「オベロン」を編集中
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{{サーヴァント概要 | {{サーヴァント概要 | ||
| タイトル = プリテンダー | | タイトル = プリテンダー | ||
− | | 真名 = | + | | 真名 = オベロン・ヴォーティガーン |
| 外国語表記 = Oberon Vortigern | | 外国語表記 = Oberon Vortigern | ||
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 豊永利行 | | 声優 = 豊永利行 | ||
− | | 身長 = 174cm(人間時)<br>17cm(妖精時)<br>全長1440km(虫竜体) | + | | 身長 = 174cm(人間時)<br>17cm(妖精時)<br>全長1440km(虫竜体) |
| 体重 = 56kg(人間時)<br>6kg(妖精時)<br>-kg(虫竜体) | | 体重 = 56kg(人間時)<br>6kg(妖精時)<br>-kg(虫竜体) | ||
| 誕生日 = | | 誕生日 = | ||
| 血液型 = | | 血液型 = | ||
| 出典 = ゲルマン民間伝承、中世ヨーロッパ文学、Fate/Grand Order | | 出典 = ゲルマン民間伝承、中世ヨーロッパ文学、Fate/Grand Order | ||
− | | 地域 = | + | | 地域 = 『夏の夜の夢』、妖精國ブリテン |
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
− | | 一人称 = | + | | 一人称 = 僕<ref group="注">第一再臨および本音を隠している時に使用。</ref>俺<ref group="注">第三再臨以降</ref> |
− | | 二人称 = | + | | 二人称 = 君、あんた(第三再臨以降) |
− | | 三人称 = | + | | 三人称 = 彼、彼女 |
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | | 異名 = | + | | 異名 = 卑王、奈落の虫 |
| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = 多すぎて一言では言えない(第一、第二霊基時)<br>主人公<ref group="注" name="聞いてわかるくらいには棒読みである">聞いてわかるくらいに'''棒読みである'''。</ref>(第三霊基時) | + | | 好きな物 = 多すぎて一言では言えない(第一、第二霊基時)<br>主人公<ref group="注" name="聞いてわかるくらいには棒読みである">聞いてわかるくらいに'''棒読みである'''。</ref>(第三霊基時) |
| 苦手な物 = 借りたものの取り立て(第一、第二霊基時)<br>世界のなにもかも(第三霊基時) | | 苦手な物 = 借りたものの取り立て(第一、第二霊基時)<br>世界のなにもかも(第三霊基時) | ||
− | | 天敵 = [[ | + | | 天敵 = [[アルトリア・キャスター|アルトリア・アヴァロン]] |
| デザイン = 羽海野チカ | | デザイン = 羽海野チカ | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
:Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で初登場。<br>『名無しの森』にてモースとなった名無しの妖精に襲われた[[主人公 (Grand Order)]]達を助け、その後に[[アルトリア・キャスター]]とカルデア一行の巡礼の旅を、時に裏方に回りつつサポートする事になる。 | :Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で初登場。<br>『名無しの森』にてモースとなった名無しの妖精に襲われた[[主人公 (Grand Order)]]達を助け、その後に[[アルトリア・キャスター]]とカルデア一行の巡礼の旅を、時に裏方に回りつつサポートする事になる。 | ||
− | :[[モルガン (Grand Order) | + | :[[モルガン (Grand Order)]]を打ち倒すため、そして予言の子の巡礼の旅を成功させるために妖精國中を飛び回り、あらゆる根回しを行い尽力するが、最後にはキャメロットでの決戦でモルガンの攻撃からアルトリアを庇って消滅する。 |
− | :しかし物語終盤、「呪いの厄災」[[ケルヌンノス]] | + | :しかし物語終盤、「呪いの厄災」[[ケルヌンノス]]を倒した後、カルデアのストームボーダー上に再び現れる。そこで自分の本当の正体がブリテン異聞帯の創世記の壁画に書かれていた、全てを飲み込む『奈落の虫』──ブリテン島の終末機構・「[[ヴォーティガーン]]」であった事を明かし、妖精國と汎人類史を諸共に奈落の底へ引きずり落とそうと企む。 |
− | : | + | :だが「楽園の妖精」として今一度現れた[[アルトリア・キャスター]]とカルデアの手によって敗北し、どこか穏やかな面持ちのまま自ら作り出した奈落へと落ちていった。 |
