歌仙の詩歌
: 『太平記』第一六巻「日本朝敵事」に曰く、人ならざる四鬼を従えた逆賊・藤原千方の討伐に派遣された紀朝雄は
: 「草も木も 我<RUBY><RB>大王</RB><RT>おおきみ</RT></RUBY>の国なれば いづくか鬼の <RUBY><RB>棲</RB><RT>すみか</RT></RUBY>なるべし」という歌を詠み、四鬼を退散させたという。
: 中古三十六歌仙、女房三十六歌仙に名前を連ねる歌人である紫式部は、是なる悪鬼退散の詩歌さえ容易く詠み上げてみせる。
: なお、彼女の歌は「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな」で、小倉百人一首にも採られている。
: そんな紫式部と同時代の詩人、清少納言も同名のスキルを持つ。
: 中古三十六歌仙、女房三十六歌仙に名を連ね、小倉百人一首に歌を採られながらも、清少納言は和歌を不得手と自嘲する。
: 苦手意識もあるだろうが、古色蒼然としたルールが彼女の新しい感性と相性が悪かったともいえるだろう。
: それでも彼女の詠む歌は時に人々の心を打ち、時に不埒な男達を堂々と退けたのである。
: 紫式部のものと同名、別ランクのスキルだが、その内容が全くの別物になるあたりに二人の性格の違いが出ている。かもしれない。
: 『Grand Order』では紫式部のものが「敵全体の防御力をダウン[Lv](3ターン)+味方全体に〔魔性〕特攻状態を付与[Lv](3ターン)」という効果のスキル。
: 清少納言のものは「味方全体の攻撃力をアップ[Lv](3ターン)&毎ターンNP獲得状態を付与(3ターン)&毎ターンHP回復状態を付与[Lv](3ターン)」という効果のスキルになっている。
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! ランク || 保有者 || クラス || 備考
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| A || [[紫式部]] ||キャスター||
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| B || [[清少納言]] ||アーチャー||
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