「ゲーティア」を編集中
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 杉田智和 | | 声優 = 杉田智和 | ||
− | | 演者 = | + | | 演者 = |
| 身長 = 178cm | | 身長 = 178cm | ||
| 体重 = 75kg | | 体重 = 75kg | ||
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| 地域 = 古代イスラエル | | 地域 = 古代イスラエル | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 天(ソロモン偽装時)<br>獣(ゲーティア)<br>人(人王ゲーティア) |
| 性別 = 男性 | | 性別 = 男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 苦手な物 = | | 苦手な物 = | ||
| 天敵 = | | 天敵 = | ||
− | | デザイン = 山中虎鉄 | + | | デザイン = 山中虎鉄 |
| 設定作成 = 奈須きのこ | | 設定作成 = 奈須きのこ | ||
| レア度 = ☆5<br>プレイヤー側未実装 | | レア度 = ☆5<br>プレイヤー側未実装 | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ第一の獣・[[ビースト|ビーストⅠ]]。<br>当初は[[グランドクラス|冠位]]の「[[ | + | 七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ第一の獣・[[ビースト|ビーストⅠ]]。<br>当初は[[グランドクラス|冠位]]の「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]、[[ソロモン]]を名乗って行動していた。 |
; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : 『Fate/Grand | + | : 『Fate/Grand Order』第1部において、人理焼却を実行した首謀者。第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』の最終幕で姿を現すが、当初はソロモン王を名乗っていた。 |
: 初登場時は神にも等しいと評される程の絶大な力の片鱗を見せつけ、居合わせた坂田金時、玉藻御前、モードレッドなどの強力なサーヴァントらを圧倒。 | : 初登場時は神にも等しいと評される程の絶大な力の片鱗を見せつけ、居合わせた坂田金時、玉藻御前、モードレッドなどの強力なサーヴァントらを圧倒。 | ||
: しかし主人公にはトドメを刺す事をせず、七つの特異点を全て消去すればカルデアを自らの解決すべき案件と認めると告げ、その場を去っていった。 | : しかし主人公にはトドメを刺す事をせず、七つの特異点を全て消去すればカルデアを自らの解決すべき案件と認めると告げ、その場を去っていった。 | ||
: それは主人公を見逃したわけではなく、自身と目を合わせたことで邪視を受けた主人公をもう“終わるもの”として見捨てたため。 | : それは主人公を見逃したわけではなく、自身と目を合わせたことで邪視を受けた主人公をもう“終わるもの”として見捨てたため。 | ||
: だがそのたった一度の気まぐれによって行われた姑息な罠は、最初から自身を裏切る気満々であった[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を使用する尖兵として選択してしまったために失敗に終わり、結果的に主人公は生き残ることとなる。 | : だがそのたった一度の気まぐれによって行われた姑息な罠は、最初から自身を裏切る気満々であった[[巌窟王 エドモン・ダンテス]]を使用する尖兵として選択してしまったために失敗に終わり、結果的に主人公は生き残ることとなる。 | ||
− | : | + | : 後に第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場したシャーロック・ホームズには「既に人理焼却を終え、次の仕事に取り掛かっている」と推理されるが、まさにこの「人理焼却の次」こそがゲーティアの目論む真の狙い。 |
: 逆行運河/創世光年。それは愛の果てに夢見た哀しき大偉業。 | : 逆行運河/創世光年。それは愛の果てに夢見た哀しき大偉業。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
: 第四特異点、並びに終局特異点中盤まではソロモン王の姿をしていたが、終章11節で真の姿を現した。 | : 第四特異点、並びに終局特異点中盤まではソロモン王の姿をしていたが、終章11節で真の姿を現した。 | ||
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: (なお、この際現れた本物のソロモン王と比べると、ゲーティアが扮していたソロモンの姿には肩口から垂れ下がる三つ編みに赤い目玉の模様がある、髪型に若干の差異があるなどの微妙な違いがあるようだが、理由は不明) | : (なお、この際現れた本物のソロモン王と比べると、ゲーティアが扮していたソロモンの姿には肩口から垂れ下がる三つ編みに赤い目玉の模様がある、髪型に若干の差異があるなどの微妙な違いがあるようだが、理由は不明) | ||
