メモ
*ランサーとしては初の女性サーヴァントであり、幸運値が初めてC以上のランサーでもある([[カルナ]]は自己申告のため除外)。
**ちなみに仕えたマスターもCCC作中だけで「ランルーくん・BB・凛・ラニ・シンジ・メルトリリス・主人公(EXTRA)」と最多。
**更にいうなら所持スキルも10種と最多。<br>(陣地作成・竜の息吹・戦闘続行・カリスマ・狂化・精神異常・対魔力・拷問技術・無辜の怪物・頭痛持ち)<br>その多さからスキル欄に納まりきらずに後ろ3つは作中マテリアルで言及されるのみである。ただしこの内幾つかはクラス変更に伴って得た事を考慮にいれると妥当な数かもしれない。
***保有スキル数も膨大だが、それらの多くが戦闘面でも有用たりうる点も見逃せない。最高峰の「対魔力」に本来はキャスター特有の「陣地作成」、「無辜の怪物」による竜種化で強化された肉体をさらに活かす「戦闘続行」、「狂化」は低ランクのため精神面に影響する「精神異常」に干渉しないなど、全体的に保有スキルは優秀といえるだろう。
**『Grand Order』で再登場したことによってただでさえ多かったマスター数がさらに増えることになった。しかもスキルに至ってはカリスマの派生版「嗜虐のカリスマ」、キャスターになったことでさらに「道具作成」「魔力放出」と戦闘続行の派生版「出演続行」をもらえたという大盤ぶるまいである。
***その翌年にはセイバーにもなったうえ、スキルが更に3つ(うち1つは機能していないが)追加。合計所有スキル数は16(嗜虐のカリスマと魔力放出を別カウントし[[カーミラ]]のものも含めるとすれば最大20)個。サンタに水着、ヒロインX等彼女を上回るバリエーションを持つ[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]でさえ、スキルの追加・変化が少ないため全て合わせてようやく彼女の総スキル数の次点に食らいつく程度。
***バリエーションについて補足すると、アルトリアはレアリティが☆4・5、宝具タイプがBuster・Arts・Quick混在なのに対して、エリザベートは何とプレイアブル全パターンが共通の「☆4・Buster」である。また、'''オリジナルが恒常排出、他全てがイベント報酬'''という事もあり、『FGO』参加時期次第では全パターンをコンプリートしているマスターも少なくない。
***後に期間限定イベント「チェイテ・ハロウィン・トリロジー」で[[エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕|ハロウィン]]、[[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|ブレイブ]]、[[メカエリチャン]]と[[メカエリチャンⅡ号機|Ⅱ号機]]が再配布され、その後に行われた「巡霊の祝祭」で全ての配布エリザベートが恒常化。これにより、多くのマスターがエリザベートをコンプリートできるようになった。
*『EXTRA material』によるとCCCでは女性のエゴが描かれるが、その中で『自分の容姿に固執する面』を受け持っていることが解説されている。
**[[BB]]たちが恋人に向ける感情、<del>エロ魔人</del>キアラが世界に向ける感情だとすると、エリザはひたすら自分だけの幸福を追い求めている。
*ドS。紹介動画ではブタが大量に鳴き声を挙げていた。<del>おまえら自重しろ。</del>
*彼女が登場している時のBGMは前半と後半で微妙に変化し、後半の方は女性の歌声が入っているが、これは彼女の担当声優である大久保瑠美氏が歌っているもの。凄まじい音痴っぷりやアレな歌詞ではないので、「彼女が普通に歌ったらこうなる」と思えばいいのかもしれない。
*ランサーからバーサーカー、そしてまたランサーに戻るという、1作品内でクラスを連続で変更した珍しいサーヴァント。『Grand Order』では別名義でアサシンからライダー、イベント配布サーヴァントにおいてキャスター、セイバー、アルターエゴ2種類、ライダー、プリテンダーと更なる遍歴を獲得している。
