーチャー(赤)も「トラップの張りが甘いぞ、腕が落ちたか」とダメ出しをしていたので、もし本気を出して罠を仕掛けていたらどうなっていたのか考えるだに恐ろしい。
*** そのアーチャー(赤)のダメ出しに対して、私的な理由でライフスタイルを変更したと語り、「たちの悪い罠は、しばらくは封印だ」と続けているため、BBの配下となった後もダンへの忠義によってわざと罠の手を抜いていた事が伺える。
** ただし「材料がなければ大した罠も仕掛けられない」と本人が口にしている通り、それなりの資材投資を行えなければトラップ技術を十全に生かすことは難しいようだ。それでも十分脅威だったが。<br>トラップを設置できる場所と、潤沢な資材を提供できるマスターがあってこその技能と言えよう。
** 『Grand Order』第五章最終局面ではその破壊工作によるゲリラ戦の本領を発揮。ケルト軍の北軍を6割も削る大戦果を上げた。落とし穴や岩の物理的トラップ、食糧や井戸水への毒の仕込み、裏切り工作などなど、普通は6割も軍が削られたら通常の軍隊の定義では全滅という大戦果だったが、生粋のバーサーカーとも言えるケルト軍を前には完全に止めることはできなかった。
**よくファン間で言われるのが、「[[衛宮切嗣]]が聖遺物無しでサーヴァントを召喚した場合、相性の関係で彼が呼ばれるのでは」という話題。騎士道を嫌い、弱者を助け、そして狙撃や破壊工作の優秀さという共通点からだろう。
***だが、「あくまで助ける個人個人を見ずただより多くの人命を優先する」切嗣と、「一つの小さな集落のために大多数の王の軍を手に掛けた」アーチャーには相違点がある。嫌っていた騎士道もダンとの共同戦線の最期では憧れを抱いていた事を語ったアーチャーは、切嗣と組んでも土壇場で決裂するのではという意見も。
* ゲームプロデューサー・新納一哉氏のイチオシキャラ。
* 自分で自分のことを「ハンサム」と言う彼だが、[[玉藻の前|キャスター]]も、「いけすかないイケメン」と言って、嫌ってはいてもその点は認めている。
* 主人公の赤いアーチャーと区別する為に、「紅茶」「緑茶」とファン間では呼び分けられている。さらにCCCでは[[BB]]から「ミドチャ」「緑茶さん」と呼ばれている。
** 『CCC』では一応公式の区別の仕方として「緑衣のアーチャー」という呼び名が使われている。
**『Fate/Grand Order』でも主にBBから緑茶呼ばわりされており、北米版でも「Matcha(抹茶)」と呼ばれている。
* サバイバーとしての技術か、読唇術や盗み見(ピーピング)の心得もある。
* 無印での「祈りの弓」は、撃たれる前に毒を解除していれば痛くも痒くもない。直後の三手で強制的に勝利するスキル「顔のない王」の方がよほど凶悪であるため、プレイヤー間ではしばしば「真の宝具は顔のない王」などと言われていた。
** そしてCCCにおいて、顔のない王がマントの宝具だと判明した。
** そんな「祈りの弓」も、CCCでは毒強化効果に加えて「宝具ダメージ」を引っ提げて登場。宝具使用ターン中、発動前に毒を治療しても宝具によるダメージは発生するようになり、汚名返上を果たした。宝具によるダメージはそこまで大きなものではないものの注意が必要。また決戦時の階層では回復アイテムが使用不可となっており、礼装の準備を怠っていると苦戦は必至。
** 更に『Grand Order』においてはEXTRAやCCCでの鬱憤を晴らすがごとく、後述の通り容易に特攻効果が発動でき大ダメージを見込める火力源として優秀な性能となった。
* 二回戦の戦いではペナルティによるHPと耐久力の低下と令呪による宝具の制限。CCCでは一回目の戦いは宝具を取り上げられた状態、二回目は瀕死の状態と万全の状態で戦う機会に恵まれていない。
