真名:アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
:「アーサー王伝説」に登場する[[円卓の騎士]]の一人。聖剣ではなく聖槍を手にしたアルトリアが女神と成り果てる最中、万が一の偶然として発生した可能性。
:肉体と精神が、[[女神ロンゴミニアド|完全な聖槍の女神]]へと転じる直前に、『嵐の王』として黒き暴虐であることを選択し、聖槍の女神ではなくあくまで人間アルトリア・ペンドラゴンとして在り続けることを選択したアーサー王。
:ありとあらゆる手段を以て自らを強く定義した際、何処かで縁を得たと思わしき聖杯の呪いさえも利用したためか、聖剣の騎士王からはかけ離れ、荒ぶる性質を有する存在となったが─────
:─────聖槍の女神ではなく、ヒトとして。アルトリア・ペンドラゴンとして在り続ける。
:聖杯の呪いによって黒色に変化して現界したことで、荒ぶる『嵐』としての性質から離れられず、人を統べる王のようには振る舞えず、ただ眼前に在るモノを粉砕する『嵐』となった。
:生前の伝説・逸話・出来事のうち、ブリテンの守護者ではなく、敵対者の命を速やかに奪う冷酷な殺戮者、戦場を駆ける戦闘機械と在らんとする戦士の性質、非情さに徹しきった騎士王の側面が色濃く顕れている。
:言わば、ランサー・アルトリア・オルタナティブであり、身に纏う冷酷の気配は「[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバー・オルタナティブ]]」に酷似している。
:異説によれば、ランサーとして現界した際、騎士王は生前と「一部」異なる姿になるという。
:聖剣と鞘ならず聖槍を所有しているが故に不老の肉体の「一部」が成長しているとも、槍の魔力が肉体の「一部」を成長させているとも──
:ともあれ、聖剣を聖なる槍へと持ち替えようとも、騎士王の精神性は変わらない。
:選定の剣を得て王となり、襲い来る外敵や魔物、時には竜にさえに抗って故国のために戦い続けた騎士王そのひとである。
:オルタとしての現界であろうとも、人理修正にあたっては、大いにマスターの力となるであろう事は間違いない。