「ヘシアン・ロボ」を編集中
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| 地域 = アメリカ | | 地域 = アメリカ | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
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| 性別 = 男性・雄・男性 | | 性別 = 男性・雄・男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
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| 二人称 = 人称なし | | 二人称 = 人称なし | ||
| 三人称 = 人称なし | | 三人称 = 人称なし | ||
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| 愛称 = | | 愛称 = | ||
| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
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| デザイン = 下越 | | デザイン = 下越 | ||
| 設定作成 = 東出祐一郎 | | 設定作成 = 東出祐一郎 | ||
| レア度 = ☆4 | | レア度 = ☆4 | ||
}} | }} | ||
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==概要== | ==概要== | ||
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;略歴 | ;略歴 | ||
− | :『[[Fate/Grand Order]] | + | :『[[Fate/Grand Order]]』亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿において召喚された[[幻霊]]。 |
: 主人公が特異点に来る前は新宿で人間を食い殺して回っていた。主人公の到着後は彼らと幾度か交戦を繰り広げ、一度撃退されて大ダメージを負った後はさらにもう1体の[[幻霊]]「ジャック・グリフィン」を取り込みクラススキル「透明化」を得た<ref group = "注">その際、霊基が変質しアヴェンジャーへとクラスチェンジしている。</ref>。 | : 主人公が特異点に来る前は新宿で人間を食い殺して回っていた。主人公の到着後は彼らと幾度か交戦を繰り広げ、一度撃退されて大ダメージを負った後はさらにもう1体の[[幻霊]]「ジャック・グリフィン」を取り込みクラススキル「透明化」を得た<ref group = "注">その際、霊基が変質しアヴェンジャーへとクラスチェンジしている。</ref>。 | ||
: 最終的にはロボの最期の逸話を利用した白い狼([[カヴァスⅡ世|犬]])とトラバサミの罠へとかかり、機動力と透明化能力を封じられて倒される。 | : 最終的にはロボの最期の逸話を利用した白い狼([[カヴァスⅡ世|犬]])とトラバサミの罠へとかかり、機動力と透明化能力を封じられて倒される。 | ||
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: 3mを超す巨大な狼とそれに跨った首無しの騎士。 | : 3mを超す巨大な狼とそれに跨った首無しの騎士。 | ||
: バーサーカーのように言語能力を失ったのではなく、最初から人語を話せない。乗り手が主ではなく、狼の方が主。 | : バーサーカーのように言語能力を失ったのではなく、最初から人語を話せない。乗り手が主ではなく、狼の方が主。 | ||
− | |||
: 生前のある出来事がきっかけで人間を憎んでおり、その憎悪は海より深く、同じく悪のモリアーティに呼ばれたサーヴァントに対してすら心を許していない。 | : 生前のある出来事がきっかけで人間を憎んでおり、その憎悪は海より深く、同じく悪のモリアーティに呼ばれたサーヴァントに対してすら心を許していない。 | ||
: 人を喰らうのは、空腹を満たすためではなく、直接的な憎しみからである。 | : 人を喰らうのは、空腹を満たすためではなく、直接的な憎しみからである。 | ||
− | : 「悪性隔絶魔境 | + | : 「悪性隔絶魔境 新宿」では憎悪に呑まれたことで、生物から逸脱した存在と化し<ref group = "注">クラスも当初はライダーだったが、第13節からはアヴェンジャーとなっている。</ref>、自分の望みを忘れてしまった。 |
− | |||
;能力 | ;能力 | ||