;人物 | ;人物 | ||
:マントと王冠を身に着けた王子様のような姿の青年。 | :マントと王冠を身に着けた王子様のような姿の青年。 | ||
:いつもヘラヘラ笑っており軽薄で享楽的。自分が直接的に何かすることはあまりなく、周囲を振り回しがち。 | :いつもヘラヘラ笑っており軽薄で享楽的。自分が直接的に何かすることはあまりなく、周囲を振り回しがち。 | ||
− | : | + | :その一方で自分が思い入れを持つ人物に対しては情が深く、達成したい物事に対して準備を怠らずに手間を苦にしない用心深い性格。 |
− | : | + | :……そして、さらなる深奥ではこの世のすべてに対して嫌悪感を抱いており、吐き気を催すようなこの世界を消滅させたいと願っている虚無主義者。上記の性格とは矛盾しないものの、第三再臨ではそれまで隠していたこちらの面がより強く表に出てくる。通称「闇の王子様」。 |
− | : | + | :特性上、口にすることは基本的に信用できない。全部が全部嘘というわけではないが、どのような意図で発せられた言葉だとしても最終的にねじ曲がってしまう。これには彼本人も呆れ返っているのだが、直しようが無いので開き直っている面もある。過去のことは既に確定しており、ねじ曲がりようが無いのでそのまま口にするが、本当に大事なことに関しては口には出さずはぐらかすなど、彼なりに誠実な面も持っている。 |
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;能力 | ;能力 | ||
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!クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考 | !クラス!!マスター!!筋力!!耐久!!敏捷!!魔力!!幸運!!宝具!![[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]]!![[スキル (サーヴァント)|保有スキル]]!!備考 | ||
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− | |[[プリテンダー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||D||D||A+||A||EX|| | + | |[[プリテンダー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||D||D||A+||A||EX||EX||対人理:D <br />陣地作成:E-<br />道具作成:A +<br />騎乗:A<br />夏の夜の夢:EX <br />||夜のとばり:EX<br />朝のひばり:EX<br />夢のおわり:EX|| style="text-align:left" | |
|} | |} | ||
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;彼方にかざす夢の噺(ライ・ライム・グッドフェロー) | ;彼方にかざす夢の噺(ライ・ライム・グッドフェロー) | ||
:ランク:E<br>種別:対人宝具<br />レンジ:5〜40人<br />最大捕捉:7人 | :ランク:E<br>種別:対人宝具<br />レンジ:5〜40人<br />最大捕捉:7人 | ||
− | : | + | :固有結界と異なる大魔術にして、彼自身が語る見果てぬ楽園の数え歌。<br>自身の背の羽根から発生した鱗粉で対象の肉体を強制的に夢の世界の精神体に変化させる宝具。この夢の世界へと落ちた対象は、無敵性を与えられる代わりに現実世界での実行力を停止させられ、干渉が不可能になる。 |
− | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な〔秩序〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&攻撃強化解除&睡眠を付与(1ターン)&無敵を付与(1ターン)」という効果のBuster宝具。 | |
− | :『Grand Order』では「敵全体に強力な〔秩序〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>& | ||
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;彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン) | ;彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン) | ||
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==真名:オベロン・ヴォーティガーン== | ==真名:オベロン・ヴォーティガーン== | ||
− | + | 妖精王オベロン。<br> | |
− | + | 中世の文学にその名が見られる妖精またはエルフの王であり、ウィリアム・シェイクスピア作『夏の夜の夢』に登場する事でも知られる。 | |