**バーサーカー時でも平然と理性を保っており、まるで狂っていない。理由は「元々、既に狂っているから」。しかし、代償としてか狂化のランクはE-と極めて低くなっており、パラメーター上昇メリットもない。筋力と耐久がより『痛みを知らない』状態になっただけだという。
**「元々狂っているため狂化を受けていながらも正気を保つことができる」というのは、[[Fate/strange Fake]]のバーサーカーに似たところがある。あちらは「元々が狂気の象徴である」ために理性を喪失していない。
**バーサーカーにチェンジした後は戦闘時のダメージボイスが「ああああああ!!!」という悲鳴に変わる。かなり痛々しい…
*ランサーのクラスにしては珍しく「槍の宝具」を所有していないサーヴァント。<br>ただし槍=城という解釈が有り、槍を地面に突き刺すことによって最強宝具が発動し、「己を際立たせるための舞台とする居城を召喚する」というなんとも規格外の業を起こす。血の海が瞬時に広がり、血飛沫を起こしながら地面から城がせり上がってくる様は中々凄まじい。
**宝具が「城」といえば、[[クー・フーリン|第五次のランサー]]も知名度補正が万全の状態ならば「城の宝具」が追加されるという話がある。詳しい情報がないので詳細不明だが、彼も彼女のように城を召喚できるのかもしれない。
*『竜鳴雷声』や『鮮血魔嬢』は中々に強力な宝具だが、その性能に反して宝具ランクはかなり低いものとなっている。特にレンジや最大補足数に優れるエリザベートの切り札たる『鮮血魔嬢』は、最低ステータスとなる'''ランク「E-」'''である。<br>『無辜の怪物』の影響によって竜の側面が強化された結果として獲得できた『竜鳴雷声』や、そもそも神秘性をあまり秘めていない生前の居城をさらに魔改造して仕上げた『鮮血魔嬢』ゆえに、宝具ランクもそれ相応に低いものになったのでは? という推測がされることも。
**また二つとも、優れたレンジや最大捕捉数に反して「対人種別」に該当する風変わりな宝具でもある。これほどの攻撃範囲を誇るならば対軍種別が妥当であり、実際に対軍性能を秘めてはいる。しかし鮮血魔嬢の宝具説明覧には『どれだけ広範囲であろうと、種別は対軍ではなく対人』と明記されているため、この種別方法はやや特殊ではあるが間違いないものであるようだ。<br>ちなみに対人宝具扱いを受けることによって、対軍宝具に効力を持つスキル「軍略」を無効化できる。
***これら宝具によって増幅されたボイスは東京ドーム一個分に響き渡るため、(いつ開催できるか分からないしそもそもドームごとぶっ壊しそうだが)ドームコンサートの準備もばっちりである。ところで東京ドームの収容人数は50000人前後とのことだが、もしもこの人数を実際に捕捉可能であれば、全宝具中最高クラスの最大捕捉数になることだろう。
**EXTRAマテリアル記載のステータスでは『鮮血魔嬢』は「対人宝具」であるが、用語集の方では「対軍宝具」と記載されており、どちらか片方のみが正式採用された設定なのか、あるいは軍神五兵などのように2つ以上の種別を持つ宝具なのかは現在不明。ただしステータスの方には「ちなみにどれ'''ぼ'''ど広範囲であろうと、種別は'''大'''軍ではなく対人」と<del>短い中に2箇所も誤字りながら</del>追記されている。
**『鮮血魔嬢』に当てられているバートリ・エルジェーベトという読みは彼女の真名をハンガリー語(マジャル語)表記したもので、ハンガリーではアジア圏言語と同様に姓→名の順で表記される。<br>ただ、彼女が活動していた当時、ハンガリーは神聖ローマ帝国(ドイツ)の支配下にあったため、ドイツ語表記された名前も正しい名前の一つである。
*CCCでパートナーとなっている時の彼女は'''恐ろしいほどに強い'''。<br>スキル「恋愛夢想の現実逃避(セレレム・アルモディック)」は発動時こそ無防備になるが、相手のスキルを除く全ての手に3手分勝利する、つまりは[[ロビンフッド|アーチャー]]の「顔の無い王」と同じ効果を持つチートスキルである。使えばほぼ'''毎ターン相手の手の半数を潰してエクストラターンを1回だけ発生させる'''という脅威のスキルであり、彼女の筋力の高さも相まって何も考えなくても相手は死んでいく。<br>「拷問は血税の如く(アドー・キーンザース)」は、与えたダメージ分自分のHPを回復するスキルだが、このスキル自体の威力がかなり高い上に回復量がなんと'''与えたダメージの100%'''なため、『敵に大ダメージを与えつつ自分はHPを大量回復』することが可能とこちらも強力。適度に使用していればまず死ぬことがない安定感抜群の攻撃兼回復スキルであり、宝具の使用条件である「HP50%以下」を満たしても、宝具使用後これを使うだけでHPを安全圏まで持ち直せる。<br>他にも消費MPのわりに高威力な「絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース)」や、成功率100%というキャス狐の「呪相・密天」を大幅に上回るガードスタン効果を持つ「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」、ギルガメッシュの「天の鎖」より遥かに強力な麻痺効果を持つ「不可避不可視の兎狩り(ラートハタトラン)」など、優秀なスキルが目白押しとなっている。<br>多くのゲームでは「敵が味方になると弱体化する」パターンが多いが、彼女の場合は「味方になっても強いまま」であった。というかスキルが全て強化、あるいは制限解除されており、十分すぎるほどに強かった衛士時に輪をかけて強い。これが愛の力なのだろうか……。