− | : | + | : 狼の方は時速200キロという物凄い速さで追跡する他、名前に反して強力な「スーパーキメラくん」を一撃で噛み砕く咬合力を持っている。 |
− | : | + | : 首無し騎士は、基本的に首狩り鎌を携えて振り回すのみであるが、霊基が強化されていくと両腕が鋭利で伸縮自在な青黒い刃に変質し、あらゆる対象を瞬時に八つ裂き可能となる。 |
== バリエーション == | == バリエーション == | ||
=== DOGポリス === | === DOGポリス === | ||
− | + | 期間限定イベント『デスジェイル・サマーエスケイプ!』に登場したキャラクター。<br/> | |
− | + | [[女王メイヴ|監獄長メイヴ]]によって生み出された存在であり、外見はほぼ同一だが「ヘシアン・ロボ」とは完全に別の個体<ref group = "注">亜種特異点Ⅰでヘシアン・ロボと面識のあるアルトリア・オルタにも断言された。</ref>。<br/> | |
− | + | 姿形は上記のようにヘシアン・ロボとほぼ同一だが、ロボの側は警察帽を被っており、ヘシアンに至っては頭が在るべき位置に'''パトランプが載せられている'''<ref group = "注">おそらく、元ネタは映画関連のCM『NO MORE 映画泥棒』のキャラクターである通称「パトランプ男」。</ref>。 | |
== ステータス == | == ステータス == | ||
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| [[ライダー]] || - || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | | [[ライダー]] || - || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[アヴェンジャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A+ || B+ || A+ || E || D || B+ || 復讐者:A<br />忘却補正:B<br />自己回復(魔力):B<br />透明化:D-||堕天の魔:A+<br />怪力:B<br />死を纏う者:A<br />動物会話:A | + | | [[アヴェンジャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A+ || B+ || A+ || E || D || B+ || 復讐者:A<br />忘却補正:B<br />自己回復(魔力):B<br />透明化:D-||堕天の魔:A+<br />怪力:B<br />死を纏う者:A<br />動物会話:A || style="text-align:left"|透明化、動物会話は『FGO material Ⅴ』で言及されるのみ。 |
|} | |} | ||
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: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~5<br />最大捕捉:1人 | : ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~5<br />最大捕捉:1人 | ||
:二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。一撃で首を刈る、絶殺宝具。 | :二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。一撃で首を刈る、絶殺宝具。 | ||
− | |||
:因果を逆転するほどの力は持たないものの、宝具のレンジ内で微妙に世界への偏差を加える事によって「首を刈りやすくする」状況を形作る。 | :因果を逆転するほどの力は持たないものの、宝具のレンジ内で微妙に世界への偏差を加える事によって「首を刈りやすくする」状況を形作る。 | ||
− | |||
− | |||
==真名:へシアン・ロボ== | ==真名:へシアン・ロボ== | ||
− | + | へシアン・ロボ。「スリーピー・ホロウ」の逸話で知られるドイツ軍人「ヘシアン」と、シートン動物記で有名な「狼王ロボ」の複合型サーヴァント。 | |
− | + | <br>しかし、虚構である彼らに成立する理由はなく、本来では英霊には到れず、サーヴァントとして召喚されることはない。 | |
− | + | そもそも生前全く縁のなかった者同士がパートナーとして結合することはありえないが、『悪性隔絶魔境 新宿』の特性により召喚できた。 | |
− | |||
− | |||
;狼王ロボ | ;狼王ロボ | ||
− | : | + | :狼王ロボは実在したハイイロオオカミ(諸説あり)、「シートン動物記」に取り上げられたことで一躍その名が広まった。 |
