「ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス」を編集中
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− | + | == キャスター (フラグメンツ) == | |
− | + | * 真名:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス | |
− | + | * 身長:183cm / 体重:65kg | |
− | + | * 出典:史実 | |
− | + | * 地域:欧州 | |
− | + | * 属性:混沌・善 / カテゴリ:人 | |
− | + | * 性別:男性 | |
− | + | * サーヴァント階位:第六位 | |
− | + | * CV:三木眞一郎 | |
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「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]] 。 | 「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]] 。 | ||
; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | : 『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]] | + | : 『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』では、『Prototype』の世界で行われた[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|八年前の聖杯戦争]]において1991年2月に[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]の父によって召喚され、玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、鉄壁の守りを敷く。その後、マスター間の約定により[[オジマンディアス|ライダー]]陣営と同盟を締結するが、同日夜、[[ヘンリー・ジキル&ハイド|バーサーカー]]の襲撃と時間を同じくして現れた[[沙条愛歌]]と邂逅を果たす。そして根源接続者である彼女への興味、自らの目的を達成するのに強者に付いた方が賢明であるという合理的な判断に加え、自分どころか神々すら凌ぐ輝きを放つ彼女の器に魅せられ、玲瓏館のサーヴァントとして動きながら愛歌の下につく道を選んだ。 |
: 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続けるが…。 | : 複合神殿でのライダーとの決戦の際には、愛歌の命を受けて[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]のサポートを行い、彼を勝利に導く。ライダー陣営にキャスターが敵対したことで、同盟の契約違反と見なされた美沙夜の父は強制(ギアス)のペナルティにより死亡。キャスターは愛歌を主とし、さらなる暗躍を続けるが…。 | ||
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; 人物 | ; 人物 | ||
− | : 白色のローブを纏った、女性と見紛いかねない長髪の美青年。 | + | : 白色のローブを纏った、女性と見紛いかねない長髪の美青年。<!--一人称は「私」。--> |
− | : 理知的で物静かな学者肌の[[魔術師]] | + | : 理知的で物静かな学者肌の[[魔術|魔術師]]。気性は温和で戦闘を好まない。口元には微笑みを浮かべることも多い。冷静沈着の姿勢を崩さず、人や年若い相手に対して教え導くことに喜びを感じる人物で、美沙夜の父や幼い美沙夜にも真摯に接する。 |
− | : | + | : また効果や効率を重んじすぎる魔術師の中で一風「変わった人柄」であり、魔術に風情や情感を覚え、人の情愛は何よりも尊いものであると説く。 |
− | : | + | : あまねく現代の魔術師たちは自らの教えを継ぐ弟子たちの裔とみなし、<!--自らの子のように親しみを持って接し、男女関係なく-->等しく慈しむ。その聖人のような高潔さに美沙夜の父や美沙夜からは全幅の信頼を向けられる。<!-- |
− | : | + | : 無限の可能性を持つ彼ら彼女らが未来であり、可能性の積み重ねはやがて世界の真実である根源にも辿り着くと信じてやまない。個人と家系、血統を重んじる典型的な魔術師からすれば彼の言葉は狂気の沙汰にも等しいが、彼は自分の信念を曲げるつもりはない。--> |
