アトラス院([[Fate/EXTRA]])
別名「蔵書の穴倉」。マナが枯渇した2030年代においては魔術協会そのものが消滅し、マナに頼らない魔術大系を持つ彼ら錬金術師のみが旧き魔術の探求を続けている。<br>
魔術協会の崩壊後も在り方を変えず、逃亡した魔術師を迎えることはせず、世界から孤立した閉鎖社会であり続けている。[[西欧財閥]]の支配は人類の滅亡を加速させると結論付けているが、西欧財閥にもそれに対抗する[[レジスタンス]]にも特段の対立も協力もしていない。
アトラス院の錬金術師達は元々魔術回路に乏しく魔力に頼りようがなかった為、魔力が枯渇した後も旧き魔術の探究を続けられた。だが次世代が生まれなくなって久しくなり、古参が立て続けに自決した事で結局は滅びることになる。最後の院長である[[シアリム・エルトナム・レイアトラシア]]も病死し、『Fate/EXTRA』の時点では[[ラニ=Ⅷ]]だけが残る。<br>
錬金術師達が消えたことで、未知の技術体系によって作られた研究施設が連なる地下都市は、巨大な墓標の様になっている。<ref group="出" name="「Fate/EXTRA用語辞典-アトラス院」『Fate/EXTRA material』p.155" />
フォトニック結晶の研究においては西欧財閥の先を行くが、3cm角の筐体を製作するのが限界。<br>
『Fate/EXTRA』の世界では唯一、クローンでないホムンクルスを鋳造するが<ref group="出">「Fate/EXTRA用語辞典-ホムンクルス」『Fate/EXTRA material』p.208-209</ref>、ラニの鋳造でホムンクルスの素材を使い切った。<br>
凄腕の[[ウィザード|霊子ハッカー]]に関する記録を収集したライブラリーを所有し、ラニはその内容を熟知している。
2021年以降、クローン売買シンジケートからクローンを購入しており、その数は毎年百人単位で、クローンの密売組織にとっては有力な購入先である。<br>
2032年に近づくとその数はさらに増加し、大量のクローンを購入してアトラス院の施設内で生育させ、「様々な人体改造を施している」「クローンに遺伝子レベルの注文をつけている」といった噂もある。<br>
『Fate/the Fact』の調査によれば、アトラス院が購入しているクローンは魔術回路を遺伝子レベルで組み込んだものであり、アトラス院に供給するためのクローン製造工場がアフリカ大陸に所在するとのこと。<br>
但しこの記事の執筆者はアトラス院に潜り込めただけの部外者であり、ラニをインドの子女と推測するなど、アトラス院の内情に詳しくない様子も見せている。<ref group="出">「アフリカ大陸の闇・現代の秘境アトラス院」『Fate/EXTRA』予約特典『Fate/the Fact』p.15</ref>
関連組織
;[[西欧財閥]]
:敵対的でないため、中立の立場として存在を許されているが、旧い時代の研究を未だに続けているため監視対象にされている。
;[[レジスタンス]]
:西欧財閥の方針が世界の停滞を招いているのは理解しているが、彼らに協力する気も全く無く、逃亡してきた者を受け入れず、中立の立場を貫いている。