「令呪」を編集中

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[聖杯]]からマスターに与えられる、自らの[[サーヴァント]]に対する3つの絶対命令権。聖杯に選ばれた証。サーヴァントを統べるべく与えられる聖痕。
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[[聖杯]]からマスターに与えられる、自らの[[サーヴァント]]に対する3つの絶対命令権。
  
[[聖杯戦争]]において英霊の座から英霊を招くにあたり、聖杯を求め現界するサーヴァントが、交換条件として背負わされるもの。<br>
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英霊の座から英霊を招くにあたり、聖杯を求め現界するサーヴァントが、交換条件として背負わされるもの。<br>
 
その一画一画が膨大な魔力を秘めた[[魔術]]の結晶であり、マスターの魔術回路と接続されることで命令権として機能する。<br>
 
その一画一画が膨大な魔力を秘めた[[魔術]]の結晶であり、マスターの魔術回路と接続されることで命令権として機能する。<br>
 
冬木の聖杯戦争の令呪は[[間桐臓硯]]が考案(第二次聖杯戦争から)。
 
冬木の聖杯戦争の令呪は[[間桐臓硯]]が考案(第二次聖杯戦争から)。
  
[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]では、聖杯そのものによって召喚された[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]が、各サーヴァントに対する令呪を2画所持している。これは完全にそれぞれのクラスに対する専用の物であり、ルーラーが特定の勢力に肩入れして中立性を損なうことを防ぐ安全弁となっている。<br>
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[[Fate/Apocrypha|聖杯大戦]]では、聖杯そのものによって召喚された[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]が、各サーヴァントに対する令呪を二画所持している。これは完全にそれぞれのクラスに対する専用の物であり、ルーラーが特定の勢力に肩入れして中立性を損なうことを防ぐ安全弁となっている。<br>
 
ルーラーはこの令呪を使用して聖杯戦争の正しい運営を妨げる要素に対して協力を要請したり、取引の材料として移譲したりといった目的に用いる。
 
ルーラーはこの令呪を使用して聖杯戦争の正しい運営を妨げる要素に対して協力を要請したり、取引の材料として移譲したりといった目的に用いる。
  
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基本的に令呪は右手に現れるが、左手に現れている[[主人公 (EXTRA)|主人公]]のように例外は存在する。<br>
 
基本的に令呪は右手に現れるが、左手に現れている[[主人公 (EXTRA)|主人公]]のように例外は存在する。<br>
 
地上の聖杯戦争に比べて令呪の重要性は大きく、令呪を保持していることが「本戦への参加権利」の保有と見なされている。<br>
 
地上の聖杯戦争に比べて令呪の重要性は大きく、令呪を保持していることが「本戦への参加権利」の保有と見なされている。<br>
ゆえに令呪を3画全て失った時点でマスターは参加権を剥奪され、ムーンセルによって強制的に消去される。そのため、使用できる令呪は実質的に2画までとなる。<br>
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ゆえに令呪を三画全て失った時点でマスターは参加権を剥奪され、ムーンセルによって強制的に消去される。そのため、使用できる令呪は実質的に二画までとなる。<br>
ただし僅かではあるが消去執行猶予が存在し、「令呪を失ってもサーヴァントが残っている」「その階層での対戦相手との戦いに勝利している」「次の階層での戦いが始まっていない(対戦相手の発表前である)」場合は消去が一時保留される。しかし保留条件があまりにも厳しい上に猶予期間も短い為、大抵の場合は3画全て失った時点で強制消去は免れないだろう。<br>
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ただし僅かではあるが消去執行猶予が存在し、「令呪を失ってもサーヴァントが残っている」「その階層での対戦相手との戦いに勝利している」「次の階層での戦いが始まっていない(対戦相手の発表前である)」場合は消去が一時保留される。しかし保留条件があまりにも厳しい上に猶予期間も短い為、大抵の場合は三画全て失った時点で強制消去は免れないだろう。<br>
 
なおこの仕組みは聖杯戦争中、ムーンセルの権限が適用される場所に限った規則であり、[[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]のようにムーンセルの目が届かないところにおいては、この規則は適用外にある。<br>
 
なおこの仕組みは聖杯戦争中、ムーンセルの権限が適用される場所に限った規則であり、[[Fate/EXTRA CCC|月の裏側]]のようにムーンセルの目が届かないところにおいては、この規則は適用外にある。<br>
 
この事から、令呪を失うと消去されると言うのは令呪そのものに備わった機能ではなく、ムーンセルの機能であることがわかる。
 
この事から、令呪を失うと消去されると言うのは令呪そのものに備わった機能ではなく、ムーンセルの機能であることがわかる。
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また令呪が身体に現れる位置も個人差があり、胸・うなじ・頬・掌・舌など完全にバラバラ。
 
また令呪が身体に現れる位置も個人差があり、胸・うなじ・頬・掌・舌など完全にバラバラ。
  
『[[Fate/Grand Order]]』では[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]最後のマスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に3画の令呪が与えられている。<br>
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『[[Fate/Grand Order]]』の『永久凍土帝国 アナスタシア』では、令呪の技術を流用して生み出された[[サーヴァント]]の“檻”が登場している。
こちらの令呪は聖杯戦争のそれと違い、サーヴァントに対する命令権はあるようだが、絶対と言えるほどの強制力は無い。[[女王メイヴ〔セイバー〕|水着メイヴ]]はバレンタインイベントで「カルデアの令呪にはあまり強制力はない」と発言しているが、一方でカルデア悪だくみ四天王の対策マニュアルには「マスターの令呪による封じ込めを推奨」という文言が存在する事が分かっている。<br>
 
このように聖杯戦争の令呪と比べて単純に効果の程度が低いものと言えるが、その代わり、カルデアの魔力リソースを用いて使った令呪を補充することができる。コミカライズ版『英霊剣豪七番勝負』や『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|Lostbelt No.6]]』での描写から、遠隔での補充は出来ずカルデア基地やストーム・ボーダーでのみ可能な模様。<br>
 
本作では他にも第2部5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』において天覧武者に選ばれた証、[[オーディール・コール]]奏章Ⅰ『[[虚数羅針内界 ペーパームーン]]』においてサーヴァントへの絶対命令権など、いくつかのシナリオにて存在が確認されている。
 
  
『[[Fate/Requiem]]』では全人類が心臓に聖杯を持ち、サーヴァントを従えることができるため、令呪も当然ながらありふれている。<br/>
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=== 令呪の効果 ===
画数はまちまちで、一画ずつ減っていくのではなく命令の内容次第でゲージのように減少してゆくが、使った分は大元の聖杯からの魔力供給で数日で回復する。<br/>
 
