「ヘシアン・ロボ」を編集中
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{{サーヴァント概要 | {{サーヴァント概要 | ||
− | | タイトル = 新宿のアヴェンジャー<ref | + | | タイトル = 新宿のアヴェンジャー<ref>第12節まではライダー</ref> |
| 真名 = ヘシアン・ロボ | | 真名 = ヘシアン・ロボ | ||
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = | + | | 外国語表記 = |
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | | 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]] | ||
| 声優 = 竹内良太 | | 声優 = 竹内良太 | ||
| 演者 = | | 演者 = | ||
| 依代 = | | 依代 = | ||
− | | 身長 = 181cm(首は除く) | + | | 身長 = 181cm(首は除く) |
| 体重 = 99kg(首は除く) | | 体重 = 99kg(首は除く) | ||
| 誕生日 = | | 誕生日 = | ||
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| 地域 = アメリカ | | 地域 = アメリカ | ||
| 属性 = 混沌・悪 | | 属性 = 混沌・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = 男性・雄・男性 | | 性別 = 男性・雄・男性 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | + | | 異名 = | |
− | |||
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− | | 異名 = | ||
| 愛称 = | | 愛称 = | ||
| イメージカラー = | | イメージカラー = | ||
| サーヴァント階位 = | | サーヴァント階位 = | ||
| 特技 = | | 特技 = | ||
− | | 好きな物 = | + | | 好きな物 = |
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− | | 天敵 = | + | | 天敵 = |
| デザイン = 下越 | | デザイン = 下越 | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆4 | | レア度 = ☆4 | ||
}} | }} | ||
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==概要== | ==概要== | ||
− | 「[[ライダー|騎兵]]」の[[サーヴァント]]として登場。後に「[[アヴェンジャー|復讐者]]」の[[サーヴァント]] | + | 「[[ライダー|騎兵]]」の[[サーヴァント]]として登場。後に「[[アヴェンジャー|復讐者]]」の[[サーヴァント]]へとクラスチェンジする。<br>[[人理継続保障機関フィニス・カルデア]]に召喚されるのは後者。 |
;略歴 | ;略歴 | ||
− | :『[[Fate/Grand Order]] | + | :『[[Fate/Grand Order]]』亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿において召喚された[[幻霊]]。 |
− | : 主人公が特異点に来る前は新宿で人間を食い殺して回っていた。主人公の到着後は彼らと幾度か交戦を繰り広げ、一度撃退されて大ダメージを負った後はさらにもう1体の[[幻霊]] | + | : 主人公が特異点に来る前は新宿で人間を食い殺して回っていた。主人公の到着後は彼らと幾度か交戦を繰り広げ、一度撃退されて大ダメージを負った後はさらにもう1体の[[幻霊]]を追加して透明化能力を得た。その際、霊基が変質しアヴェンジャーへとクラスチェンジしている。 |
− | : | + | : 最終的にはロボの最期の逸話を利用した白い狼(犬)とトラバサミの罠へとかかり、機動力と透明化能力を封じられて倒される。 |
;人物 | ;人物 | ||
: 3mを超す巨大な狼とそれに跨った首無しの騎士。 | : 3mを超す巨大な狼とそれに跨った首無しの騎士。 | ||