− | : | + | : 一方で姿隠しを見破られているのに不気味な人影の姿で美沙夜の前に現れ、彼女に透明で冷ややかな氷のようだと思わせている。また姿を現した後も、美沙夜は彼と話していると偶に「気圧されている」と感じる時があった。 |
− | : | + | : 美沙夜が出会った当初に覚えた不安は正しく、清廉ではあるが彼もまた「魔術師」の一人であり、根源への到達には手段を選ばない、玲瓏館を裏切って愛歌の元に付き、美沙夜を彼女に売って遠距離から呪詛を掛けられるよう細工を行っていた。 |
− | + | : 非道を重ねてまでなんとしても根源に辿り着こうとした理由は「遍く人々の安寧」の為であり、ただ愛し子を救いたいというだけである。<!--彼が突然、曲げるつもりのない信条の全てを捨て去って非道に堕ちてしまったのは、目指す根源そのものと接続した人物と出会った為。-->それだけに愛歌がビーストを用いて人理定礎の破壊を目論んだ際は愕然としていた。 | |
+ | : 聖杯にかける願いは「根源からの到達」を目的としていたが、『Grand Order』では贖罪を求めていた。しかしそういった人間性から、ギャグ時空では「よかれと思って」行動した結果、思わぬところで騒動の種をばら撒いてしまうことも。 | ||
+ | : | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
: 伝説的な錬金術師にして、「土」「水」「火」「風」「空」の五つの属性を併せ持つアベレージ・ワンの魔術師。宝石魔術を操る。 | : 伝説的な錬金術師にして、「土」「水」「火」「風」「空」の五つの属性を併せ持つアベレージ・ワンの魔術師。宝石魔術を操る。 | ||
− | : 五大元素を使用した遠距離魔術攻撃を通常は使用する。魔術師使用時、使用する元素に対応した大きな宝石のような形をしたエレメンタルがパラケルススの周囲に浮かぶ。 | + | <!--: 五大元素を使用した遠距離魔術攻撃を通常は使用する。魔術師使用時、使用する元素に対応した大きな宝石のような形をしたエレメンタルがパラケルススの周囲に浮かぶ。--> |
: 玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、数十の結界と呪詛の罠、各方角に独立した防御機構として「エレメンタル」を一体ずつ配置し、気配遮断を持つ[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]や突破力に優れたバーサーカーの侵入すら阻む強固な陣を敷いている。平時は空中での神殿の警戒を行い、キャスター戦闘時にはこれらを使役して魔力供給と術の強化、支援などを行わせる。また魔力を込めた宝石やホムンクルス、三騎士の白兵攻撃にも対処できる金剛石の盾、エーテル塊の欠片など、短時間で高度な魔術品を製造できる。その道具作成スキルは「規格外」ランクであり、賢者の石(エリクシール)の精製すらも可能。 | : 玲瓏館邸を「神殿」に作り変え、数十の結界と呪詛の罠、各方角に独立した防御機構として「エレメンタル」を一体ずつ配置し、気配遮断を持つ[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]や突破力に優れたバーサーカーの侵入すら阻む強固な陣を敷いている。平時は空中での神殿の警戒を行い、キャスター戦闘時にはこれらを使役して魔力供給と術の強化、支援などを行わせる。また魔力を込めた宝石やホムンクルス、三騎士の白兵攻撃にも対処できる金剛石の盾、エーテル塊の欠片など、短時間で高度な魔術品を製造できる。その道具作成スキルは「規格外」ランクであり、賢者の石(エリクシール)の精製すらも可能。 | ||
: 「エレメンタル」はキャスターの作り出した五大属性の元素塊、各属性を凝縮した人工霊。魔力を蓄積するプールとして使用する事や、防御にも攻撃にも応用できるが、パラケルススは主に研究の素材や儀式魔術の触媒として用いる。 | : 「エレメンタル」はキャスターの作り出した五大属性の元素塊、各属性を凝縮した人工霊。魔力を蓄積するプールとして使用する事や、防御にも攻撃にも応用できるが、パラケルススは主に研究の素材や儀式魔術の触媒として用いる。 | ||
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! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | | rowspan=" | + | | rowspan="2"|[[キャスター]] || 玲瓏館の当主 || D || E || C || A || B || A+ || 陣地作成:?<br />道具作成:? || 高速詠唱:?|| style="text-align:left"|巻頭ステータス表の所持スキルは<br />「高速詠唱など」となっており、<br />これ以外にもスキルはあると思われる。 |