− | + | この英霊オベロンは、『夏の夜の夢』に登場するオベロンそのものではないが、それを含めたオベロンにまつわる伝説の集合体、もしくはそれらのモデルとなった存在がサーヴァントになったものだと本人は語る。 | |
− | + | ||
− | + | が、此度妖精國に召喚されたオベロンと言うサーヴァントは事情が異なる。<br> | |
− | + | その正体はブリテン島の終末装置『ヴォーティガーン』であり、汎人類史では卑王ヴォーティガーンとしてアーサー王に討たれたもの。<br> | |
− | + | 三度目の顕現では「古妖精オベロン」の形で出力されようとしていたが、ここにモルガンが汎人類史から持ち込んだ「妖精王オベロン」の逸話の知識が混入し、「妖精王オベロン」と「終末装置」の2つの在り方が混在した状態で顕現した。 | |
− | + | ||
− | + | 彼は「終わったはずの歴史が未だに続いているのが意味が分からない、気持ち悪い」ただそれだけでブリテン島の存在する世界そのものを滅ぼす。<br> | |
− | + | 妖精眼を持つが故に目に映るあらゆるものを嫌悪し、見下し、吐き気を覚えながらも、それとは全く異なる爽やかな笑顔を表面に張り付けて活動する。 | |
− | + | ||
+ | 彼には「自分だけが幸福になりたい」と言ったエゴイズムさえない。<br> | ||
+ | 周りの全てを貶めて不幸にするが、それを見て満たされるという訳でもなく、ただ「気持ち悪いから」、息を吸うのと同じくらい当たり前のこととしてそうしているに過ぎない。<br> | ||
+ | 自分は生涯幸福を感じる事ができない存在であるからこそ、生きているだけで幸福になれるチャンスを常に持つ他の生命体が全て等しく「気持ち悪い」のだ。 | ||
+ | |||
==登場作品と役柄== | ==登場作品と役柄== | ||
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;[[Fate/Grand Order]] | ;[[Fate/Grand Order]] | ||
:Lostbelt No.6「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」にて登場。その後、第二部第六章完結記念ピックアップにて期間限定星5サーヴァントとして実装された。 | :Lostbelt No.6「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」にて登場。その後、第二部第六章完結記念ピックアップにて期間限定星5サーヴァントとして実装された。 | ||
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==人間関係== | ==人間関係== | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
+ | ; [[モルガン (Grand Order)]] | ||
+ | : 仇敵。彼女が無理やりブリテンの歴史を蘇らせたことが、ヴォーティガーンと言う終末装置が動き出す直接の要因になった。そして、これまでに二度終末装置として顕現しているが、どちらもモルガンによって退けられて失敗している。 | ||
+ | : 「オベロン」の皮を被ったサーヴァントとして出力された三度目では、カルデアを上手く動かした事によりブリテンの崩壊を成し遂げたが、全存在を費やしてまで殺そうとした彼女の死に際には立ち会う事ができなかった。 | ||
+ | : カルデアで同じサーヴァントとして再会した時はケジメとして「あんたの描いた<ruby><rb>妖精國</rb><rt>絵本</rt></ruby>は嫌いじゃなかった」と語っている。モルガンの妖精國についてブリテンとは異なる想いを抱いていることが推察されるが、真相は定かではない。 | ||
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; [[マーリン (Grand Order)]] | ; [[マーリン (Grand Order)]] | ||
: 同じ「夢」に関する存在だが、絶対に相容れない存在。『物語』というものに対するスタンスが決定的に違うためである。 | : 同じ「夢」に関する存在だが、絶対に相容れない存在。『物語』というものに対するスタンスが決定的に違うためである。 | ||
− | : | + | : マーリンは一枚の絵としてハッピーエンドが出来上がる事を望む存在。オベロンは「絵」が存在する事自体を嫌悪するが、どうしようもない終わりが救いになり得る事を知っている。 |
− | : | + | : オベロンはマーリンを拒絶する事に全偽装能力を振り分けており、マーリンは千里眼ではオベロンの姿も声も認識する事ができない。 |
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; [[ウィリアム・シェイクスピア]] | ; [[ウィリアム・シェイクスピア]] | ||
− | : | + | : 妖精王オベロンが登場する物語『夏の夜の夢』の作者。ある意味でオベロンの生みの親。ただしオベロン自身はシェイクスピアに敬意を払っている訳ではなく、ファンレターを装った手紙に毒を仕込んで送りつけようとする程。 |
