メモ
*ストーリー制作の上でマスターとサーヴァントの関係に焦点が当てられ、物語の中心的な役割を担うことが多い。
**魔術師達にはサーヴァントを「[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|所詮は過去の英雄の複製或いは傀儡]]」など[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|魔術礼装の一種程度にしか見なしていない人物]]が多い。サーヴァントをただの使い魔と考えるマスターではサーヴァントとソリが合わず、トラブルが起きてしまう。我慢する者もいれば、一線を超えて手にかける者もいる。[[ヴラド三世 (Apocrypha)|生前が]][[ギルガメッシュ|高名な王]]だった為に[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|敬意を持って接する]][[遠坂時臣|魔術師]]もいるが、彼らも所詮はサーヴァントという認識の域を出ていない。他にも[[ジークフリート|高名な英霊]]であるが故に[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア|真名の露見を恐れて相互理解を怠り、失敗するケース]]もある。
**しかし全ての魔術師がそういう人物というわけでもなく、若手のマスターたちを中心に[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|生粋の魔術師であっても]][[ウェイバー・ベルベット|その生き方に影響を受けるなどの理由で、]][[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|強固な信頼関係]][[間桐桜|を築いたマスター]]、またマスターとサーヴァントの[[遠坂凛|壁を越えて]][[ジーク|友情や]][[葛木宗一郎|愛を育んだ者]]もいる。[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|彼らは]][[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|結末に]][[六導玲霞|関わらず]][[衛宮士郎|信頼面では]][[獅子劫界離|他のマスターを]]遙かに凌駕するといえる。
**反対に[[アトラム・ガリアスタ|自分で喚びながら気に入らず始末しようとしたら返り討ちに遭う]]、[[言峰綺礼|他に興味を持った]][[天草四郎時貞|マスター]]に[[ギルガメッシュ|サーヴァント]]が[[ウィリアム・シェイクスピア|鞍替えしたケース]]もある。彼らの場合はマスターに不満を持つ前提事例が多い他に、[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア|元のマスター]]が根本的にわかり合えていなかった、[[アタランテ|本来のマスターが余りに迂闊で見捨てられた]]ということもあった。
***令呪で鞍替えに同意させられた場合は[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|元のマスター]]と[[クー・フーリン|良好な関係だったサーヴァント]]による逆襲も起こりうるし、偽臣の書によるマスター権の委譲も本来のマスターほどの相性がなかった場合[[間桐慎二|あっさりと斬り捨てられる]]。
**明確な仲間関係でこそ一貫しないものの、[[ジーク|一時共闘関係のマスター]]と[[ジャンヌ・ダルク|恋愛関係を築いたサーヴァント]]や、[[主人公 (Grand Order)|性格も方針もそれぞれ異なる数多のサーヴァントを繋ぎ止めたマスター]]もいる。
*マスターとサーヴァントの間では契約・魔力供給のパスが通っていることもあり、互いの過去を夢という形で記憶を共有して見る事がある。サーヴァントが夢を見ることは決してなく、寝ている間に何かを見るとしたらマスターの過去の記憶だけである。
**描写された限りでは、第四次ではケイネスがランサーの、ウェイバーがライダーの過去を。第五次では遠坂凛がアーチャーの、衛宮士郎とセイバーが互いの過去を夢を通して見ている。『Apocrypha』においては[[六導玲霞]]がアサシンの過去を、[[獅子劫界離]]がセイバーの過去をそれぞれ夢を通して見ている。それ以外では、『hollow』ではバゼットがアヴェンジャーの過去を、『CCC』では主人公がギルガメッシュの過去を夢を通して見ている。『Fate/Grand Order』ではもっと直接的に、夢を通してサーヴァントの精神世界に迷い込むという例がいくつも登場している。
*砲絡みでは人理に刻まれるのは難しいとされる。なお、近現代の銃を用いる英霊はエクストラクラス「ガンナー」への適性を持つことが作品の文中でのみ示唆されている(作品中で明確に登場したケースはない)。
*歴代の聖杯戦争では肉体面でもサーヴァントと共有して擬似的な不死を得たマスターもいたらしく、サーヴァントが死なない限りマスターも死なないといったもの。
*『Fate/Zero』のキャスターについて、虚淵氏は「キャスターがあまりに苦しすぎて、中国の仙人とかにしようかな、と相談したんですが。そこで西洋縛り、というルールを聞いたので。」とコメントしている。
**そもそも仙人は強すぎるというのもあるとのこと。
*「EXTRA」の聖杯戦争には、東洋の英雄がサーヴァントとして召喚されているが、奈須きのこ氏曰く「禁じ手、解禁」。「EXTRA」は世界そのものがイレギュラーで、聖杯戦争のシステム自体がこれまでとは異なるので、東洋の英霊もアリにしようとのこと。
*英霊が召喚に応じるのかはほとんど本人の意思次第だが、複数のクラス適性を持つ英霊の場合、現界に際してのクラスの決定に英霊自身の意思が介在できるのかは不明。
**聖杯戦争においては聖杯が用意した「七つの筐」からクラスが選ばれる形式だが、第三次聖杯戦争では反則を使ったアインツベルンが基本七クラス以外のエクストラクラスのサーヴァントを召喚している。とはいえこれは英霊が干渉したケースではない。
**「詠唱に決められた一節を加えるだけで確実にバーサーカーを召喚できる」という設定もあるが、やはり召喚前の段階なのでよっぽどではない限り英霊が干渉できるものではない。また、召喚する側においてもバーサーカー以外のクラスを先決めできるのかは不明。
**通常の聖杯戦争でない『Grand Order』では、「[[クー・フーリン〔キャスター〕|召喚時に『今回はキャスターでの現界ときたか』と発言]]」「[[ガイウス・ユリウス・カエサル|召喚された自身のクラスに困惑し、正しい運用ではないと口にする]]」「[[鬼一法眼|本人は別クラスで召喚されたつもり]]」といった例が存在している。
***なお、同作には[[ナポレオン|別クラスで召喚された際の宝具について言及している例]]も存在している。