**メタ的な意見を言えば、後戻りのできないダンジョンでプレイヤーが詰まないように配慮されたと考えられる。
**ただし後述のように上位級の英霊である彼女に比べ、主人公のサーヴァントは「セイバークラス条件を満たしていないセイバー」「架空の英霊で、認められていない名も無き正義の味方の代表者でしかないアーチャー」「Aランクサーヴァントの1割未満の戦闘能力しかないキャスター」「弱体化しており(宝具開放あたりまで)互いの信頼関係もやる気も薄い慢心王」といった性能に難のある面々揃い。また主人公が 戦局眼が凛やレオと同等以上と言われていることを考えると主人公が上位英霊と組んだら実際これぐらいの力量があるという見方もできる。
*『Grand Order』での宝具『鮮血魔嬢』は呪いでHPが0になることを除けばCCCに忠実な効果となっている。<del>若干威力が物足りないのも一緒</del>
*サーヴァントとしての評価はB+~Aランク相当の英霊。ガウェインに言わせればそこまで高くもないらしいが、このランクはそのガウェインに迫る上位級の英霊の評価である。
**本来なら一貴族の女性である彼女が、ここまでの強さを持つとは驚きである。ただ、月の裏側では反英雄に属するサーヴァントの方が力が増すらしく、それも関連していると思われる。
**ギルガメッシュですら竜種の末裔というだけで割と高い評価をしていることが窺えるので、それだけ「無辜の怪物」で強化された竜種の特性が影響を及ぼしていることも原因として挙げられる。
*黒を基調としたフリフリの衣装は大変可愛らしいが、そのせいでパンツが割とちらちら見える。尻尾を使うスキルではもはや丸出し。パンチラはアイドルのサービスというが…
**実は'''上半身は三本の紐だけ'''というパンチラどころではない衣装で、彼女も『CCC』のテーマであるエロスを体現していた。劇中でその点が目立たないのは胸が成長していない年代で召喚された為で、ろび~な氏の4コマ漫画で女性主人公が身に付けた時はパッションリップ並の露出度になっている。
**『Grand Order』では霊基再臨を1回行うと2013年のエイプリルフール企画で披露した「CCC48」の衣装に変化する。3回目では衣装が黒からピンク色へと劇的に変化し、子ブタと子リスのぬいぐるみが飾られたシルクハットを被っている。[[主人公 (EXTRA)|彼ないし彼女]]への呼び名を考えると……?
*未通について弄り回される可哀想な娘。キャスターは嬉々として弄りまくるわ、アーチャーに直接未通と指摘され、'''ギルガメッシュに至っては全裸姿を晒す暴挙'''を行った。無論、マスターはドン引きし、男性サーヴァントの場合は凛やラニもげんなりする一幕も見られる。
**『Grand Order』でも同じネタが有り、清姫から未通であることを指摘されかけ、ロビンフッドからもおぼこ娘と言われてしまう。
**ちなみに、当然だが史実では夫との間に子を儲けているので、彼女が生涯未通であったことはありえない。そのためエリザベートの姿は結婚する前の彼女の姿ということになる。
**ただし彼女の性格に加え、性に厳格な時代に生きた等の理由から夫以外の男性経験なしな可能性はある。一方で夫は出征などで城を空ける事が多かったのと、叔母が同性愛者で有名だったので彼女も両性愛者になったという逸話もある。ちなみに叔母の性欲は凄まじく、'''領地の女性を全員押し倒した'''とのこと。
*生前の行い、逸話から反英雄に属する英霊であると断言されている。
*無辜の怪物では「竜」の側面が強調された形となっているが、その伝説ゆえ「吸血鬼」の側面も持ち、作中でも生贄の生き血を摂取することで魔力を補給している。
