「アレクサンドル・デュマ・ペール」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
{{サーヴァント概要 | {{サーヴァント概要 | ||
| タイトル = キャスター | | タイトル = キャスター | ||
− | | 真名 = | + | | 真名 = アレクサンドル・デュマ |
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
− | | 初登場作品 = [[Fate/strange | + | | 初登場作品 = [[Fate/strange fake]] |
− | | 声優 = | + | | 声優 = |
| 演者 = | | 演者 = | ||
| 依代 = | | 依代 = | ||
− | | 身長 = | + | | 身長 = |
− | | 体重 = | + | | 体重 = |
| 誕生日 = | | 誕生日 = | ||
| 血液型 = | | 血液型 = | ||
| 出典 = | | 出典 = | ||
| 地域 = | | 地域 = | ||
− | | 属性 = | + | | 属性 = |
| 隠し属性 = | | 隠し属性 = | ||
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
30行目: | 30行目: | ||
| レア度 = | | レア度 = | ||
}} | }} | ||
− | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
37行目: | 36行目: | ||
;略歴 | ;略歴 | ||
:「偽りの聖杯戦争」を企んだ側の人間であるスノーフィールド市の警察署長[[オーランド・リーヴ]]に召喚されたサーヴァント。 | :「偽りの聖杯戦争」を企んだ側の人間であるスノーフィールド市の警察署長[[オーランド・リーヴ]]に召喚されたサーヴァント。 | ||
− | : | + | : オーランドの要求に応えて対英雄王の決め手である『原典を超える宝具の贋作』を造る作業を続けている。警察署ではない、どこか別の場所に半ば閉じ込められるようにして贋作造りをしている様子で、マスターとの会話も電話越しのもののみ。作業の傍ら、与えられているテレビやインターネットでどうでもいい現代知識をあれこれ集め、溜め込んでいるもよう。 |
;人物 | ;人物 | ||
43行目: | 42行目: | ||
;能力 | ;能力 | ||
− | :「キャスター」としてはやや邪道に属する文筆家系。本来の仕事は「英雄を生み出す」ことなのだが、マスターの狙いは『昇華』の能力による「伝説を上回る伝説を生み出す」「伝説を上書きして真実にする」ことの方で、偽りの聖杯戦争のために召喚されてからこのかた、署長の部下である『[[二十八人の怪物]](クラン・カラティン)』のために宝具の贋作を作り、それに原典を超える力を付与する作業をずっと続けている。<br>本人の能力はそれだけに留まらず、具体的な方法は不明だが魔術関連の情報やプライベートな情報など、通常はネットに載らないような極秘情報までどこからか仕入れている。<br> | + | :「キャスター」としてはやや邪道に属する文筆家系。本来の仕事は「英雄を生み出す」ことなのだが、マスターの狙いは『昇華』の能力による「伝説を上回る伝説を生み出す」「伝説を上書きして真実にする」ことの方で、偽りの聖杯戦争のために召喚されてからこのかた、署長の部下である『[[二十八人の怪物]](クラン・カラティン)』のために宝具の贋作を作り、それに原典を超える力を付与する作業をずっと続けている。<br>作成された宝具は使用者が使い込むほどに習熟度が上がって行き、最後には真名解放すら可能になる模様。<br>本人の能力はそれだけに留まらず、具体的な方法は不明だが魔術関連の情報やプライベートな情報など、通常はネットに載らないような極秘情報までどこからか仕入れている。<br>純粋な戦闘力はかなり低いらしく、マスターと素手で戦った場合はマスターが勝つと言われるほどだが、(本人の言を信じるなら)王様の狩猟に付き合った経験もあるので体力はそれなりにある様子。またナポレオン麾下の将軍として有名な父親譲りの体格と威圧感を持ち、クラン・カラティンの警官たちに「ストレートに拳を交わしたら勝負は解らないのではないか」と思わせている。 |
