真名:ブリュンヒルデ
:北欧の大神[[オーディン]]の娘、戦乙女ワルキューレの長姉。ブリュンヒルデ・シグルドリーヴァとも。
:かつては半神であり、古き女神だった者。古エッダやサガに語られる、北欧神話における悲劇の女。
:最も初めに造られたが故に、神々に最も近い形で造り上げられた、至高の戦乙女。その身に秘められた神核は、他の[[ワルキューレ]]たちと比べると遥かに女神に近しい。
:元々は模範的な戦乙女だったが、大神に忠実な僕として死した戦士たちをヴァルハラへと導いてきた彼女は、ある時オーディンの意図とは異なる相手を勝たせてしまった事で大神の怒りに触れ、神性の多くを奪われ、“炎の館”に封じられ眠りの呪いに就くこととなった。
:そこに現れ、魔剣グラムで以て呪いを解いた人物こそが英雄シグルド、後に彼女が恋に落ちる相手であった。
:ワルキューレの長姉として神霊の身であった頃は自我の薄い「人形」のように振舞ったが、シグルドとの邂逅を以て人間の性質と人格を有したのだ。
:自分の持てる知識のすべて、ルーンの魔術さえもシグルドに与え、英雄の行く道に幸あれと彼女は祝福する。
:悲劇さえなければ、良妻として一生を終えたのだ。幸せはほんの短い間のみのことで、呪われた悲劇の運命が動き出してしまう。
:その後、シグルドは記憶を失ってしまい、彼女は裏切られ、捨てられたと嘆き悲しみ、その果てに殺意の炎を抱き、愛したシグルドを謀殺。
:そして、自分を後を追うかのように、我が身をも灼き尽くして命を絶つのだった。
関連
;勇士・勇者・英雄
:「自らが傷付こうとも、誰かの為に戦える者達」。父たる大神の命じるままに、戦乙女であった頃の彼女は彼らに近づいて、導き、時に勝利を与えながら、最後には必ず死へと旅立たせた。