: バーサーカーのように言語能力を失ったのではなく、最初から人語を話せない。乗り手が主ではなく、狼の方が主。 | : バーサーカーのように言語能力を失ったのではなく、最初から人語を話せない。乗り手が主ではなく、狼の方が主。 | ||
− | |||
: 生前のある出来事がきっかけで人間を憎んでおり、その憎悪は海より深く、同じく悪のモリアーティに呼ばれたサーヴァントに対してすら心を許していない。 | : 生前のある出来事がきっかけで人間を憎んでおり、その憎悪は海より深く、同じく悪のモリアーティに呼ばれたサーヴァントに対してすら心を許していない。 | ||
: 人を喰らうのは、空腹を満たすためではなく、直接的な憎しみからである。 | : 人を喰らうのは、空腹を満たすためではなく、直接的な憎しみからである。 | ||
− | : 「悪性隔絶魔境 | + | : 「悪性隔絶魔境 新宿」では憎悪に呑まれたことで、生物から逸脱した存在と化し<ref>クラスも当初はライダーだったが、第13節からはアヴェンジャーとなっている。</ref>、自分の望みを忘れてしまった。 |
− | |||
;能力 | ;能力 | ||
− | : | + | : 狼の方は時速200キロという物凄い速さで追跡する他、名前に反して強力な「スーパーキメラくん」を一撃で噛み砕く咬合力を持っている。 |
− | : | + | : 首無し騎士は、基本的に首狩り鎌を携えて振り回すのみであるが、霊基が強化されていくと両腕が鋭利で伸縮自在な青黒い刃に変質し、あらゆる対象を瞬時に八つ裂き可能となる。 |
== バリエーション == | == バリエーション == | ||
=== DOGポリス === | === DOGポリス === | ||
− | + | 期間限定イベント『デスジェイル・サマーエスケイプ!』に登場したキャラクター。<br/> | |
− | + | [[女王メイヴ|監獄長メイヴ]]によって生み出された存在であり、外見はほぼ同一だが「ヘシアン・ロボ」とは完全に別の個体<ref>亜種特異点Ⅰでヘシアン・ロボと面識のあるアルトリアオルタにも断言された。</ref>。<br/> | |
− | + | 姿形は上記のようにヘシアン・ロボとほぼ同一だが、ロボの側は警察帽を被っており、ヘシアンに至っては頭が在るべき位置に'''パトランプが載せられている'''<ref>おそらく、元ネタは映画関連のCM『NO MORE 映画泥棒』のキャラクターである通称「パトランプ男」。</ref>。 | |
== ステータス == | == ステータス == | ||
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| [[ライダー]] || - || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | | [[ライダー]] || - || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"| | ||
|- | |- | ||
− | | [[アヴェンジャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A+ || B+ || A+ || E || D || B+ || 復讐者:A<br />忘却補正:B<br />自己回復(魔力):B | + | | [[アヴェンジャー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || A+ || B+ || A+ || E || D || B+ || 復讐者:A<br />忘却補正:B<br />自己回復(魔力):B||堕天の魔:A+<br />怪力:B<br />死を纏う者:A || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
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: ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~5<br />最大捕捉:1人 | : ランク:C<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~5<br />最大捕捉:1人 | ||
:二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。一撃で首を刈る、絶殺宝具。 | :二人の復讐心を形にした憤怒の断罪。一撃で首を刈る、絶殺宝具。 | ||
− | |||