人々はサーヴァントとも関係が深いためか、命令や機能強化として令呪を使うことは少なく、もっぱら自分の魔力源として使っている。
 
 
 
== 効果 ==
 
 
令呪は「サーヴァントに対する絶対命令権」ではあるが、逆に言えばサーヴァントには「令呪以外の命令に従う義務」というものはない。<br>
 
令呪は「サーヴァントに対する絶対命令権」ではあるが、逆に言えばサーヴァントには「令呪以外の命令に従う義務」というものはない。<br>
 
ただし、サーヴァント自身にも聖杯を求める理由があり、マスターには令呪以外にも魔力供給や現代に現界するための寄り代といった役割があるため、共闘は聖杯戦争に参加するための必須条件となる。
 
ただし、サーヴァント自身にも聖杯を求める理由があり、マスターには令呪以外にも魔力供給や現代に現界するための寄り代といった役割があるため、共闘は聖杯戦争に参加するための必須条件となる。
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抵抗の実例としては『stay night』で[[メディア|キャスター]]がセイバーに下した絶対服従の令呪、『Zero』で[[衛宮切嗣]]が同じくセイバーに下した聖杯破壊の令呪が挙げられる。<br>
 
抵抗の実例としては『stay night』で[[メディア|キャスター]]がセイバーに下した絶対服従の令呪、『Zero』で[[衛宮切嗣]]が同じくセイバーに下した聖杯破壊の令呪が挙げられる。<br>
 
どちらにおいても、セイバーは1画目の命令に強い抵抗を示すも、重ねられた2画目の命令には屈してしている。<br>
 
どちらにおいても、セイバーは1画目の命令に強い抵抗を示すも、重ねられた2画目の命令には屈してしている。<br>
同じく『stay night』でセイバーが凛から聖杯破壊のために宝具を使う事を令呪で命じられている。この時は聖杯は既におぞましい形に変貌しており、セイバーは「聖杯を破壊すること」には抵抗していないが、この時凛は脱出を諦め自分を巻き添えにする形で宝具を使う事を命じたため、「凛を巻き添えにすること」を拒否して令呪に抵抗した。こちらは最終的には宝具を放ち聖杯を破壊したが、セイバーが抵抗している間にアーチャーの援護により凛の脱出が叶ったため、結果としてセイバーは抵抗し切った。<br>
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同じく『stay night』でセイバーが凛から聖杯破壊のために宝具を使う事を令呪で命じられたが、この時凛は脱出を諦め自分を巻き添えにする形で宝具を使う事を命じたため、セイバーはこれに抵抗した。こちらはアーチャーの援護により凛の脱出が叶ったため、結果としてセイバーは抵抗し切った。<br>
 
『Apocrypha』においても[[アストルフォ|黒のライダー]]の心情を現す文に「令呪も魔術の一種である以上、自身の対魔力スキルで弾く事も出来ようが」「仮令(たとえ)Aランクであっても逆らうのは一画が限度」「二画使用されれば、どんな命令にも従わなければならない」と言うものがある。<br>
 
『Apocrypha』においても[[アストルフォ|黒のライダー]]の心情を現す文に「令呪も魔術の一種である以上、自身の対魔力スキルで弾く事も出来ようが」「仮令(たとえ)Aランクであっても逆らうのは一画が限度」「二画使用されれば、どんな命令にも従わなければならない」と言うものがある。<br>
 
加えて、対魔力Aですら全身全霊をもって抵抗しても、命令を一時的に受け付けずに時間を稼ぐのが限界。戦闘中に咄嗟に使用された場合等には抵抗出来ない。
 
加えて、対魔力Aですら全身全霊をもって抵抗しても、命令を一時的に受け付けずに時間を稼ぐのが限界。戦闘中に咄嗟に使用された場合等には抵抗出来ない。
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逆に、令呪を使用するマスターが高い能力を持っている場合、本来令呪では通用しない命令を強制する事も可能となる。<br>
 
逆に、令呪を使用するマスターが高い能力を持っている場合、本来令呪では通用しない命令を強制する事も可能となる。<br>
 
『stay night』のプロローグでは、凛の令呪使用について「『絶対服従』と言う曖昧かつ長期にわたる命令は本来は無効であるはずだが『逆らうと能力が1ランク下がる』程度の強制力を感じている」と言うことを、令呪の対象者である[[エミヤ|アーチャー]]自身が丁寧に説明してくれる。
 
『stay night』のプロローグでは、凛の令呪使用について「『絶対服従』と言う曖昧かつ長期にわたる命令は本来は無効であるはずだが『逆らうと能力が1ランク下がる』程度の強制力を感じている」と言うことを、令呪の対象者である[[エミヤ|アーチャー]]自身が丁寧に説明してくれる。
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また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br>
 
また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br>
 
 
その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br>
 
その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br>
 
『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ]]では大英霊たる[[カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。
 
『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ]]では大英霊たる[[カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。
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「狂化C」の[[ランスロット|バーサーカー]]は、最も守りたくない「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を絶対に無視する」という命令を1画で遵守させられている。
 
「狂化C」の[[ランスロット|バーサーカー]]は、最も守りたくない「[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]を絶対に無視する」という命令を1画で遵守させられている。
  
内容が「明確であり瞬間的な命令」で合ったとしても、限度は存在する。例えば、もともと治癒スキルのないサーヴァントが瀕死の時に、“一瞬で傷を完治しろ”と命令した場合。傷をそのままにして“とりあえず動く”体として活動する。これは傷口を魔力の糸でしばっている状態である。もちろん、令呪の効力が尽きた途端、使用前以上のダメージがかかる。
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==== サーヴァント以外への使用 ====
傷が治るワケでもないので、活動中は痛みもあり、能力も低下する。所謂、一時的な“ゾンビ”状態である<ref group="出">「奈須きのこ一問一答」『コンプティーク 2007年12月号』</ref>。
 
 
 