: 天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つが、ソロモン王がベースなので基盤は理知的な性格である。ただし、七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及び、個人であり群体である為、余人と対話する時はその相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。 | : 天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つが、ソロモン王がベースなので基盤は理知的な性格である。ただし、七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及び、個人であり群体である為、余人と対話する時はその相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。 | ||
− | : | + | :それゆえに乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応えるなど言動に一貫性がなく、『鏡』のような性質を持つとも言われる。つまり第四特異点で傲慢で残忍な振る舞いを見せ「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのけたのは、相対したモードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったから。 |
: 彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。だがその代わりに人間を理解できず、不死である以上は答えにも辿り着けなかったため、『人の王』にはなり得なかった。その在り方は「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」などと評されている。 | : 彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。だがその代わりに人間を理解できず、不死である以上は答えにも辿り着けなかったため、『人の王』にはなり得なかった。その在り方は「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」などと評されている。 | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
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: スキル「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であるが、魂が持つスキルであったためソロモンの遺体に巣くったゲーティアには使用できない。 | : スキル「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であるが、魂が持つスキルであったためソロモンの遺体に巣くったゲーティアには使用できない。 | ||
: 過去と未来を見通すスキル「千里眼」は肉体に備わったスキルであるため、ゲーティアにも使用可能。ただし時間の流れの外に出てしまったカルデアは彼の目を以てしても見通すのが難しく、カルデア側から彼の固有結界の座標を導き出すまで接触することはなかった。 | : 過去と未来を見通すスキル「千里眼」は肉体に備わったスキルであるため、ゲーティアにも使用可能。ただし時間の流れの外に出てしまったカルデアは彼の目を以てしても見通すのが難しく、カルデア側から彼の固有結界の座標を導き出すまで接触することはなかった。 | ||
− | : 十指すべて揃っている場合人類が行うあらゆる魔術を無効化し配下に納めることができるという「ソロモンの指輪」を両手にはめているが、右手の中指の指輪のみレプリカとなっている<ref | + | : 十指すべて揃っている場合人類が行うあらゆる魔術を無効化し配下に納めることができるという「ソロモンの指輪」を両手にはめているが、右手の中指の指輪のみレプリカとなっている<ref>カルデアエースで掲載された「第1部完結記念 振り返り座談会」によると、最初、“十指のうちひとつだけ付けていない”ということにするつもりだったが、奈須きのこから「それだとあからさま過ぎる」と指摘されて、ひとつだけ色を変えたという形となった。</ref>。 |
: 他にも、視線を合わせるだけで邪視により魂が縛られる、ソロモンの名を口にする、姿を絵に描くだけで呪詛にかかってしまう等の力を持っている。 | : 他にも、視線を合わせるだけで邪視により魂が縛られる、ソロモンの名を口にする、姿を絵に描くだけで呪詛にかかってしまう等の力を持っている。 | ||
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: 第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。 | : 第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。 | ||
: 一見すると地球を囲む光の輪だが、その実態は幾億もの光の線の集合体であり、『Grand Order』で各特異点の上空に浮かぶ光帯そのもの。 | : 一見すると地球を囲む光の輪だが、その実態は幾億もの光の線の集合体であり、『Grand Order』で各特異点の上空に浮かぶ光帯そのもの。 | ||
− | : 線の一本一本が高ランク宝具である『[[アルトリア・ペンドラゴン|エクスカリバー]]』に匹敵する極大の破壊力を持つ。 | + | : 線の一本一本が高ランク宝具である『[[アルトリア・ペンドラゴン|エクスカリバー]]』に匹敵する極大の破壊力を持つ。 |
: 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ソロモンや魔神柱の凝視で火を放ち、炎は地表を覆ってあらゆる生命と文明を焼き尽くし、残留霊子として摘出される。この光帯を以てすれば地球の表層を焼き払うことができる。 | : 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ソロモンや魔神柱の凝視で火を放ち、炎は地表を覆ってあらゆる生命と文明を焼き尽くし、残留霊子として摘出される。この光帯を以てすれば地球の表層を焼き払うことができる。 | ||