:当時のアメリカにとって、狼による家畜の被害は甚大であり、アメリカの広大な放牧地カランポー平原を荒らしまわり、五年間に二千頭もの牛を殺し、一晩で二百五十頭近い羊を食いもせずに殺したと伝えられている。 | :当時のアメリカにとって、狼による家畜の被害は甚大であり、アメリカの広大な放牧地カランポー平原を荒らしまわり、五年間に二千頭もの牛を殺し、一晩で二百五十頭近い羊を食いもせずに殺したと伝えられている。 | ||
:当然、狼の縄張りに踏み込んで牧場を作ったのが原因であるが、人間は狼を狩って狩って狩りまくっていた。何故なら、家畜を育てねば生きられない人間がいるのも事実だから。 | :当然、狼の縄張りに踏み込んで牧場を作ったのが原因であるが、人間は狼を狩って狩って狩りまくっていた。何故なら、家畜を育てねば生きられない人間がいるのも事実だから。 | ||
99行目: | 91行目: | ||
:しかしそれは固有の人名ではなく、英国政府に雇われてアメリカ独立戦争で活躍したドイツ人傭兵たちの総称。「ヘシアン(Hessian)」は「ヘッセンの人」という意味であり、傭兵たちがヘッセン大公国出身であることに由来する。 | :しかしそれは固有の人名ではなく、英国政府に雇われてアメリカ独立戦争で活躍したドイツ人傭兵たちの総称。「ヘシアン(Hessian)」は「ヘッセンの人」という意味であり、傭兵たちがヘッセン大公国出身であることに由来する。 | ||
:ロボに騎乗するこの名も無き傭兵もその一人であった。だが、大砲の弾を頭に食らって吹き飛んだ彼は、自分が死んだことを自覚せぬまま、微睡みの窪(スリーピー・ホロウ)を彷徨っている、と伝わっている。 | :ロボに騎乗するこの名も無き傭兵もその一人であった。だが、大砲の弾を頭に食らって吹き飛んだ彼は、自分が死んだことを自覚せぬまま、微睡みの窪(スリーピー・ホロウ)を彷徨っている、と伝わっている。 | ||
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− | |||
− | |||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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;騎士系サーヴァントたち | ;騎士系サーヴァントたち | ||
:首を失っても戦い続けるヘシアンに哀れみを抱く者や敬意を抱いている者もいる。 | :首を失っても戦い続けるヘシアンに哀れみを抱く者や敬意を抱いている者もいる。 | ||
− | ;[[エルキドゥ]]、[[メカエリチャン]]、[[メカエリチャンⅡ号機]] | + | ;[[ナーサリー・ライム]]、[[エルキドゥ]]、[[メカエリチャン]]、[[メカエリチャンⅡ号機]] |
:「完全な人間ではないサーヴァント」なので、わずかに警戒を緩めている。 | :「完全な人間ではないサーヴァント」なので、わずかに警戒を緩めている。 | ||
− | |||
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;[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]、[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ;[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック・ザ・リッパー]]、[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ||
:「ナーサリーだけが共にいる事を許されるのに、ズルい」と少しばかりロボに不満を抱いている。 | :「ナーサリーだけが共にいる事を許されるのに、ズルい」と少しばかりロボに不満を抱いている。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ||
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:文化祭では彼の開いた動物喫茶に参加。 | :文化祭では彼の開いた動物喫茶に参加。 | ||
:『Fate/Grand Order』でも、バレンタインイベントにてロボの意図を彼が推測して述べていた。 | :『Fate/Grand Order』でも、バレンタインイベントにてロボの意図を彼が推測して述べていた。 | ||
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===生前=== | ===生前=== | ||