=== 応用 ===
 
 
令呪はサーヴァントの使役に特化し、自由意志を蹂躙して命令を遂行させるほど強力な魔術である。<br>
 
令呪はサーヴァントの使役に特化し、自由意志を蹂躙して命令を遂行させるほど強力な魔術である。<br>
 
だが、逆にサーヴァントと接続されていない状態ではその方向性を失い、あらゆる魔術に利用できる「無色の魔力」として使用することが出来る。<br>
 
だが、逆にサーヴァントと接続されていない状態ではその方向性を失い、あらゆる魔術に利用できる「無色の魔力」として使用することが出来る。<br>
 
監督役の管理下にあるものや心霊医術で摘出した令呪がこれにあたり、綺礼はこれを使って[[魔術師]]として劣る自身を補っていた。
 
監督役の管理下にあるものや心霊医術で摘出した令呪がこれにあたり、綺礼はこれを使って[[魔術師]]として劣る自身を補っていた。
  
『Fate/Grand Order』のLostbelt No.1『[[永久凍土帝国 アナスタシア]]』では、令呪の技術を流用して生み出された[[サーヴァント]]の “檻” が登場している。<br>また、Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』では、令呪を模倣したモルガンと妖精たちを妖精國ブリテン経由で繋いでいる魔力バイパスの役割を持つ “妖精紋様” が登場している。
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=== 令呪の分配 ===
 
 
== 分配 ==
 
 
1回の[[聖杯戦争]]で計21画。聖杯戦争が近づくと、聖杯はマスター候補に痣にも見える令呪の兆しを与える。<br>
 
1回の[[聖杯戦争]]で計21画。聖杯戦争が近づくと、聖杯はマスター候補に痣にも見える令呪の兆しを与える。<br>
 
マスターの基準は魔術回路を持つ魔術師で、英霊を喚ぶに足る偉人、異端者であること。特に始まりの御三家は優遇される<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-聖杯戦争関係」『fate/complete material Ⅲ World material.』p.131</ref>。そうはいっても[[間桐鶴野]]に令呪の兆しは現れずじまいだった。<br>
 
マスターの基準は魔術回路を持つ魔術師で、英霊を喚ぶに足る偉人、異端者であること。特に始まりの御三家は優遇される<ref group="出">「奈須きのこ一問一答-聖杯戦争関係」『fate/complete material Ⅲ World material.』p.131</ref>。そうはいっても[[間桐鶴野]]に令呪の兆しは現れずじまいだった。<br>
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分配の開始は、聖杯に魔力が満ち、聖杯戦争の準備が整った証ともいえるものだが、早い者では開始の数年前から令呪の兆しを授かることもある。マスター候補がサーヴァントを召喚すると兆しは令呪3画に変わり、外見もタトゥーのように形のはっきりした物になる。
 
分配の開始は、聖杯に魔力が満ち、聖杯戦争の準備が整った証ともいえるものだが、早い者では開始の数年前から令呪の兆しを授かることもある。マスター候補がサーヴァントを召喚すると兆しは令呪3画に変わり、外見もタトゥーのように形のはっきりした物になる。
  
基本的には、聖杯のある都市に存在する魔術師に分配される。[[ウェイバー・ベルベット]]、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]、[[ギルガメッシュ|偽りのアーチャー]]の召喚者などは現地に到着してから令呪の兆しを獲得している。また[[衛宮切嗣]]は第四次の3年前に冬木市に下見に来ており、同年に令呪の兆しを得ている。その一方で[[言峰綺礼]]はイタリアに居ながら令呪の兆しが現れている。<br>
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基本的には、聖杯のある都市に存在する魔術師に分配される。[[ウェイバー・ベルベット]]、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]、[[ギルガメッシュ|偽のアーチャー]]の召喚者などは現地に到着してから令呪の兆しを獲得している。また[[衛宮切嗣]]は第四次の3年前に冬木市に下見に来ており、同年に令呪の兆しを得ている。その一方で[[言峰綺礼]]はイタリアに居ながら令呪の兆しが現れている。<br>
 
聖杯に「相応しい」者の数が7人に満たない場合、「格の劣る」マスターが選ばれ、無理にでも7人の枠は埋められる。この場合、サーヴァントを召喚した瞬間に令呪が与えられる。<br>
 
聖杯に「相応しい」者の数が7人に満たない場合、「格の劣る」マスターが選ばれ、無理にでも7人の枠は埋められる。この場合、サーヴァントを召喚した瞬間に令呪が与えられる。<br>
 
特に、第三次の影響を受けた以後は、聖杯そのものが歪んできている。
 
特に、第三次の影響を受けた以後は、聖杯そのものが歪んできている。
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月の聖杯戦争においては前述した通り、予選を突破したマスター128人に対して1人3画ずつ、計384画がムーンセルから分配される。
 
月の聖杯戦争においては前述した通り、予選を突破したマスター128人に対して1人3画ずつ、計384画がムーンセルから分配される。
  
『Fate/Grand Order』メインシナリオのうち、奏章Ⅰでの<ruby><rb>AI聖杯戦争</rb><rt>システム・グレイルウォー</rt></ruby>においては、ペーパームーン世界を正常稼働させる事が目的のため、令呪は各エリアのマスター5人に対して1画ずつ分配されている。
+
=== 再契約と令呪の再分配 ===
 
 
== 回収 ==
 
 
マスターが脱落した場合、令呪は大聖杯に回収される。脱落とはサーヴァントの喪失かマスターの死亡を持って成立し、令呪は腕から使用後の影すら残さず消え失せる。<br>
 
マスターが脱落した場合、令呪は大聖杯に回収される。脱落とはサーヴァントの喪失かマスターの死亡を持って成立し、令呪は腕から使用後の影すら残さず消え失せる。<br>
 
そして、マスターを失ったはぐれサーヴァントが出た場合には、また新たなマスターが発生する可能性がある。この時、大聖杯は既に回収した令呪を再分配する。ただし、大聖杯は以前マスターであった人物に優先的に令呪を割り振る性質がある。
 
そして、マスターを失ったはぐれサーヴァントが出た場合には、また新たなマスターが発生する可能性がある。この時、大聖杯は既に回収した令呪を再分配する。ただし、大聖杯は以前マスターであった人物に優先的に令呪を割り振る性質がある。
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月の聖杯戦争においてはマスターの脱落=死亡と同義であるため、再契約は基本的に起こり得ない。それに従い、死したマスターの令呪は回収・再分配されることなく消滅する。
 
月の聖杯戦争においてはマスターの脱落=死亡と同義であるため、再契約は基本的に起こり得ない。それに従い、死したマスターの令呪は回収・再分配されることなく消滅する。
  
== 移譲 ==
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=== 令呪の移譲 ===
 
戦略上の理由や、そもそも聖杯戦争への参加を拒むなど、何らかの理由でマスターであることを自ら放棄することは可能である。そのため、令呪はマスターの意思で他人に譲渡することができる。難しい手続きは必要なく、特にペナルティもない。
 