: この光帯の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。 | : この光帯の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。 | ||
: 地球上においてその一瞬、一秒に発生した人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら3000年分回収し、これを何億と集め・加速・収束させる事で膨大な年月の時間逆行も可能になる。 | : 地球上においてその一瞬、一秒に発生した人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら3000年分回収し、これを何億と集め・加速・収束させる事で膨大な年月の時間逆行も可能になる。 | ||
: ただし魔力を束ねる力を失えばリング状ではなく大気に満ちるマナとして、まるで超新星の如き爆発で魔力は拡散、四散してしまう。 | : ただし魔力を束ねる力を失えばリング状ではなく大気に満ちるマナとして、まるで超新星の如き爆発で魔力は拡散、四散してしまう。 | ||
− | + | ; 戴冠の時来たれり、基は全てを始めるもの(アルス・パウリナ) | |
− | ; | ||
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: 第二宝具。魔術王の拠城である「神殿」にして、時間と隔絶した虚数空間の工房。その実態は領域そのものであり、固有結界「時間神殿ソロモン」。 | : 第二宝具。魔術王の拠城である「神殿」にして、時間と隔絶した虚数空間の工房。その実態は領域そのものであり、固有結界「時間神殿ソロモン」。 | ||
: 生前におけるソロモン王の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙であり、その仕組みは[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン|ユスティーツァ]]の大聖杯と同じ。カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は宇宙の極小モデルケースである。 | : 生前におけるソロモン王の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙であり、その仕組みは[[ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン|ユスティーツァ]]の大聖杯と同じ。カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は宇宙の極小モデルケースである。 | ||
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: 敵領域は一つの生命であり、末端から中心にエネルギーを送り込むことで、魔術王の玉座には計測不可能なほどの魔力が渦巻いている他、特異点の中心であり心臓部にあたる玉座へと繋がるルートを塞いでいる。 | : 敵領域は一つの生命であり、末端から中心にエネルギーを送り込むことで、魔術王の玉座には計測不可能なほどの魔力が渦巻いている他、特異点の中心であり心臓部にあたる玉座へと繋がるルートを塞いでいる。 | ||
: 玉座に乗り込むには末端である敵領域を破壊する必要があるが、魔神柱一体を倒すには複数のサーヴァントを必要としており、魔神柱が倒されていても新たに誕生するため、七十二の魔神柱すべてを殺し続けない限り、突破は不可能である。 | : 玉座に乗り込むには末端である敵領域を破壊する必要があるが、魔神柱一体を倒すには複数のサーヴァントを必要としており、魔神柱が倒されていても新たに誕生するため、七十二の魔神柱すべてを殺し続けない限り、突破は不可能である。 | ||
− | ; | + | ;訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ) |
− | |||
:[[ソロモン]]の第一宝具。ゲーティアは“もう一つソロモンには宝具がある”とは知ってはいるものの、その詳細を知らない。 | :[[ソロモン]]の第一宝具。ゲーティアは“もう一つソロモンには宝具がある”とは知ってはいるものの、その詳細を知らない。 | ||
:否、知る事はできない。 | :否、知る事はできない。 | ||
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==真名:ゲーティア== | ==真名:ゲーティア== | ||
: 魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。 | : 魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。 | ||
− | : | + | : その実態はソロモンの七十二柱の魔神の集合体。生前に召喚した悪魔とその術式、生前の後悔が一つの個体として具現化した概念存在。本来は人理補正式として編まれた術式。 |
− | |||
− | : | + | : ソロモン王の死後、その内側に潜んで生き続けた召喚式という魔術そのものが、意思を持って受肉し、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。 |
− | : | + | : 彼ら魔神は肉体を必要としない高度の知性体。千里眼を持つソロモンの守護英霊として彼とともに過去と未来、あらゆる世界を見た。 |
− | : | + | : ソロモン王は受け入れたものの、しかし多くの悲しみ・裏切り・略奪を目の当たりにした魔神たちは、人間と未来に価値はないと結論し消滅という結果を恐れた。 |
+ | : 自己の消滅はもとより『あらゆるものは消滅する』という結末を嫌悪した。「終わりある命」を前提とした地球の在り方すらも。 | ||
