真名:リチャードⅠ世
:第三回十字軍で勇名を馳せた、中世ノルマンディーの君主にしてイングランド王。十二世紀の人物。
:その勇猛さから『<ruby><rb>'''獅子心王'''</rb><rt>ライオンハーテッド</rt></ruby>』の異名で知られ、敵将からも最高の騎士と讃えられた。
:『'''彷徨える王'''』の異名も持ち、未だ神代の残滓を残していたイングランドで『神話と歴史の境目を彷徨っていた』最後の王として、比較的新しい時代の王ながらも色濃い神秘に触れていた。
:10年の在位期間で自分の国にいた期間は1年も満たなかった。
:最期は敵方の射手ピエール・バジルの射った矢による傷がもとで死亡した。
:『Grand Order』ではこの姿に加え、生前に数多の罪を犯してきた事に対し『神よ、どうかこの身を世界の終わりまで煉獄の炎に曝してくれ』と願った故に、獅子心王としての名と魂の在り方が煉獄の炎と結びついた事により、黒獅子の様相へと変化した外観が備わっている。
:獅子心王と呼ばれる程に勇猛な彼は、ありとあらゆる外敵に剣を向ける事はおろか、時として神に背くような暴虐さえ怖れなかったとされる。この姿もまた、数多の感情を持ち合わせた豹変君主たる獅子心王の『素の側面』の一欠片なのである。
関連
;第三回十字軍
:君主であり将軍であるサラディンにより征服された聖地エルサレムを、ヨーロッパのキリスト教諸国が奪還することを目的とした十字軍。
;彷徨える王
:異名の一つ。当時のイングランドは神代こそ閉じていたものの、大陸とは違い海に閉じられて神秘の漏れ出し難い島国であったために、『神話と歴史の境目』となっていた。
:彼は、[[精霊種|精霊]]や[[ルーン魔術]]といった神秘がまだ罷り通っていた時代に「片足を突っ込んでいた」最後の王であるからこそ、この二つ名が付けられている。
;アーサー王のファン
:彼は故国の祖王たるアーサー・ペンドラゴンを敬愛しており、幼少の頃から寝物語でアーサー王と円卓の騎士達の伝説を聞いて育ち、城で楽師達が奏でる音楽は決まってアーサー王を讃える歌であった。
:若い頃は放蕩するフリをしてアーサー王の遺産を探索していた説もあった他、戦場や日常問わず、剣を初めに自分の手に持って闘えるモノ全てに「エクスカリバー」と名付けたほど。