Fateシリーズ派生世界
;[[Fate/strange Fake]]
:'''『同じ条件、同じ結末を迎えていながら、なぜか完全に違う世界』'''<ref group = "出" name = "『Fate/strage Fake 第1巻』" />。
:『stay night』の第五次聖杯戦争が終結してから、数年後にアメリカで聖杯戦争が執り行われている。
:最大の差異点の一つは、本作が例外的に''英霊召喚と死徒二十七祖が同時に存在している'''''『どっちもアリな世界』'''である(月姫世界側の要素を含んでいる)事<ref group = "出" name = "竹箒日記2017/4/15" />。
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
:『Fate/stay night』などとは別の設定で成り立っている作品。<ref group="出">『プリズマ☆イリヤ 2wei!』第4巻巻末</ref>「イリヤ世界」と「美遊世界」の2つの世界が登場する。各世界の呼称は『PRISMA material』(pre版、petit版の両方)に基づく。
:;イリヤ世界
::イリヤが元いた世界。『Fate/stay night』を一応の基盤にしているが、瞬間移動の難度など随所で差異がある。
:;美遊世界
::美遊が元いた世界。聖杯戦争に関する術式が大幅に異なるだけでなく、惑星規模の気候変動および世界に満ちるマナの枯渇が発生しており、マナが尽きた地域では全生物に有毒な未知の物質が充満している等、EXTRA系列以上に『鋼の大地』シリーズ『[[Notes.]]』を彷彿させる荒廃した世界。
::後に、[[エリカ・エインズワース|パンドラ]]が[[ピトス|箱]]を開けなかった世界であり、イリヤ世界とは神代の時点で既に分岐していた完全なる異世界であることが明らかになった。
;[[Fate/Grand Order]]
:冬木市の聖杯戦争が2004年で最初の開催となっているうえ、更に「アメリカで聖杯戦争を執り行われた」という公式記録もないことが明言されるなど、他のFate作品とは大幅に歴史が異なる。
:現時点で関係性は明言されていないが『strange Fake』とも更に異なる'''『どっちともいえない世界』'''のひとつである<ref group = "出" name = "竹箒日記2017/4/15" />。
:『深海電脳楽土 SE.RA.PH』に登場した[[BB (Grand Order)|BB]]によると一応は編纂事象に属している世界らしいが、[[ゲーティア]]の人理焼却に端を発して人理そのものが安定していない状態に陥っため、数多の可能性を観測し得るに至ったカルデアスを通し、例外的なケースを多く内包しているものと化した<ref group = "出" name = "Zeroコラボイベント プロローグ" />。さらにゲーティア撃破による人理修復を経た後は、厳密な並行世界ではないものの剪定事象が現代相当まで続いた[[異聞帯]]の人理再編により危機が続いている。
:並行的な時間軸に展開された特異点としては、『Fate/Zero』と極めて近い状況でありながら「アインツベルンの研究が一世代早く進んだイフ」である「Fate/Accel Zero Order」における変異特異点『第四次異聞録 冬木』、「聖剣エクスカリバーの返還が行われなかった」世界から来た[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]が確認されている。
:また、『Grand Order』に登場した[[宮本武蔵]]と『屍山血河舞台 下総国』で暗躍していた[[天草四郎時貞 (剪定事象)|妖術師]]は「剪定事象の世界」から並行世界を転々としてきた放浪者である事、『オール・ザ・ステイツメン!』で登場した[[名も無きマスター]]は並行世界の果てにあるカルデアからやってきた事が語られる。
:加えて同作の[[ウェイバー・ベルベット|ロード・エルメロイⅡ世]]は、英霊「諸葛孔明」と一体になった[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|疑似サーヴァント]]として召喚されていることで、編纂事象と剪定事象に関する知識を得ている<ref group = "出" name = "Zeroコラボイベント プロローグ" />。
:また、メインストーリー第2部からは「異星の神」及び[[空想樹]]によって、[[異聞帯]]と呼ばれる剪定された世界が突如として白紙化された地球上に発生している。
:;[[サーヴァントユニヴァース]]
::蒼輝銀河とも呼ばれる別世界。ギャグ時空的な要素が強い。
::元は人間の住む宇宙だったらしいが、50億年前に何かが起きてほぼ全人類がサーヴァントとなった。
::住んでいるのはサーヴァントばかりだが、名無しのモブもかなりいる。逆に、人間は世界全体で見ても片手で数えられるほどしかいない。
::加えて、経緯は不明だが第三魔法である『魂の物質化』が成されているため、明確の死の概念は存在しない。
::さらに世界全体の設定が変わりやすく、ある一定の区切りを迎えて新シーズンに突入したりとまるで「一つの作品」であるような世界観である。
:;[[新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション]]
::奏章Ⅲの舞台となる並行世界。[[BBドバイ|BBコスモ]]の見立てでは「おそらく(『Grand Order』世界と)一つ隣の並行世界」とのこと。
::西暦2000年までは『Grand Order』世界とほぼ同じ歴史だったようだが、2000年代から[[AI]]技術が大幅に進歩し始め、やがて月面に都市を作り、AIが人間として生活するに至った。
::しかし、人類が自ら作り出したアーキタイプに霊長の座を譲り渡さなかったために[[ムーン・キャンサー|濾過人理補正現象]]が発生しており、人理定礎が最低値となっていて剪定される可能性があった。
;[[Fate/Samurai Remnant]]
:'''剪定事象'''の一つ。慶安4年の江戸が舞台。
:[[宮本伊織]]と[[由井正雪]]の年齢や来歴、後者に関しては性別までもが異なっている。
;[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚]]
:第三次聖杯戦争においてアインツベルンが正史通り復讐者を召喚するものの、帝国陸軍が勝利して冬木の大聖杯を帝都に持ち帰った世界。
:さらに『月姫』の登場人物も「月姫ストーリーが1940年代前半に終わった」という設定とともに本人扱いとして組み込まれている。
:尤も、帝都聖杯奇譚の用語集では「基本的に全部でたらめ設定なので本気にしないようにしよう!!え?きのこアルク先生の見解?限りなくアウトに近い黙認姿勢だよ!!妄想設定、お許しください!!」とされており現時点ではあくまで独立した非公式的な世界観として受け取るのがベターである。
;[[帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline]]
:上記の『帝都聖杯奇譚』のリメイクとなる世界。やはり帝都聖杯奇譚独自の世界であり、他のFate作品とは無関係であると宣言している。<ref group="出">「Fate/type Redline用語事典-最初に」『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』第1巻</ref>
:『月姫』関連の設定が丸ごとオミットされ、オリジナルキャラ達の聖杯戦争が1945年の帝都を舞台に開催されている。
:また、2020年の東京の世界も描かれており、そちらでは1945年8月に帝都の中心で大爆発が発生した結果数十万人の死者が出た世界となっている。