:因果を逆転するほどの力は持たないものの、宝具のレンジ内で微妙に世界への偏差を加える事によって「首を刈りやすくする」状況を形作る。 | :因果を逆転するほどの力は持たないものの、宝具のレンジ内で微妙に世界への偏差を加える事によって「首を刈りやすくする」状況を形作る。 | ||
− | |||
− | |||
==真名:へシアン・ロボ== | ==真名:へシアン・ロボ== | ||
− | + | へシアン・ロボ。「スリーピー・ホロウ」の逸話で知られるドイツ軍人「ヘシアン」と、シートン動物記で有名な「狼王ロボ」の複合型サーヴァント。 | |
− | + | <br>しかし、虚構である彼らに成立する理由はなく、本来では英霊には到れず、サーヴァントとして召喚されることはない。 | |
− | + | そもそも生前全く縁のなかった者同士がパートナーとして結合することはありえないが、『悪性隔絶魔境 新宿』の特性により召喚できた。 | |
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;狼王ロボ | ;狼王ロボ | ||
− | : | + | :狼王ロボは実在したハイイロオオカミ(諸説あり)、「シートン動物記」に取り上げられたことで一躍その名が広まった。 |
:当時のアメリカにとって、狼による家畜の被害は甚大であり、アメリカの広大な放牧地カランポー平原を荒らしまわり、五年間に二千頭もの牛を殺し、一晩で二百五十頭近い羊を食いもせずに殺したと伝えられている。 | :当時のアメリカにとって、狼による家畜の被害は甚大であり、アメリカの広大な放牧地カランポー平原を荒らしまわり、五年間に二千頭もの牛を殺し、一晩で二百五十頭近い羊を食いもせずに殺したと伝えられている。 | ||
:当然、狼の縄張りに踏み込んで牧場を作ったのが原因であるが、人間は狼を狩って狩って狩りまくっていた。何故なら、家畜を育てねば生きられない人間がいるのも事実だから。 | :当然、狼の縄張りに踏み込んで牧場を作ったのが原因であるが、人間は狼を狩って狩って狩りまくっていた。何故なら、家畜を育てねば生きられない人間がいるのも事実だから。 | ||
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:しかしそれは固有の人名ではなく、英国政府に雇われてアメリカ独立戦争で活躍したドイツ人傭兵たちの総称。「ヘシアン(Hessian)」は「ヘッセンの人」という意味であり、傭兵たちがヘッセン大公国出身であることに由来する。 | :しかしそれは固有の人名ではなく、英国政府に雇われてアメリカ独立戦争で活躍したドイツ人傭兵たちの総称。「ヘシアン(Hessian)」は「ヘッセンの人」という意味であり、傭兵たちがヘッセン大公国出身であることに由来する。 | ||
:ロボに騎乗するこの名も無き傭兵もその一人であった。だが、大砲の弾を頭に食らって吹き飛んだ彼は、自分が死んだことを自覚せぬまま、微睡みの窪(スリーピー・ホロウ)を彷徨っている、と伝わっている。 | :ロボに騎乗するこの名も無き傭兵もその一人であった。だが、大砲の弾を頭に食らって吹き飛んだ彼は、自分が死んだことを自覚せぬまま、微睡みの窪(スリーピー・ホロウ)を彷徨っている、と伝わっている。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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;[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ;[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
: 『ますます』にて、ちびっこ王国のメンバーに何故か[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタクロース]]に「子犬」としてプレゼントされた。 | : 『ますます』にて、ちびっこ王国のメンバーに何故か[[アルテラ・ザ・サン〔タ〕|サンタクロース]]に「子犬」としてプレゼントされた。 | ||
− | : 後に[[アルテラ|両]][[エレナ・ブラヴァツキー|親]] | + | : 後に[[アルテラ|両]][[エレナ・ブラヴァツキー|親]]がイチャイチャしっぱなしで子供達をネグレクトしていた際にはちびっこ王国の親代わりになっていたも用。 |
=== その他 === | === その他 === | ||
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;[[主人公 (Grand Order)]] | ;[[主人公 (Grand Order)]] | ||