戦略上の理由や、そもそも聖杯戦争への参加を拒むなど、何らかの理由でマスターであることを自ら放棄することは可能である。そのため、令呪はマスターの意思で他人に譲渡することができる。難しい手続きは必要なく、特にペナルティもない。
  
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月の聖杯戦争では[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ|ユリウス]]が自身が暗殺したバーサーカーのマスターから令呪ごと腕を移植することで半ばゴースト化しつつも聖杯戦争敗北後の消滅を免れている。その際、サーヴァントであった[[李書文|アサシン]]はバーサーカーの特性が付与された二属性持ち(マルチクラス)の状態となっている。
 
月の聖杯戦争では[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ|ユリウス]]が自身が暗殺したバーサーカーのマスターから令呪ごと腕を移植することで半ばゴースト化しつつも聖杯戦争敗北後の消滅を免れている。その際、サーヴァントであった[[李書文|アサシン]]はバーサーカーの特性が付与された二属性持ち(マルチクラス)の状態となっている。
  
===偽臣の書===
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====偽臣の書====
 
[[令呪]]を1画消費して作られる、マスター権譲渡用の本。譲渡している間、本来のマスターから令呪は失われるが、魔力供給は続く。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に魔術を行使可能。<br>
 
[[令呪]]を1画消費して作られる、マスター権譲渡用の本。譲渡している間、本来のマスターから令呪は失われるが、魔力供給は続く。その魔力を利用することで、魔術回路を持たない者でも疑似的に魔術を行使可能。<br>
 
魔術的な契約用の本に令呪をかけて作られる。本ではなく、それに掛かった令呪がサーヴァントを縛り、令呪を除くマスターの権利を行使できる<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132">「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132</ref>。<br>
 
魔術的な契約用の本に令呪をかけて作られる。本ではなく、それに掛かった令呪がサーヴァントを縛り、令呪を除くマスターの権利を行使できる<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132">「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132</ref>。<br>
 
現時点では間桐家だけがこの方法を用いているが、『Fate/Zero』で衛宮切嗣が[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]が使っているのではないかと推測しており、家系独自の物では無い。
 
現時点では間桐家だけがこの方法を用いているが、『Fate/Zero』で衛宮切嗣が[[ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ]]が使っているのではないかと推測しており、家系独自の物では無い。
  
==大令呪==
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===大令呪===
<ruby><rb>大令呪</rb><rt>シリウスライト</rt></ruby>。[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって[[クリプター]]に与えられる特権。最大の力にして切り札。<br>
+
<ruby><rb>大令呪</rb><rt>シリウスライト</RT></RUBY>。[[クリプター]]に与えられる特権。世界そのものを塗り替えると言われている。<br>
世界そのものを塗り替えると言われている。『Fate/Grand Order』第2部第5章時点では[[カドック・ゼムルプス|カドック]]、[[オフェリア・ファムルソローネ|オフェリア]]、[[キリシュタリア・ヴォーダイム|キリシュタリア]]のものしか登場しておらず、使用したのはオフェリアとキリシュタリアだけなので具体的な効果は不明。<br>ただし、大令呪の解放は代償として術者の生命と引き換えで、いかなる手段をもってしてもその死を代替することはできない。治癒の霊薬を浴びる程に服用しても、回復機能に長じた礼装を使用しても無駄。原初のルーンすら無意味。[[ブリュンヒルデ]]の例外的な最大励起を用いればわずかな延命も叶うかもしれないが、出来たとしても精々数分程度で死は免れない。<br>
+
第二部第三章時点では[[カドック・ゼムルプス|カドック]]、[[オフェリア・ファムルソローネ|オフェリア]]のものしか登場しておらず使用したのはオフェリア一人だけなので具体的な効果は不明。<br>
なお、[[芥ヒナコ]]は最期まで使用していなかったが、6月24日放送の『Fate/Grand Order Spotlight Lostbelt No.3』にて、シナリオライターの虚淵氏のコメントから'''大令呪を右腕ごと切り離していた'''ことが発覚した。<br>
+
ただし、これを使用すると死ぬ。<br>
[[ベリル・ガット]]については、戦闘時大令呪どころか令呪自体使用する事もないまま終わってしまう。当初これについては主人公からマシュを奪う為の「切り札」として保持していたか、或いは本編が始まる時点でこのベリルは『モルガンに創られたクローン体』であった為、妖精國ブリテンの妖精達が所有する「妖精紋様」と同様に魔力パス程度の能力しかなく、大令呪そのものが使用できない状態だった…という二つの推察がなされていた。後に、本来なら取り込んだウッドワスの霊基を使ってブラックウルフ化した際'''自分自身に令呪を使う予定であった'''と判明。しかし、その展開はゲームの仕様の関係で没になってしまっていた。<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202107.html 竹箒日記 2021/7/28]</ref><br>そして『[[黄金樹海紀行ナウイ・ミクトラン]]』前編にて[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]の口から語られた大令呪の本質は『'''使用者の魔術回路を爆縮させることで通常の令呪の何十倍もの魔力を発生させ、規格外の命令を行使することが可能になるのと引き換えに使用者ごと特異点を消し飛ばす爆弾'''』であり、クリプター達がレイシフト先の特異点で失敗した時の保険であった。魔術回路が爆縮する以上、使用者は負荷に耐えきれず死亡するのだが、その前に使用者が死亡すれば爆弾としての効果は発揮されない。また、キリシュタリアとベリルには遠隔で大令呪を起動させる権限が与えられていた。
+
なお、[[芥ヒナコ]]は最期まで使用していなかったが、単純に使うのを忘れていたのか、そもそも与えられていなかったのかは不明である。
  
== 使用例 ==
+
=== 使用例 ===
=== 第五次聖杯戦争 ===
+
==== 第五次聖杯戦争 ====
 
;[[衛宮士郎]]
 
;[[衛宮士郎]]
 
:Fateルートでは1画目をライダーに学校3階の窓から蹴りだされた際セイバーを召喚するために使用。2画目をバーサーカー戦で宝具を解放しようとするセイバーを止めるために使用。3画目をセイバーの宝具を解放し聖杯を破壊するために使用。
 
:Fateルートでは1画目をライダーに学校3階の窓から蹴りだされた際セイバーを召喚するために使用。2画目をバーサーカー戦で宝具を解放しようとするセイバーを止めるために使用。3画目をセイバーの宝具を解放し聖杯を破壊するために使用。
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;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
 
:アーチャーへの1画目は絶対服従に使用。FateルートとHFルートでは2画目をセイバーに首を切り落とされる寸前のアーチャーを強制帰還させるために使用。UBWルートでは2画目をアーチャーに士郎への敵対を禁止させるために使用。
 
