名台詞
;「[[間桐家|マキリ]]と[[アインツベルン]]と[[遠坂家|遠坂]]、彼らの生み出したシステムはじつに素晴らしい。それゆえ、完璧にコピーすることはできなかった。<br> 完璧にコピーした状態で始めたかったのですが、何しろシステムを模倣するために参考にした第三次聖杯戦争はトラブル続きでしてね。<br> 本当に参りました」
:20代半ばとしか見えない青年が、見てきたように70年以上前の出来事を淡々と語る。その異様さは、魔術協会で長く諜報に携わってきたランガルを警戒させるに十分だった。
;「貴方は我が国を『若い』と仰いましたが、だからこそ覚えておくべきですよ、御老体」<br>「若い国を、あまり侮るべきではない、と」
:飄々と会話を続けながら、表情を変え、「弟子」から「敵」へと変貌する。古きこそを「神秘」として重んじる、魔術師という存在そのものへの反攻の嚆矢。
;「魔術師は、魔法使いではありません。そんな御伽噺や神話のようなものを想像する必要はなく……<br> そうですねえ、せいぜい、日本産のアニメーションやハリウッド映画を想像していただければ結構です」<br>「殺されれば死にますし、物理攻撃も大抵は効きます。<br> 中には[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|蠢く水銀の礼装で数千発の散弾を防ぐ実力者]]や、[[間桐臓硯|体に住まう蟲に意識を移して生きながらえる魔人]]もいますが――<br> まあ、前者は対戦車ライフルは防げませんし、後者もミサイルが直撃すれば、ほぼ確実に死にます」
:大抵の魔術師の力が及ぶ限界や、有力な魔術師の礼装や特性を熟知していることがよくわかる台詞。<br>こうやって「魔術」の枠の外からの視点で考えると、現行兵器を活用する[[衛宮切嗣|魔術師殺し]]の脅威もなるほど納得がいく。<del>なお、比較対象にした日本のアニメ界では、魔法使いや魔術師の強さのインフレが凄まじい事になっているのだが......</del>
;「いやあ、大した技術ですが、違和感は完全に拭えてませんでしたね。<br> 不自然な点を隠すためには老人の外観は都合がいいのでしょう。<br> そうそう、[[蒼崎橙子|彼よりも腕のいい魔術師の女性]]が作る人形は、本体と何一つ変わらず……DNA鑑定すら通ってのけるらしいですよ?」
:比較対象を出して淡々と師匠をdisる。
;「あ、そのままで聞いてください。質問に答える気はありませんし、生かしておくつもりもないので首を斬らせていただきました」<br>「いけませんよ、予想外の事態が起こったとはいえ、なんの魔術加護もないナイフに切り裂かれるようでは貴方の家系が泣きますよ」<br>「――とはいえ、貴方、なんて魔術師でしたっけ? まあ、答えられそうにありませんし、もう、どうでもいいのですが」
:合成獣を街に解き放とうとした魔術師の喉元を一瞬の内に切り裂いて。
:セリフの上では散々に見下しているが、ファルデウスには油断の一つもなく、この直後、包囲していた部下による十字砲火でやりすぎなくらいにとどめを刺す。
;「しかし、森の中で撮られた映像を見ましたが……<br> まさか、彼、いや、彼女かもしれませんので『アレ』と呼びますが……まさか『アレ』が英霊として現れるとは。<br> 万が一バーサーカーのクラスで召喚されていたとしたら、それこそ貴方の望んだように『神』に手が届く力の顕現を許してしまうところでしたからねえ」
:[[エルキドゥ]]について。さりげなく、スノーフィールドのあらゆる場所に政府組織の監視の目があることもバラしている。
;「まったく、こうイレギュラーが多いと機械的に処理し辛くて参りますね」
:グルになってくれる予定だった繰丘夫妻が訳の分からない状態になっていたり、マークしていた魔術師の工房が変死体の山となっていたり、時計塔から天才的なアホがバスに乗って正面からやってきたり、砂漠で英雄王と神造兵器が激突し合ってクレーターが出来たり、令呪っぽいものをあちこちくっつけた謎の女が現れたりと、早くも当初の計画通りに進まない予感のある聖杯戦争につい愚痴と溜息を吐き出して。
;「やれやれ、想定外にも程があります」<br>「隠避もへったくれもない。召喚された時点で聖杯から魔術の秘匿に関する知識も得ているでしょうに……」<br>「協会と教会を敵に回す事は想定済みでしたし、魔術師達には喧伝しましたが……まさか、テレビに写って一般市民相手に賠償宣言する英霊がいるなど、誰が想像できますか?」
:セイバーの大暴挙に頭を抱えながら、アルドラに愚痴をこぼす。オーランドとは別の意味で、苦労人フラグが立つ。
;「呼び水、ねぇ」<br>「その『呼び水』が、街の南にガラスのクレーターを作ったとは、皮肉にも程がある」
:偽りの聖杯戦争は本当の聖杯戦争を始める前段階にすぎないというのに、偽りの聖杯に招かれた英雄王とその朋友の所業にため息を吐く。
;「なるほど……今更ながら実感しましたよ」<br>「これが……聖杯戦争か」
:真アサシンを召喚し、彼の圧倒的な力と存在感に打ちのめされる。同時に、聖杯戦争の凄みを実感した。