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|- | |- | ||
− | | [[ | + | | [[主人公 (Grand Order)]] || D || E || C || A || B || A+ || 陣地作成:A<br />道具作成:EX || 高速詠唱:A<br />エレメンタル:A+<br />賢者の石:A || style="text-align:left"| |
|} | |} | ||
== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
; 元素使いの魔剣(ソード・オブ・パラケルスス) | ; 元素使いの魔剣(ソード・オブ・パラケルスス) | ||
− | : ランク:A+<br />種別:対軍宝具<br />レンジ:1~99<br /> | + | : ランク:A+<br />種別:対軍宝具<!--<br />レンジ:1~99<br />最大補足:300人--> |
− | : | + | : 刀身の全てを超々高密度の“賢者の石”で構成された魔術礼装。パラケルススの魔剣であり、アゾット剣の原典。 |
− | : | + | : 宝具本来の効果は魔術の増幅・補助・強化だが、<!--この剣を用いて直接対象を攻撃するのではなく、-->刀身の魔力によって瞬時に儀式魔術を行使し、五つの元素を触媒に用いることで、一時的に神代の真エーテルを擬似構成し、放出する。 |
− | : 実体化する擬似的な真エーテル(偽) | + | : 実体化する擬似的な真エーテル(偽)はほんの僅かな一欠けらではあるものの、恐るべき威力で周囲を砕く。威力には自負があるものの、サーヴァント2騎以上をまとめて相手取って使用すべきと考えている。 |
− | : | + | :<!--更に、単純な破壊とは異なる真の機能を有している。--> この剣を構成している賢者の石はフォトニック結晶、霊子演算器としての能力を有しており、星の聖剣の斬撃すら取り込むが、セイバーの『約束された勝利の剣』によって手にした右腕ごと消えてしまった。 |
− | : | + | : 『Fate/Grand Order』では敵全体を攻撃し、攻撃力を3ターンの間低下させる効果になっている。 |
− | : | + | : Arts属性かつパラケルススが「高速詠唱」持ちなので連発を狙いやすいためか、似たような条件の『[[メディア|破戒すべき全ての符]]』のように他多数の宝具より威力が低く設定されている。宝具強化クエストが実装されているが、強化した上でもまだ低め。 |
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== 真名:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス == | == 真名:ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス == | ||
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:生前は「遍く人々を、愛し子を救うために成すべきことを成す」として、魔術師でありながらその研究成果を世間に広め、医療の発達に貢献し、人類史と魔術史の双方に名を残した。 | :生前は「遍く人々を、愛し子を救うために成すべきことを成す」として、魔術師でありながらその研究成果を世間に広め、医療の発達に貢献し、人類史と魔術史の双方に名を残した。 | ||
+ | <!-- | ||
:近現代に於いて錬金術として広く魔術師たちに伝えられている魔術基盤という意味では、それを世界に深く刻み付けた先達の一人という可能性はある。 | :近現代に於いて錬金術として広く魔術師たちに伝えられている魔術基盤という意味では、それを世界に深く刻み付けた先達の一人という可能性はある。 | ||
− | + | :[[時計塔]]に近しい人物であったものの、[[アトラス院]]や彷徨海とも例外的に交流を行い、互いの研究を発展させたという。 | |
− | :[[時計塔]]に近しい人物であったものの、[[アトラス院]] | + | :なぜ彼が歴史に名を残したかといえば、本来秘匿するべきであるはずの神秘の奥義を「人々へと広める」傾向があったのだ。 |
− | :再三に渡る時計塔からの制止を無視し、学説として魔術研究の一端を一般社会へ向けて発表し続け、最期は賢者の石を増産してばらまこうとしたところをそれを疎んだ他の魔術師の手によって粛清されてしまう。 | + | :再三に渡る時計塔からの制止を無視し、学説として魔術研究の一端を一般社会へ向けて発表し続け、最期は賢者の石を増産してばらまこうとしたところをそれを疎んだ他の魔術師の手によって粛清されてしまう。--> |
===関連=== | ===関連=== | ||