:アーチャーへの1画目は絶対服従に使用。FateルートとHFルートでは2画目をセイバーに首を切り落とされる寸前のアーチャーを強制帰還させるために使用。UBWルートでは2画目をアーチャーに士郎への敵対を禁止させるために使用。
:セイバーへの1画目は聖杯の泥へ走り込もうとするセイバーを止めるために使用。2・3画目をセイバーの宝具を解放し聖杯を破壊するために使用。
+
:セイバーへの1画目は聖杯の泥へ走り込もうとするセイバーを止めるために使用。
 
;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
:偽臣の書を1冊作成するごとに1画消費。HFルートではライダーに士郎を守らせるために1画使用。
+
:偽臣の書を1冊作成するごとに1画消費。HFルートでは士郎を守ることに1画使用。
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
:Fateルートでは狂化を本来のランクに戻すのに使用。UBWルートではバーサーカーに強制撤去を命じるも「天の鎖」で無効にされる。
 
:Fateルートでは狂化を本来のランクに戻すのに使用。UBWルートではバーサーカーに強制撤去を命じるも「天の鎖」で無効にされる。
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:『Fate/hollow ataraxia』にてアヴェンジャーに令呪で自分の左腕になるように命じる。
 
:『Fate/hollow ataraxia』にてアヴェンジャーに令呪で自分の左腕になるように命じる。
  
=== 第四次聖杯戦争 ===
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==== 第四次聖杯戦争 ====
 
;[[衛宮切嗣]]
 
;[[衛宮切嗣]]
 
:アイリスフィール救出にセイバーを瞬間移動させるため1画使用。「約束された勝利の剣」を聖杯破壊に使用させるために2画重ね掛ける。
 
:アイリスフィール救出にセイバーを瞬間移動させるため1画使用。「約束された勝利の剣」を聖杯破壊に使用させるために2画重ね掛ける。
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:アイリスフィールを拉致する際、狂化の影響で劣化していた「己が栄光の為でなく」を一時的に本来の性能まで回復させるために1画使用。また、「アイリスフィールを攫ってセイバーから逃亡せよ」という命令に1画使用。この後、綺礼から預託令呪を移譲され3画を回復。
 
:アイリスフィールを拉致する際、狂化の影響で劣化していた「己が栄光の為でなく」を一時的に本来の性能まで回復させるために1画使用。また、「アイリスフィールを攫ってセイバーから逃亡せよ」という命令に1画使用。この後、綺礼から預託令呪を移譲され3画を回復。
  
=== ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 ===
+
==== Fate/Apocrypha ====
;[[ドクター・ハートレス]]
 
:魔眼蒐集列車の内部に[[フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)|フェイカー]]を召喚するために1画使用。
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世]]
 
:エーデルフェルト家が第三次聖杯戦争で持ち帰っていた1画をルヴィアから譲り受け、神霊イスカンダルを退去させるために使用。
 
 
 
=== Fate/Apocrypha ===
 
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
:吸血鬼と化し暴走した[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]を止める為、[[ケイローン|黒のアーチャー]]と[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]、[[カルナ|赤のランサー]]・[[アタランテ|赤のアーチャー]]・[[アキレウス|赤のライダー]]の合計5騎に「黒のランサーの討伐」をそれぞれに1画ずつ消費して同時に命令。
 
:吸血鬼と化し暴走した[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]を止める為、[[ケイローン|黒のアーチャー]]と[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]、[[カルナ|赤のランサー]]・[[アタランテ|赤のアーチャー]]・[[アキレウス|赤のライダー]]の合計5騎に「黒のランサーの討伐」をそれぞれに1画ずつ消費して同時に命令。
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:1画目は赤のライダーに押される[[ジークフリート|黒のセイバー]]の姿に焦りを覚え、敵の不死性の正体を全く考慮せずに宝具の解放を強制するために使用。
 
:1画目は赤のライダーに押される[[ジークフリート|黒のセイバー]]の姿に焦りを覚え、敵の不死性の正体を全く考慮せずに宝具の解放を強制するために使用。
 
:その直後にこの愚挙を察知した[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]の命令を受け、2画目を「宝具解放命令の撤回」に消費することになる。
 
:その直後にこの愚挙を察知した[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア|ダーニック]]の命令を受け、2画目を「宝具解放命令の撤回」に消費することになる。
:その後黒のセイバーは己の意志で消滅。残った令呪1画は[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]に委譲され、捕縛した[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]の仮マスター権として戦線投入時に使われた。
+
:その後黒のセイバーは己の意志で消滅。残った令呪一画は[[アヴィケブロン|黒のキャスター]]に委譲され、捕縛した[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]の仮マスター権として戦線投入時に使われた。
  
 
;[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
 
;[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
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;[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]]
 
;[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]]
:[[アストルフォ|黒のライダー]]に「[[ジーク|愛する友]]を自らの手で殺害しろ」と命じるために1画使用。アニメ版ではさらに1画重ねて使用し、最後の1画も使おうとしたところで赤のセイバーに斬首された。
+
:[[アストルフォ|黒のライダー]]に「愛する友を自らの手で殺害しろ」と命じるために1画使用。
  
 
;[[六導玲霞]]
 
;[[六導玲霞]]
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:ルーラーの令呪行使への抵抗力を上げるため各サーヴァントに2画ずつ計10画、[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]に「私に関して悲劇を書くな」と命令するために1画、瀕死の赤のアサシンの魔術を強化するために1画を使用。
 
:ルーラーの令呪行使への抵抗力を上げるため各サーヴァントに2画ずつ計10画、[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]に「私に関して悲劇を書くな」と命令するために1画、瀕死の赤のアサシンの魔術を強化するために1画を使用。
  
=== Fate/strange Fake ===
+
==== Fate/strange Fake ====
 
;[[ジェスター・カルトゥーレ]]
 
;[[ジェスター・カルトゥーレ]]
 
:[[アサシン (Fake)|アサシン]]を出来るだけ遠くに飛ばすために1画使用。
 
:[[アサシン (Fake)|アサシン]]を出来るだけ遠くに飛ばすために1画使用。
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:召喚直後、[[ヘラクレス#真アーチャー|アーチャークラスのヘラクレス]]に対して「取り繕うな」「お前が見てきた人間達を思い出せ」「地上の衣(人の本質)を受け入れろ」で3画連続使用し、[[アルケイデス]]に変質させる。
 