:マスター。憎しみを抱いている人間であるため、容赦なく威嚇している。 | :マスター。憎しみを抱いている人間であるため、容赦なく威嚇している。 | ||
− | : | + | :しかし絆レベルや霊基再臨を重ねるごとに徐々に心を開き、最終的には笑顔を見せる。 |
− | : | + | ;サーヴァント全般 |
+ | :「人間ではない」ため、そこまで嫌ってはいない。敵対した場合でも、あくまでも「邪魔な障害物」程度の認識。 | ||
+ | ;[[カヴァスⅡ世]] | ||
+ | :亜種特異点Ⅰで、アルトリアオルタが新宿で召喚された折飼っていた白い子犬。 | ||
+ | :ただの犬は蹴散らす対象に過ぎないと彼は独白で語るが、最早擦り切れた生前の記憶の白い毛並の妻をカヴァスⅡ世を囮とした捕獲作戦で思い起こすこととなる。 | ||
+ | :霊核に致命傷を与えられ、騎乗者のヘシアンも先に去り、敗走した彼。一頭寂しく果てるものだと自負していたが…。 | ||
;ロボとヘシアン | ;ロボとヘシアン | ||
:人格としては一つの霊基に別個に存在する。 | :人格としては一つの霊基に別個に存在する。 | ||
:ヘシアンは首がないせいもあろうが、基本的に攻撃の補佐役でしかなく主張も少ない。しかしロボが瀕死にまで追い詰められた状況では、ロボを庇う意志を示してみせた。 | :ヘシアンは首がないせいもあろうが、基本的に攻撃の補佐役でしかなく主張も少ない。しかしロボが瀕死にまで追い詰められた状況では、ロボを庇う意志を示してみせた。 | ||
:ロボは人だったものを乗せる事に内心嫌悪があるが、上記の通りヘシアンは何も語らず、補佐に徹する為まあいいだろうと受け入れている。 | :ロボは人だったものを乗せる事に内心嫌悪があるが、上記の通りヘシアンは何も語らず、補佐に徹する為まあいいだろうと受け入れている。 | ||
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===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ===マンガで分かる!Fate/Grand Order=== | ||
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;[[エルキドゥ]] | ;[[エルキドゥ]] | ||
:文化祭では彼の開いた動物喫茶に参加。 | :文化祭では彼の開いた動物喫茶に参加。 | ||
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===生前=== | ===生前=== | ||
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:「スリーピー・ホロウ」の話にて、首無し騎士と対峙することになる主人公。 | :「スリーピー・ホロウ」の話にて、首無し騎士と対峙することになる主人公。 | ||
:本家の話ではただの口の達者な教師であり、最後はやり込められる側なのだが、名前が特徴的な為かその後の様々なスリーピー・ホロウ関連の創作で主要人物として名前が使われている。 | :本家の話ではただの口の達者な教師であり、最後はやり込められる側なのだが、名前が特徴的な為かその後の様々なスリーピー・ホロウ関連の創作で主要人物として名前が使われている。 | ||
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==名台詞== | ==名台詞== | ||
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;―――瞼を開けば、そこは遥か彼方の荒野だった。<br/>懐かしい土の感触、<br/>耳をくすぐるそよ風、<br/>踊るように跳ねる、愛しき存在。<br/><br/>今はもうない、失ってしまった遠い思い出。<br/>奪われたのではなく、捨ててしまったはずのもの。<br/><br/>連れてきてくれた何者かに、感謝を。<br/>人と獣は分かり合えず、相対すれば殺し合う運命だ。<br/>その運命を理解していながら、それでもなお。<br/>それを良しとしなかった君へ伝えよう。<br/><br/>ここがわたしの、生きた場所なのだと。 | ;―――瞼を開けば、そこは遥か彼方の荒野だった。<br/>懐かしい土の感触、<br/>耳をくすぐるそよ風、<br/>踊るように跳ねる、愛しき存在。<br/><br/>今はもうない、失ってしまった遠い思い出。<br/>奪われたのではなく、捨ててしまったはずのもの。<br/><br/>連れてきてくれた何者かに、感謝を。<br/>人と獣は分かり合えず、相対すれば殺し合う運命だ。<br/>その運命を理解していながら、それでもなお。<br/>それを良しとしなかった君へ伝えよう。<br/><br/>ここがわたしの、生きた場所なのだと。 | ||
