「カルナ」を編集中
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| 出典 = マハーバーラタ | | 出典 = マハーバーラタ | ||
| 地域 = インド | | 地域 = インド | ||
− | | 属性 = | + | | 属性 = 秩序・善<br>中立・善(EXTRA) <br />中庸・善(EXTELLA) |
− | | | + | | 隠し属性 = 天 |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 二人称 = お前 | | 二人称 = お前 | ||
| 三人称 = 彼/彼女 | | 三人称 = 彼/彼女 | ||
− | |||
| イメージカラー = 暗中に輝く鋭利なる黄金 | | イメージカラー = 暗中に輝く鋭利なる黄金 | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
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| 苦手な物 = コミュ力という言葉 | | 苦手な物 = コミュ力という言葉 | ||
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
− | ; | + | ;Apocrypha |
:[[アルジュナ|異父兄弟の三男]] | :[[アルジュナ|異父兄弟の三男]] | ||
;EXTRA CCC | ;EXTRA CCC | ||
:[[パッションリップ]]、[[ギルガメッシュ]] | :[[パッションリップ]]、[[ギルガメッシュ]] | ||
;EXTELLA | ;EXTELLA | ||
− | : | + | :ギルガメッシュ<br />巨神アルテラ |
| デザイン = pako | | デザイン = pako | ||
| 設定作成 = 奈須きのこ | | 設定作成 = 奈須きのこ | ||
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
− | |||
==概要== | ==概要== | ||
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:インストールスキルのスロットは4+4と非常に優秀。さらに攻撃の多くに火炎ないし雷撃の追加効果を持っているため、単純な火力だけではなく状態異常を狙った器用な戦い方もできる強力なサーヴァントになっている。 | :インストールスキルのスロットは4+4と非常に優秀。さらに攻撃の多くに火炎ないし雷撃の追加効果を持っているため、単純な火力だけではなく状態異常を狙った器用な戦い方もできる強力なサーヴァントになっている。 | ||
:「黄金の鎧」を所持していないのは、『Fate/EXTELLA』に登場するAIや人、サーヴァントが聖杯戦争終了時の状態そのままにSE.RA.PH内の新天地に送られてくるため。要約すると、鎧によってジナコを救った時そのままの状態で送られてきているためである。 | :「黄金の鎧」を所持していないのは、『Fate/EXTELLA』に登場するAIや人、サーヴァントが聖杯戦争終了時の状態そのままにSE.RA.PH内の新天地に送られてくるため。要約すると、鎧によってジナコを救った時そのままの状態で送られてきているためである。 | ||
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==ステータス== | ==ステータス== | ||
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|[[ランサー]]<br />↓<br />[[エクストラクラス|ランチャー]]||[[ジナコ=カリギリ]]||B||A||A||B||A+||A++||対魔力:C<br />騎乗:B||貧者の見識:-<br />無冠の武芸:-<br />神性:A|| style="text-align:left" |ウィザードとして平均以下とされるジナコがマスターで、<br />なぜ『Apocrypha』時を上回る能力値を発揮できているかは不明。<br />ムーンセルでは知名度によるステータスの下落が無い為と推測される。<br />BBからのバックアップによる強化の可能性もある。<br />また、幸運のランクは自己申告であり、本来はもっと低いと思われる(内部データ的にはDランク相当)。 | |[[ランサー]]<br />↓<br />[[エクストラクラス|ランチャー]]||[[ジナコ=カリギリ]]||B||A||A||B||A+||A++||対魔力:C<br />騎乗:B||貧者の見識:-<br />無冠の武芸:-<br />神性:A|| style="text-align:left" |ウィザードとして平均以下とされるジナコがマスターで、<br />なぜ『Apocrypha』時を上回る能力値を発揮できているかは不明。<br />ムーンセルでは知名度によるステータスの下落が無い為と推測される。<br />BBからのバックアップによる強化の可能性もある。<br />また、幸運のランクは自己申告であり、本来はもっと低いと思われる(内部データ的にはDランク相当)。 | ||
|- | |- | ||
− | | rowspan="2" |[[ランサー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||B||C||A||B||D||EX||対魔力:C<br />騎乗:A<br />神性:A||貧者の見識:A<br />無冠の武芸:-<br />魔力放出(炎):A | + | | rowspan="2" |[[ランサー]]||[[主人公 (Grand Order)]]||B||C||A||B||D||EX||対魔力:C<br />騎乗:A<br />神性:A||貧者の見識:A<br />無冠の武芸:-<br />魔力放出(炎):A|| style="text-align:left; width:40%" | |
|- | |- | ||
|[[主人公 (EXTRA)]]||B||A||A||B||A+||A++||対魔力:A<br />騎乗:B||無冠の武芸:-<br />神性:A|| style="text-align:left" |ゲーム内パラメーターでは貧者の見識と魔力放出があるので『Apocrypha』時とスキル数は変わらないと思われる。 | |[[主人公 (EXTRA)]]||B||A||A||B||A+||A++||対魔力:A<br />騎乗:B||無冠の武芸:-<br />神性:A|| style="text-align:left" |ゲーム内パラメーターでは貧者の見識と魔力放出があるので『Apocrypha』時とスキル数は変わらないと思われる。 | ||
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:『Grand Order』では第一・第二再臨状態においてその鎧を確認できるものの、封印状態となっているため効果を発揮していない<ref group="出">「カルナ」『Fate Grand Order material Ⅲ』p.105。</ref>。インド異聞帯では防御型宝具の強制励起によりカルナ自身がスーリヤの光と化し、世界を破壊し再創造する『帰滅を裁定せし廻剣』をシャドウボーダーが虚数潜航するまでの5秒間防ぎ続けた。その後『帰滅を裁定せし廻剣』で消された後に送られた形のない概念だけが蟠る空間では、スーリヤの光と化した事でカルナのまま存在することが出来ていた。 | :『Grand Order』では第一・第二再臨状態においてその鎧を確認できるものの、封印状態となっているため効果を発揮していない<ref group="出">「カルナ」『Fate Grand Order material Ⅲ』p.105。</ref>。インド異聞帯では防御型宝具の強制励起によりカルナ自身がスーリヤの光と化し、世界を破壊し再創造する『帰滅を裁定せし廻剣』をシャドウボーダーが虚数潜航するまでの5秒間防ぎ続けた。その後『帰滅を裁定せし廻剣』で消された後に送られた形のない概念だけが蟠る空間では、スーリヤの光と化した事でカルナのまま存在することが出来ていた。 | ||
:シナリオ上においても封印されているのかは不明だが、戦闘時に使用しないもののシナリオ上においては再現される他の多くの宝具と異なり「基本的に(使用されない)」「今回の召喚では」といった表現が用いられていないため、戦闘時同様に封印されている可能性が高い。 | :シナリオ上においても封印されているのかは不明だが、戦闘時に使用しないもののシナリオ上においては再現される他の多くの宝具と異なり「基本的に(使用されない)」「今回の召喚では」といった表現が用いられていないため、戦闘時同様に封印されている可能性が高い。 | ||