;四元素と三原質 | ;四元素と三原質 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | |||
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]] | ; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]] | ||
: キャスターのサーヴァントとして登場。 | : キャスターのサーヴァントとして登場。 | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
− | + | * 〔キャスター〕キャラクターデザイン:中原 / 設定作成:???<!--桜井光--> / レア度:☆3 | |
− | + | : 第四特異点解禁に伴い実装。 | |
− | |||
− | |||
− | : | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
=== 蒼銀のフラグメンツ === | === 蒼銀のフラグメンツ === | ||
− | ; | + | ; 美沙夜の父 |
: マスター。偉大なる先人として尊敬され、彼自身も一個の人間として敬愛さえ感じ友と認めていた。 | : マスター。偉大なる先人として尊敬され、彼自身も一個の人間として敬愛さえ感じ友と認めていた。 | ||
: しかし敵として出会った愛歌へと裏切り、後にライダー陣営と交わした同盟の契約を利用して謀殺する。 | : しかし敵として出会った愛歌へと裏切り、後にライダー陣営と交わした同盟の契約を利用して謀殺する。 | ||
; [[玲瓏館美沙夜]] | ; [[玲瓏館美沙夜]] | ||
− | : | + | : 自分の教えを受け取った数多の子らの裔。魔術師としての器を認め、信頼の証として真名を明かし、アゾット剣を贈る。 |
− | : | + | : だが根源接続者である愛歌への忠誠に比べればその感情も些末なもので、信頼を寄せていた彼女を裏切り愛歌が呪詛を仕込むのに協力する。 |
− | |||
; [[オジマンディアス|ライダー]] | ; [[オジマンディアス|ライダー]] | ||
: 同盟を結んだサーヴァント。 | : 同盟を結んだサーヴァント。 | ||
; [[沙条愛歌]] | ; [[沙条愛歌]] | ||
: 突然、空間転移で神殿内部に現れた少女。愛歌から「ペットはもう間に合っているから、友達になろう」と持ち掛けられ、彼女の特異性に強い興味を持つ。 | : 突然、空間転移で神殿内部に現れた少女。愛歌から「ペットはもう間に合っているから、友達になろう」と持ち掛けられ、彼女の特異性に強い興味を持つ。 | ||
− | : | + | : その後、彼女の異常とすら言える才能と器に敬服して、この世の万物を統べる絶対者と認めて彼女の元に付き美沙夜と己のマスターを売る。 |
; [[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]] | ; [[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]] | ||
− | : | + | : 愛歌のサーヴァント。美沙夜がバーサーカーから救われた際は純粋に「高潔な英霊」と呼んでいた。だが、愛歌と内通するようになってからは将来的にも彼の存在が邪魔になるため、「忌々しきセイバー」と呼んで嫌悪している。 |
: 愛歌の命令でライダーとの激闘で傷を負った彼の治療を行い、聖剣の輝きに興味を持つ。 | : 愛歌の命令でライダーとの激闘で傷を負った彼の治療を行い、聖剣の輝きに興味を持つ。 | ||
; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]] | ; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]] | ||
131行目: | 102行目: | ||
: ……なのだが、「触れられる相手なら誰でも良い」と考えて愛歌の本質を理解しない彼女に苛立ちを覚え、とある「贈り物」をプレゼントする。 | : ……なのだが、「触れられる相手なら誰でも良い」と考えて愛歌の本質を理解しない彼女に苛立ちを覚え、とある「贈り物」をプレゼントする。 | ||
; [[來野巽]] | ; [[來野巽]] | ||
− | : | + | : 死亡した彼を賢者の石で動く死体(リビングデッド)にし、アサシンに「贈り物」としてプレゼントしている。 |
=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
;[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]] | ;[[間桐臓硯|マキリ・ゾォルケン]] | ||