− | : | + | :正確には台詞ではなく、ヘシアン・ロボとの絆を最大に上げることで手に入る礼装「彼方の荒野」のフレーバーテキスト。<br/>レイシフトに加え何らかの手段を使い、ブランカとの再会も果たすことが出来たらしい。<br/>本編中の独白では一人称は「俺」であり、アヴェンジャー化も合わさり非常に荒々しい口調であったが、こちらでは穏やかで理知的な口調となり一人称も「私」となっている。<br/>「悪魔が智慧を授けたような」というのはあくまで人間の評である。<br/>穏やかな口調の中に見える理性を以て群れを守り導いた、この姿こそが本来の"狼王"であったのかもしれない。<br/> |
:一方、絆礼装なのに影が薄いどころか微塵も記載の無いヘシアンとグリフィン博士は泣いていい。<del>片方は泣こうにも泣く頭が無く、もう一人は泣いてもそもそも見えないとか言ってはいけない。</del> | :一方、絆礼装なのに影が薄いどころか微塵も記載の無いヘシアンとグリフィン博士は泣いていい。<del>片方は泣こうにも泣く頭が無く、もう一人は泣いてもそもそも見えないとか言ってはいけない。</del> | ||
;ただ走りたかっただけ。<br/>ただ、名も知れぬ草原を疾駆したかっただけ。<br/><br/>そしてまた、自分の上に誰が乗っていようが<br/>どうでもいいことだ。<br/><br/>心地良い風を感じただろうか?<br/>臓腑が跳ね上がりそうな感覚を味わっただろうか?<br/>……楽しかっただろうか?<br/><br/>まあ、どうでもいいことなのだが。<br/>あの強烈で痛烈な甘いだけの香りの返礼には、<br/>なっただろう。<br/><br/>本当に、どうでもいいことなのだけど。<br/>おまえの記憶に強く残ったのであれば、<br/>それを少しだけ誇りに思う。 | ;ただ走りたかっただけ。<br/>ただ、名も知れぬ草原を疾駆したかっただけ。<br/><br/>そしてまた、自分の上に誰が乗っていようが<br/>どうでもいいことだ。<br/><br/>心地良い風を感じただろうか?<br/>臓腑が跳ね上がりそうな感覚を味わっただろうか?<br/>……楽しかっただろうか?<br/><br/>まあ、どうでもいいことなのだが。<br/>あの強烈で痛烈な甘いだけの香りの返礼には、<br/>なっただろう。<br/><br/>本当に、どうでもいいことなのだけど。<br/>おまえの記憶に強く残ったのであれば、<br/>それを少しだけ誇りに思う。 | ||
− | : | + | :こちらも台詞ではなく、ヘシアン・ロボからのお返しで手に入る礼装「疾駆する」のフレーバーテキスト。 |
− | :狼に毒であろうチョコをヘシアンに通じて主人公に渡させようとしたのは<ref | + | :狼に毒であろうチョコをヘシアンに通じて主人公に渡させようとしたのは<ref>狼であるロボに限らず犬や猫でもチョコは毒であり、『悪性隔絶魔境 新宿』では主人公が拾った犬である[[カヴァスⅡ世]]に食べ物を与えるときの選択肢にチョコを挙げたことでアルトリア・オルタに怒られた一幕があった。</ref>、ロボにとってチョコレートは未知の匂い。 |
:かつての過去を思い出す肉でもなく、かつての過去を思い出せない土でもなく、何も思い出させないチョコの香りが心地良かったのだ。チョコを渡した主人公へのお礼として、自分の上に乗せて名も知れぬ草原に疾走させた。 | :かつての過去を思い出す肉でもなく、かつての過去を思い出せない土でもなく、何も思い出させないチョコの香りが心地良かったのだ。チョコを渡した主人公へのお礼として、自分の上に乗せて名も知れぬ草原に疾走させた。 | ||
− | :ヘシアンは主人公にコミュニケーションをとったりするなどそれなりに見せ場はあったものの、グリフィン博士は影も形もない模様。 | + | :ヘシアンは主人公にコミュニケーションをとったりするなどそれなりに見せ場はあったものの、グリフィン博士は影も形もない模様。 |
− | + | ||
;「超大型犬であるため、朝夜合計四時間の散歩は欠かさないようにしてください。運動不足になると、イライラした目付きでこちらを見つめてきます。<br/> また、毎日のブラッシングを欠かさないようにしましょう。犬の躾には自分が上位であることを示す必要がありますが、<br/> この犬は下剋上が大好きなので上位であることを示した瞬間に叛逆してきます。がぶがぶ。」 | ;「超大型犬であるため、朝夜合計四時間の散歩は欠かさないようにしてください。運動不足になると、イライラした目付きでこちらを見つめてきます。<br/> また、毎日のブラッシングを欠かさないようにしましょう。犬の躾には自分が上位であることを示す必要がありますが、<br/> この犬は下剋上が大好きなので上位であることを示した瞬間に叛逆してきます。がぶがぶ。」 | ||