− | :余談だが、バレンタインイベントにてカルナから貰えるお返しアイテムの概念礼装「落陽のピアス」は'''この鎧の一部パーツを抜き取って打ち直して作ったもの''' | + | :余談だが、バレンタインイベントにてカルナから貰えるお返しアイテムの概念礼装「落陽のピアス」は'''この鎧の一部パーツを抜き取って打ち直して作ったもの'''らしい。礼装の効果としては他サーヴァントのものと同じで差異は無く、主人公が不死になったりはしないが、普通のお菓子や工芸品などがやり取りされる中で一人だけとんでもないものをくれる。 |
− | + | : | |
;梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ) | ;梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ) | ||
:種別:対軍・対国宝具 | :種別:対軍・対国宝具 | ||
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:『EXTELLA』では連続攻撃4段目の派生攻撃で使用。長い距離をカバーする強力な貫通型のビームとして再現され、多段攻撃かつ状態異常を付与しやすいが照射中は身動きが取れないなど一長一短。 | :『EXTELLA』では連続攻撃4段目の派生攻撃で使用。長い距離をカバーする強力な貫通型のビームとして再現され、多段攻撃かつ状態異常を付与しやすいが照射中は身動きが取れないなど一長一短。 | ||
:『EXTELLA LINK』では派生技から切り離されてアクティブスキルに組み込まれているが、これとは別に周囲の敵をスタンさせる『梵天よ、天を仰げ』と右目から薙ぎ払うようにビームを放つ『梵天よ、地を裂け』というバリエーション技もあり、こちら2つはルビが「ブラフマー・ストラ」となっている。ちなみにお遊び的要素として、この技で敵サーヴァントを仕留めると「真の英雄は目で殺す」という名称のブロンズトロフィーが入手できる。 | :『EXTELLA LINK』では派生技から切り離されてアクティブスキルに組み込まれているが、これとは別に周囲の敵をスタンさせる『梵天よ、天を仰げ』と右目から薙ぎ払うようにビームを放つ『梵天よ、地を裂け』というバリエーション技もあり、こちら2つはルビが「ブラフマー・ストラ」となっている。ちなみにお遊び的要素として、この技で敵サーヴァントを仕留めると「真の英雄は目で殺す」という名称のブロンズトロフィーが入手できる。 | ||
− | + | : | |
;梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ) | ;梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ) | ||
:ランク:A+<br />種別:対国宝具<br />レンジ:2~90<br />最大捕捉:600人 | :ランク:A+<br />種別:対国宝具<br />レンジ:2~90<br />最大捕捉:600人 | ||
:カルナがバラモンのパラシュラーマから授けられた対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスであれば別の飛び道具として再現されるが、ランサー時は「槍に炎熱を纏わせ投擲する」宝具となる。 | :カルナがバラモンのパラシュラーマから授けられた対国宝具。クラスがアーチャーなら弓、他のクラスであれば別の飛び道具として再現されるが、ランサー時は「槍に炎熱を纏わせ投擲する」宝具となる。 | ||
:もとより広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲を炎熱の効果を付与することでさらに広め、威力を格段に上昇させており、その一撃は核兵器に例えられるほどの規模と破壊力を持つ。 | :もとより広い効果範囲を持つブラフマーストラの効果範囲を炎熱の効果を付与することでさらに広め、威力を格段に上昇させており、その一撃は核兵器に例えられるほどの規模と破壊力を持つ。 | ||
− | : | + | :『CCC』では上空へ槍を投擲後、天から巨大な劫火を敵に落とす。ゲーム的には毎ターン、ランダムな手でダメージを発生させる。このダメージ効果はコードキャストと同じ扱いであるため、こちらのエクストラターンの発生を大幅に阻害するというかなり嫌な特性がある。 |
:小説版『Apocrypha』では『幻想大剣・天魔失墜』の軌道を逸らすため、庭園外周部にて威力を抑えて使用している。 | :小説版『Apocrypha』では『幻想大剣・天魔失墜』の軌道を逸らすため、庭園外周部にて威力を抑えて使用している。 | ||
:アニメ版『Apocrypha』では『梵天よ、地を覆え』に続いて黒のセイバーとの最終決戦で使用。ぶつかり合った『幻想大剣・天魔失墜』の剣気を打ち砕いた上、極大規模の爆発で一帯を吹き飛ばすほどの威力を見せた。しかし威力の減衰と『悪竜の血鎧』による防御能力から決め手にはならず、連続使用された二発目の『幻想大剣・天魔失墜』に突破された。 | :アニメ版『Apocrypha』では『梵天よ、地を覆え』に続いて黒のセイバーとの最終決戦で使用。ぶつかり合った『幻想大剣・天魔失墜』の剣気を打ち砕いた上、極大規模の爆発で一帯を吹き飛ばすほどの威力を見せた。しかし威力の減衰と『悪竜の血鎧』による防御能力から決め手にはならず、連続使用された二発目の『幻想大剣・天魔失墜』に突破された。 | ||
:『Grand Order』ではモーション改修後のBusterカード選択時に使用する。『CCC』と演出はほぼ同じ。 | :『Grand Order』ではモーション改修後のBusterカード選択時に使用する。『CCC』と演出はほぼ同じ。 | ||
− | : | + | :『EXTTELLA』では『CCC』と演出は同じ。落ちてきた槍は地面を含む障害物に接触すると大爆発を起こすが、投げ上げてから落下までに微妙なタイムラグがあり、「仕込み」が必要な点からやや使いづらい。 |
:『EXTELLA LINK』では派生技から切り離され、代わりにアクティブスキルとドライヴスキルに組み込まれている。アクティブスキル版は遠距離攻撃スキル扱いのため、スキルスロットに「皇帝特権(弓)」を積むか、味方アーチャーとLINK状態にあると強化される仕組み。一方ドライヴスキル版は発動から終了までは妨害されないという特性があるため、前作に比べて使用しやすくなっている。 | :『EXTELLA LINK』では派生技から切り離され、代わりにアクティブスキルとドライヴスキルに組み込まれている。アクティブスキル版は遠距離攻撃スキル扱いのため、スキルスロットに「皇帝特権(弓)」を積むか、味方アーチャーとLINK状態にあると強化される仕組み。一方ドライヴスキル版は発動から終了までは妨害されないという特性があるため、前作に比べて使用しやすくなっている。 | ||
− | |||
;日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ) | ;日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ) | ||
:ランク:EX(Apocrypha、Grand Order) /A++(CCC、EXTELLA) <br />種別:対神宝具(Apocrypha、Grand Order) /対軍・対神宝具(CCC) <br />レンジ:2~5(Apocrypha、Grand Order) /40~99(CCC) <br />最大捕捉: 1人(Apocrypha、Grand Order) /千単位(CCC) | :ランク:EX(Apocrypha、Grand Order) /A++(CCC、EXTELLA) <br />種別:対神宝具(Apocrypha、Grand Order) /対軍・対神宝具(CCC) <br />レンジ:2~5(Apocrypha、Grand Order) /40~99(CCC) <br />最大捕捉: 1人(Apocrypha、Grand Order) /千単位(CCC) | ||
167行目: | 159行目: | ||
:『Apocrypha』における宝具の発動の際には全身の鎧が分離・消滅しているが、鎧を失っている『CCC』では耳輪を含めた鎧の破棄が行われておらず、背中の装飾が破壊されるに留まる。このような不完全な発動のためかランクは「EX」ではなく「A++」となっており、威力も少なくともゲーム上の数値としてはそこまで高くはない。 | :『Apocrypha』における宝具の発動の際には全身の鎧が分離・消滅しているが、鎧を失っている『CCC』では耳輪を含めた鎧の破棄が行われておらず、背中の装飾が破壊されるに留まる。このような不完全な発動のためかランクは「EX」ではなく「A++」となっており、威力も少なくともゲーム上の数値としてはそこまで高くはない。 | ||