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:「スリーピー・ホロウ」の話にて、首無し騎士と対峙することになる主人公。 | :「スリーピー・ホロウ」の話にて、首無し騎士と対峙することになる主人公。 | ||
:本家の話ではただの口の達者な教師であり、最後はやり込められる側なのだが、名前が特徴的な為かその後の様々なスリーピー・ホロウ関連の創作で主要人物として名前が使われている。 | :本家の話ではただの口の達者な教師であり、最後はやり込められる側なのだが、名前が特徴的な為かその後の様々なスリーピー・ホロウ関連の創作で主要人物として名前が使われている。 | ||
− | |||
− | |||
==名台詞== | ==名台詞== | ||
=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
− | |||
;―――瞼を開けば、そこは遥か彼方の荒野だった。<br/>懐かしい土の感触、<br/>耳をくすぐるそよ風、<br/>踊るように跳ねる、愛しき存在。<br/><br/>今はもうない、失ってしまった遠い思い出。<br/>奪われたのではなく、捨ててしまったはずのもの。<br/><br/>連れてきてくれた何者かに、感謝を。<br/>人と獣は分かり合えず、相対すれば殺し合う運命だ。<br/>その運命を理解していながら、それでもなお。<br/>それを良しとしなかった君へ伝えよう。<br/><br/>ここがわたしの、生きた場所なのだと。 | ;―――瞼を開けば、そこは遥か彼方の荒野だった。<br/>懐かしい土の感触、<br/>耳をくすぐるそよ風、<br/>踊るように跳ねる、愛しき存在。<br/><br/>今はもうない、失ってしまった遠い思い出。<br/>奪われたのではなく、捨ててしまったはずのもの。<br/><br/>連れてきてくれた何者かに、感謝を。<br/>人と獣は分かり合えず、相対すれば殺し合う運命だ。<br/>その運命を理解していながら、それでもなお。<br/>それを良しとしなかった君へ伝えよう。<br/><br/>ここがわたしの、生きた場所なのだと。 | ||
− | : | + | :正確には台詞ではなく、ヘシアン・ロボとの絆を最大に上げることで手に入る礼装「彼方の荒野」のフレーバーテキスト。<br/>レイシフトに加え何らかの手段を使い、ブランカとの再会も果たすことが出来たらしい。<br/>本編中の独白では一人称は「俺」であり、アヴェンジャー化も合わさり非常に荒々しい口調であったが、こちらでは穏やかで理知的な口調となり一人称も「私」となっている。<br/>「悪魔が智慧を授けたような」というのはあくまで人間の評である。<br/>穏やかな口調の中に見える理性を以て群れを守り導いた、この姿こそが本来の"狼王"であったのかもしれない。<br/> |
:一方、絆礼装なのに影が薄いどころか微塵も記載の無いヘシアンとグリフィン博士は泣いていい。<del>片方は泣こうにも泣く頭が無く、もう一人は泣いてもそもそも見えないとか言ってはいけない。</del> | :一方、絆礼装なのに影が薄いどころか微塵も記載の無いヘシアンとグリフィン博士は泣いていい。<del>片方は泣こうにも泣く頭が無く、もう一人は泣いてもそもそも見えないとか言ってはいけない。</del> | ||
;ただ走りたかっただけ。<br/>ただ、名も知れぬ草原を疾駆したかっただけ。<br/><br/>そしてまた、自分の上に誰が乗っていようが<br/>どうでもいいことだ。<br/><br/>心地良い風を感じただろうか?<br/>臓腑が跳ね上がりそうな感覚を味わっただろうか?<br/>……楽しかっただろうか?<br/><br/>まあ、どうでもいいことなのだが。<br/>あの強烈で痛烈な甘いだけの香りの返礼には、<br/>なっただろう。<br/><br/>本当に、どうでもいいことなのだけど。<br/>おまえの記憶に強く残ったのであれば、<br/>それを少しだけ誇りに思う。 | ;ただ走りたかっただけ。<br/>ただ、名も知れぬ草原を疾駆したかっただけ。<br/><br/>そしてまた、自分の上に誰が乗っていようが<br/>どうでもいいことだ。<br/><br/>心地良い風を感じただろうか?<br/>臓腑が跳ね上がりそうな感覚を味わっただろうか?<br/>……楽しかっただろうか?<br/><br/>まあ、どうでもいいことなのだが。<br/>あの強烈で痛烈な甘いだけの香りの返礼には、<br/>なっただろう。<br/><br/>本当に、どうでもいいことなのだけど。<br/>おまえの記憶に強く残ったのであれば、<br/>それを少しだけ誇りに思う。 | ||
− | : | + | :こちらも台詞ではなく、ヘシアン・ロボからのお返しで手に入る礼装「疾駆する」のフレーバーテキスト。 |