− | : | + | :第四章にて共に人理を焼却しようとした仲間。 |
− | : | + | <!--:生前からの知己でもあり、高潔で尊い思いを有した理想主義者の魔術師として尊敬していた。友だちになりたい相手。 |
− | :そのため、二十一世紀時点での彼を見た場合は同一人物だとは思わないし、思えないという。 | + | :そのため、二十一世紀時点での彼を見た場合は同一人物だとは思わないし、思えないという。--> |
;[[主人公 (Grand Order)]] | ;[[主人公 (Grand Order)]] | ||
− | : | + | :第四章で敵対した相手。 |
:後にサーヴァントとして召喚された際には、『蒼銀のフラグメンツ』の記憶もあるのか、後悔を抱きながらも友人になりたいと願う。 | :後にサーヴァントとして召喚された際には、『蒼銀のフラグメンツ』の記憶もあるのか、後悔を抱きながらも友人になりたいと願う。 | ||
;[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)]] | ;[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)]] | ||
− | : | + | :第四章にて彼女と共に行動し、主人公達と敵対する。 |
:彼女の本質を知った上でそれを哀れみつつも「彼らは貴方のおかあさんかもしれませんよ」と悪辣な嗾け方をする。 | :彼女の本質を知った上でそれを哀れみつつも「彼らは貴方のおかあさんかもしれませんよ」と悪辣な嗾け方をする。 | ||
;[[沖田総司]] | ;[[沖田総司]] | ||
:イベント『セイバーウォーズ』にてコンビを組んだ相手。 | :イベント『セイバーウォーズ』にてコンビを組んだ相手。 | ||
− | : | + | :いつも通り丁寧な対応だが、「人斬りしか能のない貴方にはこれしかない」と言ってることは容赦ない。 |
− | ;[[ | + | :言われた沖田の方も彼を森宗意軒と同じく「大義を建前とした鬼畜ド外道」と評している。 |
+ | ;[[ナーサリーライム]] | ||
:イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて、主人公を助けるついでに彼女の無垢なる願いも叶えようとする。 | :イベント『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて、主人公を助けるついでに彼女の無垢なる願いも叶えようとする。 | ||
− | : | + | :もっとも、「食べ過ぎると虫歯になる」という大切なことは伝えなかったのだが。(パラケルススは医者としても有名であり、虫歯についてもよく知っているはずである) |
;[[ガイウス・ユリウス・カエサル]] | ;[[ガイウス・ユリウス・カエサル]] | ||
:イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』にて、贋作を利用するべくタッグを組み、主人公達に内緒で贋作者に接触を試みる。 | :イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』にて、贋作を利用するべくタッグを組み、主人公達に内緒で贋作者に接触を試みる。 | ||
− | : | + | :この上なく胡散臭い組み合わせであるが、勿論互いに信頼などというものは無く、[[遠坂時臣|後ろからアゾる]]気満々であった。 |
;[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ;[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]] | ||
− | : | + | :イベント『二代目はオルタちゃん』にて、直接登場はしないが彼女に例によって例のごとく「良かれと思って」断酒薬を作成して渡したらしい。 |
− | : | + | :その結果[[牛若丸|へべれ]][[荊軻|け女子]][[マタ・ハリ|会ズ]]の恨みを買ってしまい、仕返しに襲撃されたようであるが。 |
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=== 生前 === | === 生前 === | ||
;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | ;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]] | ||
:生前の知己。魔術に対してさえ万能であったダ・ヴィンチを深く尊敬していたため、「友達になりたい」等とは畏れ多いと思っていた。 | :生前の知己。魔術に対してさえ万能であったダ・ヴィンチを深く尊敬していたため、「友達になりたい」等とは畏れ多いと思っていた。 | ||