:『Grand Order』では『CCC』準拠の演出となっているが、鎧を装備している再臨段階では鎧を一時的に消失させる演出が入る。その後に槍全体に紅いエネルギーを纏い、穂先から光の一撃を放って敵陣全体を猛烈な爆発で吹き飛ばす。 | :『Grand Order』では『CCC』準拠の演出となっているが、鎧を装備している再臨段階では鎧を一時的に消失させる演出が入る。その後に槍全体に紅いエネルギーを纏い、穂先から光の一撃を放って敵陣全体を猛烈な爆発で吹き飛ばす。 | ||
− | :ゲーム的には「敵全体に強力な〔神性〕特攻攻撃 | + | :ゲーム的には「敵全体に強力な〔神性〕特攻攻撃<ref group="注">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のBuster属性の宝具。 |
− | : | + | :強化後は「敵全体のBusterカード耐性をダウン<ref group="注">3ターン</ref>」という効果が追加される。 |
:『EXTELLA』では背中の装飾を消失させ、槍の先端に集めた雷を突きとともに開放。凄まじいエネルギーの奔流で敵の一群を貫く。技の終了後は再び羽根のような装飾を纏う。こちらも宝具発動後は防御力が低下する旨が記述されている。 | :『EXTELLA』では背中の装飾を消失させ、槍の先端に集めた雷を突きとともに開放。凄まじいエネルギーの奔流で敵の一群を貫く。技の終了後は再び羽根のような装飾を纏う。こちらも宝具発動後は防御力が低下する旨が記述されている。 | ||
:『EXTELLA LINK』も演出や効果は『EXTELLA』と同じ。またストーリーの方では第一ルートにおいてシャルルマーニュと撃ち合い、その後すぐに再解放してアルジュナと撃ち合っている。その際一回目は通常どおり鎧が砕け散るカットが入るが、二回目はこのカットが入らず、代わりに背中の装飾を広げて炎をジェット噴射させるカットが挿入されている。一度目の『王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣』との撃ち合いでは、普段と同じく次第に上空へと逸れるように撃ち出しており、ここでは暫く拮抗したのち制したが、二度目に『破壊神の手翳』と撃ち合った際は真正面に撃ち出し、拮抗の末に両者とも吹き飛ばされている。アルジュナの方は消滅寸前で踏みとどまり最後に言葉を交わす時間があったものの、カルナに対する言及や再登場するシーンは以降ないため、恐らくはそこで消滅したものと思われる。 | :『EXTELLA LINK』も演出や効果は『EXTELLA』と同じ。またストーリーの方では第一ルートにおいてシャルルマーニュと撃ち合い、その後すぐに再解放してアルジュナと撃ち合っている。その際一回目は通常どおり鎧が砕け散るカットが入るが、二回目はこのカットが入らず、代わりに背中の装飾を広げて炎をジェット噴射させるカットが挿入されている。一度目の『王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣』との撃ち合いでは、普段と同じく次第に上空へと逸れるように撃ち出しており、ここでは暫く拮抗したのち制したが、二度目に『破壊神の手翳』と撃ち合った際は真正面に撃ち出し、拮抗の末に両者とも吹き飛ばされている。アルジュナの方は消滅寸前で踏みとどまり最後に言葉を交わす時間があったものの、カルナに対する言及や再登場するシーンは以降ないため、恐らくはそこで消滅したものと思われる。 | ||
− | == | + | ==使用スキル・必殺技== |
− | + | ||
− | ;如来光 | + | ;[[Fate/EXTRA CCC]] |
− | :炎の翼を纏い上空に飛び上がり、急降下する突進攻撃。ある程度移動方向を制御可能。 | + | :;日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ) |
− | ;天雷を示す | + | ::3ターンの間、自身の耐久を強化する。1ターン目・宝具使用ターンの1手目に使用。 |
− | :放射状に3本の雷撃を放つ。 | + | :;梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ) |
− | ;日輪に倣う | + | ::右眼からビームを放つ。魔力ダメージを与える。 |
− | :槍に炎の効果を付与し、左右薙ぎ払いからの連続突きを行う。 | + | :;梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ) |
− | ; | + | ::槍を上空へと投げ上げ、天から火球を降らせる。 |
− | :右眼より閃光を発し、周囲の敵をスタン状態にする。 | + | ::使用した次ターンから1ターンに0~6回のランダム魔力ダメージ。アイコンは出ないがステータス異常扱い(ただし、スキルそのものは攻撃スキル扱い)。 |
− | ; | + | :; 日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ) |
− | :右眼より薙ぎ払うように強烈なビームを放つ。 | + | :: 宝具。筋力ダメージ+自身の筋力アップ&耐久ダウン。 |
+ | |||
+ | ;[[Fate/EXTELLA LINK]] | ||
+ | :;梵天よ、地を覆え (ブラフマーストラ) | ||
+ | ::右眼より直線状に強烈なビームを放つ。 | ||
+ | :;梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ) | ||
+ | ::槍に炎の効果を付与し、前方に投擲する。 | ||
+ | :;如来光 | ||
+ | ::炎の翼を纏い上空に飛び上がり、急降下する突進攻撃。ある程度移動方向を制御可能。 | ||
+ | :;天雷を示す | ||
+ | ::放射状に3本の雷撃を放つ。 | ||
+ | :;日輪に倣う | ||
+ | ::槍に炎の効果を付与し、左右薙ぎ払いからの連続突きを行う。 | ||
+ | :;梵天よ、天を仰げ(ブラフマーストラ) | ||
+ | ::右眼より閃光を発し、周囲の敵をスタン状態にする。 | ||
+ | :;梵天よ、地を裂け(ブラフマーストラ) | ||
+ | ::右眼より薙ぎ払うように強烈なビームを放つ。 | ||
+ | :; 日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ) | ||
+ | :: 宝具。エリア全体に大ダメージ。 | ||
==真名:カルナ== | ==真名:カルナ== | ||
+ | |||
:カルナ。パーンダヴァ王家とカウラヴァ王家の戦いを描いたインドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する、「倒される側の英雄」。 | :カルナ。パーンダヴァ王家とカウラヴァ王家の戦いを描いたインドの叙事詩『マハーバーラタ』に登場する、「倒される側の英雄」。 | ||
:人間の姫であるクンティーと太陽神スーリヤとの間に生まれた黄金の英雄で、インド神話の大英雄アルジュナのライバルとして名高い。 | :人間の姫であるクンティーと太陽神スーリヤとの間に生まれた黄金の英雄で、インド神話の大英雄アルジュナのライバルとして名高い。 | ||
276行目: | 287行目: | ||
:[[カール大帝]]の天声同化(オラクル)によって大帝側の陣営に与し、初期から主人公たちの敵となって立ちはだかる。しかし、その存在が好敵手である[[アルジュナ]]を主人公側に呼び寄せることとなった。 | :[[カール大帝]]の天声同化(オラクル)によって大帝側の陣営に与し、初期から主人公たちの敵となって立ちはだかる。しかし、その存在が好敵手である[[アルジュナ]]を主人公側に呼び寄せることとなった。 | ||
;[[Fate/Grand Order]] | ;[[Fate/Grand Order]] | ||
− | : | + | :『アルジュナ、カルナ体験クエスト』の開催に伴い先行実装され、第五特異点解禁に際して本格実装された。 |
− | : | + | :好敵手であるアルジュナとは全くの同時期、同レア度での実装となった。 |
− | : | + | :第二部第四章の公開に伴いモーションが一新された。 |
− | |||
===Fate関連作品=== | ===Fate関連作品=== | ||
314行目: | 324行目: | ||
;[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]] | ;[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]] | ||