== ステータス == | == ステータス == | ||
50行目: | 49行目: | ||
! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | [[キャスター]] || [[オーランド・リーヴ]] || | + | | [[キャスター]] || [[オーランド・リーヴ]] || || || || || || || || || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
− | + | :現時点では不明 | |
− | : | + | :小説第4巻にて「銃士達よ、風車に挑め(マスケティアーズ・マスカレイド)」という言葉を口にしたため、これが宝具名であると推測されるが、詳細は不明。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | == | + | == 真名:アレクサンドル・デュマ == |
:アレクサンドル・デュマ。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『王妃マルゴ』などのベストセラーを世に出した、19世紀フランスの劇作家にして小説家。 | :アレクサンドル・デュマ。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『王妃マルゴ』などのベストセラーを世に出した、19世紀フランスの劇作家にして小説家。 | ||
− | : | + | :『椿姫』を書いた、やはり劇作家で小説家である同名の息子、小デュマと区別するため大デュマと呼ばれる。 |
− | : | + | :父親はナポレオン一世麾下の猛将として「黒い悪魔」の異名をとったトマ=アレクサンドル・デュマ将軍。 |
:フランスには混血児は血が強くなるという言い伝えがあり、父トマは祖父アレクサンドル=アントワーヌ・ダヴィ・ド・ラ・パイユトリー侯爵と黒人の農奴であったマリー・セゼットの間の子。祖母マリーは奴隷であるために姓がなかったが、農場を切り盛りしていて農家のマリー(マリー・デ・マス)と呼ばれいてたため、「農家の」を表す「Du Mas」をつなげてデュマという姓を名乗った。 | :フランスには混血児は血が強くなるという言い伝えがあり、父トマは祖父アレクサンドル=アントワーヌ・ダヴィ・ド・ラ・パイユトリー侯爵と黒人の農奴であったマリー・セゼットの間の子。祖母マリーは奴隷であるために姓がなかったが、農場を切り盛りしていて農家のマリー(マリー・デ・マス)と呼ばれいてたため、「農家の」を表す「Du Mas」をつなげてデュマという姓を名乗った。 | ||
95行目: | 82行目: | ||
=== Fate/strange Fake === | === Fate/strange Fake === | ||
;[[オーランド・リーヴ]] | ;[[オーランド・リーヴ]] | ||
− | : | + | :契約を交わしたマスター。気安い口調で話しかけてはいるが、性格面での不一致ゆえか、お互い言葉の端々に棘が混ざる。 |
− | |||
;二十八人の怪物(クラン・カラティン) | ;二十八人の怪物(クラン・カラティン) | ||
:マスターの部下たち。彼らのため、地下工房にほぼ缶詰め状態で贋作宝具を造り、その原典をも超える力を付与している。 | :マスターの部下たち。彼らのため、地下工房にほぼ缶詰め状態で贋作宝具を造り、その原典をも超える力を付与している。 | ||
:ジェスターとの戦闘で右手を失った[[ジョン・ウィンガード]]に対しては特に興味を示し、彼をはじめとした警官たちを英雄として舞台に立たせようと独自に動き始める。 | :ジェスターとの戦闘で右手を失った[[ジョン・ウィンガード]]に対しては特に興味を示し、彼をはじめとした警官たちを英雄として舞台に立たせようと独自に動き始める。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== ちびちゅき! === | === ちびちゅき! === | ||
