Fate/EXTRA CCC
;「無論、知っておる。その単語にはこう振り仮名をつけるが良い。<br> イイワケ、とな。<br> 勝算がなければ、窮地に挑まぬのであれば、それは屍と同じこと。<br> 小生はこの通り、まだ生きているのでな。危険だからという理由だけでは足は止められぬのだ。<br> よいか、恥ずかしい少女よ。挑むこと、それ自体に価値の有るピンチ、これを逆境と呼ぶ。<br> そして逆境とは超えるために現れるもの。<br> この頂きを前にして、命の炎をぶつけなくてなんとする!」
:サクラ迷宮に単独突撃した際、凛に「勝算って言葉知ってる」と問われて。あまりの格好良さに凛まで震撼することに。
;「豊満な胸は確かに母の象徴。豊穣の女神や地母神は軒並み巨乳である。なにしろ山脈の擬神化であるからな。<br> しかし、その答えは余りに即物的! 母性とは子を守る強さあってのもの。<br> そのあたり、リップちゃんはちょっと頭足りてないのである!まぁ、鬼子母神系ではあるが。」
:リップの特徴を「甘えたくなる」と答えた主人公に対して。宗教に造詣が深いため割とまともにアドバイスしてくれているが、いい年した男が「リップちゃん」はちょっと………。ジナコも「オッサンキモイ」と辛辣。<br>ちなみに彼は巨乳派らしくこの場面以外でもパッションリップのことを「リップちゃん」と呼ぶ。
;「人間とは―――奪い、殺し、貪り、そして忘れるもの! おお、まさにスーパーニート!<br> 嘆かわしきかな、人間とはそもそもニートなのだ! 何も悪いことではない!」
:字面はアレだが、ガトーが到達した真理。かの英雄王も思わず「真理、此処に至ったか!」と感心することに。
;「神々は人間を救わない。人々の理想によって性格を得た神は、人間の望み通り、人間を悪として扱う。<br> 神とはこれ、人間への究極の罰なのだ。これが地上を駆け回り、すべての宗教を学んだ小生の結論である。<br> うむ、おそろしい結論だった。<br> <RUBY><rb>愚僧</rb><rt>オレ</rt></RUBY>は怒りに任せ、完全な神を求めた。人間の悪性にまみれていない、原始の神性を探し続けたのだ。<br> ……その行為そのものが、悪であると理解しながらな。」
:信じるものを追い求めた先にあったのは理想とは大きくかけ離れた現実であった。<br>……が、しかしそれでも歩み続けた結果、とうとうその理想に限りなく近しい存在である「星の触覚」へと到達した…というのが『EXTRA』時点での彼である(但し、[[ミハイル・ロア・バルダムヨォン|ある]][[遠野志貴|理由]]で「それ」は真に彼の理想とする「完全な神」たりえなかったわけだが)。
;「どうして何処にも行けなかったのか。なぜ、悪行を犯していなかったのに、おぬしの人生は苦しかったのか。<br> それは誰のせいでもない。分かるか―――それはただ、間が悪かっただけなのだ。<br> そうだ。おまえ自身の選択も―――おまえをとりまく環境も―――お前が良しとして、しかし手に入らなかったささやかな未来の夢も。<br> それらすべてが、たまたまその時だけ、かみ合わなかっただけなのだ。おぬしの人生は、それだけの話である。」
:言葉にすれば冷酷な結論だが、ガトーのそれは温かな肯定に満ちていた。それだけのものだったと言いながら、それだけでも良かったのだと…
;「ジナコ、お主も悪い。だが周りも悪い。要は、全てが悪かったのだ。<br> 人生とはそんなものだ。全てが悪いのだから、悲観するのは馬鹿馬鹿しいぞ。」
:間が悪かっただけという言葉にやり切れないと叫ぶジナコに諭すように語る彼の言葉。彼の人生観が分かる。
;「うむ。悲しいが、悲しいだけだ。それとは別のところに喜びもまたあった。<br> 人生とは無意味と有意味のせめぎ合いだ。<br> なのでこう思うのだ若人! ただ間が悪かったのだと! すべての物事はたいていそれで片がつくぞ!<br> 騙されたと思って口にしてみるがいい! 気持ち、心が軽くなるからな! ガハハハハハハ!」
:ジナコの「誰にも理解されていないじゃないか」という言葉に対して。