[[宝具]]
; 天鬼雨(てんきあめ)
: ランク:B+<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:1~40<br>最大捕捉:250人
: 由来:文殊師理菩薩に打たせた通力自在の名剣「大通連」。智慧の剣とも。
: セイバーが保有する三振りの宝剣のうち、黄金色の一振り。正しくは文殊智剣大通連(もんじゅちけんだいとうれん)。
: 普段はセイバーの周囲で宙に浮いて展開され、独立して攻撃や防御を行う第一刀『大通連』の真名解放。愛剣・大通連を250本まで分裂させ、数え切れないほどの宝剣が上空で同心円状に何重にも展開され、剣の豪雨を勢いよく降らせる。神通力。生前は大通連と夫婦剣だった夫の持つ素早丸(そはやまる)との連携技として、計500本の雨を降らせていたという。
: 今は思い出の詰まったかんざしを素早丸に見立てており、宙に浮く大通連と接触させることで天鬼雨を発動させている。かなり大雑把な射撃精度だが、「才知の祝福」発動時には「自身の周りに自分だけを避けるように降り落とす」「剣の雨を竜巻のように旋回させて一点突破させる」「自身の周囲に旋回させることで攻撃と防御を兼ねた絶対戦闘圏を作り出す」等、細やかな操作が可能になる。
:『Fate/EXTRA CCC FoxTail』では「魔力依存の貫通ダメージを3手与える」効果の宝具。
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+自身のクリティカル威力をアップ<(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。
: 強化後はランクがB++に上昇。宝具威力倍率が上昇し、「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)」という効果が追加される。
; 才知の祝福(さいちのしゅくふく)
: ランク:C<br>種別:対人宝具<br>レンジ:-<br>最大捕捉:1人
: 由来:文珠師理菩薩に打たせた通力自在の名剣「小通連」。普賢菩薩の慈悲の剣とする文献もある。
: セイバーが保有する三振りの宝剣のうち、白銀色の一振り。普段はセイバーの周囲で宙に浮いて展開され、独立して攻撃や防御を行う第二刀『小通連』の真名開放。INT(賢さ)を上昇させ瞬間ごとに最適解を思案して立ち回れるため、剣筋に知性が宿ったように鈴鹿御前の乱雑な剣捌きを補強する。雑だった剣筋は確かなものとなり、戦術もより広がる。
: また「天鬼雨」の性能が上がったり「三千大千世界」が使用可能となったりと良いこと尽くめなのだが、必要以上に頭が回転してしまう為、女子高生を演じる非効率的な生き方を省みて一時的に自己嫌悪に陥ってしまう。また、女子高生の生き方に誇りを持っている分、無意識レベルで損得を計算してしまうこと自体にもガッカリしてしまう。なので鈴鹿御前は積極的に使いたがらない。使用者の意思とは無関係に強引に最適解を演算する。その為たとえ狂化されても「目的」と「答え」を把握している場合は演算を元に勝手に体が動くらしい。
: 円周率を計算すると終わらずに言い続けられるという発言から、戦闘以外の多岐に渡って文殊の智恵を授けられるものと思われる。
:使用中は手に持つため、代わりに顕明連を宙に浮かせる。
:『Fate/EXTRA CCC FoxTail』では、使用時に敵のコマンドを一つ開示する効果の宝具。ターンが進むごとに開示数は増加してゆくが、毎ターンMPを消費する。
:『Grand Order』では「自身に毎ターンNP獲得状態を付与[Lv](5ターン)&必中状態を付与(3ターン)&宝具威力をアップ(3ターン)」という効果の保有スキル。
;三千大千世界
: ランク:EX<br>種別:対人宝具<br>レンジ:-<br>最大捕捉:1人
: 由来:近海の水海の蛇の尾より取りし剣「顕明連」。双無き剣とも、水海剣とも。
: セイバーの愛剣、顕明連(けんみょうれん)を朝日に当てる事で三千大千世界……あらゆる世界、並行世界すらも太刀の中に作り出し見渡す事が出来るが、それが何を意味するか、鈴鹿御前は語らない。
: 後に『Fate/Grand Order material Ⅴ』にて詳細が明らかになったが、上記の意味は「自身を未来演算機と化す」行為、要するに'''「自分をムーンセル化する」'''という常軌を逸したもの。
: 未来演算によって自身のあらゆる可能性を確認・選択することで最適解にたどり着くことができるが、演算処理が膨大なため「才知の祝福」と併用しないと使用できない。
: 実はこの宝具を長時間使用すると'''英霊としての資格を剥奪される'''というリスクを抱えている。権能に近いスキルの為、使い続けると本来の姿である「立烏帽子を被った巫女」の姿に戻って行ってしまい、完全に戻ってしまえばサーヴァントとして存在できなくなり、消滅してしまう。
:『Fate/EXTRA CCC FoxTail』で使用した際には、短時間の使用にも関わらず敵の源頼光の切り札を使用どころか兆候すら一切見せなかったにも関わらず「牛頭天王の化身である丑御前の側面を出す」ものであると看破し、頼光の攻撃を全ていなして止めの一撃を叩き込んでいた。さらには地上の出来事であり知る由もない「一人の父親が魔術師としてではなく父親として遺言を残した真意」を把握して一人に教えるなど、ムーンセル化の触れ込みにふさわしい'''「何でも知る事ができる」'''存在と化す。