− | : | + | :彼がいつから女性の体になったのかは覚えておらず、初めてあった際にどちらの体であったかも記憶にないという。--> |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
221行目: | 162行目: | ||
; 「こんなものが、我ら七騎の願いの果てか!」 | ; 「こんなものが、我ら七騎の願いの果てか!」 | ||
− | : 愛歌に[[ビースト (Prototype)|聖杯の真実]] | + | : 愛歌に[[ビースト (Prototype)|聖杯の真実]]を明かされて。想像を遥かに超える残酷な内容にその顔を驚愕で歪めた。己の心得違いを悟るも、気付くのが遅すぎた……。 |
+ | |||
; 「否。これが涙であるものか。人の尊厳を喰らう悪鬼は、涙など流さない」 | ; 「否。これが涙であるものか。人の尊厳を喰らう悪鬼は、涙など流さない」 | ||
: セイバーに泣いている事を指摘された際に。犯した大罪と拭えない後悔。それを隠し悪逆としてセイバーと対峙する。 | : セイバーに泣いている事を指摘された際に。犯した大罪と拭えない後悔。それを隠し悪逆としてセイバーと対峙する。 | ||
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=== Fate/Grand Order === | === Fate/Grand Order === | ||
− | + | ;「召喚により参上致しました。どうか、このパラケルススと友達になりましょう」 | |
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:召喚時。友好的な言葉だが、「友人」について上記のようなことを言っているため胡散臭いことこの上ない。「どうか」と言っているあたり、本人にも自覚はありそうだが。 | :召喚時。友好的な言葉だが、「友人」について上記のようなことを言っているため胡散臭いことこの上ない。「どうか」と言っているあたり、本人にも自覚はありそうだが。 | ||
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;「私が嫌う事……? ええ。裏切りは、許されぬ大逆です」 | ;「私が嫌う事……? ええ。裏切りは、許されぬ大逆です」 | ||
:マイルームでの発言。フラグメンツにおいても彼は美沙夜を裏切ったのだが――。 | :マイルームでの発言。フラグメンツにおいても彼は美沙夜を裏切ったのだが――。 | ||
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;「我が悪逆の行いを知った時……貴方は、私を許しはしないでしょうね」<br>「私は悪逆を成した者。故に……私は、許されてはならない。誰かと触れ合う事も……決して」<br>「美沙夜、貴方を裏切りながら、新たなマスターに仕える私を……貴方は……許さないでしょうね」 | ;「我が悪逆の行いを知った時……貴方は、私を許しはしないでしょうね」<br>「私は悪逆を成した者。故に……私は、許されてはならない。誰かと触れ合う事も……決して」<br>「美沙夜、貴方を裏切りながら、新たなマスターに仕える私を……貴方は……許さないでしょうね」 | ||
− | : | + | :絆レベル2、3、5の台詞。目的のために裏切った美沙夜に対する後ろめたさは多少あったようである。 |
− | + | ;「真なるエーテルを導かん――我が妄念、我が想いのかたち。――『<ruby><rb>元素使いの魔剣</rb><rt>ソード・オブ・パラケルスス</RT></RUBY>』」 | |
− | + | : 宝具開放。五大元素が渦巻き、精製された原初のエーテルが眼前の敵を破壊する。 | |
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;「もしもの時は……これをお飲みください……。古くから伝わる霊草で……、胃は守られます……」 | ;「もしもの時は……これをお飲みください……。古くから伝わる霊草で……、胃は守られます……」 | ||
− | :『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて。<ruby><rb>某料理下手</rb><rt>アイドル</rt></ruby>の作るチョコを食うであろう[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]] | + | :『チョコレート・レディの空騒ぎ』にて。<ruby><rb>某料理下手</rb><rt>アイドル</rt></ruby>の作るチョコを食うであろう[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して、かの[[ギルガメッシュ|英雄王]]の宝物庫にある「胃を整える霊草」を提供してくれた。無論、「飲めば味覚は完全に失われる」事も伝えた。 |