:狼に毒であろうチョコをヘシアンに通じて主人公に渡させようとしたのは<ref group = "注">狼であるロボに限らず犬や猫でもチョコは毒であり、『悪性隔絶魔境 新宿』では主人公が拾った犬である[[カヴァスⅡ世]]に食べ物を与えるときの選択肢にチョコを挙げたことでアルトリア・オルタに怒られた一幕があった。</ref>、ロボにとってチョコレートは未知の匂い。 | :狼に毒であろうチョコをヘシアンに通じて主人公に渡させようとしたのは<ref group = "注">狼であるロボに限らず犬や猫でもチョコは毒であり、『悪性隔絶魔境 新宿』では主人公が拾った犬である[[カヴァスⅡ世]]に食べ物を与えるときの選択肢にチョコを挙げたことでアルトリア・オルタに怒られた一幕があった。</ref>、ロボにとってチョコレートは未知の匂い。 | ||
:かつての過去を思い出す肉でもなく、かつての過去を思い出せない土でもなく、何も思い出させないチョコの香りが心地良かったのだ。チョコを渡した主人公へのお礼として、自分の上に乗せて名も知れぬ草原に疾走させた。 | :かつての過去を思い出す肉でもなく、かつての過去を思い出せない土でもなく、何も思い出させないチョコの香りが心地良かったのだ。チョコを渡した主人公へのお礼として、自分の上に乗せて名も知れぬ草原に疾走させた。 | ||
:ヘシアンは主人公にコミュニケーションをとったりするなどそれなりに見せ場はあったものの、グリフィン博士は影も形もない模様。<del>そもそも光が透過するので影ができないとか言ってはいけない。</del> | :ヘシアンは主人公にコミュニケーションをとったりするなどそれなりに見せ場はあったものの、グリフィン博士は影も形もない模様。<del>そもそも光が透過するので影ができないとか言ってはいけない。</del> | ||
− | + | === その他 === | |
;「超大型犬であるため、朝夜合計四時間の散歩は欠かさないようにしてください。運動不足になると、イライラした目付きでこちらを見つめてきます。<br/> また、毎日のブラッシングを欠かさないようにしましょう。犬の躾には自分が上位であることを示す必要がありますが、<br/> この犬は下剋上が大好きなので上位であることを示した瞬間に叛逆してきます。がぶがぶ。」 | ;「超大型犬であるため、朝夜合計四時間の散歩は欠かさないようにしてください。運動不足になると、イライラした目付きでこちらを見つめてきます。<br/> また、毎日のブラッシングを欠かさないようにしましょう。犬の躾には自分が上位であることを示す必要がありますが、<br/> この犬は下剋上が大好きなので上位であることを示した瞬間に叛逆してきます。がぶがぶ。」 | ||
:[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]『Fate/Grand Order Gutentag Omen』でのテキスト。ただの大型犬の飼育方法である。<br/>そしてどこぞの[[スパルタクス|叛逆大好きマン]]みたいな特徴が付いた。 | :[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]『Fate/Grand Order Gutentag Omen』でのテキスト。ただの大型犬の飼育方法である。<br/>そしてどこぞの[[スパルタクス|叛逆大好きマン]]みたいな特徴が付いた。 | ||
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==メモ== | ==メモ== | ||
*亜種特異点Ⅰで追加された3体のサーヴァントは全員当初は真名が伏せられていたが、その中でも彼らは実装前に明かされた情報がその見た目と「''相互理解など不可能。此処に居るのは、憎悪を撒き散らす獣なり''」という設定しかなかったため、極めつけに真名当てが難しかった。 | *亜種特異点Ⅰで追加された3体のサーヴァントは全員当初は真名が伏せられていたが、その中でも彼らは実装前に明かされた情報がその見た目と「''相互理解など不可能。此処に居るのは、憎悪を撒き散らす獣なり''」という設定しかなかったため、極めつけに真名当てが難しかった。 | ||
− | ** | + | **結論から言えばハズレであったわけだが、「バーゲスト」というイギリスの民間伝承に登場する妖精という説があった。鎖を引きずる犬の姿や首のない人間の姿で現れると言われており、割とドンピシャである。また宝具名がドイツ語である点もバーゲストがドイツ語由来という点で合致しており最有力候補の一つであった。 |
− | ** | + | **獣の方については正解だったロボ以外にもクルトー、ジェヴォーダンの獣、バスカヴィルの猟犬、[[ヴァナルガンド|フェンリル]]などの仮説がいくつも出ていたが、いずれの場合でも首無し騎士の説明がつかず、首無し騎士のほうはスリーピーホロウを推測する意見が多かった<ref group = "注">首無しの騎士だと他にはデュラハンという有名例があるが、デュラハンは乗っているのが馬車で、しかも自分の首を所持しているので早々に違うと結論付けられた。</ref>がその場合は下の方が光る眼の騎馬でなく説明にならない。 |