− | : | + | : かくしてゲーティアはソロモン王の亡骸を内側に潜むことで受肉し活動を再開したが、その在り方には大きなジレンマがあった。 |
− | : | + | : 人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。人間以上の能力を設定された高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。 |
− | : | + | : 人間に仕えるという目的の再設定。この星において唯一で最高の存在であることの絶対証明…ソロモンにもなし得なかった極点への到達。魔神王ゲーティアは神に至る大事業を始めたのだ。 |
− | : 彼は歴史を狂わせる[[特異点]] | + | : 彼は歴史を狂わせる[[特異点]]として聖杯を造り、自分がデザインし、遺伝子に魔神柱の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。 |
− | : | + | : それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。 |
: だが人類焼却そのものはゲーティアの真の目的ではない。 | : だが人類焼却そのものはゲーティアの真の目的ではない。 | ||
− | : | + | : 46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること――創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業には膨大な魔力が必要となる。 |
: 人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要があった。 | : 人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要があった。 | ||
− | : | + | : 彼は人類が憎いからではなく、「必要」があったから滅ぼしたのだ。 |
: 以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなど偽りの冠位。 | : 以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなど偽りの冠位。 | ||
− | : | + | : 其は人間が生み出した、人類史をもっとも有効に悪用した大災害…その名を'''ビーストI'''。 |
− | : | + | : 七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ獣。人が人を哀れみ失望するという奢りこそが、ゲーティアの獣性なのだ。 |
===人王ゲーティア=== | ===人王ゲーティア=== | ||
139行目: | 135行目: | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
− | : | + | : 人理焼却を目論む本作の黒幕にして第一部のラスボス。 |
− | : | + | : 第四特異点の最終幕にてグランドキャスターソロモンとして姿を現し、終局特異点の終盤にて本来の姿で登場。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
151行目: | 147行目: | ||
:だからこそ彼女に感情移入しており、自分の計画を賛同して欲しかったが、七つの特異点を旅した彼女はこれを受け入れなかった。 | :だからこそ彼女に感情移入しており、自分の計画を賛同して欲しかったが、七つの特異点を旅した彼女はこれを受け入れなかった。 | ||
:同時に、第三宝具で肉体が蒸発しながら傷一つなく残り続けた彼女の精神を理解し、主人公に自分を一度殴ることを許している。 | :同時に、第三宝具で肉体が蒸発しながら傷一つなく残り続けた彼女の精神を理解し、主人公に自分を一度殴ることを許している。 | ||
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− | |||
;[[レフ・ライノール]] | ;[[レフ・ライノール]] | ||
:配下の一人。カルデア襲撃の実行犯であり、魔術王に心酔する魔術師。魔神柱フラウロスを貸し与えた。 | :配下の一人。カルデア襲撃の実行犯であり、魔術王に心酔する魔術師。魔神柱フラウロスを貸し与えた。 | ||
218行目: | 210行目: | ||
; 「そうだ。よくぞその真実に辿り着いた!<br /> 我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター! 故にこう讃えるがよい!<br /> ―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」 | ; 「そうだ。よくぞその真実に辿り着いた!<br /> 我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター! 故にこう讃えるがよい!<br /> ―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」 | ||
: 第四特異点で自身の在り方と聖杯戦争の真実を的確に見抜いた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]を称え、自身の格を高らかに謳う。 | : 第四特異点で自身の在り方と聖杯戦争の真実を的確に見抜いた[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]を称え、自身の格を高らかに謳う。 | ||
− | : | + | : この後、自らの正体を見抜いた褒美として、アンデルセンを五体を百に分け、念入りに燃やすという残酷な殺し方をした。 |