== メモ == | == メモ == | ||
263行目: | 183行目: | ||
**本名が長すぎるので、真名に略した名前が使われているのは[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]と同じ。 | **本名が長すぎるので、真名に略した名前が使われているのは[[ネロ・クラウディウス|ネロ]]や[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]と同じ。 | ||
*「パラケルスス」という通り名の由来に関する説は2つ存在し、「古代ローマの高名な医者・ケルススを凌ぐ」という意味を込めて自称した、または「ホーエンハイム」をラテン語化したと言われている。 | *「パラケルスス」という通り名の由来に関する説は2つ存在し、「古代ローマの高名な医者・ケルススを凌ぐ」という意味を込めて自称した、または「ホーエンハイム」をラテン語化したと言われている。 | ||
− | *『[[Fate/stay night]] | + | *『[[Fate/stay night]]』でも活躍したアイテムであるアゾット剣の本質的な意味での製作者にして所有者。 |
** 作中でも美沙夜にアゾット剣を渡すことで自身の真名を示唆している。 | ** 作中でも美沙夜にアゾット剣を渡すことで自身の真名を示唆している。 | ||
− | + | *「魔術師だが一般人にも有名」というTYPE-MOONの世界設定的には矛盾しかねない人物。と思いきや、魔術師でありながら世間に広く知識を広めたために他の魔術師に謀殺された、という解釈を取ることでその部分をクリアしている。 | |
− | *「魔術師だが一般人にも有名」というTYPE- | + | *意外なことに、「甘い物が大好物」という趣味を持つ。『Fate/Grand Order』2016年サマーイベントの礼装イラストでも怪しげなかき氷を嬉しそうに作っていた。 |
− | |||
− | * | ||
**なお史実では、砂糖についてノストラダムスと論争したことで知られている。砂糖の薬効を賞賛するノストラダムスに対し、「砂糖は分解すると塩と硫黄(文字通りの意味ではなく、錬金術的な意味での基本元素)になるから摂りすぎると血液と内臓を損なう」と主張したとされている。『Fate/Grand Order』2016年バレンタインイベントの言動を見るに、本人も甘い物の食べ過ぎで虫歯か肥満でもやらかしたのであろうか。 | **なお史実では、砂糖についてノストラダムスと論争したことで知られている。砂糖の薬効を賞賛するノストラダムスに対し、「砂糖は分解すると塩と硫黄(文字通りの意味ではなく、錬金術的な意味での基本元素)になるから摂りすぎると血液と内臓を損なう」と主張したとされている。『Fate/Grand Order』2016年バレンタインイベントの言動を見るに、本人も甘い物の食べ過ぎで虫歯か肥満でもやらかしたのであろうか。 | ||
*「根源の象徴である愛歌のためなら如何なる非道でも行う」という魔術師としての面と、「正義の何たるかを知り正しい判断ができる」という英雄としての面の二面性を持つ。そのためか、自分は愛歌に尽くすが、愛歌を誤解したり逆に肯定したりすると怒るという、「魂が捻くれた」性格である。 | *「根源の象徴である愛歌のためなら如何なる非道でも行う」という魔術師としての面と、「正義の何たるかを知り正しい判断ができる」という英雄としての面の二面性を持つ。そのためか、自分は愛歌に尽くすが、愛歌を誤解したり逆に肯定したりすると怒るという、「魂が捻くれた」性格である。 | ||
− | ** | + | ** 無論、れっきとした「魔術師」なので「根源への到達」と言う、キャスターとしては恐ろしくまともな目的を持つサーヴァント。尤も、その理由は「魔術師としては」二流だったりするが。 |
** 時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、登場した時から読者の間で不安は大きかった。その後美沙夜との交流で払拭されたかと思いきや、不安は最悪のカタチで的中した……。 | ** 時期が近い『[[Fate/Apocrypha]]』に登場した、同じく「キャスター」で生粋の魔術師だった[[アヴィケブロン]]があんな事をしでかしたので、登場した時から読者の間で不安は大きかった。その後美沙夜との交流で払拭されたかと思いきや、不安は最悪のカタチで的中した……。 | ||
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