:召喚直後、[[ヘラクレス#真アーチャー|アーチャークラスのヘラクレス]]に対して「取り繕うな」「お前が見てきた人間達を思い出せ」「地上の衣(人の本質)を受け入れろ」で3画連続使用し、[[アルケイデス]]に変質させる。
 
;[[フラット・エスカルドス]]
 
;[[フラット・エスカルドス]]
:1画目は[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]をアルケイデスから逃がすために使用。
+
:[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)]][[アルケイデス]]から逃がす為に1画使用。
:2画目は奪われたジャックの霊基の一部を用いてアルケイデスを内部から崩壊させる術式の後押しとして、令呪そのものの術式を組み替える形で使用。
 
;[[ヴェルナー・シザームンド]]
 
:[[ヒッポリュテ|真ライダー]]に対し、「地脈から龍の力を引き出して攻撃に乗せてアルケイデスにぶつけろ」で1画使用。
 
;[[ティーネ・チェルク]]
 
:アルケイデスとの戦闘で致命傷を負った[[ギルガメッシュ|アーチャー]]をホテルの魔術工房まで退避させるために1画、霊基が霧散しないよう無理矢理留めるためにさらに1画使用。
 
;[[繰丘椿]]
 
:誰にも迷惑をかけないために「みんなもとにもどして」「ずっとわたしをひとりぼっちにして」で2画使用。
 
;[[ハルリ・ボルザーク]]
 
:[[フワワ〔バーサーカー〕|真バーサーカー]]に対して「この森と神殿の、永遠の守護を!」で1画、「[[エルキドゥ|イシュタル女神の敵]]を全力で撃ち砕け」で1画使用。
 
;[[銀狼の合成獣]]
 
:[[エルキドゥ|ランサー]]と一時的に魔力パスを繋げていたティーネに令呪の魔力を流し込み、魔力回路を増強するために1画使用。
 
;[[ファルデウス・ディオランド]]
 
:[[ハサン・サッバーハ〔幽弋のハサン〕|真アサシン]]に対して「己の全てを費やして[[フィリア|西の森の災厄]]を屠れ」で1画使用。
 
;[[オーランド・リーヴ]]
 
:[[シグマ]]の弩弓を改造するために、1画で[[アレクサンドル・デュマ・ペール|デュマ]]の魔力を底上げる。
 
  
=== 月の聖杯戦争 ===
+
==== 月の聖杯戦争 ====
 
;[[主人公 (EXTRA)|主人公]]
 
;[[主人公 (EXTRA)|主人公]]
 
:スクリーンを通しての決戦場へ瞬間移動に1画。その後の選択肢次第では[[呂布奉先|バーサーカー]]の攻撃を受け止めるのにもう1画を使用する。
 
:スクリーンを通しての決戦場へ瞬間移動に1画。その後の選択肢次第では[[呂布奉先|バーサーカー]]の攻撃を受け止めるのにもう1画を使用する。
265行目: 230行目:
 
:月の裏側にて、敗北した[[ガウェイン|セイバー]]が[[BB]]に吸収されそうになるのを阻止する為、彼に聖杯戦争予選前までの時間軸に戻り自身との契約を破棄すべく「勅令」として3画重ねて使用した。
 
:月の裏側にて、敗北した[[ガウェイン|セイバー]]が[[BB]]に吸収されそうになるのを阻止する為、彼に聖杯戦争予選前までの時間軸に戻り自身との契約を破棄すべく「勅令」として3画重ねて使用した。
 
:『EXTRA』漫画版では「聖者の数字」を封じられたガウェインの力を補う為と、ガラティーンの最大出力の為に2画同時に使用した。
 
:『EXTRA』漫画版では「聖者の数字」を封じられたガウェインの力を補う為と、ガラティーンの最大出力の為に2画同時に使用した。
;[[紀伊イザヤ]]
 
:『Fate/EXTRA CCC FoxTail』で一回戦の[[鈴鹿御前]]との戦いで、[[カリギュラ]]に強制的に宝具を発動させるために使用。
 
;[[坂神一人]]
 
:『Fate/EXTRA CCC FoxTail』で二回戦の[[源頼光]]との戦いで、[[鈴鹿御前]]に強制的に第三宝具を発動させるために使用。
 
;[[岸浪ハクノ]]
 
:『Fate/EXTRA Last Encore』で[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]に対して、第二階層の[[ロビンフッド|アーチャー]]の狙撃を防がせるために1画、第三階層の[[ありす|「怪物」]]との戦闘で敏捷強化に1画使用。
 
  
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ===
+
==== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ====
 
;[[エルザ・西条]]
 
;[[エルザ・西条]]
 
:『流星一条』の底上げに3画全てを使用。
 
:『流星一条』の底上げに3画全てを使用。
278行目: 237行目:
 
:「全てのサーヴァントと前哨戦を行うこと」「最大の難敵と見なした相手の前で自作の霊薬を飲むこと」で1画ずつ使用。さらに追加で霊薬を飲ませる為に1画使用。
 
:「全てのサーヴァントと前哨戦を行うこと」「最大の難敵と見なした相手の前で自作の霊薬を飲むこと」で1画ずつ使用。さらに追加で霊薬を飲ませる為に1画使用。
  
=== Fate/Grand Order ===
+
==== Fate/Grand Order ====
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
:ゲームシステム上は、1画消費で任意の出撃中サーヴァント1人のHPまたはNPのどちらかを100%回復させる。
+
:冬木の聖杯戦争において臓硯が作り出した令呪とは効果が異なり、絶対的な命令権を持たない魔力リソースの結晶。いわば「ライト令呪」と呼べるものを与えられている。
:また、控えも含め全滅してしまった時、令呪3画をまとめて消費する事で、パーティー全てのサーヴァントをHP全回復&NP100%チャージの状態で復活させ、聖晶石を消費しないコンティニューとして使用することが可能。
+
:「優れた魔術師であれば、この令呪を利用してサーヴァントに呪いをかけることもできる」という程度の効果のもの。その代わり、こちらの令呪は'''カルデアのシステムにより1日1画ずつ回復することができる'''。
:令呪マークのクラススコアを解放している場合、該当クラスのサーヴァントに令呪を使用した際「自身の攻撃力をアップ(1ターン)&防御力をアップ(1ターン)」という解除不可の効果が付与されるようになる。
+
:ゲーム内ストーリー内においては、『冠位時間神殿 ソロモン』では令呪を込めた拳を[[ゲーティア|魔神王ゲーティア]]へと叩き込み、『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では[[殺生院キアラ (Grand_Order)|SE.RA.PHキアラ]]に特攻を仕掛けんとする[[メルトリリス]]のブーストとして令呪を使用(画数は不明)。それぞれビーストを瓦解させる最後の一手となった。『人智統合真国 シン』では[[スパルタクス]]を跳躍させる為に一画使用。
:ゲーム内ストーリー中においても使用する場面がある。なお、令呪の回復はカルデアに帰還するか専用の礼装で補充するかでないと不可能。
 
:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では令呪を込めた拳を[[ゲーティア|魔神王ゲーティア]]へと叩き込んだ。
 
:『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では[[ビーストⅢ/R|SE.RA.PHキアラ]]に『ヴァージンレイザー・パラディオン』で特攻を仕掛けんとする[[メルトリリス (Grand Order)|メルトリリス]]のブーストとして令呪を使用(画数は不明)。それぞれビーストを瓦解させる最後の一手となった。
 
:Lostbelt No.3『[[人智統合真国 シン]]』では[[スパルタクス]]を魔力のジェット噴射で上空に飛び上がらせる為に1画使用。皇帝の粛清を受けかけた村人達を守る為に主人公の令呪によって、隕石と化した万里の長城に対して体当たりし、自らの霊基が崩壊する程の大ダメージを出力に変換した宝具『極大逆境・疵獣咆吼』を発動し、落下してくる質量兵器と蒸発させた。
 
:Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』では、霊基崩壊寸前の[[超人オリオン|オリオン]]を一時的に回復させるために3画全てを使用。
 
:Lostbelt No.5『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』以降は、マシュのブラックバレル使用の都度1画ずつ使用している。
 
:『水着剣豪七色勝負』ではメカエリチャンに乗って飛んでいる刑部姫に対して、葛飾北斎を跳躍させて「二人に追いつけ」で1画使用。
 
:『イマジナリ・スクランブル』では拠点であるノーチラスに乗って移動していたため令呪の補給ができた事情もあるが他のイベントと比較しても使用が頻繁で、ピンチに陥ったネモ・プロフェッサーとネモ・マリーンを転移で救出する為に1画使用し、以降もマシュや刑部姫を[[水着サーヴァント|水着霊基]]に即座に変換する為に毎回1画使用している。また刑部姫の安全な帰還手段及び結界走査成功の見返りとして、彼女に<del>なんでもする券</del>令呪1画を好きなように使っていいという「逆令呪プレイ」の約束をした。
 
:第2部5.5章『[[地獄界曼荼羅 平安京]]』では現地にいた[[坂田金時]]に対して、「勝利を」で1画、[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]に一撃を叩き込ませるために2画を使用。なお、金時はサーヴァントではないため、純粋に魔力として使って金時を支援する為に使っている模様。
 
:Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』では、[[ケルヌンノス]]に対してブラックバレルを放つマシュに「マシュのすごいところを見せてやれ」で1画使用。
 
:『水怪クライシス』では、[[謎のアルターエゴ・Λ]]に宝具「大海嘯七罪悲歌」を全力で使用させるために3画全てを使用。
 
:『リリムハーロット』では3画全てを[[ソドムズビースト/ドラコー〔ビースト〕|ドラコー]]に対し使用。リリムハーロットでは「立て」で1画、ロンドンでは彼女をラダーに呼び寄せるために1画、彼女自身の深層世界では「生きろ」で1画使用。
 
:Lostbelt No.7『[[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン]]』ではミクトランパにて生き返る際、代償として[[テスカトリポカ]]に令呪(及びマスター権)を譲渡。その後はテスカトリポカが[[カマソッソ]]に令呪をさらに譲渡したため、カマソッソがオルタ化させたサーヴァントたちを倒す形で取り戻していった(マスター権に関しては、ミクトランパでの決戦後にテスカトリポカから返却された)。なおミクトランパの決戦時には、令呪が全て回復している。
 
: 『聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~』では、[[プトレマイオス]]に2画(1画目は別位相にいる「もう一人のプトレマイオス」の転移、2画目は第三宝具の発動)、[[テセウス]]に1画([[テュフォン|テュフォン・エフェメロス]]に宝具でとどめを刺すため)使用。
 
:奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』では「[[巌窟王 モンテ・クリスト|未練の巌窟王]]」を通して[[平景清]]を呼び込むのに1画、同じく未練の巌窟王を通しカルデアの[[ニトクリス〔オルタ〕]]を呼び込むのに1画、未練の巌窟王を通して[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]を現界させる際に1画使用。また物語終盤では令呪が青く光る描写があったが、これがどのような状態であり、どんな要因によるものかは不明。
 
:[[ドブルイニャ・ニキチッチ]]の[[幕間の物語]]では、[[ロクスタ]]と[[セタンタ]]に対しニキチッチの援護をさせる際に3画を使用。「令呪をもって命ずる」とは言っておらず、また使用後のエフェクト的に恐らく魔力リソースとして用いたものと思われる。
 
:[[バーソロミュー・ロバーツ]]のバレンタインシナリオにおいては、彼を花火にする際に令呪を使用(何画消費したのかは不明)。
 
:ドラコーのバレンタインシナリオにおいては化粧直しをしようとする彼女に対し、「令呪を以て命ずる。そのままで」を選択するとその命令に1画使用。
 
 
:ドラマCD版ではセイバーオルタに向けてマシュを移動させるために1画使用。
 
:ドラマCD版ではセイバーオルタに向けてマシュを移動させるために1画使用。
 
:アニメ『First Order』では同じくセイバーオルタ戦でマシュへの応援に1画使用。
 
:アニメ『First Order』では同じくセイバーオルタ戦でマシュへの応援に1画使用。
:漫画『Fate/Grand Order -turas réalta-』では第一特異点にて、[[ジークフリート]]の全力での宝具解放に1画使用。第三特異点では瀕死の[[アステリオス]]に「みんなを守って」で1画使用。第五特異点では[[ヘクトール]]に同様に「みんなを守って」で1画使用。
+
:漫画版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では第一特異点にて、[[ジークフリート]]の全力での宝具解放に1画使用。
:漫画版『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ アガルタの女』では[[ヘラクレス・メガロス|メガロス]]の足止めを試みる[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]に対して「全力で戦ってくれ」で1画、[[フェニクス]]と対峙する[[アストルフォ]]に対して「フェニクスを倒せ」で1画、[[フェルグス・マック・ロイ|フェルグス]]に最期の宝具を使用させるために「君の心のままに」で1画使用。
+
:なお、主人公は'''束縛目的で令呪を使った事がない'''。メインストーリーでもイベントでもサーヴァントの意志を無視する形での命令を下したシーンはは無いが、『悪巧み四天王対策マニュアル』によると主人公の令呪で強制的に封じ込める事が含まれている。これが実行されたことがあるのかは不明。
:漫画版『禁忌降臨庭園 セイレム』では[[マタ・ハリ]]の宝具連続使用のため1画使用。
+
:ゲームシステム上の用途としては、1画消費で任意の出撃中サーヴァント1人のHPまたはNPのどちらかを100%回復させる。また、控えも含め全滅してしまった時、令呪3画をまとめて消費する事で、6騎全てのサーヴァントをHP全回復&NP100%チャージの状態で復活させ、聖晶石を消費しないコンティニューとして使用することが可能。
 