:[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]『Fate/Grand Order Gutentag Omen』でのテキスト。ただの大型犬の飼育方法である。<br/>そしてどこぞの[[スパルタクス|叛逆大好きマン]]みたいな特徴が付いた。 | :[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|エイプリルフール企画]]『Fate/Grand Order Gutentag Omen』でのテキスト。ただの大型犬の飼育方法である。<br/>そしてどこぞの[[スパルタクス|叛逆大好きマン]]みたいな特徴が付いた。 | ||
==メモ== | ==メモ== | ||
− | * | + | *新宿で追加された3体のサーヴァントは全員当初は真名が伏せられていたが、その中でも彼らは実装前に明かされた情報がその見た目と「相互理解など不可能な憎悪を撒き散らす獣」という程度の設定しかなかったため、極めつけに真名当てが難しかった。 |
− | ** | + | **結論から言えばハズレであったわけだが、「バーゲスト」というイギリスの民間伝承に登場する妖精という説があった。鎖を引きずる犬の姿や首のない人間の姿で現れると言われており、割とドンピシャである。また宝具名がドイツ語である点もバーゲストがドイツ語由来という点で合致しており最有力候補の一つであった。 |
− | ** | + | **獣の方については正解だったロボ以外にもクルトー、ジェヴォーダンの獣、バスカヴィルの猟犬、フェンリルなどの仮説がいくつも出ていたが、いずれの場合でも首無し騎士の説明がつかず、首無し騎士のほうはスリーピーホロウを推測する意見が多かった<ref>首無しの騎士だと他にはデュラハンという有名例があるが、デュラハンは乗っているのが馬車で、しかも自分の首を所持しているので早々に違うと結論付けられた。</ref>がその場合は下の方が光る眼の騎馬でなく説明にならない。 |
***真相は「まったく関係のない別個の存在が無理矢理結びつけられた存在」という、本編のシナリオを読んだ上でなければ正解を出す事がほぼ不可能な案件であった。 | ***真相は「まったく関係のない別個の存在が無理矢理結びつけられた存在」という、本編のシナリオを読んだ上でなければ正解を出す事がほぼ不可能な案件であった。 | ||
− | ***尤も、双方「アメリカ大陸の近代寓話」「共に本能のまま人を襲っている」と共通点は揃っており、更にシリーズには[[ | + | ***尤も、双方「アメリカ大陸の近代寓話」「共に本能のまま人を襲っている」と共通点は揃っており、更にシリーズには[[BB|ア]][[パッションリップ|ル]][[メルトリリス|タ]][[ヴァイオレット|ー]][[キングプロテア|エ]][[カズラドロップ|ゴ]]という幻霊はおろか神霊を数柱複合したハイ・サーヴァントの存在も過去にあった他、「'''もう当て嵌めるとしたら複数の逸話が融合したとしか'''」と逆説的に絞り込めたところもあり、狼王ロボとスリーピーホロウの伝説がそれだという推理的中者も極僅かに存在した。 |
− | * | + | *追加された3番目の幻霊については明言されていないが、「透明化」する能力を持つ「科学者」であること、そして高い推理力を持つモリアーティが「ウェルズのアレ」と推測していることから、H・G・ウェルズの小説『透明人間』の主人公、科学者グリフィンの幻霊であると思われる。 |
− | ** | + | **また性別が「男性・雄・男性」と3人分書かれていることから、この3番目の彼は(それ以外の部分では一切触れられていないものの)カルデアに召喚されたヘシアン・ロボにも融合していると思われる。 |
− | *** | + | ***グリフィン博士の作成した透明化の薬は「肉体は」完全に透明化が可能だが、衣服は不可能。よってグリフィン博士がこの霊基に共にいるとすれば、'''全裸'''である可能性が高い(グリフィン博士は原作で寒空の下全裸で自身を隠遁し犯罪を実行したりもしている為、同じ事を幻霊になってからやっていてもなんらおかしくない)。 |
