「ペイルライダー」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
35行目: | 35行目: | ||
;略歴 | ;略歴 | ||
− | :[[繰丘椿]]の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初の[[サーヴァント]] | + | :[[繰丘椿]]の夢の中に現れ、契約を交わすことでスノーフィールドに召喚された最初の[[サーヴァント]]となった。 |
:自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、その力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。 | :自我も感情も持たないものの、聖杯からの知識をのみ与えられた「それ」はマスターである椿の願いを叶える、というサーヴァントとしての役割を果たすため、その力を振るって椿の両親を自由意志の無い生き人形に変え、夢の世界へと引きずり込む。 | ||
− | : | + | :「騎兵」のクラスに据えられた所以は「それ」が有史以前から今日に至るまで人々の畏怖と忌避を集めてきた存在であり、風や水、鳥や人、あらゆるものに「乗って」世界に広がり多くの命を奪ってきた「もの」であること、何より「ある二つ名」と共に、擬似的な人格を与えられてきたがためである。 |
;人物 | ;人物 | ||
:サーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである、英霊どころか人ですらなく、生命体であるかどうかさえ解らない異質の存在。 | :サーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである、英霊どころか人ですらなく、生命体であるかどうかさえ解らない異質の存在。 | ||
− | |||
− | |||
:外見は黒いもやの塊にかろうじて目や口に見えるような線が入った異形の姿をしている。 | :外見は黒いもやの塊にかろうじて目や口に見えるような線が入った異形の姿をしている。 | ||
:英雄としての資質以前に人格と呼べるものもなく、サーヴァントとして顕現した瞬間から、ただ聖杯の与えた知識の塊として、聖杯戦争をシステム的に再現するロボットのようなものとして活動する。 | :英雄としての資質以前に人格と呼べるものもなく、サーヴァントとして顕現した瞬間から、ただ聖杯の与えた知識の塊として、聖杯戦争をシステム的に再現するロボットのようなものとして活動する。 | ||
69行目: | 67行目: | ||
:マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国のようになることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。 | :マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国のようになることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。 | ||
:本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結び付いた結果、『Fake』作中現在通常召喚時より広い結界を造り出している。 | :本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結び付いた結果、『Fake』作中現在通常召喚時より広い結界を造り出している。 | ||
− | |||
− | |||
;剣、饑饉、死、獣(かごめ かごめ) | ;剣、饑饉、死、獣(かごめ かごめ) | ||
78行目: | 74行目: | ||
==真名:ペイルライダー== | ==真名:ペイルライダー== | ||
+ | |||
:『ヨハネの黙示録』に記述されている終末の四騎士の一人。第四の騎士「<ruby><rb>蒼き死の担い手</rb><rt>ペイルライダー</rt></ruby>」。 | :『ヨハネの黙示録』に記述されている終末の四騎士の一人。第四の騎士「<ruby><rb>蒼き死の担い手</rb><rt>ペイルライダー</rt></ruby>」。 | ||
− | : | + | :黄泉(ハデス)を連れ、疫病や獣をもちいて地上の人間に死をもたらす存在とされる。 |
− | + | ||
− | + | :……そもそも「それ」は英霊でもヒトでもなく、かといって悪霊でも邪霊の類に含まれはしない。 | |
− | + | :「それ」は生命体ではなく「病」という災厄そのものがサーヴァントになった異質な存在。 | |
− | + | ||
− | : | ||
− | : | ||
− | |||
:人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は存在しない。 | :人類の『病への怖れ』がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は存在しない。 | ||
===関連=== | ===関連=== | ||
+ | |||
;黒死病 | ;黒死病 | ||
− | : | + | :14世紀のヨーロッパで猛威をふるった感染症。ペストとも。ネズミに寄生するノミを媒介してペスト菌を人に感染させる。高い致死性を持ち、罹患すると皮膚に黒紫色の斑点ができる。<br>当時、ヨーロッパは城塞都市を中心に発達していたが、人口の過度の密集や不衛生な環境によるネズミの大発生等が重なって、未曾有の大流行を引き起こした。<br>細菌など発見されていない時代であり、何の手も打てなかった教会や労働力を失った荘園領主等は大きく力を弱め、都市の衰退と農村部の中産階級の隆盛をもたらした。<br>最終的な死者数はヨーロッパでは2000万人とも3000万人とも言われている。これは、当時の人口の三分の一から半数に匹敵する。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;スペイン風邪 | ;スペイン風邪 | ||
