生前
; [[ジークフリート]]
:最愛の夫。彼が暗殺された事が切っ掛けとなり、2つの国を巻き込む壮絶な復讐を遂げることになる。
:彼との婚姻は実兄グンター王がブリュンヒルデと結婚する際にジークフリートが尽力したことへの褒賞として決めたものであり、彼女に選択の余地はなかったのだが、もともと初対面の時点でクリームヒルトはジークフリートに一目惚れしていたため、彼女にとっても何ら異存は無いものだった。
:それだけに夫に対する愛情は極めて深く、彼の死後は13年もの間片時も喪服を脱がず日がな1日部屋の片隅で泣き腫らしながら過ごしていたという。
:一方、(彼女は誤解していたが)ジークフリートもとある理由で言葉にしなかっただけでクリームヒルトを心から愛しており<ref group="注">余談だが、この2人に関しては原典のニーベルンゲンの歌の時点でこんな感じである。具体的にはジークフリートは結婚前に美貌で名高いクリームヒルトと面会する権利を要求した事があるのだが、いざ2人きりになると彼女の美しさに気後れしてしまい、結局一度も言葉を交わさないまま逃げ帰るように去ってしまったとか。</ref>、それ故に彼は第6.5章終盤での戦いの後ある衝撃的な行動に出ることになる。
:召喚されても会えたことには「死んでもいい」と言うほどに喜んでいる様子。最終的には「あなたを殺して私も死ぬ」との結論に至るも、それも駄目だと思い直している。<del>テンションがおかしくなってしまったのだろうか。</del>
;グンター
:兄。彼女にとって「嫌いなもの」のリストに入っている。
;ブリュンヒルト
:兄嫁。(自分にとっての)諸悪の根源。少女の様な可憐な外見に似合わず、性格は最悪で傲慢かつ豪傑で過激な一面を持つ。
:型月世界ではジークフリートの死後、大嫌いな義妹を気にも留めず嘲笑い続けたが、偶然にも彼女の復讐計画を知ってしまい、巻き込まれまいと息子と共に歴史から姿を消し、行方不明となる。
;ギーゼルヘア
:弟。彼を復讐に巻き込んでしまったことについては後悔している。
;[[ハーゲン]]
:夫の親友であり、夫を殺した人物。
:そのため強い怒りを向けており、以降の復讐劇における最大のターゲットとなっている。
:だが、その復讐の果てに彼からジークフリートが何を考えていたかを洗いざらいぶちまけられ、自分の復讐には何の意味もなかったことを思い知らされる結果となった。
:当然ながら「嫌いなもの」のリストに入っている。彼女曰く「人を騙して弱点を聞いてきたくせに、『お前に何が分かる』って言いたげだった嫌味男」。
:何度でも彼を殺すとしているが、当の彼が開き直っている様子だったようで「絶対に殺す」と殺意を爆発させている。
;[[アルテラ]]
:復讐の一環で結婚したとされているフン族の王。
:互いに言及はないため、実際の関係は不明。なお、アルテラ的には政略結婚は何度かあったが関心はなかったためよく覚えていないとのこと。
:『ワンジナ・ワールドツアー!』では[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタの姿の彼女]]と会話があるが、クリームヒルトとしても当時は復讐の事ばかり考えていたとはいえ「アルテラが女であった」とあったらさすがに覚えていたはずであると述べている<ref group="注">アルテラとしては「部族の長老が政略結婚を仕組んで自分が知らない間に行い、クリームヒルトには影武者の男性を引き合わせたのではないか」と推測している。</ref>。
:自身としては、色々と申し訳なさがある様子。
;ヒルデブラント
:フン族の客将にして、クリームヒルトを殺した騎士。
:ハーゲンに思うところがあったのか、人間としては見限っていたが騎士としては認めていた様子。
:クリームヒルトが彼を殺した際に、豪傑の武人を拘束し抵抗出来ないまま女性に殺されてしまった屈辱に耐えきれず、怒りの如く彼女を斬り殺してしまう。
:クリームヒルト自身にとってはどうでも良い相手であり、何も思う事は無い。
;グンター(息子)
:ジークフリートとの間に産まれた息子。生まれて間もない頃にネーデルラントの義父ジークハルドゥス王に預けられ、養育される。