− | : | + | : 『夏の夜の夢』が「ここで起きた出来事は全てはまぼろし、真実に値しない」と締めくくられているが故に、彼は「オベロンの言動は全て真実に値しない」と言う呪いじみた性質を与えられてしまっている。 |
− | : | + | :また、オベロンの妻、ティターニアもシェイクスピアの創作であるが、上記の事情によってティターニアの存在も真実ではない、ということになっているため、その件でも恨みを買っている。 |
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; [[アルトリア・キャスター]] | ; [[アルトリア・キャスター]] | ||
− | : | + | : ブリテン異聞帯で彼女の魔術の師として四苦八苦しながら教え、彼女の旅路にもずっと付き合っていた。 |
− | : | + | : 「やりたくもない使命を押し付けられてもそれを投げ出そうとしない」という点で共通点がある。 |
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; [[主人公 (Grand Order)]] | ; [[主人公 (Grand Order)]] | ||
− | : | + | : ブリテン異聞帯に外部からやってきたカルデアのマスター。 |
− | : | + | : 自身の目的達成に利用しようと共に戦い尽力し、最後には敵対した。 |
− | : | + | : マイルームでは「好きなもの」としてマスターを挙げているが口調からしてまったく信憑性がない。 |
− | + | : アルトリア・キャスター同様「やりたくもない使命を押し付けられてもそれを投げ出そうとしない」という点で共通点があり、この3人は奇妙な関係で結ばれている。 | |
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; [[ムリアン]] | ; [[ムリアン]] | ||
: ブリテン異聞帯の真実にいち早く気が付いた彼女を暗殺した。 | : ブリテン異聞帯の真実にいち早く気が付いた彼女を暗殺した。 | ||
− | : | + | : なお、彼女の復讐の発端になった牙の氏族による翅の氏族の虐殺については「当時ムシャクシャしていた自分がけしかけた」と言っているが、当時の「ヴォーティガーン」は「モースの王」のはずであるため、真相は不明である。 |
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− | ; [[ | + | ;[[ブランカ]] |
− | : | + | :ブリテン異聞帯のウェールズの森に住んでいた蛾の妖精。 |
− | : | + | :世界の全てを嫌っていたオベロンも多少なりとも思うところがあったようで、積極的に彼女を連れ回していた。 |
− | : | + | :本性を現した際には「オベロン」への呪いを一身に肩代わりして死んでしまった彼女の遺体をあっさり捨ててしまった<ref group="注">これについては、「奈落の底に彼女の遺体を落とすのが嫌だったから」と一部のプレイヤーからは解釈されている。</ref>。 |
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− | ;[[ | + | ;[[女王メイヴ]] |
− | + | :カルデアでは[[ノクナレア|自分が知っている彼女]]と比較して「こっちも好きだな。自由に生きてるって感じがして」と'''凄まじい棒読み'''で肯定している。 | |
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− | ;[[ | + | ;[[赤兎馬]] |
− | : | + | :カルデアでは[[レッドラ・ビット|自分が知っている彼]]そのままの存在に絶句していた。 |
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− | ; [[ | + | ;[[ナーサリー・ライム]] |
− | : | + | :同じ「物語」に由来する存在。 |
− | : | + | :そのためか、カルデアでは「すべての読み手がいなくなったらお茶会をしよう」とかなりギリギリなお誘いをするが、丁寧に断られてしまった。 |
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− | ;[[ | + | ;[[ガイウス・ユリウス・カエサル]] |
− | : | + | :伝承によっては、オベロンはカエサルが妖精との間に作った息子とされている。あちこちで借金をした上で返済を有耶無耶にし、そのくせ人々から愛されたままでいるコミュ力に父親の面影が見える。 |
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==名台詞== | ==名台詞== | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
+ | ;「はあ……いいよ、諦めた。そういう人間だもんな、きみは。 | ||
+ | ; 僕の名はオベロン。喚ばれたからには力を貸すとも。 | ||
+ | ; 心底、気持ち悪いけどね?」 | ||