:「物語に仕える」と公言し、つまらないという理由であっさりマスターを切り捨て、戦闘代行者としての義務を全く果たさないなど赤のキャスターが余りにサーヴァントとして不誠実過ぎるせいか、時折的確かつ辛辣なコメントを送っている。だが赤のキャスターは全く気にしておらず、相変わらず慇懃無礼な態度で受け流している。 | :「物語に仕える」と公言し、つまらないという理由であっさりマスターを切り捨て、戦闘代行者としての義務を全く果たさないなど赤のキャスターが余りにサーヴァントとして不誠実過ぎるせいか、時折的確かつ辛辣なコメントを送っている。だが赤のキャスターは全く気にしておらず、相変わらず慇懃無礼な態度で受け流している。 | ||
− | ; | + | ;フィーンド・ヴォル・センベルン |
:漫画版で正式設定された、本来のマスター。契約上はシロウがマスターに変更されたが、カルナの認識においてはあくまで彼(ら)こそがマスターである。 | :漫画版で正式設定された、本来のマスター。契約上はシロウがマスターに変更されたが、カルナの認識においてはあくまで彼(ら)こそがマスターである。 | ||
:ただし原作でのカルナの台詞からすると、シロウに傀儡にされた元マスターたちのうち、誰が自分のマスターであったのかはカルナにもわかっていないようだ。 | :ただし原作でのカルナの台詞からすると、シロウに傀儡にされた元マスターたちのうち、誰が自分のマスターであったのかはカルナにもわかっていないようだ。 | ||
359行目: | 369行目: | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
+ | |||
;[[トーマス・エジソン]] | ;[[トーマス・エジソン]] | ||
− | : | + | :第五章にて西部アメリカ合衆国大統王としてカルナを客人にして最高戦力の人員として迎え入れる。 |
:極めて実利的で俗物的で偏屈でアクが強く、指導者としてはお世辞にも優れた人物とは言えず、また彼のやり方や方針ではいずれ行き詰まる事もある程度想像していたが、それでも民を守ろうとするその意思は正しいものだと考えた故か、助力を乞うた彼の声に応じて力を貸し、彼に異を唱えることなく前線でその槍を振るっていた。 | :極めて実利的で俗物的で偏屈でアクが強く、指導者としてはお世辞にも優れた人物とは言えず、また彼のやり方や方針ではいずれ行き詰まる事もある程度想像していたが、それでも民を守ろうとするその意思は正しいものだと考えた故か、助力を乞うた彼の声に応じて力を貸し、彼に異を唱えることなく前線でその槍を振るっていた。 | ||
:基本的に何を言われても何も言わずに忠実に従っているが、主人公達に追い詰められて明らかに体に悪い試験薬でパワーアップしようとした時は流石に止めにかかった。 | :基本的に何を言われても何も言わずに忠実に従っているが、主人公達に追い詰められて明らかに体に悪い試験薬でパワーアップしようとした時は流石に止めにかかった。 | ||
:また、良くも悪くも非常に人間臭い彼がドゥリーヨダナに似ているように感じるらしく、何だかんだで放っておけなかったらしい。 | :また、良くも悪くも非常に人間臭い彼がドゥリーヨダナに似ているように感じるらしく、何だかんだで放っておけなかったらしい。 | ||
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;[[大いなる石像神]] | ;[[大いなる石像神]] | ||
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:インド異聞帯に君臨していた絶対神。異聞帯という特殊な事象のなかで変貌を遂げた、もう一人の宿敵アルジュナ。 | :インド異聞帯に君臨していた絶対神。異聞帯という特殊な事象のなかで変貌を遂げた、もう一人の宿敵アルジュナ。 | ||
:初邂逅の折にはカルナを含めた一切の視線に反応を示すことがなく、さすがのカルナも「あのアルジュナに黙殺された」という事実を受け止めることが出来ずに不愉快さを募らせていた。 | :初邂逅の折にはカルナを含めた一切の視線に反応を示すことがなく、さすがのカルナも「あのアルジュナに黙殺された」という事実を受け止めることが出来ずに不愉快さを募らせていた。 | ||
− | : | + | :しかし、皮肉なことにアルジュナは殆ど機構のような状態に成り果ててもなお、カルナに対する執心(およびその執心をはじめとした[[クリシュナ (黒)|彼のエゴイズムを司る人格]])を消し去ることはできていなかった。カルナがその身を挺してカルデア一行を脱出させたことは、アルジュナの中にほんの僅かながら残っていた人間性を刺激する最初のきっかけとなり、最終局面ではアシュヴァッターマンの霊核を使って復活したカルナ自身が彼と対話し、その不完全さを指摘することによって、絶対たる神としての完全性を突き崩す最後の一打ともなった。 |
:シヴァ神とヴィシュヌ神の力を借り受けたカルナは、執心という確かな人間性を剥き出しにしたアルジュナに全力勝負を挑み、これを辛うじて打ち破る。敗れたアルジュナは悔しさを滲ませながらも、同時に自身の不完全性と矛盾を認め、最期は微笑みながら消滅していった(奇しくもカルナが生前最後の瞬間に微笑んでいたことと対比になっているとも言える)。 | :シヴァ神とヴィシュヌ神の力を借り受けたカルナは、執心という確かな人間性を剥き出しにしたアルジュナに全力勝負を挑み、これを辛うじて打ち破る。敗れたアルジュナは悔しさを滲ませながらも、同時に自身の不完全性と矛盾を認め、最期は微笑みながら消滅していった(奇しくもカルナが生前最後の瞬間に微笑んでいたことと対比になっているとも言える)。 | ||
:彼は異聞帯での生を終えてサーヴァントとして召喚された後も執心を完全に消せないらしく、カルナに言及する会話では「やはり少しばかり、心の中に掻き立てられるものがありますね」と呟いている。 | :彼は異聞帯での生を終えてサーヴァントとして召喚された後も執心を完全に消せないらしく、カルナに言及する会話では「やはり少しばかり、心の中に掻き立てられるものがありますね」と呟いている。 | ||
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===Fate/EXTELLA=== | ===Fate/EXTELLA=== | ||
423行目: | 425行目: | ||
:第一ルートでは終盤にカルナと対峙。“天声同化”されたカルナが大帝の権力を誇示したために激しい怒りを見せる。カルナは一度アルジュナを追い込むも、勝負の行方は互いの全力を賭した宝具の打ち合いにもつれ込み、双方相討ちとなって消滅した。 | :第一ルートでは終盤にカルナと対峙。“天声同化”されたカルナが大帝の権力を誇示したために激しい怒りを見せる。カルナは一度アルジュナを追い込むも、勝負の行方は互いの全力を賭した宝具の打ち合いにもつれ込み、双方相討ちとなって消滅した。 | ||
:第三ルートでは途中で彼も一時的に“天声同化”されてしまい、それが転じてカルナとは「初めての」共同戦線を展開。覚悟を決めて戦いに挑むアルテラを護衛する。その後“天声同化”が解けるとカルナと話し合い、一旦勝負を預けて主人公陣営に戻った。最終日にはシャルルマーニュの頼みを受けてアルテラを護衛するべく、再びカルナと共闘している。 | :第三ルートでは途中で彼も一時的に“天声同化”されてしまい、それが転じてカルナとは「初めての」共同戦線を展開。覚悟を決めて戦いに挑むアルテラを護衛する。その後“天声同化”が解けるとカルナと話し合い、一旦勝負を預けて主人公陣営に戻った。最終日にはシャルルマーニュの頼みを受けてアルテラを護衛するべく、再びカルナと共闘している。 | ||
− | ; | + | ;ドゥリーヨダナ |
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− | |||
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− | |||
:かつての主君であり、アルジュナ達と対立したカウラヴァ百王子の長兄。 | :かつての主君であり、アルジュナ達と対立したカウラヴァ百王子の長兄。 | ||
:カルナは彼のことを「厚顔で小心な男」と評しているが、かつて救ってくれた恩は今だ忘れておらず、彼の人としての温かさを持った生き方を好ましく思っている。 | :カルナは彼のことを「厚顔で小心な男」と評しているが、かつて救ってくれた恩は今だ忘れておらず、彼の人としての温かさを持った生き方を好ましく思っている。 | ||
502行目: | 500行目: | ||
===Fate/EXTRA CCC=== | ===Fate/EXTRA CCC=== | ||
+ | |||
