真名:ペイルライダー
:『ヨハネの黙示録』に記述されている終末の四騎士の一人。第四の騎士「<ruby><rb>蒼き死の担い手</rb><rt>ペイルライダー</rt></ruby>」。
:正真正銘『ヨハネの黙示録』に示されし『終末の四騎士の一人<ruby><rb>蒼き死の担い手</rb><rt>ペイルライダー</rt></ruby>』。
:神である[[ガイア]]の「神の怒り」を体現すべく造られた『神により創造されし終末の四騎士』の1人。
:抑止力の1つであり明確に[[ガイア]]側の'''『カウンターガーディアン』と呼ばれる者達のうちの1人。'''
:それぞれの『騎士』は神により地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と病・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられている。
:病は手段の一つに過ぎず、その正体は死そのものの概念。また『死神』としての側面をも持つ。
:それゆえに黄泉(ハデス)を連れ、疫病や獣をもちいて地上の人間に死をもたらす存在とされる。
:ジェスター・カルトゥーレによれば、その存在は遥かな昔より「星の従僕」と呼ばれる存在だとされる。
:「それ」は生命体ではなく「病」という災厄、または「神の怒り」そのものがサーヴァントになった異質な存在。
:人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は存在しない。
関連
;黒死病
:14世紀のヨーロッパで猛威をふるった感染症。ペストとも。
:ネズミに寄生するノミを媒介してペスト菌を人に感染させる。高い致死性を持ち、罹患すると皮膚に黒紫色の斑点ができる。
:その頃のペスト患者や病弱な者、病人への扱いはおとぎ話でも語られていたように、決して良いものでは無かったとされる。
:当時、ヨーロッパは城塞都市を中心に発達していたが、人口の過度の密集や不衛生な環境によるネズミの大発生等が重なって、未曾有の大流行を引き起こした。
:細菌など発見されていない時代であり、何の手も打てなかった教会や労働力を失った荘園領主等は大きく力を弱め、都市の衰退と農村部の中産階級の隆盛をもたらした。
:最終的な死者数はヨーロッパでは2000万人とも3000万人とも言われている。これは、当時の人口の三分の一から半数に匹敵する。
;スペイン風邪
:1918年~1919年にかけて世界中に流行したインフルエンザ。名前に反して発生源はアメリカで、豚から人に感染したと言われている。
:感染者はおよそ5億人以上に達し、この内5000万人~1億人が死亡した。これは、第1次世界大戦と第2次世界大戦の戦死者を合計した数よりも遥かに多い。
;COVID-19
:2019年末に中国で発生し、現在なお継続中の世界的なパンデミック。TVでは新型コロナウイルスと呼称されている。
:中国共産党の隠蔽体質とWHOの杜撰な初期対応が重なった事で世界中に広がり、政治・経済・社会インフラなどに多大な影響を与えている。
:型月の作品にも影響が及んでおり、劇場版アニメの公開やFGOのアップデートなどが延期になったりしている。
;黙示録の四騎士
:『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。
:第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴し、別名〈征服〉の騎士とも呼ばれる。最初の騎士は解釈が様々あり、『ユダヤ百科事典』第10巻(1905年出版)ではこちらが疫病を象徴すると解釈されている。
:第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴し、人々を殺し合わせる権限を与えられたと言われている。
:第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。
:第四の封印が解かれた時には<RUBY><RB>蒼褪めた</RB><RT>ペイル</RT></RUBY>馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。
:四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。