+ | : 召喚時(LB6クリア後)のセリフ。 | ||
+ | : 彼はブリテン異聞帯での記憶を全て保持しており、ヴォーティガーンである事を隠さない場合は世界のあらゆるものへの嫌悪も隠さない。 | ||
+ | : …が、カルデアに来た後は燃え尽き症候群のようなものでいい意味でも悪い意味でもやる気が鎮火しているらしく、表立って反抗する事は無くとりあえずは従ってくれる。 | ||
+ | |||
====本編==== | ====本編==== | ||
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− | ; | + | ;「ワガママを言うんじゃありません!そんなコトを言う子は『予言の子』じゃありませんよ!」<br>「世の中には舞踏会に行きたくても行けない<ruby>鮮血魔嬢<rb></rb><rt>はいかぶり</rt>もいるの! 我慢なさいな!」 |
− | + | :Lostbelt No.6「妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ」にて。主人公曰くオベロンの継母マネ。ハロウィンイベントの3ヶ月も前に[[エリザベート・バートリー〔シンデレラ〕]]の話をしていたネタバレ妖精。 | |
;「あれ。気づいていたのかい、〇〇(主人公)?」<br>「まいったなあ。となると、わざわざタイミングを計っていたコトが恥ずかしいけど……」<br>「まあ、だからどうだって話。そもそも君には隠していなかったからね。」<br>「どうでもいい駒の中でも、一番どうでもいい駒だったからさ。」 | ;「あれ。気づいていたのかい、〇〇(主人公)?」<br>「まいったなあ。となると、わざわざタイミングを計っていたコトが恥ずかしいけど……」<br>「まあ、だからどうだって話。そもそも君には隠していなかったからね。」<br>「どうでもいい駒の中でも、一番どうでもいい駒だったからさ。」 | ||
− | : | + | :同上。妖精國に迫る厄災を全て退けた主人公たちの前に、彼は再び姿を見せる。自分が消えていなかったこと、自分の正体に多少なりとも気がついていた主人公に驚き、されども当然であると彼は一人納得する。ちなみに、この台詞は6章にてたびたび存在する、飛ばせない選択肢において「オベロンのことについて深掘りする」選択肢を数回選ぶことで29節に出現する赤い選択肢を選んだ際に聞くことができる。 |
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;「ああ。どれほど陳腐な王国でも、語られなかった脇役にも、意味はある。」<br>「最後のページと共に忘れられ、<ruby>現実<rb></rb><rt>おまえたち</rt></ruby>の速度に置いていかれた物語にも───」<br>「その後に残り続ける、権利はあったはずだ。」 | ;「ああ。どれほど陳腐な王国でも、語られなかった脇役にも、意味はある。」<br>「最後のページと共に忘れられ、<ruby>現実<rb></rb><rt>おまえたち</rt></ruby>の速度に置いていかれた物語にも───」<br>「その後に残り続ける、権利はあったはずだ。」 | ||
− | : | + | :同上。例え既にその後がない<ruby>異聞帯<rb></rb><rt>物語</rt></ruby>であったとしても、消される必要はない。彼はそう主張する。 |
;「朝のひばりも、夜のとばりも、君にはまだ不要なものだ。」<br>「じゃあね、カルデアのクソヤロウ!つまらない旅だったが、予想外の連続だった!」<br>「次もがんばって!君たちの健闘を、心の底から祈っているとも!」 | ;「朝のひばりも、夜のとばりも、君にはまだ不要なものだ。」<br>「じゃあね、カルデアのクソヤロウ!つまらない旅だったが、予想外の連続だった!」<br>「次もがんばって!君たちの健闘を、心の底から祈っているとも!」 | ||
281行目: | 166行目: | ||
====マイルーム会話==== | ====マイルーム会話==== | ||
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;「底なしの空、空っぽの命。喜びは明日には値が下がり、苦しみは昨日のうちに忘れられる。美しいものはその前提が醜く、醜いものはその前提が美しい……はっ、お笑い種だ。人生に中身があるだなんて、本当に信じているのかい?なあ、聞かせてくれよブランカ。君の物語は、満足のいくものだったのかい?」 | ;「底なしの空、空っぽの命。喜びは明日には値が下がり、苦しみは昨日のうちに忘れられる。美しいものはその前提が醜く、醜いものはその前提が美しい……はっ、お笑い種だ。人生に中身があるだなんて、本当に信じているのかい?なあ、聞かせてくれよブランカ。君の物語は、満足のいくものだったのかい?」 | ||
− | : | + | :霊基再臨「第四段階」。 |
:人理の果てまでついてきてしまったブランカに対して、どこか悲しそうに問いかける彼。なぜ彼女はついてきたのか。それはオベロンとの絆を深めることができれば、知ることができるだろう。 | :人理の果てまでついてきてしまったブランカに対して、どこか悲しそうに問いかける彼。なぜ彼女はついてきたのか。それはオベロンとの絆を深めることができれば、知ることができるだろう。 | ||