;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」 | ;「そうだな。オレの扇動スキルは、お前の卓越した荒らし技術に遠く及ばない。<br> しかしそれは自明の理。その域に達するには、人生の大半を無駄に使うよりあるまい。<br> 武芸に生きたオレにはお前の技術は余りに遠い。一種、異様にさえ見える。<br> ……実に大したものだ。何の役に立つかは理解できないが、他人の評価にそれほどの情熱を持つとは。<br> オレには真似のできん苦行。我が主人、ジナコ=カリギリ。お前は何のために生きている?」 | ||
:ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。 | :ジナコに買出しもスレ監視もできない役立たずと評された際の反応。 | ||
525行目: | 524行目: | ||
:アーチャー (EXTRA・赤)に「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。 | :アーチャー (EXTRA・赤)に「この戦いは本当に必要なのか、お前がいさめるべき者は他にいるのではないか」という問いに対して。 | ||
:冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。 | :冷たく突き放し、逆に「正義の味方」が抱える最大の問題を突きつける。 | ||
− | : | + | :誰よりも「正しい行い」をしながら、「悪」と呼ばれ命を終えた者の苦悩を知るがために。 |
;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」 | ;「浅慮なのはそちらの方だ。オレは正しい英霊などではないし、そもそもジナコには何も期待していない。<br> ジナコの将来性を期待する者がいるとすれば、それはジナコ本人だけだ。<br> 何者であれ、彼女の在り方に口出しすることはできない。<br> お前とてそうだろう。マスターを守るでもなく導くでもなく、寄り添う事を良しとしている。<br> たとえその先が報われぬ未来でも、己の我儘で運命を捻じ曲げる事はしない。<br> 口では色々と欲望ダダ漏れだがな。本性は主に殉じる純情狐というワケだ。」 | ||
:キャスター (EXTRA・青)に「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。 | :キャスター (EXTRA・青)に「将来性を信じられても、重荷になるだけの人間もいる。貴方が正しくあろうとすればするほど主を追い詰めていると分かっているのか?」という問いに対して。毒舌を交えつつも、互いが抱く主への真摯な想いを認め合う。 | ||
:かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。 | :かつて主が「悪」と知りながら、忠義に殉じた者であるからこそ。 | ||
− | : | + | :もっとも、後に彼女は己の我儘で主の運命を捻じ曲げてしまうが…… |
;「―――今は何も無い。<br> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの<ruby><rb>認識</rb><rt>セカイ</rt></ruby>が<ruby><rb>幼</rb><rt>ちい</rt></ruby>さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br> その力でオレを砕けるものならな」 | ;「―――今は何も無い。<br> 出来る事は確約だけだ。古代ウルクの王、天地の理を与えられた裁定者よ。<br> この首が落ちる運命があるのなら、それをお前に委ねよう。まだヒトの<ruby><rb>認識</rb><rt>セカイ</rt></ruby>が<ruby><rb>幼</rb><rt>ちい</rt></ruby>さい黎明にのみ地上を統べた最古の男よ。<br> その力でオレを砕けるものならな」 | ||
581行目: | 580行目: | ||
===Fate/Grand Order=== | ===Fate/Grand Order=== | ||
====戦闘==== | ====戦闘==== | ||
+ | |||
+ | ;「武器など前座。真の英雄は眼で殺す!」 | ||
+ | :エクストラアタックの変更後の台詞。そして本当に'''眼からビームをぶっぱなす。'''<del>「眼で殺す」ってのはそういう意味じゃない。</del> | ||
;「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是、この一刺。『<ruby><rb>日輪よ、死に随え</rb><rt>ヴァサヴィ・シャクティ</rt></ruby>』! ―――是非もなし。」 | ;「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是、この一刺。『<ruby><rb>日輪よ、死に随え</rb><rt>ヴァサヴィ・シャクティ</rt></ruby>』! ―――是非もなし。」 | ||
:変更前の宝具発動の台詞。 | :変更前の宝具発動の台詞。 | ||
− | |||
− | |||
;「心眼を以て応じよう。貴様を見抜き、そして射抜く!」 | ;「心眼を以て応じよう。貴様を見抜き、そして射抜く!」 | ||
:エクストラアタックの変更後の台詞。 | :エクストラアタックの変更後の台詞。 | ||
====マイルーム==== | ====マイルーム==== | ||
+ | |||
;「俺は恵まれているな。ここまで信頼され、貴重な宝を預けてもらえるのだ。もしや、英霊の中でも最高の幸運度ではないだろうか。」 | ;「俺は恵まれているな。ここまで信頼され、貴重な宝を預けてもらえるのだ。もしや、英霊の中でも最高の幸運度ではないだろうか。」 | ||
:霊基再臨3段階目の台詞。霊基再臨で感謝を述べるサーヴァントは多いが、最終再臨手前にしてこの台詞。 | :霊基再臨3段階目の台詞。霊基再臨で感謝を述べるサーヴァントは多いが、最終再臨手前にしてこの台詞。 | ||
609行目: | 610行目: | ||
====本編==== | ====本編==== | ||
+ | |||
;「……確かにおまえの言う通りかもしれない。オレは忠実であろうという病に罹患している。<br /> 望んだモノを立ち所に見抜くのは、看護師という職業故か。」<br />ナイチンゲール「いいえ、貴方が分かりやすいだけです。」<br />「……………………………………………………………………<br /> …………………………………………………………なるほど。」 | ;「……確かにおまえの言う通りかもしれない。オレは忠実であろうという病に罹患している。<br /> 望んだモノを立ち所に見抜くのは、看護師という職業故か。」<br />ナイチンゲール「いいえ、貴方が分かりやすいだけです。」<br />「……………………………………………………………………<br /> …………………………………………………………なるほど。」 | ||
:第五特異点「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」にて、[[ナイチンゲール]]からの指摘にジナコの時と同様凹むカルナ。 | :第五特異点「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」にて、[[ナイチンゲール]]からの指摘にジナコの時と同様凹むカルナ。 | ||
628行目: | 630行目: | ||
;「腐れ縁だが、付き合いは誰よりも長いのがオレたちだ。その縁に免じて、一つだけ約束しろ。<br /> オレを討った時は本来の英霊としての責務を果たせ。その『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』で世界を救え。<br /> ……言いたくはないのだがな。その手の仕事は、貴様の方が遙かに上手い。」<br /> アルジュナ「……いいだろう。だが決した後、それを敗北の理由にしない事だ。」<br /> 「まさか。敗北のために戦う事はない。この槍に誓って、この<ruby><rb>肉体</rb><rt>よろい</rt></ruby>に誓って。父と母に誓って――勝利を奪う。」 | ;「腐れ縁だが、付き合いは誰よりも長いのがオレたちだ。その縁に免じて、一つだけ約束しろ。<br /> オレを討った時は本来の英霊としての責務を果たせ。その『<ruby><rb>炎神の咆哮</rb><rt>アグニ・ガーンディーヴァ</rt></ruby>』で世界を救え。<br /> ……言いたくはないのだがな。その手の仕事は、貴様の方が遙かに上手い。」<br /> アルジュナ「……いいだろう。だが決した後、それを敗北の理由にしない事だ。」<br /> 「まさか。敗北のために戦う事はない。この槍に誓って、この<ruby><rb>肉体</rb><rt>よろい</rt></ruby>に誓って。父と母に誓って――勝利を奪う。」 | ||
