メモ
*彼がユグドミレニアに提供した魔力パスの分割という技術は、[[Fate/Zero|平行世界の聖杯戦争]]に参加した[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の物とおおよそは同じ。ただゴルドの技術は他五人のユグドミレニアのマスター達にも使えるため、ケイネスの物より大幅に汎用性が増している。欠点は魔力供給用のホムンクルスの製造に整った設備と莫大な資金が必要とされる事だが、供給もとの負担を全く無視して運用できるため、この技術に関してだけならばゴルドに軍配が上がる。
*東出氏によれば、実は'''1巻で退場する予定だった'''らしい。氏曰く、「彼は1巻で黒のセイバーに殴られた時、死んじゃう予定だったんですよ。実際、そのシーンを一度書いたんですけど…ゴルドが可哀想だったという以上に、セイバーが酷過ぎるなと(笑)」。
*アインツベルンとムジークの関係は続いており、ダーニックは彼が入手した触媒は、アインツベルンを頼って手に入れた物であろうと推測している。<br>ただ魔力供給用のホムンクルスはアインツベルンの技術を盗用して作られたものであり、ダーニックの推測が本当だったとしたら、なんとも厚顔無恥な話である。
*奈須氏によれば、「''愛すべきダメ人間枠''」のキャラクター。そのダメっぷりは[[間桐慎二]]並で、マスターとしてはシリーズ最低クラスの人物。Fateルートの慎二ですら意外に戦術を考えていたため、ゴルドの無謀振りが際立ってしまった。だが三巻で解放されたホムンクルスたちが身体の調整に難儀しているのを見ていられず手を貸すなど、まさかの'''ツンデレ親父'''として再起を果たす。<br>確かに言い訳しようもない位マスターとしては適性が低く、性格にも困ったところがあるが、その性根は腐っておらず最初のセイバーに命じた「喋るな」という命令も相手に不満が有れば取り消す考えも持っていた。<br>ちなみに、この「'''全てを失ってから本気を出す漢'''」という役回りは、『[[Fate/EXTRA CCC|CCC]]』の[[間桐シンジ|シンジ]]や[[臥藤門司|ガトー]]、『[[Fate/Grand Order]]』の[[イアソン]]を彷彿させる。
**ファンからの愛称は「'''ゴルドさん'''」。間抜けで無能で傲慢で慢心しがちで、おまけに太った中年男という誰得なキャラクターだが、境遇の不遇さやある種の愛嬌がある憎めないキャラ性が受けて『Apocrypha』随一のネタキャラとして定着した。
***ちなみに日本人が「ゴルド」と聞くと黄金(ゴールド)をイメージして高貴な雰囲気に聞こえるかもしれないが、恐らく彼の名の由来はスペイン語の「gordo(太った、肥満体の)」である。
**一時公式に稼働している作品の中で「最低のマスター」という不名誉な称号を得てしまったが、後に[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|もっと酷いマスター]]が現れた。
**アニメ版『Fate/Apocrypha』での登場の際にはだいぶフォローが成されており、「一言も喋るな」等という無茶な命令は行わず、令呪二画の無駄使用の際にはダーニックの介入があったことが匂わされており<ref group = "注">どの程度の介入があったのかは不明。ゴルドとダーニックの態度から考えると、「一画使用したところにダーニックがダッシュで戻ってきて使用を咎めたため、咄嗟に取り消しに一画使ってしまった」という成り行きであろうか。</ref>、ジークへの暴行も(致命傷を与えてしまったとはいえ)正当防衛の範疇に収まるものになっていた<ref group = "注">この改変については、一度どん底に堕ちてからの再起がゴルドの肝なのに最初にフォローしても仕方が無いという意見や、フォローが成された分相対的にジークフリートの非が大きくなってしまったことに対する非難などがあり、賛否両論である。</ref>。
*東出氏に「コンスコンづらですぐ死にそう」と評されている。「コンスコン」とは、TVアニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン(主人公たちから見て敵サイドの勢力)軍人の名前で、確かにゴルドと似ている。同作の主人公であるアムロ・レイの乗るガンダム相手に3分持たずに全滅に近い損害を受けて戦死しているキャラであり、すぐに死にそうと言われるのも頷ける。
**ただコンスコンの場合は相手が悪かった(この時期の主人公は桁外れに強かった)だけであり、強力な敵に対して戦力の集中投入を行うと言う適切な指揮をとっている。[[令呪]]の浪費という聖杯戦争における最悪の悪手を打ったゴルドほど無能な人物ではない。
*実は既婚者であり息子がいるが、'''彼とソックリな'''冷めきった瞳をしているという。魔術刻印の移植が既に可能な年齢らしい。先述の通りアニメでは姿も描かれたが瞳どころか'''顔や体型すらソックリ'''であった。
**『Apocrypha material』によれば、聖杯大戦終了後には一家揃って[[トゥール]]に性根を叩き直され、彼女の寿命が尽きる三ヶ月後までムジーク家の頂点の座を奪われていたとのこと。<br>また、ゴルド自身も聖杯大戦終了後に息子の性根を鍛え直すつもりで厳しく魔術を教え込む事にしたという。その理由は「自分とそっくりに育ってくれるな」という、聖杯大戦の中で自覚した己の短所の反省から来るものであった。
***アニメ最終回では実際に息子へ魔術指導している姿が描かれていた。
**『[[Fate/Grand Order]]』では第2部よりカルデア新所長として「[[ゴルドルフ・ムジーク]]」という人物が着任。ムジーク姓の小太りの一見は中年に見える男性(後に判明したが、当時は27歳とむしろ若い)という見た目、清々しいまでの成金趣味、そして尊大だが変なところで良心的な良くも悪くも『人間臭い』性格など、とてもゴルドにソックリな人物。西暦2000年頃(Apocrypha)から2017年(Grand Order)の歳月を考慮しても、『Fate/Grand Order』世界のゴルドの息子が成長した姿である可能性が非常に高い。
***後にゴルドルフ自身が父はかつて「不屈のゴルド」と呼ばれていたと言及。正式にゴルドの息子であることが確定した。