**『Grand Order』では成長し吸血鬼と成り果てた彼女はアサシンのサーヴァント・[[カーミラ]]として別個に登場している(つまり同一人物としての扱いとなっている)。カーミラは彼女をモデルにして書かれた小説の吸血鬼の名。
**そしてエリザベートの姿は、人間の時で言うところの年齢が14歳であることが『Grand Order』のステータスにて明かされている。
*その凄惨な拷問や猟奇殺人の趣味から、中世ヨーロッパで悪名を馳せたシリアルキラーである[[ジル・ド・レェ]]と比較される事が多い。<br>ただジルの場合は、信じていた[[ジャンヌ・ダルク|聖処女]]の無残な最期によって狂った彼が選んだ「神の不在を証明する」ための手段であり、エリザの場合は、自らの美を保ちまた頭痛から逃避するための手段という違いがある。<br>また拷問や殺人に対する感性の違い(そもそも彼女の場合は人を人と思えなかった)や、神に対する姿勢の違い(ジルは信仰を見失っているが、エリザは信仰を保っている)などから、仮に二人が出会うことがあったとしても、上手くいくかどうかは微妙なところ。
*彼女が喚ばれなかった場合のランルー君のサーヴァントである[[ヴラド三世 (EXTRA)|ヴラド三世]]は、彼女と同じく「無辜の怪物」によって生前のあり方を歪められた者であり、また吸血鬼伝説のモデルになったという共通点がある。ちなみに、ワラキアはチェイテ城があったトランシルヴァニアに隣接している。
**『Grand Order』で[[ヴラド三世 (Grand Order)|彼の別側面]]と共演したときは同族嫌悪が基本なTYPE-MOON界隈にしては意外にも相性は悪くなかった。その代わり、上記のランサークラスのヴラド三世の方は出自も所業も含めて相性が最悪である。同一人物でここまで対応に差があるキャラも珍しい。
*非常に珍しい二回も「裏切り」を行った極めてまれなサーヴァント、裏切りで有名なサーヴァントと言えば実際に裏切った[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス]]・[[ギルガメッシュ]]・[[メディア]]等が居るが、一召喚で二回も行ったのは彼女が初。しかも裏切りの理由が二つとも私欲かつ、寝返った相手が[[BB]]やら[[アルキメデス]]やら人類を容易に滅亡させる陣営ばかりであるこれはひどい。一時期は贖罪する程の反省はあり、『Grand Order』ではチョロさばかりクローズアップされるが、『EXTELLA』では彼女も間違いなく反英霊であることを再認識される。真に従えるのは容易ではないだろう。
**では彼女が『EXTELLA』での寝返った相手である[[アルキメデス]]に貢献したかというとそうではなく、肝心の奪わせたレガリア(指輪)を食べるわ、大した考えも無くアルテラ本体の封印をぶった切ってしまった事で計画が一気に瓦解するわ、なので……。とりあえず学士殿に合掌。
***更に言えば『CCC』でBBについている時も、主人公たちに連戦連敗。しまいにはBBに「負け犬」呼ばわりされる始末。が、どちらの場合も見捨てられることなく一応最後まで戦い続けているので、期待はされていたのかそれとも余程人手が足りなかったのか、とにかくある意味で「愛されキャラ」ではあった模様。
*彼女が[[鬼王朱裸|ビジュアル系に感化された際に名乗った「エリザベートJAPAN」]]はヴィジュアル系ロックバンド「X JAPAN」、『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』におけるピジョンレポートでの「カレーが辛かった」という理由でのドタキャンは同バンドのリーダーを務めるYOSHIKI氏の実話(同じ理由によりライブ前のリハーサルから帰宅してしまった)に由来したもの。
**X JAPANのメジャー・デビュー・アルバム『BLUE BLOOD』(同作リリース当時は「X」名義)の11曲目に収録されている'''『ROSE OF PAIN』'''は、YOSHIKI氏がそのものずばりエリザベートの史実における残虐な逸話に着想を得て作詞・作曲した楽曲である。この縁が『Grand Order』以降の彼女にフィードバックされているのであろう。
**アイドルを目指して歌唱に励む彼女であるはずが、同一視されることを忌避しているメタル寄りの楽曲を多く揃えるX JAPAN由来のエピソードを有することになってしまったのは皮肉なものである。…とは言え、双方の要素を融合したBABYMETALが世界的な評価を得ている事を考えると方向性は必ずしも間違っていないはずなのだ。<del>'''方向性「だけ」は。'''</del>
*『CCC』発売の前年に放映されたTVアニメ『戦国コレクション』に“小悪魔王”の二つ名を持つ[[織田信長]]が登場するが、「ゴスロリ風の衣装」「ピンク色の髪」「中の人が大久保瑠美」…と、何気にエリザベートとの共通点が多い。
**もしかしてこちらの信長も『ファイナル本能寺』の世界に召喚されており、そして<del>諸々の大人の事情で</del>表舞台に出ぬままひっそりと退場していったのだろうか。