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: TYPE-MOONのヴァン・ホーエンハイムは穏やかな紳士だが、史実のヴァン・ホーエンハイムはかなり傲慢でへそ曲がりな人物だったらしい。 | : TYPE-MOONのヴァン・ホーエンハイムは穏やかな紳士だが、史実のヴァン・ホーエンハイムはかなり傲慢でへそ曲がりな人物だったらしい。 | ||
: 自分に賛同しない学者達には「犬が後ろ足を上げるだけの価値も無い奴」と罵倒し、自分が「医学界のルター」と賞賛されると「私をあんな下らぬ異端者と一緒にするな」と言ったという。腐敗した医者と薬剤師の関係を暴露したり、既得権益にしがみつく人々を批判した彼の態度は血気盛んな学生達をひきつけ、市民の中にも支持者がいたが、この周りに毒を吐きまくる性格で度々裁判沙汰を引き起こし、敵も非常に多かったという。 | : 自分に賛同しない学者達には「犬が後ろ足を上げるだけの価値も無い奴」と罵倒し、自分が「医学界のルター」と賞賛されると「私をあんな下らぬ異端者と一緒にするな」と言ったという。腐敗した医者と薬剤師の関係を暴露したり、既得権益にしがみつく人々を批判した彼の態度は血気盛んな学生達をひきつけ、市民の中にも支持者がいたが、この周りに毒を吐きまくる性格で度々裁判沙汰を引き起こし、敵も非常に多かったという。 | ||
− | : | + | : これらのことが示すように、彼も毎度お馴染み、'''英霊性格変更'''がされていると思われる。とはいえ、セイバーやアサシンへの対応を見る限りへそ曲がりな点は変わっていないようだが……。 |
: なお彼の弟子の1人オプリヌスは師について「'''学者としては天才、しかし人間としては三流'''」というコメントを書き残している。 | : なお彼の弟子の1人オプリヌスは師について「'''学者としては天才、しかし人間としては三流'''」というコメントを書き残している。 | ||
− | : | + | : フラグメンツにおいては自身の魂が捻じれもなお、愛歌によって[[ビースト]]の生贄にされた子供達と己の所業を悔いた為、「悪の魔法使いとしては」三流なのかもしれない。 |
; 「P」 | ; 「P」 | ||
− | : 『Fate/Grand | + | : 『Fate/Grand Order』第四章にて登場した際、コードネームとして頭文字の「P」を名乗って行動していた。2015年のエイプリルフール企画でも愛歌のマネージャー兼プロデューサーをしていたことや女性サーヴァントとコンビになることが多いことから、『THE iDOLM@STER』に倣って「P(プロデューサー)」「パラケルススP」「外道P」等の愛称?で呼ばれることも。 |
− | : もっとも、上記の愛歌以外の「プロデュース」は、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|根本的な欠点を指摘する為に外道極まりない行いをしたり]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|都合良く動かす為に人格を歪めるような唆し方をしたり]]、[[沖田総司|もっと直接的に欠点を言い立てたり]]、[[ | + | : もっとも、上記の愛歌以外の「プロデュース」は、[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|根本的な欠点を指摘する為に外道極まりない行いをしたり]]、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|都合良く動かす為に人格を歪めるような唆し方をしたり]]、[[沖田総司|もっと直接的に欠点を言い立てたり]]、[[ナーサリーライム|本人の為に言うべきことを黙っていたり]]とロクなことをしていない。 |
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== リンク == | == リンク == | ||
* [[登場人物]] | * [[登場人物]] | ||
* [[サーヴァント]] | * [[サーヴァント]] | ||
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{{DEFAULTSORT:うあん ほおえんはいむ はらけるすす}} | {{DEFAULTSORT:うあん ほおえんはいむ はらけるすす}} | ||
[[Category:登場人物あ行]] | [[Category:登場人物あ行]] | ||
− | [[category: | + | [[Category:Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]] |
+ | [[category:魔術師]] | ||
[[Category:キャスター]] | [[Category:キャスター]] | ||
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