131行目: | 97行目: | ||
:生前の作家仲間。 | :生前の作家仲間。 | ||
:出会った当時は40歳くらいだったので、2015年のエイプリルフール企画では少年の姿を見て大爆笑していた。 | :出会った当時は40歳くらいだったので、2015年のエイプリルフール企画では少年の姿を見て大爆笑していた。 | ||
− | :さらにはマスターが[[殺生院キアラ|ナイスバディの美女]] | + | :さらにはマスターが[[殺生院キアラ|ナイスバディの美女]]なことに嫉妬する始末。……本性を知った上での発言なら、大したタマである。 |
− | + | ;シャルル | |
− | ; | + | :文学界とのコネを作ってくれた先生。 |
− | : | ||
:若い頃にパリで芝居を見たとき同席し、死徒の話を中心に文学やパリについて意見を交わす。 | :若い頃にパリで芝居を見たとき同席し、死徒の話を中心に文学やパリについて意見を交わす。 | ||
:当時はおとなしい青年だったデュマと比較して非常に言動が大仰で、むしろ現在のデュマのそれに近い。 | :当時はおとなしい青年だったデュマと比較して非常に言動が大仰で、むしろ現在のデュマのそれに近い。 | ||
:ふてぶてしい性格のキャスターが心からの敬意を持って回想する相手でもある。 | :ふてぶてしい性格のキャスターが心からの敬意を持って回想する相手でもある。 | ||
+ | :おそらく、フルネームはフランス幻想文学の祖とされる'''「シャルル・ノディエ」'''。 | ||
;ジュゼッペ・ガリバルディ | ;ジュゼッペ・ガリバルディ | ||
:赤シャツ隊を率いてイタリア統一を推進した英雄。 | :赤シャツ隊を率いてイタリア統一を推進した英雄。 | ||
:友人として物資を援助したり広報活動したりと便宜を図った見返りに、遺跡発掘の統括責任者にしてもらったとか。 | :友人として物資を援助したり広報活動したりと便宜を図った見返りに、遺跡発掘の統括責任者にしてもらったとか。 | ||
;ジャン=フランソワ・デュシス | ;ジャン=フランソワ・デュシス | ||
− | : | + | :フランスの翻案家。[[ウィリアム・シェイクスピア]]の作品群をフランス語にして紹介した。 |
:元々のものに比べると到底読めたものではなかったらしいが、それでもキャスターの人生にとっては一大転換点となった。 | :元々のものに比べると到底読めたものではなかったらしいが、それでもキャスターの人生にとっては一大転換点となった。 | ||
;バルザック | ;バルザック | ||
:生前の作家仲間。 | :生前の作家仲間。 | ||
:キャスターが生前建築した屋敷やその内部に配置した文豪たち(キャスター自身も含む)の胸像を前に、「この狂気の沙汰はデュマにしか成就できないものだ」と褒めているのか貶しているのかわからない感想を呟いた。 | :キャスターが生前建築した屋敷やその内部に配置した文豪たち(キャスター自身も含む)の胸像を前に、「この狂気の沙汰はデュマにしか成就できないものだ」と褒めているのか貶しているのかわからない感想を呟いた。 | ||
− | :フルネームはキャスターと同時期に活躍し、90篇の長編・短編からなる小説群『人間喜劇』を執筆したフランスの文豪'''「オノレ・ド・バルザック」''' | + | :フルネームはキャスターと同時期に活躍し、90篇の長編・短編からなる小説群『人間喜劇』を執筆したフランスの文豪'''「オノレ・ド・バルザック」''' |
;[[ナポレオン]] | ;[[ナポレオン]] | ||
:父、トマ=アレクサンドル・デュマ将軍が仕えた軍司令官。トマの死後、仲の良くなかったナポレオンは終身年金の支払いを拒否したため、デュマは高級軍人の遺族であるにもかかわらず貧しい生活を余儀なくされた。 | :父、トマ=アレクサンドル・デュマ将軍が仕えた軍司令官。トマの死後、仲の良くなかったナポレオンは終身年金の支払いを拒否したため、デュマは高級軍人の遺族であるにもかかわらず貧しい生活を余儀なくされた。 | ||
:ただ、デュマ本人は特にナポレオンに対して悪感情は持っていないようである。 | :ただ、デュマ本人は特にナポレオンに対して悪感情は持っていないようである。 | ||