;「凡百のサーヴァントよ。所詮、貴様等は生者に喚ばれなければ何もできぬ道具。<br /> 私のように真の自由性は持ち得ていない。どうあがこうと及ばない壁を理解したか?」 | ;「凡百のサーヴァントよ。所詮、貴様等は生者に喚ばれなければ何もできぬ道具。<br /> 私のように真の自由性は持ち得ていない。どうあがこうと及ばない壁を理解したか?」 | ||
228行目: | 220行目: | ||
; 「では帰るか。思いの外時間をとったな」<br /> モードレッド「はあ!? 帰るって、テメエ一体なにしにきやがった!?」<br /> 「いや、単なる気まぐれだが?」<br /> 「 ひとつの読書を終え、次の本にとりかかる前に用を足しに立つことがあるだろう? これはそれだけの話だ」<br /> モードレッド「なっ……小便ぶっかけにきたっつうのか!?」<br /> 「――――、は」<br /> 「ハハ、ハ、ギャハハハハハハハハ……!」<br /> 「その通り! 実にその通り! 実際、貴様らは小便以下だがなァ!」 | ; 「では帰るか。思いの外時間をとったな」<br /> モードレッド「はあ!? 帰るって、テメエ一体なにしにきやがった!?」<br /> 「いや、単なる気まぐれだが?」<br /> 「 ひとつの読書を終え、次の本にとりかかる前に用を足しに立つことがあるだろう? これはそれだけの話だ」<br /> モードレッド「なっ……小便ぶっかけにきたっつうのか!?」<br /> 「――――、は」<br /> 「ハハ、ハ、ギャハハハハハハハハ……!」<br /> 「その通り! 実にその通り! 実際、貴様らは小便以下だがなァ!」 | ||
: 圧倒的な力を見せつけ、その場にいたサーヴァントの半数以上を消滅させた上であっさりと帰還しようとし、見とがめたモードレットを嘲り笑うように。 | : 圧倒的な力を見せつけ、その場にいたサーヴァントの半数以上を消滅させた上であっさりと帰還しようとし、見とがめたモードレットを嘲り笑うように。 | ||
− | : | + | : ともあれ、この悪辣な嘲笑が回り回って自分に降りかかるとは思わなかったようだが。(メモ参照) |
;「私はおまえたちなどどうでもいい。ここで殺すか生かすもどうでもいい。<br /> わかるか? 私はおまえたちを見逃すのではない。おまえたちなど、はじめから見るに値しないのだ。<br /> だが―――ふむ。だが、もしも七つの特異点を全て消去したのなら。<br /> その時こそ、おまえたちを、“私が解決すべき案件”として考えてやろう。」 | ;「私はおまえたちなどどうでもいい。ここで殺すか生かすもどうでもいい。<br /> わかるか? 私はおまえたちを見逃すのではない。おまえたちなど、はじめから見るに値しないのだ。<br /> だが―――ふむ。だが、もしも七つの特異点を全て消去したのなら。<br /> その時こそ、おまえたちを、“私が解決すべき案件”として考えてやろう。」 | ||
235行目: | 227行目: | ||
;「―――――ほう。意外な反応をしたな、人間。」<br />「楽しいか、問うのか? この私に、人類を滅ぼす事が楽しいかと?」<br/>「ああ――――無論、無論、無論、無論、最ッッ高に楽しいとも!」<br/>「楽しくなければ貴様らをひとりひとり丁寧に殺すものか!」<br/>「私は楽しい。貴様たちの死に様が嬉しい。」<br/>「貴様たちの終止符が好ましい。その断末魔がなによりも爽快だ!」<br/>「そして、それがおまえたちにとって至上の救いである。」<br/>「なぜなら、私だけが、ただの一人も残さず、人類を有効利用してやれるのだから―――――!」 | ;「―――――ほう。意外な反応をしたな、人間。」<br />「楽しいか、問うのか? この私に、人類を滅ぼす事が楽しいかと?」<br/>「ああ――――無論、無論、無論、無論、最ッッ高に楽しいとも!」<br/>「楽しくなければ貴様らをひとりひとり丁寧に殺すものか!」<br/>「私は楽しい。貴様たちの死に様が嬉しい。」<br/>「貴様たちの終止符が好ましい。その断末魔がなによりも爽快だ!」<br/>「そして、それがおまえたちにとって至上の救いである。」<br/>「なぜなら、私だけが、ただの一人も残さず、人類を有効利用してやれるのだから―――――!」 | ||
:第四特異点で主人公に「世界を燃やして楽しいのか!?」と問われての答え。[[モードレッド]]から心底から腐っていると言われるほど。 | :第四特異点で主人公に「世界を燃やして楽しいのか!?」と問われての答え。[[モードレッド]]から心底から腐っていると言われるほど。 | ||
− | :実際は真逆であり、とにかくつまらない、人間の死など無価値過ぎて見たくもないのが、彼の本心である<ref | + | :実際は真逆であり、とにかくつまらない、人間の死など無価値過ぎて見たくもないのが、彼の本心である<ref>『FGO materialⅣ』より。</ref>。 |
; 「――――――。」<br /> 「娘。人の分際で生を語るな。死を前提にする時点で、その視点に価値はない。」<br /> 「生命への感謝だと? それはこちらが貴様らに抱く疑問だ。」<br /> 「<ruby><rb>人間</rb><rt>おまえ</rt></ruby>たちはこの二千年なにをしていた? ひたすらに死に続け、ひたすらに無為だった。」<br /> 「おまえたちは死を克服できなかった知性体だ。にも関わらず、死への恐怖心を持ち続けた。」<br /> 「死を克服できないのであれば、死への恐怖は捨てるべきだったというのに。」<br /> 「死を恐ろしいと、無残なものだと認識するのなら、その知性は捨てるべきだったのに!」<br /> 「無様だ。あまりにも無様だ。それはおまえたちも同様だ、カルデアのマスターよ。」<br /> 「なぜ戦う。いずれ終わる命、もう終わった命と知って。」<br /> 「なぜまだ生き続けようと縋る。おまえたちの未来には、何一つ救いがないと気付きながら。」<br /> 「あまりにも幼い人間よ。人類最後のマスター、○○よ。」<br /> 「これは私からの唯一の忠告だ。」