:あくまで個人的な理由でアルジュナに決闘を『許した』カルナ。その代償として求めたのは、己が倒れた時の代行だった。それは後に、己の対極にあり敵であったカルナという男を最後まで理解できなかったアルジュナにとっての、紛れも無い救いとなった。 | :あくまで個人的な理由でアルジュナに決闘を『許した』カルナ。その代償として求めたのは、己が倒れた時の代行だった。それは後に、己の対極にあり敵であったカルナという男を最後まで理解できなかったアルジュナにとっての、紛れも無い救いとなった。 | ||
− | |||
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;「ほう、そうなのか。オレはむしろ、対抗する気で来たのだが。」<br />「アルジュナ、話は最後まで聞くものだ。どうやらオレは、一言少ないらしいのでな。<br /> 元より多弁ではないが、この状況でおまえに誤解をさせるべきではない。」<br />「……つまり、これは競争だ。直接戦うのではなく、彼らをどれだけ打ち負かしたかで競い合う、言うなれば狩りの競争だ。<br /> <ruby><rb>戦士</rb><rt>クシャトリヤ</rt></ruby>なら誰しも覚えがあるものだろう? それは決して糺されることのない、健全な争いだ。」 | ;「ほう、そうなのか。オレはむしろ、対抗する気で来たのだが。」<br />「アルジュナ、話は最後まで聞くものだ。どうやらオレは、一言少ないらしいのでな。<br /> 元より多弁ではないが、この状況でおまえに誤解をさせるべきではない。」<br />「……つまり、これは競争だ。直接戦うのではなく、彼らをどれだけ打ち負かしたかで競い合う、言うなれば狩りの競争だ。<br /> <ruby><rb>戦士</rb><rt>クシャトリヤ</rt></ruby>なら誰しも覚えがあるものだろう? それは決して糺されることのない、健全な争いだ。」 | ||
640行目: | 637行目: | ||
;「いつかは来る。だが、いつかは分からないと。<br /> 千年、二千年、月日がオレたちの想いを更地にするまでは、と思っていたが……。」 | ;「いつかは来る。だが、いつかは分からないと。<br /> 千年、二千年、月日がオレたちの想いを更地にするまでは、と思っていたが……。」 | ||
− | : | + | :終局特異点で再邂逅したアルジュナに「いつかこういう日が訪れると思ったか?」と聞かれての台詞。想定していたよりも早くその日は訪れた。 |
;「……そう。おまえはオレを憎いと思っている―――それでいい。<br /> オレとて聖人などではない。憎まれれば憤りを感じることもある。<br /> だが、それは正しい憎しみ、正しい憤りだ。決して特別なものではない。<br /> そして、<ruby><rb>特別ではない事とは、悪ではない</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。<br /> 己を誤魔化すな、アルジュナ。そうせずとも、オレたちは横に並ぶことはできる。<br /> かつて彼女が望んだ<ruby><rb>光景</rb><rt>モノ</rt></ruby>とは異なるだろうが……。」 | ;「……そう。おまえはオレを憎いと思っている―――それでいい。<br /> オレとて聖人などではない。憎まれれば憤りを感じることもある。<br /> だが、それは正しい憎しみ、正しい憤りだ。決して特別なものではない。<br /> そして、<ruby><rb>特別ではない事とは、悪ではない</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・・</rt></ruby>。<br /> 己を誤魔化すな、アルジュナ。そうせずとも、オレたちは横に並ぶことはできる。<br /> かつて彼女が望んだ<ruby><rb>光景</rb><rt>モノ</rt></ruby>とは異なるだろうが……。」 | ||
648行目: | 645行目: | ||
;「それから……うむ。稀にではあるが、英霊となった後で意識が変革する事は絶無ではない。<br /> 今までのオレであれば、おまえに対抗するとだけ告げて殺し合いに至ったかもしれん。」 | ;「それから……うむ。稀にではあるが、英霊となった後で意識が変革する事は絶無ではない。<br /> 今までのオレであれば、おまえに対抗するとだけ告げて殺し合いに至ったかもしれん。」 | ||
;「それもあるが、全てではない。<br /> こうして自慢するのは恥ずかしいが、オレは絶え間の無い幸運に恵まれている。」<br />「恵まれている。特にマスター運など最たるものだ。<br /> 遠い記憶となっても、心に響いた<ruby><rb>言葉</rb><rt>もの</rt></ruby>が残り続けているのだから。」 | ;「それもあるが、全てではない。<br /> こうして自慢するのは恥ずかしいが、オレは絶え間の無い幸運に恵まれている。」<br />「恵まれている。特にマスター運など最たるものだ。<br /> 遠い記憶となっても、心に響いた<ruby><rb>言葉</rb><rt>もの</rt></ruby>が残り続けているのだから。」 | ||
− | : | + | :終局特異点での台詞。いくつかの出会いを経て、自らが変わったことを意識する。 |
:[[主人公 (Grand Order)|マスター]]との縁だけではなく、ここではない別の世界で[[ジナコ=カリギリ|特別ではない、ただ一人の人間]]が残した言葉は、今もカルナの<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>に深く刻み込まれている。 | :[[主人公 (Grand Order)|マスター]]との縁だけではなく、ここではない別の世界で[[ジナコ=カリギリ|特別ではない、ただ一人の人間]]が残した言葉は、今もカルナの<ruby><rb>霊基</rb><rt>たましい</rt></ruby>に深く刻み込まれている。 | ||
:ちなみにカルナの幸運はDランク相当である。…相変わらずのポジティブシンキング振りには、生前を知るアルジュナから引かれているが。 | :ちなみにカルナの幸運はDランク相当である。…相変わらずのポジティブシンキング振りには、生前を知るアルジュナから引かれているが。 | ||
− | |||
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;「オレはコサラの王の臣下ではなく、(主人公)のサーヴァントだが。<br>今だけはこう言おう。心から頭を垂れ、おまえたち二人の命を至上のものとして受け止め、こう言おう―――<br>―――御意。オレは、オレに貸し与えられた全てをもって、あのアルジュナを打ち倒す!」 | ;「オレはコサラの王の臣下ではなく、(主人公)のサーヴァントだが。<br>今だけはこう言おう。心から頭を垂れ、おまえたち二人の命を至上のものとして受け止め、こう言おう―――<br>―――御意。オレは、オレに貸し与えられた全てをもって、あのアルジュナを打ち倒す!」 | ||
− | : | + | :『創世滅亡輪廻 ユガ・クシュートラ』にて。クリシュナの呪いを受け、戦闘続行困難な[[ラーマ]]から、ヴィシュヌの力の具現たる宝具「<ruby>羅刹を穿つ不滅<rb></rb><rt>ブラフマーストラ</rt></ruby>」と、妻[[シータ]]の元である女神ラクシュミーを救う願いを託され、最大の敬意を込めて応えを返す。 |
:そして、スーリヤとシヴァ、ヴィシュヌの力をその身に宿したカルナは、[[アルジュナ〔オルタ〕|神たるアルジュナ]]にも比肩し得る、新たな姿へと変化する。 | :そして、スーリヤとシヴァ、ヴィシュヌの力をその身に宿したカルナは、[[アルジュナ〔オルタ〕|神たるアルジュナ]]にも比肩し得る、新たな姿へと変化する。 | ||
+ | ; 「素晴らしい成果だ。素晴らしい成果だ、ジナコ=カリギリ。」 | ||
+ | :『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』にて。数百年、数千年に亙る孤独に耐え抜き、見事帰還した[[大いなる石像神|ガネーシャ]]に対する心からの賛辞。もっとも、ジナコの名を呼んだのは無意識の事であり、一瞬後には自分が何を言ったか訝しんでいるが。 | ||
====幕間の物語==== | ====幕間の物語==== | ||
+ | |||
;「へいよーかるでらっくす。」 | ;「へいよーかるでらっくす。」 | ||
:幕間の物語「施しの英霊」にて。出会い頭に主人公といきなり謎の挨拶を交わすカルナだが、本人は至極真面目である。<br />直後に、この挨拶はマシュによって使用禁止となった。 | :幕間の物語「施しの英霊」にて。出会い頭に主人公といきなり謎の挨拶を交わすカルナだが、本人は至極真面目である。<br />直後に、この挨拶はマシュによって使用禁止となった。 | ||