− | |||
− | |||
=== その他 === | === その他 === | ||
;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]] | ;[[巌窟王 エドモン・ダンテス]] | ||
− | : | + | :彼の著作『モンテ・クリスト伯』の登場人物。 |
− | : | + | :モデルとなった人物が実在したという説もあるが、実際の所どうだったのかは意図的に言葉をぼかしている。 |
:少なくとも直接会えるとしたら、「お前のおかげで破滅した悪党より儲けさせてもらったぜ!」と煽るつもりだとか。 | :少なくとも直接会えるとしたら、「お前のおかげで破滅した悪党より儲けさせてもらったぜ!」と煽るつもりだとか。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
169行目: | 129行目: | ||
:マスターがシリアスに話し込んでるところへの通話第一声。人を食った性格であることが窺える。 | :マスターがシリアスに話し込んでるところへの通話第一声。人を食った性格であることが窺える。 | ||
− | + | ;『勘違いするなよ? 俺の仕事は英雄を生み出すことだ。決して俺自身は英雄なんかじゃない。<br> ただし、英雄のように俺をもてはやすのはOKだ。女ならなおよしだな。<br> 確かに、女を百人抱いてガキを千人産ませたなんてのは、モテない男どもにとっちゃ英雄って見られても仕方ないかもな!』<br>『はッ! 俺のアレンジ力を評価してくれるってか! 嬉しくて涙が出る! 死ね!<br> あぁあぁ、こんなこったら、贋作騒ぎんときにジョークで「本物よりも俺のほうがおもしれぇだろ?」なんて言わなきゃよかったぜ。<br> まさか百年以上も後に、[[クレオパトラ]]や楊貴妃を抱いて寝てるところを叩き起こされてコキ使われるたぁ思ってなかった。<br> こんな話売れねえよ、ふざけんな』<br>『はッ! 男に世辞を言われても嬉しくないねえ。<br> 今の台詞を台本にして、あんたの奥さんに読ませてくれや。もちろん、俺のベッドの中でな!<br> ああ、その前に、台本にしたら一回俺のところに持ってこい、俺は本来、伝説なんぞより、できの悪い台本を直すほうが得意――――――』 | |
− | |||
− | |||
− | ;『勘違いするなよ? 俺の仕事は英雄を生み出すことだ。決して俺自身は英雄なんかじゃない。<br> ただし、英雄のように俺をもてはやすのはOKだ。女ならなおよしだな。<br> 確かに、女を百人抱いてガキを千人産ませたなんてのは、モテない男どもにとっちゃ英雄って見られても仕方ないかもな!』<br>『はッ! 俺のアレンジ力を評価してくれるってか! 嬉しくて涙が出る! 死ね!<br> あぁあぁ、こんなこったら、贋作騒ぎんときにジョークで「本物よりも俺のほうがおもしれぇだろ?」なんて言わなきゃよかったぜ。<br> まさか百年以上も後に、[[クレオパトラ]] | ||
:怒涛のマシンガントークで法螺と自慢と罵詈雑言を並べ立てる。あまりの言葉の奔流に、オーランドも途中で電話を切ってしまった。 | :怒涛のマシンガントークで法螺と自慢と罵詈雑言を並べ立てる。あまりの言葉の奔流に、オーランドも途中で電話を切ってしまった。 | ||
− | |||
− | ; | + | ;『いいか? 俺は別に聖杯に向ける願いなんざ、美味い飯といい女くらいのもんだ。<br> それよりも俺はな、この戦争に乗っかる連中がどんなドラマを生み出し、どんな結末を迎えるのか、それが見てみたいだけだ!<br> それなのにおまえ、これじゃ結末を見る前に発狂しちまうぞ!』 |
:放言ながらも、作家としての矜持と業が覗く。どこか「[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]」と相通ずる姿勢があるのは、彼が少年時代に『ハムレット』を見て感動し、劇作家を志したがゆえか。 | :放言ながらも、作家としての矜持と業が覗く。どこか「[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]」と相通ずる姿勢があるのは、彼が少年時代に『ハムレット』を見て感動し、劇作家を志したがゆえか。 | ||