<br /> 「おまえはここで全てを放棄する事が、最も楽な生き方だと知るがいい。」<br /> 「――灰すら残らぬまで燃え尽きよ。それが貴様らの未来である。」<br /> | ; 「――――――。」<br /> 「娘。人の分際で生を語るな。死を前提にする時点で、その視点に価値はない。」<br /> 「生命への感謝だと? それはこちらが貴様らに抱く疑問だ。」<br /> 「<ruby><rb>人間</rb><rt>おまえ</rt></ruby>たちはこの二千年なにをしていた? ひたすらに死に続け、ひたすらに無為だった。」<br /> 「おまえたちは死を克服できなかった知性体だ。にも関わらず、死への恐怖心を持ち続けた。」<br /> 「死を克服できないのであれば、死への恐怖は捨てるべきだったというのに。」<br /> 「死を恐ろしいと、無残なものだと認識するのなら、その知性は捨てるべきだったのに!」<br /> 「無様だ。あまりにも無様だ。それはおまえたちも同様だ、カルデアのマスターよ。」<br /> 「なぜ戦う。いずれ終わる命、もう終わった命と知って。」<br /> 「なぜまだ生き続けようと縋る。おまえたちの未来には、何一つ救いがないと気付きながら。」<br /> 「あまりにも幼い人間よ。人類最後のマスター、○○よ。」<br /> 「これは私からの唯一の忠告だ。」<br /> 「おまえはここで全てを放棄する事が、最も楽な生き方だと知るがいい。」<br /> 「――灰すら残らぬまで燃え尽きよ。それが貴様らの未来である。」<br /> | ||
242行目: | 234行目: | ||
: だが、これは英霊たちへの残忍な発言とは一線を画す態度であり、主人公とマシュへのそれは嘲笑と言うよりは強い哀れみを感じさせる。 | : だが、これは英霊たちへの残忍な発言とは一線を画す態度であり、主人公とマシュへのそれは嘲笑と言うよりは強い哀れみを感じさせる。 | ||
− | ;「篝火に火を灯せ。祭壇に供物を捧げよ。<br> 魔術王の名のもとに、この星の新生を言祝ごう」<br> | + | ;「篝火に火を灯せ。祭壇に供物を捧げよ。<br> 魔術王の名のもとに、この星の新生を言祝ごう」<br>「見るがいい、この末路を。人類史そのものが行った足切り。<br> 敗れ去った歴史の悪意の果てがこれだ。<br> だが嘆くことはない。『なぜ』と被害者ぶることもない。<br> 弱いものを自然淘汰ではなく、自発的に排したのが人類の回答であったのなら、<br> その役割が君たちに回ってきただけの話。<br> 我が名はソロモン。過去と未来を見渡す眼を以てこの結末を予期した者。<br> そして、人類の最後の戦いを、彼岸より見届ける者だ」<br>「空想の根は落ちた。空からの信号は途絶え、地表は氷履され、この惑星は独りぼっちの星となった。<br> <ruby><rb>濾過異聞史現象</rb><rt>ろかいぶんしげんしょう</rt></ruby>――侵略され、白紙化した惑星。<br> もはや正しい秩序はない! 人理を護る英霊はいない!<br> 何一つ味方となるものはいない。この地ではお前たちこそが『悪』なのだから!」<br>「だが、こと生存において善悪による優劣はない。お前たちがまだ諦めないと言うのなら、<br> あの時と同じく、何もかも無に帰したこの状況で、まだ生存を望むと言うのなら!<br> 愚かしくも! 力の限り叫ぶがいい!<br> 惜しげなくも過ちを重ね、あるゆる負債を積み上げてなお、<br><br> 『希望に満ちた人間の戦いは ここからだ』と!」 |
: Grand Order第二部のPVにおける魔術王の台詞。 | : Grand Order第二部のPVにおける魔術王の台詞。 | ||
: 千里眼にて見据えた人類最後の戦いへの警鐘。その言葉は人類が選んだ選択の末路に対する嘲笑であり、同時に愚かしくも生きるために絶望の縁から這い上がり、人理焼却を覆し、自らを打倒してみせた[[主人公 (Grand Order)|人間]]への激励でもある。 | : 千里眼にて見据えた人類最後の戦いへの警鐘。その言葉は人類が選んだ選択の末路に対する嘲笑であり、同時に愚かしくも生きるために絶望の縁から這い上がり、人理焼却を覆し、自らを打倒してみせた[[主人公 (Grand Order)|人間]]への激励でもある。 | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
− | * | + | *奈須きのこの希望でデザインは山中虎鉄に一任された。山中はスタジオディーン制作の劇場版UBWに参加しており、その時の縁から魔神柱などのデザインも担当している。これは2016年12月26日の竹箒における奈須の発言によって判明した<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 竹箒日記2016/12/26]</ref>。 |
*戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、戦闘前に真っ暗な画面の中で魔神柱らの眼が蠢く中心に赤字で'''『魔術王 降臨』'''と表示され、戦闘中のBGMも専用のものとなる。 | *戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、戦闘前に真っ暗な画面の中で魔神柱らの眼が蠢く中心に赤字で'''『魔術王 降臨』'''と表示され、戦闘中のBGMも専用のものとなる。 | ||
**魔神王としての正体を現した後の最終決戦においては、[[ティアマト]]同様'''『人類悪 顕現』'''と表示されるが背景が異なっており、こちらは天体らしき球体が浮かぶ。2回目の決戦時には光帯が輝く演出が追加される。 | **魔神王としての正体を現した後の最終決戦においては、[[ティアマト]]同様'''『人類悪 顕現』'''と表示されるが背景が異なっており、こちらは天体らしき球体が浮かぶ。2回目の決戦時には光帯が輝く演出が追加される。 | ||
*ソロモンというビッグネームなため、『[[氷室の天地 Fate/school life]]』の偉人募集コーナーにもソロモン名義で投稿があり、能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。 | *ソロモンというビッグネームなため、『[[氷室の天地 Fate/school life]]』の偉人募集コーナーにもソロモン名義で投稿があり、能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。 | ||