=====第一・第二再臨===== | =====第一・第二再臨===== | ||
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;「こんにちは、素敵なお嬢さん。全ての読み手がいなくなったあと、お茶会を開くから、その時は来てくれるかい?あぁ、そうかい……。まぁ、そうだろうと思ったよ。」 | ;「こんにちは、素敵なお嬢さん。全ての読み手がいなくなったあと、お茶会を開くから、その時は来てくれるかい?あぁ、そうかい……。まぁ、そうだろうと思ったよ。」 | ||
302行目: | 177行目: | ||
:同じ物語を愛する者であるため、彼女をお茶会に誘う彼。しかし、彼と違い「物語の読者」を愛する彼女には断られてしまった。 | :同じ物語を愛する者であるため、彼女をお茶会に誘う彼。しかし、彼と違い「物語の読者」を愛する彼女には断られてしまった。 | ||
− | + | =====第三再臨===== | |
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;「ごめ~ん、休んでいるところなんだ。……話しかけないでくれる?」 | ;「ごめ~ん、休んでいるところなんだ。……話しかけないでくれる?」 | ||
:マイルーム会話の一つ。 | :マイルーム会話の一つ。 | ||
:口調こそ終始穏やかで表情も笑顔なのだが、一瞬間を置いた後半部分では顔の半分に影が掛かっており嫌悪感を滲み出させている。 | :口調こそ終始穏やかで表情も笑顔なのだが、一瞬間を置いた後半部分では顔の半分に影が掛かっており嫌悪感を滲み出させている。 | ||
− | ; | + | ;「退屈だなぁ……。と言って、自分から行動するのはもう面倒だしなぁ……。 |
+ | ;嗚呼、“世界を救う”ために邁進していた妖精王はどこに行ったのやら。燃え尽きるって、こういう事なのかな? | ||
+ | ;ま、いいや。食堂に行ってメロン食べよーっと♪」 | ||
:マイルーム会話「絆Lv3」。 | :マイルーム会話「絆Lv3」。 | ||
− | : | + | :カルデア陣営が来るより前から、ブリテン異聞帯(妖精國)を滅ぼすべく誕生してから約20年間にもおよぶ謀略やハードワークを、常に吐き気を伴う嫌悪感を隠し続けながら達成した彼。その反動からか、記憶を保持してカルデアに召喚されてからはすっかり燃え尽き症候群を煩わせてしまったようで、唯一果たせなかった「汎人類史の根絶」やカルデアへの敵対行為に出る様子は今のところはない模様。<del>最後のセリフから普通に馴染んでるようにも見えるが、これも本音かどうか分からないし。</del> |
− | ; | + | ;「はあぁぁあもぉぉおおウンザリだっ!! 君達、眠っている時くらい静かにしてくれないか!? |
+ | ;マスター! 虫除けスプレー持ってないかな!?」 | ||
:マイルーム会話「絆Lv4」。 | :マイルーム会話「絆Lv4」。 | ||
:実体としてか彼の精神世界内の概念としてなのかは定かではないが、どうやらカルデアに一緒について来たと思しきウェールズの森の虫妖精達に睡眠の邪魔をされたらしく、我慢の限界の如く隠しきれない程の苛立ちを露わにしている。しかし、マスターに対して殺虫剤ではなく虫除けスプレーを要求している事から、ブランカや虫妖精達を憎からず思っていた彼の本心が垣間見えている。 | :実体としてか彼の精神世界内の概念としてなのかは定かではないが、どうやらカルデアに一緒について来たと思しきウェールズの森の虫妖精達に睡眠の邪魔をされたらしく、我慢の限界の如く隠しきれない程の苛立ちを露わにしている。しかし、マスターに対して殺虫剤ではなく虫除けスプレーを要求している事から、ブランカや虫妖精達を憎からず思っていた彼の本心が垣間見えている。 | ||
− | ; | + | ;「レッドラ・ビット!? ……あぁいや、人違い……いや、馬違いか。 |
+ | ;……凄いな彼、こっちでもああいうキャラなんだ。……最後まで生き残るワケだ。」 | ||
:マイルーム会話「[[赤兎馬]]」。 | :マイルーム会話「[[赤兎馬]]」。 | ||
:あまりにも[[レッドラ・ビット|自分の知る妖精]]そのものな赤兎馬に、珍しく本音と言える程の反応を示している。 | :あまりにも[[レッドラ・ビット|自分の知る妖精]]そのものな赤兎馬に、珍しく本音と言える程の反応を示している。 | ||
− | ; | + | ;「異聞帯の王たち? もちろん、尊敬しているともぉ。 |
+ | ;だって、揃いも揃ってカルデアに道を譲ったんだろ? 人が出来てる! さすが王様だぁ。 | ||
+ | ;あぁでも、一緒にしないでね? 奴らは惨めな負け犬……一方、俺はきっちり目的を果たした───勝ち馬だ。」 | ||
:マイルーム会話「[[異聞帯の王]]」。 | :マイルーム会話「[[異聞帯の王]]」。 | ||
:ヴォーティガーンとしての「自分のいるブリテン異聞帯を滅亡させる」目的を果たした自分に対し、その対極と言える「自分たちの世界を存続させる」使命を果たせなかった異聞帯の王たちを、棒読み混じりの皮肉たっぷりに揶揄している。 | :ヴォーティガーンとしての「自分のいるブリテン異聞帯を滅亡させる」目的を果たした自分に対し、その対極と言える「自分たちの世界を存続させる」使命を果たせなかった異聞帯の王たちを、棒読み混じりの皮肉たっぷりに揶揄している。 | ||
