封印指定執行者
単に「執行者」とも。強制的に封印指定を執行する際に派遣される魔術師のこと。総勢30人程<ref group="出" name="「魔術の最高学府“時計塔”」『Fate/complete material III World material.』p.51" />。
通常、封印指定から逃亡しても静観されるだけである。しかし、彼らが潜伏先で無関係の人間を巻き込むような実験を繰り返すなどの事態となれば、聖堂教会が黙っていない。異端とみなされ、代行者を差し向けてくる。となれば、魔術協会にとって貴重な財産である研究成果ごとこの世から抹消されてしまうのが目に見えている。<br>
これを防ぐべく、彼らは代行者の介入以前に力ずくで封印指定を実行する他、神秘の秘匿の為に、魔術師が起こした事件の証拠隠滅も行う。そういう状態で駆り出されるため、場合によっては封印指定対象の魔術師+代行者の両名を相手どる可能性もある、非常に危険度の高い役割。故に求められるのは「如何に戦闘向きであるか」。<br>
執行者が封印指定を発見する機会は10年に一度あるかないかである<ref group="出" name ="「Fate/Zero用語辞典-ナタリア・カミンスキー」『Fate/Zero material』p.102">「Fate/Zero用語辞典-ナタリア・カミンスキー」『Fate/Zero material』p.102</ref>。
ちなみに、魔術協会、特に時計塔の中で厄ネタとされている第一位は悪霊ガザミィだが、二位が封印指定、三位が封印指定の執行者となっている。
;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]
:封印指定執行者。
;[[フォルテ]]
:短編小説「[[Talk]]」に登場。協会屈指と言われる風使いにして、剣士。
:封印指定の執行の他に、奪われた魔術書の奪還といった荒事も担当している<ref group="出">「フォルテ」『Talk.』</ref>。
;ミリョネカリオン
:「封印指定総与」の二つ名を持つ魔術世界屈指の魔術師。<ref group="出">「魔術の家系」『Fate/complete material III World material.』p.46</ref>
;[[ナタリア・カミンスキー]]&[[衛宮切嗣]]
:協会から派遣される正規の執行者ではなく、フリーランスの賞金稼ぎ。協会が動き出す以前に行動し、成果を売り渡すことを生業とする「狩人」。封印指定に限らず、魔術犯罪者として協会に追われる者の相手もする。<ref group="出" name ="「Fate/Zero用語辞典-ナタリア・カミンスキー」『Fate/Zero material』p.102" />
;[[獅子劫界離]]
:切嗣達同様、フリーランスの賞金稼ぎ。だが彼は事情が異なり、元々かなりの名門の出で、研究者として協会の中でもかなり将来を有望視されていたらしい。
;[[コルネリウス・アルバ]]
:アニメ版『[[Fate/Zero]]』にて、彼らしい人物が衛宮矩賢を捜索している。当時は執行者だった可能性がある。