− | :1918年~1919年にかけて世界中に流行したインフルエンザ。名前に反して発生源はアメリカで、豚から人に感染したと言われている。 | + | :1918年~1919年にかけて世界中に流行したインフルエンザ。名前に反して発生源はアメリカで、豚から人に感染したと言われている。<br>感染者はおよそ5億人以上に達し、この内5000万人~1億人が死亡した。これは、第1次世界大戦と第2次世界大戦の戦死者を合計した数よりも遥かに多い。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;黙示録の四騎士 | ;黙示録の四騎士 | ||
− | :『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。 | + | :『ヨハネの黙示録』第六章に預言された、七つの封印のうち最初の四つが解かれる際に現れるという、四色の馬を駆る騎士。<br>第一の封印が解かれた時には白い馬に跨った騎士が現れる。手に弓を持ち、頭に冠を頂き、勝利と支配を象徴し、疫病を運ぶと言われている。別名〈征服〉の騎士とも呼ばれる。<br>第二の封印が解かれた時には赤い馬に跨った騎士が現れる。手に大剣を携え、戦争を象徴し、人々を殺し合わせる権限を与えられたと言われている。<br>第三の封印が解かれた時には黒い馬に跨った騎士が現れる。手には食物を制限するための秤を持ち、飢餓を象徴すると言われている。<br>第四の封印が解かれた時には<RUBY><RB>蒼褪めた</RB><RT>ペイル</RT></RUBY>馬に跨った騎士が現れる。ハデスや野獣を引きつれ、疫病を象徴すると言われている。<br>四騎士はそれぞれ死をもたらすものの象徴とされるが、とりわけ第四の騎士はタロットカードの死神のモデルとも言われ、その騎手は骸骨の姿で描き表される。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
==登場作品と役柄== | ==登場作品と役柄== | ||
===Fateシリーズ=== | ===Fateシリーズ=== | ||
+ | |||
;[[Fate/strange Fake]] | ;[[Fate/strange Fake]] | ||
− | : | + | :スノーフィールドにおいて、最初に現界したサーヴァント。眠り続ける少女と夢の中で契約を交わし、ライダーのクラスを得て偽りの聖杯戦争を混乱に陥れる。 |
− | === | + | ===その他=== |
− | |||
− | |||
− | |||
;[[ちびちゅき!]] | ;[[ちびちゅき!]] | ||
:所属不明。相変わらず椿に対しては過保護気味。 | :所属不明。相変わらず椿に対しては過保護気味。 | ||
130行目: | 107行目: | ||
==人間関係== | ==人間関係== | ||
===Fate/strange Fake=== | ===Fate/strange Fake=== | ||
+ | |||
;[[繰丘椿]] | ;[[繰丘椿]] | ||
− | : | + | :契約を交わしたマスター。現実の肉体は昏睡状態であるため、彼女の夢の中で接触を持つ。聖杯から与えられた、サーヴァントはマスターに従うものという知識に拠って彼女の望むままに両親をはじめとした犠牲者を夢の中へと引きずり込み、また彼女が怖がるものをこの世界から排除しようと行動する。 |
− | |||
− | |||
;[[ジェスター・カルトゥーレ]] | ;[[ジェスター・カルトゥーレ]] | ||
:マスターの夢の中に初めて現れた他者。 | :マスターの夢の中に初めて現れた他者。 | ||
:遭遇した当初は警戒していたが、マスターが仲良くなったためすぐに警戒を解いた。 | :遭遇した当初は警戒していたが、マスターが仲良くなったためすぐに警戒を解いた。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
===ちびちゅき!=== | ===ちびちゅき!=== | ||
+ | |||
;[[ナイチンゲール]] | ;[[ナイチンゲール]] | ||
:ある意味、宿敵同士。 | :ある意味、宿敵同士。 | ||
150行目: | 121行目: | ||
==名台詞== | ==名台詞== | ||
− | + | ||
;「トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ」 | ;「トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ」 | ||
− | :聖杯から与えられた知識に従い、プログラムされたロボットのように聖杯戦争のシステムを実行する。 | + | :聖杯から与えられた知識に従い、プログラムされたロボットのように聖杯戦争のシステムを実行する。<br>それは蟲同士がギチギチとせめぎ合うような不気味な音ながらも、無人の街で孤独だった少女にとっては唯一の光となった。 |
− | |||