*監獄塔イベントで「名前を口にすると呪いがかかる」という'''魔術師をテーマにした世界的に有名なあの小説に登場した事があるような能力'''が明かされた際、一部ファンからは「'''どこの例のあの人だ'''」という突っ込みが多発した。 | *監獄塔イベントで「名前を口にすると呪いがかかる」という'''魔術師をテーマにした世界的に有名なあの小説に登場した事があるような能力'''が明かされた際、一部ファンからは「'''どこの例のあの人だ'''」という突っ込みが多発した。 | ||
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− | == | + | ==話題== |
;魔術王の立場 | ;魔術王の立場 | ||
− | : | + | :上述の通りソロモンを騙ってたが、ソロモンはこれまでその偉大さが設定で語られ、満を持して登場した最強のキャスターとも言える存在だった。 |
:……だったのだが、第三章でダビデが語った「基本的に残虐で悪趣味でろくでなし」「隠れて交際していた愛人10人みんなに裏切られるくらいの事があれば人理焼却だってやるかもしれない」という人物像のせいで「(愛人)10人全員にフラれたのか」「言われてたとおり、わりとクズだった」などの感想がチラホラ。さらには第四章公開直前のクリスマスイベントでのダビデのキャラ付けが、「偉大な業績を持つ大物だが、育児放棄気味の爽やか系クズ」というとんでもないものであったために、「父親がこんなだからグレた」と同情する者まで現れる始末。 | :……だったのだが、第三章でダビデが語った「基本的に残虐で悪趣味でろくでなし」「隠れて交際していた愛人10人みんなに裏切られるくらいの事があれば人理焼却だってやるかもしれない」という人物像のせいで「(愛人)10人全員にフラれたのか」「言われてたとおり、わりとクズだった」などの感想がチラホラ。さらには第四章公開直前のクリスマスイベントでのダビデのキャラ付けが、「偉大な業績を持つ大物だが、育児放棄気味の爽やか系クズ」というとんでもないものであったために、「父親がこんなだからグレた」と同情する者まで現れる始末。 | ||
:極め付けに前述の台詞での喩えがあまりにあまりだったため、一部で付けられたあだ名が'''「小便王」'''。もっとも上述のセリフの通りあくまでもソロモン本人は用足しとぼかした言い方をしていて初めに例え話に小便と言ったのはモードレッドなのだが… | :極め付けに前述の台詞での喩えがあまりにあまりだったため、一部で付けられたあだ名が'''「小便王」'''。もっとも上述のセリフの通りあくまでもソロモン本人は用足しとぼかした言い方をしていて初めに例え話に小便と言ったのはモードレッドなのだが… | ||
:そして「グランドキャスター」という大層な肩書きで初登場し、人理焼却の元凶であり、まさに全人類丸ごと見下した傲岸不遜な態度と誰がどう見ても黒幕、ラスボスであったわけだが、「グランドキャスター」と肩書きがある以上他のクラスでの「グランド」の英霊もいるのではないか、ソロモンさえ氷山の一角ではないかという憶測も一部であった。そもそも本人が語った聖杯戦争の成り立ちを考えれば「世界の危機に対抗する七騎」が用意されていて然るべきであり、またオンラインゲームであるGrand Orderの性質上、「ソロモンを倒した」後だろうがサービス終了まではストーリーが追加されていくことは想像に難くなかった。 | :そして「グランドキャスター」という大層な肩書きで初登場し、人理焼却の元凶であり、まさに全人類丸ごと見下した傲岸不遜な態度と誰がどう見ても黒幕、ラスボスであったわけだが、「グランドキャスター」と肩書きがある以上他のクラスでの「グランド」の英霊もいるのではないか、ソロモンさえ氷山の一角ではないかという憶測も一部であった。そもそも本人が語った聖杯戦争の成り立ちを考えれば「世界の危機に対抗する七騎」が用意されていて然るべきであり、またオンラインゲームであるGrand Orderの性質上、「ソロモンを倒した」後だろうがサービス終了まではストーリーが追加されていくことは想像に難くなかった。 | ||
− | :実際、竹箒日記によれば、「人理焼却を防ぐために七つの特異点を駆け巡る物語」は第一部であり、続編として1.5部にあたる「Epic of Remnant」と第二部の配信が決定された。「今のラスボスを倒したらどうなるの?」「知らんのか」「次のラスボスが出てくる」とも書かれており<ref | + | :実際、竹箒日記によれば、「人理焼却を防ぐために七つの特異点を駆け巡る物語」は第一部であり、続編として1.5部にあたる「Epic of Remnant」と第二部の配信が決定された。「今のラスボスを倒したらどうなるの?」「知らんのか」「次のラスボスが出てくる」とも書かれており<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201603.html 竹箒日記2016/3/29]</ref>、ソロモンが「Fate/Grand Order」という物語のラスボスではないことが早い段階で半ば公認された。 |