***真相は「まったく関係のない別個の存在が無理矢理結びつけられた存在」という、本編のシナリオを読んだ上でなければ正解を出す事がほぼ不可能な案件であった。 | ***真相は「まったく関係のない別個の存在が無理矢理結びつけられた存在」という、本編のシナリオを読んだ上でなければ正解を出す事がほぼ不可能な案件であった。 | ||
***尤も、双方「アメリカ大陸の近代寓話」「共に本能のまま人を襲っている」と共通点は揃っており、更にシリーズには[[アルターエゴ]]という幻霊はおろか神霊を数柱複合した[[ハイ・サーヴァント]]の存在も過去にあった他、「'''もう当て嵌めるとしたら複数の逸話が融合したとしか'''」と逆説的に絞り込めたところもあり、狼王ロボとスリーピーホロウの伝説がそれだという推理的中者も極僅かに存在した。 | ***尤も、双方「アメリカ大陸の近代寓話」「共に本能のまま人を襲っている」と共通点は揃っており、更にシリーズには[[アルターエゴ]]という幻霊はおろか神霊を数柱複合した[[ハイ・サーヴァント]]の存在も過去にあった他、「'''もう当て嵌めるとしたら複数の逸話が融合したとしか'''」と逆説的に絞り込めたところもあり、狼王ロボとスリーピーホロウの伝説がそれだという推理的中者も極僅かに存在した。 | ||
− | * | + | *追加された3番目の幻霊については明言されていないが「透明化」する能力を持つ「科学者」であること、そして高い推理力を持つモリアーティが「ウェルズのアレ」と推測していることから、H・G・ウェルズの小説『透明人間』の主人公、科学者グリフィンの幻霊であるとされ『FGO material Ⅴ』でようやく「ジャック・グリフィン」であることが判明した。 |
**また、性別が「男性・雄・男性」と3人分書かれていることから(それ以外の部分では一切触れられていないものの)カルデアに召喚されたヘシアン・ロボにもグリフィン博士の幻霊が融合していると思われる。 | **また、性別が「男性・雄・男性」と3人分書かれていることから(それ以外の部分では一切触れられていないものの)カルデアに召喚されたヘシアン・ロボにもグリフィン博士の幻霊が融合していると思われる。 | ||
− | *** | + | ***グリフィン博士が開発した透明化の薬は「肉体は」完全に透明化が可能だが、「衣服」は不可能。よってグリフィン博士がこの霊基に共にいるとすれば、'''全裸'''である可能性が高い(グリフィン博士は原作で寒空の下全裸で自身を隠遁し犯罪を実行したりもしている為、同じ事を幻霊になってからやっていてもなんらおかしくない)。 |
− | *[[アンリマユ|悪を押しつけられた存在]]だったり、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐の体現者]]だったり、[[アルケイデス|憎悪する対象が神]]だったり、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|憎悪自体が偽りの贋作]]だったりと、性格や行いに問題はあれど何だかんだで人類そのものに対しては意外なほど憎悪を向けない[[アヴェンジャー]]の中にあって'''「本気で人類そのものを憎悪している」'''という正統過ぎて一種の特異点になっているサーヴァント。 | + | *[[アンリマユ|悪を押しつけられた存在]]だったり、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐の体現者]]だったり、[[アルケイデス|憎悪する対象が神]]だったり、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|憎悪自体が偽りの贋作]]だったり、[[アントニオ・サリエリ|風評被害の影響で存在が変質した音楽家]]だったりと、性格や行いに問題はあれど何だかんだで人類そのものに対しては意外なほど憎悪を向けない[[アヴェンジャー]]の中にあって'''「本気で人類そのものを憎悪している」'''という正統過ぎて一種の特異点になっているサーヴァント。 |