676行目: | 673行目: | ||
====イベント==== | ====イベント==== | ||
+ | |||
;「…………カニとはな。横にしか歩けない人生は、辛くはないか……?<br /> つねに相手の顔を見続けるその気概は、武芸者として見習うべきではあるが……<br /> そしてヤドカリ……自らの住み処を背負うとは……移動型ひきこもり……ジナコも見習うべきだな。」 | ;「…………カニとはな。横にしか歩けない人生は、辛くはないか……?<br /> つねに相手の顔を見続けるその気概は、武芸者として見習うべきではあるが……<br /> そしてヤドカリ……自らの住み処を背負うとは……移動型ひきこもり……ジナコも見習うべきだな。」 | ||
:「カルデアサマーメモリー」にて、漂流した島にいたヤドカリ達を見ての一言。 | :「カルデアサマーメモリー」にて、漂流した島にいたヤドカリ達を見ての一言。 | ||
694行目: | 692行目: | ||
:カルナからのお返し礼装「落陽のピアス」は'''黄金の鎧の一部を鍛え直して作ったもの'''。<br />いつになく自信満々なカルナだが、どう考えても人に気安く与えるような代物でないのは確かである。<br />一方で弟はというと、返礼にカルナの死因たる一矢を預けていたのでこちらも大概ではあった。 | :カルナからのお返し礼装「落陽のピアス」は'''黄金の鎧の一部を鍛え直して作ったもの'''。<br />いつになく自信満々なカルナだが、どう考えても人に気安く与えるような代物でないのは確かである。<br />一方で弟はというと、返礼にカルナの死因たる一矢を預けていたのでこちらも大概ではあった。 | ||
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;「唐突だが、自己紹介をしたいと思う。許されるだろうか。オレはラン…いや、ランサーのサーヴァント。真名をカルナと言う。」 | ;「唐突だが、自己紹介をしたいと思う。許されるだろうか。オレはラン…いや、ランサーのサーヴァント。真名をカルナと言う。」 | ||
:やたら丁寧に話を切り出すあたりカルナらしい。ラン…なんといいかけたのやら。問題はこの自己紹介が「青の陣営の領地が襲撃を受けている真っ最中」ということ。そんな緊急事態でも全く空気を読まないマイペースぶり。 | :やたら丁寧に話を切り出すあたりカルナらしい。ラン…なんといいかけたのやら。問題はこの自己紹介が「青の陣営の領地が襲撃を受けている真っ最中」ということ。そんな緊急事態でも全く空気を読まないマイペースぶり。 | ||
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===Fate/EXTELLA LINK=== | ===Fate/EXTELLA LINK=== | ||
+ | |||
;「今のオレは、我が主の敵を滅ぼす一片の槍。我が日輪の煌めきを恐れぬならば、かかってくるがいい。」<br />「これが我が主、大帝の力だ。手向かえば、苦しみが長引くだけと知れ。」 | ;「今のオレは、我が主の敵を滅ぼす一片の槍。我が日輪の煌めきを恐れぬならば、かかってくるがいい。」<br />「これが我が主、大帝の力だ。手向かえば、苦しみが長引くだけと知れ。」 | ||
:一日目、帝都にて。ネロたちのローマを侵攻する勢力を率いていた男、それこそがカルナだった。 | :一日目、帝都にて。ネロたちのローマを侵攻する勢力を率いていた男、それこそがカルナだった。 | ||
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===生前=== | ===生前=== | ||
+ | |||
;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」 | ;「それは欺瞞、独りよがりの愛だ。<br> 貴女の愛で救えるのは、貴女だけだ。貴女の愛は貴女にしか向けられていない。<br> だが―――その気持ちに応えよう。<br> 以後、戦において俺に及ばぬ兄弟を仕留める事は無い。俺が全力を尽くすのは、我が宿敵アルジュナだけだ。<br> 自ら手にした場所へ帰るがいい。<br> ………一度だけだが、息子と呼ばれた事には、感謝している。」 | ||
:説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。 | :説得に訪れた実の母クンティーへの答え。最後に「母としての情」に訴え、自らの過去を明かすという危険を冒してまで自分を説得しようという彼女の覚悟は「施しの英雄」である彼にとって酬いるに値するものだった。 | ||
774行目: | 763行目: | ||
==メモ== | ==メモ== | ||
+ | |||
*奈須氏お気に入りのキャラクター。『Fate/EXTRA CCC』に参戦が決まったのは、『Fate/Apocrypha』の企画が没になっていた当時、そのままお蔵入りさせるには勿体無いという理由で採用したためとの事。<br>奈須氏は『CCC』での彼の実力について<br>「確かにギルガメッシュと同格の英雄ではありますが、なんたってマスターがアレですからね(笑)どうなるかはお楽しみという事で」、「カルナはギルガメッシュと同格の非常に強力な英霊です。ストーリー前半における最大の壁として主人公達の前に立ち塞がります」とコメントしている。 | *奈須氏お気に入りのキャラクター。『Fate/EXTRA CCC』に参戦が決まったのは、『Fate/Apocrypha』の企画が没になっていた当時、そのままお蔵入りさせるには勿体無いという理由で採用したためとの事。<br>奈須氏は『CCC』での彼の実力について<br>「確かにギルガメッシュと同格の英雄ではありますが、なんたってマスターがアレですからね(笑)どうなるかはお楽しみという事で」、「カルナはギルガメッシュと同格の非常に強力な英霊です。ストーリー前半における最大の壁として主人公達の前に立ち塞がります」とコメントしている。 | ||
**その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集では最上級のAランクサーヴァントの中でも強力な特Aランクサーヴァントと紹介され、メディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧を失ったことで「神殺しの槍」のランクも低下しているといった弱体化を果たしている。 | **その前評判に違わず、『CCC』内において皆から一目置かれており、彼と初めて対峙した主人公はその圧倒的な存在感から、「ひょっとすると何のペナルティもないギルガメッシュでもこのサーヴァントには一歩譲ってしまうのではないか?」「両者の実力は拮抗している」等々と発言。ギルガメッシュ本人も「戦う時が楽しみだ。申し分ない実力」と非常に高く評価している。<br>また、用語集では最上級のAランクサーヴァントの中でも強力な特Aランクサーヴァントと紹介され、メディア媒体でも、最強のサーヴァントの一角であるギルガメッシュと同等、もしくはそれ以上の英雄として紹介されている。<br>それほどまでの実力を誇りながら、ジナコの力量では彼の力を完全に引き出せておらず、マスター差で火力ではガウェインには及ばないと評されている。<br>更に怠惰で臆病な彼女の方針で闘う機会に恵まれず、鎧を失ったことで「神殺しの槍」のランクも低下しているといった弱体化を果たしている。 | ||
793行目: | 783行目: | ||
**とはいえ抜け道も存在しており、結果的に嘘を言わなければ対象の嘘や策略を見抜く事は出来ないという欠点がある。シロウはその点を利用し、指示を本来のマスターから経由して伝える事で彼を欺き続けた。<br>同様に本人が嘘を言っている自覚がない場合にも通用しないらしく、[[カズラドロップ]]が[[メルトリリス]]の死体に[[BB]]の外装を着せて黒の生徒会で話をしていた際も「自分こそが真のBBである」と心の底から思っている彼女の言葉は嘘と見抜くことができなかった。 | **とはいえ抜け道も存在しており、結果的に嘘を言わなければ対象の嘘や策略を見抜く事は出来ないという欠点がある。シロウはその点を利用し、指示を本来のマスターから経由して伝える事で彼を欺き続けた。<br>同様に本人が嘘を言っている自覚がない場合にも通用しないらしく、[[カズラドロップ]]が[[メルトリリス]]の死体に[[BB]]の外装を着せて黒の生徒会で話をしていた際も「自分こそが真のBBである」と心の底から思っている彼女の言葉は嘘と見抜くことができなかった。 | ||
**後に赤のライダーと赤のアーチャーがシロウの尋問を行う際に彼の返答の度にカルナをチラ見して、真偽を確認するというシュールな光景からファンからは「嘘発見器」と呼ばれたりする。 | **後に赤のライダーと赤のアーチャーがシロウの尋問を行う際に彼の返答の度にカルナをチラ見して、真偽を確認するというシュールな光景からファンからは「嘘発見器」と呼ばれたりする。 | ||
− | |||