** そもそもバトルロイヤル式であれば、「毒の結界で強制的に服毒→祈りの弓で体内の毒を増幅・爆発」という悪質なコンボを、顔の無い王で居所を伏せながら発動出来る凶悪なサーヴァントであっただろう。トーナメント形式かつ決戦時以外の戦闘行為が基本的に禁じられている月の聖杯戦争自体と能力がイマイチ噛み合わない。尤も「騎士のように戦いたい」という心に秘めていた願いを考えれば、その条件は逆に幸運であったといえる。
**『Last Encore』ではマスターと連携して戦うことができる状況、森林という彼の十八番とも言える戦場を与えられ、本領を発揮できる環境にあった。しかし、ここでもCCCと同じく、ダンへの忠義(もしくは彼自身の迷い)から敢えて正道寄りの戦い方をしていたため、能力をフルに発揮するには至っていない。
* ラニの迷宮で彼とアーチャーが出会った際の会話で、「'''私的'''な理由」とするべき所が、「'''詩的'''な理由」と誤った表記がされてしまった。お約束の誤字だが、CCCでの彼は合理的な考えを捨て、感情に従って戦っていたため、あながち間違いでもない。
* 主人公のサーヴァント達からは「ネズミ」呼ばわりされることもあるが、その真意は「騎士道とは縁遠い」と自嘲する彼が、その実「弱者に味方する」という騎士の在り方を体現していたことへの皮肉であった。
* キャラクターデザインについてはかなりのパターンが用意されていたとのこと。ビジュアルファンブックには本編採用案の他に、傭兵風の衣装が描かれている。これについても、コミカライズ版で生前のアーチャーの衣装として登場している。
** デザイン原案の武内氏によると、顔中に傷があるような傭兵風や、トリックスターのような好漢、など色々な案があったらしい。最終的に見栄えの良さも考慮して現在のキャラクターデザインが採用されたと語っている。
** ちなみに片目が隠れたデザインは最初から考えていた訳ではなく、ラフ時点で偶々描いていなかっただけだったりする。それをワダ氏がリデザインする際に片目隠れで描いたことによって決定案として生かされることとなった。
* 『Grand Order』で霊基再臨を三回以上行うと、青いコマドリ([[ロスト・ロビン・ロンド]])がロビンフッドの肩に乗るようになる。このコマドリとの因縁は意外と長く、彼が生前領主を打倒した際に発行されたと思われる記念硬貨にもなぜかコマドリの絵が描かれている。
** ちなみに青いコマドリに関しては「勝手に付いてきた」らしく、「あの鳥とオレには何も関係ない」とロビンが述べているようだ。
* 関係の有無は不明だが『魔法使いの夜』では「皐月の王様(メイキング)」なるものについて言及されている。シャーウッドの森に関係した高レベルの隠行を行うものだったようだが[[久遠寺有珠]]の霧によって粉砕されたらしい。
* 『EXTELLA』では未登場だが、EXTELLAマテリアルによると、玉藻の前のレガリアによって強制的に玉藻陣営に参加している。彼女に逆らうと、エリザ同様電撃が走るので、玉藻の前の太鼓持ちをしているが、隙あらば彼女を倒してレガリアを奪取、自由になろうと狙っている。その際、レガリアはどこかに売り払う気満々である。
** 人間関係では、玉藻の前は前述のとおり表向きは従いつつも反逆の機会を狙っている、[[主人公 (EXTRA)]]はそれなりに買っているので本心から好意的、[[アルキメデス]]は自分と同類である事を感じているのか信用していない、[[メドゥーサ]]はサブルートで彼女のハートを狙うというもの。
** 次回作の『EXTELLA LINK』にて参戦した時は、トップが主人公、かつ立ち位置が[[カール大帝]]への抵抗勢力ということもあり、周囲とはあまり悪い関係にはなっていない。
* 『[[Fate/Labyrinth|Labyrinth]]』における彼の登場タイミングとほぼ同じくして、『[[Fate/strange Fake|strange Fake]]』に[[リチャードⅠ世]]の従者として「ロクスレイ」名義の弓使いが登場しているが、当記事におけるロビン自身か否かは不明。仮に同一人物かつ記憶の引継ぎがされているとすれば、彼は[[アルトリア・ペンドラゴン|雇用主の憧れの対象]]との共闘、という貴重な経験を経ている事になるが、果たしてその情報は向こうに伝わっているのか否か…?