**後に『FGO material Ⅴ』にて公開された情報でも、彼らは「正義を以て制裁するアヴェンジャーではなく、憎悪を以て復讐する存在である」と明言された。 | **後に『FGO material Ⅴ』にて公開された情報でも、彼らは「正義を以て制裁するアヴェンジャーではなく、憎悪を以て復讐する存在である」と明言された。 | ||
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**『Grand Order』でも、幻霊であることを差し引いても到底カルデアの召喚に応じるとは思えない。事実、絆レベルを上昇させてもほとんど懐いてくれない。<br>実際の所は人類を許した訳ではなく、人と獣は相容れないという運命をよしとせずに力を尽くそうとした主人公を微かにでも信頼してくれたからである。それでも信頼の感情は本物であり、最終的には上述の通り笑顔を見せてくれる。<br>そしてお返しイベントではチョコをプレゼントしてくれた主人公を背に乗せて草原を疾駆する、最後に主人公に思いを馳せる場面で締めた。 | **『Grand Order』でも、幻霊であることを差し引いても到底カルデアの召喚に応じるとは思えない。事実、絆レベルを上昇させてもほとんど懐いてくれない。<br>実際の所は人類を許した訳ではなく、人と獣は相容れないという運命をよしとせずに力を尽くそうとした主人公を微かにでも信頼してくれたからである。それでも信頼の感情は本物であり、最終的には上述の通り笑顔を見せてくれる。<br>そしてお返しイベントではチョコをプレゼントしてくれた主人公を背に乗せて草原を疾駆する、最後に主人公に思いを馳せる場面で締めた。 | ||
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*ヘシアンの出自は上記の通りだが、この話の元となっているのは小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した短編集「スケッチ・ブック」に収録されている話で、「首なし騎士がヘシアンである」という設定はこの話の際に付加されたもの。スリーピー・ホロウの伝説自体はそれ以前から存在しており、そちらでは開拓時代に渡って来た残虐なドイツ騎士で、最後には首を刎ねられたという出自になっている。 | *ヘシアンの出自は上記の通りだが、この話の元となっているのは小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した短編集「スケッチ・ブック」に収録されている話で、「首なし騎士がヘシアンである」という設定はこの話の際に付加されたもの。スリーピー・ホロウの伝説自体はそれ以前から存在しており、そちらでは開拓時代に渡って来た残虐なドイツ騎士で、最後には首を刎ねられたという出自になっている。 | ||
*スリーピー・ホロウの逸話はニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在しており、1997年には正式にスリーピー・ホロウという名前の村が誕生した。 | *スリーピー・ホロウの逸話はニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在しており、1997年には正式にスリーピー・ホロウという名前の村が誕生した。 | ||
− | * | + | *本体であるロボの巨大さに目が行くが、データを見るとヘシアン側も現実的な範囲で相当に長身かつ体格が良い。<br>「首を除いて181cm」とは、古参のstay night勢のサーヴァントを比較対象にしてみた場合「エミヤやクー・フーリンの目線あたりの位置に首の断面が来る」「ギルガメッシュとは首無し状態でほぼ同身長(ギルガメッシュが1cm高い)」という首が無いとは思えない身長で、明確な差を付けられるのは身体改造を行った呪腕のハサンや神の血により体躯に加算分があるヘラクレスといった、通常の成長以外で体格を補強する要因があった者だけとなる([[言峰綺礼|人間で1名抜いてる人物]]がいたりするが)。<br>もし頭がある場合を仮定すると人間の頭は二十数cmが平均サイズとなるため、2mは確実に超える高身長となる。この場合、前述のstay night勢は言うに及ばず、円卓で現在データが出ている中では最長身のランスロットでさえ191cmで10cm以上差が開けられ、同じドイツ周辺の出身で現在最長身のジークフリートも190cmで及ばない。<br>彼と並ぶことができる最低ラインがアルケイデス(203cm)で、彼をギリギリで追い抜けると思われるのが黒髭(210cm)やイスカンダル(212cm)、それ以上は呂布やスパルタクス等の220cm超えが最低ラインになるような規格外の巨体サーヴァント達しかいなくなるという巨漢である。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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[[category:Fate/Grand Order]] | [[category:Fate/Grand Order]] | ||
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[[Category:ちびちゅき!]] | [[Category:ちびちゅき!]] | ||
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