− | ;『<RUBY><RB>フランチェスカ</RB><RT> | + | ;『<RUBY><RB>フランチェスカ</RB><RT>’’’’’’’</RT></RUBY>って嬢ちゃんにも、そんなにつれないのか? 兄弟』 |
:寝ていて昨夜の騒ぎに気が付きもしなかった、と言うキャスターに呆れたオーランドが「次からは直接電話を取るまい」と決意した瞬間に投げ込まれた爆弾発言。<br>一切教えていないはずの、この聖杯戦争の黒幕や協力者たちについても次々に言及し、マスターであるオーランドもいまだ知らぬ情報入手手段があることを匂わせる。 | :寝ていて昨夜の騒ぎに気が付きもしなかった、と言うキャスターに呆れたオーランドが「次からは直接電話を取るまい」と決意した瞬間に投げ込まれた爆弾発言。<br>一切教えていないはずの、この聖杯戦争の黒幕や協力者たちについても次々に言及し、マスターであるオーランドもいまだ知らぬ情報入手手段があることを匂わせる。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
;『おいやめろ!? 作家の前で本人が書いた台詞を読み上げようとするんじゃねえ! 思わずもっといい台詞が思いついて改稿したくなっちまうだろうが! もうできねえのに!』 | ;『おいやめろ!? 作家の前で本人が書いた台詞を読み上げようとするんじゃねえ! 思わずもっといい台詞が思いついて改稿したくなっちまうだろうが! もうできねえのに!』 | ||
:「モンテ・クリスト伯」の有名な言葉を読み上げようとするオーランドに対して。 | :「モンテ・クリスト伯」の有名な言葉を読み上げようとするオーランドに対して。 | ||
− | :キャスターにしては珍しい、焦った態度。[[ウィリアム・シェイクスピア | + | :キャスターにしては珍しい、焦った態度。[[ウィリアム・シェイクスピア]]と違い、自著の読み上げられるのは嫌なようである。その理由もまた結構なものであるが。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== その他 === | === その他 === | ||
226行目: | 164行目: | ||
;料理上手系サーヴァント | ;料理上手系サーヴァント | ||
− | :料理上手とされるサーヴァントには[[エミヤ]]や[[玉藻の前]] | + | :料理上手とされるサーヴァントには[[エミヤ]]や[[玉藻の前]]などがいるが、実はデュマも美食家・料理上手としての側面がある。『Fake』作中でも「美味い飯」について言及するシーンが幾度となく存在するが、史実では単に美食趣味なだけではなく自ら腕を振るって料理を作っており、その腕前は趣味の域を越えていたという。料理へのこだわりは並々ならぬもので、旅先では珍しい料理を必ず食べてはその調理法をレシピにまとめ、帰ってから自ら再現したともいい、'''「サラダを召使いに作らせるのは料理に対する甚だしい冒漬行為」''' '''「パスタなど香料入りのソースの下に隠された湿った洗濯物にすぎない」'''などといった<del>極論じみた</del>言葉も伝わっている。「自分で狩った肉を自ら捌き、調理して客をもてなした」という逸話もある。晩年、これまでの美食人生の集大成として『大料理事典』なる本を執筆しており、その総ページ数は実に1156ページにも及ぶ。デュマはこの本の刊行(1873年)を見る事なく68歳で没した。<br>彼の遺したレシピは、彼の小説の構成法を考察する上で重要な資料となっており、「本物を越える創作を生み出す」という彼の能力の一端がここに垣間見えているとも言えるかもしれない。 |
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
239行目: | 177行目: | ||
*[[サーヴァント]] | *[[サーヴァント]] | ||
− | {{DEFAULTSORT: | + | {{DEFAULTSORT:あれくさんとるてゆま}} |
[[Category:登場人物あ行]] | [[Category:登場人物あ行]] |