*スキル「神性」により神性B以下の太陽神系英霊に対して高い防御力を発揮する。当てはまるサーヴァントは[[クー・フーリン]]と[[オジマンディアス]]といったところか。 | *スキル「神性」により神性B以下の太陽神系英霊に対して高い防御力を発揮する。当てはまるサーヴァントは[[クー・フーリン]]と[[オジマンディアス]]といったところか。 | ||
*本来の属性は「秩序・善」だが、スキル「無冠の武芸」の効果により真名を知らない相手に対しては属性が「混沌・悪」と正反対に表示される。ただし、『CCC』では属性が「中立・善」となっている。 | *本来の属性は「秩序・善」だが、スキル「無冠の武芸」の効果により真名を知らない相手に対しては属性が「混沌・悪」と正反対に表示される。ただし、『CCC』では属性が「中立・善」となっている。 | ||
− | * | + | *自己主張の少ないカルナだが、父であるスーリヤ神の威信を守る事には固執しているという。自らが強大な力を誇るのは父による処もあるが故に父の栄誉を汚す訳にはいかないと考えている。ただし、小説版『Apocrypha』にて父スーリヤを「人と交わり人と媾う醜悪な怪物」と罵られた際にはそこまで強く反応はしていない。 |
**また、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱にも反応する。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。 | **また、自身の味方や拾い上げてくれた者への侮辱にも反応する。義には義で応じる義理堅い彼の本質を表すモノだという。 | ||
*設定段階~小説版『Apocrypha』第1巻までは「どのような命令にも忠実に従う冷酷な武人」というイメージを持つ人が多かった。しかし『CCC』発売後は、忠実な武人であるが、同時に意外と面白みのある人柄なことが判明した。<br>性格はやや天然ぎみで、主人の言動にツッコミをいれつつも時々素面でボケるなど、大英霊らしからぬ人間味溢れた姿が見られる。 | *設定段階~小説版『Apocrypha』第1巻までは「どのような命令にも忠実に従う冷酷な武人」というイメージを持つ人が多かった。しかし『CCC』発売後は、忠実な武人であるが、同時に意外と面白みのある人柄なことが判明した。<br>性格はやや天然ぎみで、主人の言動にツッコミをいれつつも時々素面でボケるなど、大英霊らしからぬ人間味溢れた姿が見られる。 | ||
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*伝承に伝われるようにその生涯は悲惨そのもの。ジナコ曰く「(自分より)カルナの方が無念でいっぱいなのに、カルナがどれだけ欲しいものがあったか。どれだけ酷い生涯だったかなんてわかっているよ」。しかし、当の本人は不幸だと思っていないのか、幸運のランクをかなり高いランクに自己申告して変更し、『CCC』のマスターに満足げに殉じた。 | *伝承に伝われるようにその生涯は悲惨そのもの。ジナコ曰く「(自分より)カルナの方が無念でいっぱいなのに、カルナがどれだけ欲しいものがあったか。どれだけ酷い生涯だったかなんてわかっているよ」。しかし、当の本人は不幸だと思っていないのか、幸運のランクをかなり高いランクに自己申告して変更し、『CCC』のマスターに満足げに殉じた。 | ||
*伝承では宿敵アルジュナに味方する神々の策に嵌められ、鎧と槍を失い、自身の戦車の操縦を任せた御者に裏切られている状態で最後の戦いに臨むことになる。<br>更に戦いの最中、過去に受けた呪いによって弓と戦車が使えなくなったところをアルジュナが放った矢で首を刎ねられ、実力を発揮できないまま敗れるという最期を遂げた。<br>しかし、カルナ本人は「アルジュナがそこまでして自分を殺す事に必死になっている」と捉え、むしろ喜ばしく思って死んだ。 | *伝承では宿敵アルジュナに味方する神々の策に嵌められ、鎧と槍を失い、自身の戦車の操縦を任せた御者に裏切られている状態で最後の戦いに臨むことになる。<br>更に戦いの最中、過去に受けた呪いによって弓と戦車が使えなくなったところをアルジュナが放った矢で首を刎ねられ、実力を発揮できないまま敗れるという最期を遂げた。<br>しかし、カルナ本人は「アルジュナがそこまでして自分を殺す事に必死になっている」と捉え、むしろ喜ばしく思って死んだ。 | ||
− | *伝承では呪いや策略により本来の実力を発揮出来なかったが、本来の実力は大英雄アルジュナに比肩すると目されている。<br> | + | *伝承では呪いや策略により本来の実力を発揮出来なかったが、本来の実力は大英雄アルジュナに比肩すると目されている。<br>悪竜を踊りながら倒す等の数多の偉業を持つクリシュナにすら「アルジュナのあらゆる武器や私の戦輪でも傷つけられない」と言わしめ、黄金の鎧を失った状態でも神殺しの槍の存在からパーンダヴァ五兄弟を戦慄させ、実力の大半を奪われ挑んだ最後の戦いでも相対したアルジュナを追い詰めるなど激闘を繰り広げている。<br>呪いや武器や武具の紛失がない万全の状態での彼であれば神々を含めた三界(天界、地界、人界の事)を単身で制覇するとまで言われ武芸者としての実力は高い。 |
− | ** | + | **ただし、正確には「勝てない」ではなく「不死身なので殺せない」が正しい。事実、クルクシェートラの最終決戦以外にあまり目立った戦績はなく、ガンダルヴァ族との争いに敗走し、カルナはアルジュナに幾度か敗北している。 |
− | * | + | *「同等以上の相手に弓術の奥義を使えなくなる」呪いは、師匠であるパラシュラーマが、バラモンであると偽って弟子入りしたことに怒ったためかけたもの。本当の理由はドゥルヨーダナが勝者となることを避けるためだった、とされることもある。<br>「緊急の際に戦車が動かなくなる」呪いは、とあるバラモンが飼っていた牛を誤って殺してしまったためかけられたもの。いずれもFateでの描写や説明は無い。 |
*彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。 | *彼を演じた遊佐浩二氏は『[[空の境界]]』で[[コルネリウス・アルバ]]役も演じている。 | ||
*『CCC』では、『Apocrypha』と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてはハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったこともデザインが変わった理由であるという事実が判明した。 | *『CCC』では、『Apocrypha』と少しデザインが変わっている。<br>ワダ氏曰く、「大ぶりのファーを3Dモデルで再現するのが難しいとのことで、随分形を変えることになってしまいました。ですが、できるだけ印象を同じにしつつ、清廉さを少しでもお借りできるよう念じて描かせていただきました」との事。<br>だが本編においてはハードのスペック不足だけではなく、鎧を失ったこともデザインが変わった理由であるという事実が判明した。 | ||
*没デザイン案は赤毛で、黒い馬の様な物体を纏わせており、今のカルナよりも悪役らしい風貌だった<ref group="出">『Fate/complete material Ⅳ』p.302</ref>。 | *没デザイン案は赤毛で、黒い馬の様な物体を纏わせており、今のカルナよりも悪役らしい風貌だった<ref group="出">『Fate/complete material Ⅳ』p.302</ref>。 | ||
*デザインを担当することになったpako氏は当時ランサーと言われ、'''「Fateのランサーっていうともうあの感じだよな!あの感じをかっこよく描かなければならんよな!!!」'''と[[クー・フーリン|元祖ランサー]]のようにカッコ良さも意識していたらしい。<ref group="出">[https://twitter.com/pakosun/status/1090470054284554240 pako 2019年1月30日13:41 Twitter]</ref> | *デザインを担当することになったpako氏は当時ランサーと言われ、'''「Fateのランサーっていうともうあの感じだよな!あの感じをかっこよく描かなければならんよな!!!」'''と[[クー・フーリン|元祖ランサー]]のようにカッコ良さも意識していたらしい。<ref group="出">[https://twitter.com/pakosun/status/1090470054284554240 pako 2019年1月30日13:41 Twitter]</ref> | ||
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