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==メモ== | ==メモ== | ||
*第二再臨までは「妖精王オベロン」の姿だが、第三再臨になると外見ががらっと変化し「オベロン・ヴォーティガーン」の姿になる。これに伴い、マイルーム・戦闘などのボイスが全て変わる他、宝具名およびその演出も変わる。 | *第二再臨までは「妖精王オベロン」の姿だが、第三再臨になると外見ががらっと変化し「オベロン・ヴォーティガーン」の姿になる。これに伴い、マイルーム・戦闘などのボイスが全て変わる他、宝具名およびその演出も変わる。 | ||
− | **ただし「霊基解放クエスト」をクリアするまでは、レベルを上げて霊基再臨をすることはできる(レベル90まで上げられる)が、セイントグラフのイラストおよびバトルキャラグラフィックが第二再臨のものまでしか解放されない。霊基解放クエストをクリアして初めて第三再臨になることができる([[蘆屋道満]] | + | **ただし「霊基解放クエスト」をクリアするまでは、レベルを上げて霊基再臨をすることはできる(レベル90まで上げられる)が、セイントグラフのイラストおよびバトルキャラグラフィックが第二再臨のものまでしか解放されない。霊基解放クエストをクリアして初めて第三再臨になることができる([[蘆屋道満]]と同じ仕様)。霊基解放クエストはLB6クリアで解放される。 |
− | ** | + | **マテリアルはオベロンの状態でマテリアル6まで存在し絆レベルだけで6まで解放できるが、LB6のクリアおよび'''絆レベル6'''でマテリアルが全てオベロン・ヴォーティガーンのものに差し換わる。こちらは蘆屋道満には無い仕様だが、[[アルトリア・キャスター]]に同様の仕様がある(解放条件は異なる)。アルトリア・キャスターともども、セイントグラフのイラストを第一・第二再臨にしていると初期プロフィールが、第三・最終再臨のイラストにしていると差し換え後のプロフィールになる。 |
− | + | **なおセイントグラフ上では、ヴォーティガーンの姿になる第三再臨以降でも真名は「オベロン」のまま。「オベロン・ヴォーティガーン」の名は本編ストーリー上でのみ語られる。 | |
− | + | *担当イラストレーターの羽海野チカ女史は「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」等で著名な漫画家だが、執筆環境は完全なアナログであり、FGOの仕事に際して初めてデジタル作画環境を整えたという。CGイラスト特有の文化である「イラストの表情差分」を描くにあたり、どうしてもペイントソフトのレイヤー機能が必要だったとのこと。 | |
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**しかし全行程をいきなりデジタルにすると今までアナログで培ってきた作風が失われるため、アナログをメインにしつつも部分的にデジタルの機能を取り入れる形で描かれている。 | **しかし全行程をいきなりデジタルにすると今までアナログで培ってきた作風が失われるため、アナログをメインにしつつも部分的にデジタルの機能を取り入れる形で描かれている。 | ||
− | ** | + | **また、彼女は虫が苦手で、オベロンおよびウォーティガーンのデザインや、ブリテン異聞帯における「とある一枚絵」を描くのはかなり大変だったとのこと。 |
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==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
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− | + | : 初実装時はクラス名にちなんでOfficial髭男dismの『[https://m.youtube.com/watch?v=TQ8WlA2GXbk Pretender]』が触媒に使えるとSNSを中心に話題になった。しかもよくよく聞くと歌詞までも'''絶妙なバランスでマッチングしているのだから'''凄い。 | |
− | ;プリテンダー触媒 | ||
− | :初実装時はクラス名にちなんでOfficial髭男dismの『[https://m.youtube.com/watch?v=TQ8WlA2GXbk Pretender] | ||
==商品情報== | ==商品情報== | ||
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==脚注== | ==脚注== | ||
===注釈=== | ===注釈=== | ||
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[[Category:Fate/Grand Order]] | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
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