:また、2016年度のエイプリルフールでは、全てのサーヴァントの編成画面とマテリアル一覧でのセイントグラフが『マンガで分かる!FGO』のリヨ氏の画風となるというサプライズが行われたが、自分のサーヴァントとして使えなくともマテリアル一覧に記載されているソロモンも例外ではなく、'''リヨ氏画のソロモンがぐだ子に泣きそうな顔で締め上げられるというセイントグラフが描かれた'''。<del>もはやどっちがラスボスなんだか。</del> | :また、2016年度のエイプリルフールでは、全てのサーヴァントの編成画面とマテリアル一覧でのセイントグラフが『マンガで分かる!FGO』のリヨ氏の画風となるというサプライズが行われたが、自分のサーヴァントとして使えなくともマテリアル一覧に記載されているソロモンも例外ではなく、'''リヨ氏画のソロモンがぐだ子に泣きそうな顔で締め上げられるというセイントグラフが描かれた'''。<del>もはやどっちがラスボスなんだか。</del> | ||
:…その後、第一部終章にて相対する者の性状を反映する性質、ゲーティア(魔神達)なりに人類を憐れんだ結果がこれであり、マシュという存在を一柱が気にかけていたこと、そして人を理解した末の終焉、ソロモンという存在のネタ晴らしもされた結果各々の株はユーザー間で見事回復(或いは更に上昇)、前述の「小便王」や「愛人十人にフラれた」「やーいお前の父ちゃんダビデ」というキャラいじりネタは半ば過去のものとなったといえる。<del>型月のことだからのちにギャグ時空とかでいじり直しそうだが。</del> | :…その後、第一部終章にて相対する者の性状を反映する性質、ゲーティア(魔神達)なりに人類を憐れんだ結果がこれであり、マシュという存在を一柱が気にかけていたこと、そして人を理解した末の終焉、ソロモンという存在のネタ晴らしもされた結果各々の株はユーザー間で見事回復(或いは更に上昇)、前述の「小便王」や「愛人十人にフラれた」「やーいお前の父ちゃんダビデ」というキャラいじりネタは半ば過去のものとなったといえる。<del>型月のことだからのちにギャグ時空とかでいじり直しそうだが。</del> | ||
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:[[MELTY BLOOD Actress Again]]ではオシリスの砂がやろうとしたことに対してあらゆる者がダメ出ししているが、やろうとした事(「一切をゼロにして死を癒すアプローチ」)がゲーティアのやろうとした事と似ていたことから、アルクェイドの「そなたの理念は千年遅い。その妄念は、古い“一”の考え」という発言における古い”一”とはゲーティア(ビーストⅠ)のことなのではないかという説がある。その場合千年(あるいは計画立案をした三千年前)ほどズレがあるため矛盾が発生するが、月姫世界とFate世界は人理の強さの違いから二十七祖の有無などこれ以外にも著しいズレが生じており、その影響のひとつと捉えることも出来る。とはいえこの古い”一”に関しては以前からある第一魔法使い説や先代のアルテミット・ワン(朱い月)説など複数の候補がおり、それが否定されたわけでもないので詳細は不明である。 | :[[MELTY BLOOD Actress Again]]ではオシリスの砂がやろうとしたことに対してあらゆる者がダメ出ししているが、やろうとした事(「一切をゼロにして死を癒すアプローチ」)がゲーティアのやろうとした事と似ていたことから、アルクェイドの「そなたの理念は千年遅い。その妄念は、古い“一”の考え」という発言における古い”一”とはゲーティア(ビーストⅠ)のことなのではないかという説がある。その場合千年(あるいは計画立案をした三千年前)ほどズレがあるため矛盾が発生するが、月姫世界とFate世界は人理の強さの違いから二十七祖の有無などこれ以外にも著しいズレが生じており、その影響のひとつと捉えることも出来る。とはいえこの古い”一”に関しては以前からある第一魔法使い説や先代のアルテミット・ワン(朱い月)説など複数の候補がおり、それが否定されたわけでもないので詳細は不明である。 | ||
;逆行運河/創世光年 | ;逆行運河/創世光年 | ||
− | :失敗に終わったとされるゲーティアの試みを表したもの。[[Fate/Grand Order]]の1.5部のPVで登場した単語だが、[[MELTY BLOOD]]で[[蒼崎青子]] | + | :失敗に終わったとされるゲーティアの試みを表したもの。[[Fate/Grand Order]]の1.5部のPVで登場した単語だが、[[MELTY BLOOD]]で[[蒼崎青子]]が使うラストアークの技名と同一であったため多くのユーザーを驚かせた。ちなみにこれが[[魔法]]かどうかは不明(よく魔法ではない根拠として挙げられる公式ガイドブックの「格闘戦で見せた技などは魔法ではない」という記述はこの技が出る前の記述である)。 |
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;十の王冠 | ;十の王冠 | ||
:人王ゲーティア戦において、戦闘開始時より「十の王冠」という特殊スキルが永続発動している。これはクラス相性を変更する効果を持っており、全てのクラスから受けるダメージを同倍率にする。人王ゲーティアは[[キャスター]]クラスだがこの特殊スキルの影響により、[[ライダー]]や[[バーサーカー]]から弱点を突かれなくなっている。ただしゲーティアからの与ダメージにはクラス相性が発生するため、ライダーのサーヴァントの方が戦いやすいのには変わりはない。 | :人王ゲーティア戦において、戦闘開始時より「十の王冠」という特殊スキルが永続発動している。これはクラス相性を変更する効果を持っており、全てのクラスから受けるダメージを同倍率にする。人王ゲーティアは[[キャスター]]クラスだがこの特殊スキルの影響により、[[ライダー]]や[[バーサーカー]]から弱点を突かれなくなっている。ただしゲーティアからの与ダメージにはクラス相性が発生するため、ライダーのサーヴァントの方が戦いやすいのには変わりはない。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
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[[Category:登場人物か行]] | [[Category:登場人物か行]] | ||
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