− | *[[アンリマユ|悪を押しつけられた存在]]だったり、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐の体現者]]だったり、[[アルケイデス|憎悪する対象が神]]だったり、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|憎悪自体が偽りの贋作]]だったりと、性格や行いに問題はあれど何だかんだで人類そのものに対しては意外なほど憎悪を向けない[[アヴェンジャー]]の中にあって''' | + | *[[アンリマユ|悪を押しつけられた存在]]だったり、[[巌窟王 エドモン・ダンテス|復讐の体現者]]だったり、[[アルケイデス|憎悪する対象が神]]だったり、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|憎悪自体が偽りの贋作]]だったり、[[アントニオ・サリエリ|風評被害の影響で存在が変質した音楽家]]だったりと、性格や行いに問題はあれど何だかんだで人類そのものに対しては意外なほど憎悪を向けない[[アヴェンジャー]]の中にあって'''「ガチで人類そのものを憎悪している」'''という正統過ぎて一種の特異点になっているサーヴァント。 |
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**『Grand Order』でも、幻霊であることを差し引いても到底カルデアの召喚に応じるとは思えない。事実、絆レベルを上昇させてもほとんど懐いてくれない。<br>実際の所は人類を許した訳ではなく、人と獣は相容れないという運命をよしとせずに力を尽くそうとした主人公を微かにでも信頼してくれたからである。それでも信頼の感情は本物であり、最終的には上述の通り笑顔を見せてくれる。<br>そしてお返しイベントではチョコをプレゼントしてくれた主人公を背に乗せて草原を疾駆する、最後に主人公に思いを馳せる場面で締めた。 | **『Grand Order』でも、幻霊であることを差し引いても到底カルデアの召喚に応じるとは思えない。事実、絆レベルを上昇させてもほとんど懐いてくれない。<br>実際の所は人類を許した訳ではなく、人と獣は相容れないという運命をよしとせずに力を尽くそうとした主人公を微かにでも信頼してくれたからである。それでも信頼の感情は本物であり、最終的には上述の通り笑顔を見せてくれる。<br>そしてお返しイベントではチョコをプレゼントしてくれた主人公を背に乗せて草原を疾駆する、最後に主人公に思いを馳せる場面で締めた。 | ||
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*ヘシアンの出自は上記の通りだが、この話の元となっているのは小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した短編集「スケッチ・ブック」に収録されている話で、「首なし騎士がヘシアンである」という設定はこの話の際に付加されたもの。スリーピー・ホロウの伝説自体はそれ以前から存在しており、そちらでは開拓時代に渡って来た残虐なドイツ騎士で、最後には首を刎ねられたという出自になっている。 | *ヘシアンの出自は上記の通りだが、この話の元となっているのは小説家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した短編集「スケッチ・ブック」に収録されている話で、「首なし騎士がヘシアンである」という設定はこの話の際に付加されたもの。スリーピー・ホロウの伝説自体はそれ以前から存在しており、そちらでは開拓時代に渡って来た残虐なドイツ騎士で、最後には首を刎ねられたという出自になっている。 | ||
*スリーピー・ホロウの逸話はニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在しており、1997年には正式にスリーピー・ホロウという名前の村が誕生した。 | *スリーピー・ホロウの逸話はニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在しており、1997年には正式にスリーピー・ホロウという名前の村が誕生した。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
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[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | [[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]] | ||
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