;「此処ハ」「死ノ道也」<br>「冥府也」「黄泉路也」<br>「其ハ裁キ」「其ハ福音」<br>「永遠ノ安寧也」「苦シミ也」<br>「安寧タレ」<br>「惨痛タレ」<br>「黄泉路ハ我ガ僕トナリテ」<br>「我ガ主ヲ護ラン」<br>「聖杯ヲ」<br>「聖杯ヲ」<br>「我ガ主ノ」<br>「我ガ友ノ手ニ」<br>「聖杯ヲ」 | ;「此処ハ」「死ノ道也」<br>「冥府也」「黄泉路也」<br>「其ハ裁キ」「其ハ福音」<br>「永遠ノ安寧也」「苦シミ也」<br>「安寧タレ」<br>「惨痛タレ」<br>「黄泉路ハ我ガ僕トナリテ」<br>「我ガ主ヲ護ラン」<br>「聖杯ヲ」<br>「聖杯ヲ」<br>「我ガ主ノ」<br>「我ガ友ノ手ニ」<br>「聖杯ヲ」 | ||
− | :「魔法使いになりたい」という椿の無邪気な願いを叶えるため、世界を侵食するペイルライダー。 | + | :「魔法使いになりたい」という椿の無邪気な願いを叶えるため、世界を侵食するペイルライダー。<br>最も早くスノーフィールドに召喚された英霊が、ついに上げた聖杯戦争への参戦の狼煙。 |
− | |||
− | |||
;「かわいい女の子ために色々撒き散らしました!撒き散らしっぷりをゴランクダサイ」 | ;「かわいい女の子ために色々撒き散らしました!撒き散らしっぷりをゴランクダサイ」 | ||
− | :「氷室の天地」4巻カバー裏のビデオ投稿コーナーにて、どうやって書いたか不明だがハガキの投稿コメント。 | + | :「氷室の天地」4巻カバー裏のビデオ投稿コーナーにて、どうやって書いたか不明だがハガキの投稿コメント。<br>直前の「[[ジル・ド・レェ|青ひげ]]」さん投稿の「子供と動物のおもしろパーティ映像」並に放送禁止な代物であることは疑う余地がない。 |
− | |||
==メモ== | ==メモ== | ||
*[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。 | *[[エルキドゥ|神造宝具そのものの泥人形]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|謎の殺人鬼の伝説]]など、英霊というか人間といってもいいのか微妙なラインのサーヴァントばかり呼ばれる今回の聖杯戦争中でも極め付き。 | ||
− | *[[アルケイデス]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。 | + | *[[アルケイデス|真アーチャー]]とともに「どうすれば勝てるんだこんなの」と思いたくなるサーヴァントであるが、作者の成田氏曰く「第五次の某サーヴァントや某サーヴァント相手の場合、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」という風に五次のサーヴァントとバランスをとっているとのこと。 |
− | **とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]] | + | **とはいえ、非常に危険な存在であることには違いなく、エルキドゥの見立てでは聖杯の中で「[[アルケイデス|泥]]」と混ざってしまうと地球レベルでの危機になってしまうとか。確かに、明確な害意や方向性を持たない「病」に人間に対する悪意の固まりの「泥」を混ぜてしまったらそうなってもおかしくはないが。 |
− | |||
− | |||
− | |||
*病没したサーヴァントをクラス別に分類した場合、最も多いのは自身と同じライダー。[[イスカンダル]]、[[フランシス・ドレイク]]、[[クリストファー・コロンブス]]、[[マルタ]]、[[イヴァン雷帝]]、[[アン・ボニー&メアリー・リード|メアリー・リード]]、[[マンガで分かるライダー|ジョルジュ・メリエス]]と7名に上る。 | *病没したサーヴァントをクラス別に分類した場合、最も多いのは自身と同じライダー。[[イスカンダル]]、[[フランシス・ドレイク]]、[[クリストファー・コロンブス]]、[[マルタ]]、[[イヴァン雷帝]]、[[アン・ボニー&メアリー・リード|メアリー・リード]]、[[マンガで分かるライダー|ジョルジュ・メリエス]]と7名に上る。 | ||
− | **それに次ぐのがセイバー、ランサー、キャスターで、それぞれ[[沖田総司]]と[[柳生但馬守宗矩]]、[[長尾景虎]]と[[メアリー・アニング]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]と[[ウィリアム・シェイクスピア]]の2名ずつ。他はアーチャーが[[ナポレオン]]、アサシンが[[武則天]]、バーサーカーが[[坂田金時]]、フォーリナーが[[葛飾北斎]]の1名ずつ。 | + | **それに次ぐのがセイバー、ランサー、キャスターで、それぞれ[[沖田総司]]と[[柳生但馬守宗矩]]、[[長尾景虎]]と[[マンガで分かるランサー|メアリー・アニング]]、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン]]と[[ウィリアム・シェイクスピア]]の2名ずつ。他はアーチャーが[[ナポレオン]]、アサシンが[[武則天]]、バーサーカーが[[坂田金時]]、フォーリナーが[[葛飾北斎]]の1名ずつ。 |
− | |||
− | |||
==話題まとめ== | ==話題まとめ== | ||
194行目: | 156行目: | ||
[[Category:登場人物は行]] | [[Category:登場人物は行]] | ||
− | [[ | + | [[category:ライダー]] |
[[Category:サーヴァント]] | [[Category:サーヴァント]] | ||
− | [[ | + | [[category:Fate/strange Fake]] |
− | |||
[[Category:ちびちゅき!]] | [[Category:ちびちゅき!]] | ||
[[Category:コハエース]] | [[Category:コハエース]] |