 
;[[エドワード・ティーチ]]
 
:漫画『Fate/Grand Order -turas réalta-』の第三特異点では[[アン・ボニー&メアリー・リード|メアリー]]に対して、[[フランシス・ドレイク|ドレイク]]からの致命の一撃への盾にするために1画使用。
 
  
 
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
 
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
317行目: 255行目:
  
 
;[[カドック・ゼムルプス]]
 
;[[カドック・ゼムルプス]]
:[[主人公 (Grand Order)|主人公]]との決戦時に、[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ|アナスタシア]]への命令に全て使用。
+
:[[主人公 (Grand Order)|主人公]]との決戦に、[[アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ]]への命令に全て使用。
:1画目は「敵を凍えさせろ」で、通常攻撃でスタンを付与する状態(1ターン、3回)を付与。
+
:1画目は「敵を凍えさせろ」で、通常攻撃でスタンを付与する状態<ref group = "注">1ターン、3回</ref>を付与。
 
:2画目は「宝具を開放せよ」で、アナスタシアのチャージゲージを最大にする。
 
:2画目は「宝具を開放せよ」で、アナスタシアのチャージゲージを最大にする。
:3画目は「皇帝になれ」で、アナスタシアにガッツ(1回)を付与(強化解除無効)。
+
:3画目は「皇帝になれ」で、アナスタシアにガッツ<ref group = "注">1回・全快</ref>を付与(強化解除無効)。
  
 
;[[オフェリア・ファムルソローネ]]
 
;[[オフェリア・ファムルソローネ]]
:1画目は[[スルト|異聞帯のセイバー]]の召喚直後に「自害の禁止」に使用。
+
:1画目は[[スルト|異聞帯のセイバ-]]の召喚直後に「自害の禁止」に使用。
 
:残りの2画は[[主人公 (Grand Order)|主人公]]との戦闘時の命令に使用。
 
:残りの2画は[[主人公 (Grand Order)|主人公]]との戦闘時の命令に使用。
:2画目は「打ち砕け」で、セイバーのクリティカル発生率をアップ(3ターン)させる。
+
:2画目は「打ち砕け」で、セイバーのクリティカル発生率をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>させる。
 
:3画目は「禍を引き起こせ」で、セイバーのチャージゲージを最大にする。
 
:3画目は「禍を引き起こせ」で、セイバーのチャージゲージを最大にする。
:その後、大令呪を使用してスルトに立ち向かうシグルドの強化を施し、まもなく死亡。
 
  
 
;[[芥ヒナコ]]
 
;[[芥ヒナコ]]
 
:1画目は「宝具を使用しろ」で[[蘭陵王]]のチャージゲージを最大にして宝具を使用させた。
 
:1画目は「宝具を使用しろ」で[[蘭陵王]]のチャージゲージを最大にして宝具を使用させた。
 
:2画目は「[[項羽]]様を守れ」でターゲット集中状態にした。
 
:2画目は「[[項羽]]様を守れ」でターゲット集中状態にした。
:3画目は「立ち上がりなさい」で蘭陵王のHPを全回復。
+
:3画目は「立ち上がりなさい」で死亡状態から立ち上がらせた。
 
 
;[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]
 
:主人公との決戦時、[[アシュヴァッターマン]]への命令に全て使用。
 
:1画目は「力を取り戻して」で、攻撃力とバスターカードの性能を永続的にアップ。
 
:2画目は「[[空想樹]]を守って」で、ターゲット集中状態付与(5ターン)と攻撃力を永続的にアップ。
 
:3画目は「運命に怒って」で、攻撃力の永続的アップとチャージゲージを最大にした。
 
 
 
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]
 
:1画目は具体的な命令内容は不明だが、[[ディオスクロイ]]に粛清されかけた[[カイニス]]を救出するために使用。以後、残りの2画は未使用。
 
:大令呪を使用して、[[異星の神]]を追い払ってカルデアを逃した。使用後、下半身が欠損する重傷を負い死亡。
 
 
 
;[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]
 
:八将神として召喚した[[伊吹童子]]に対して、自分に身も心も服属させるために1画使用した模様。
 
:なお、直後に取り込まれた空想樹の中から草薙剣を貸してくれたので、規格外の神霊であることも考えるとどこまで通じていたのか怪しいものがある。
 
 
 
;[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]
 
:2部4章前の時系列にて、[[ORT〔亜種〕|ORT]]の安置所の前に立ちはだかったカマソッソを退けるために1画使用(具体的な内容は不明だが、テスカトリポカを召喚する前だったので彼への命令ではない)。
 
:2部7章では[[テスカトリポカ]]に権能を使用させるため、彼に指示されて1画使用。
 
:3画目は使用せずに、ORTに取り込まれて死亡。
 
:その後ミクトランパでは令呪が全回復し、こちらは全てテスカトリポカへの命令に使用。
 
:1画目は「真昼の太陽」で、永続かつ解除不可の必中状態を付与。
 
:2画目は「夜明けの太陽」で、永続かつ解除不可の無敵貫通状態を付与。
 
:3画目は「煙る鏡」で、永続かつ解除不可な通常攻撃への特殊耐性を付与。
 
:大令呪に関してはその本来の使用用途を把握していたが、使用することはなかった。
 
  
;[[カマソッソ]]
+
==== マンガで分かる!Fate/Grand Order ====
:テスカトリポカから主人公の令呪を譲渡される形で入手し、行使していた。
 
:[[キングプロテア]]、[[紅閻魔]]、[[エレシュキガル]]を異霊化させるためそれぞれに対し1画ずつ使用。
 
 
 
;[[アーユス]]
 
:「やっちゃえ私の馬鹿兄貴!」で[[ビーマ|ランサー]]と交戦中の[[ドゥリーヨダナ|バーサーカー]]に対して一画使用。
 
 
 
;[[マキリ・ゾォルケン (AI)]]
 
:[[ライノール・グシオン (AI)|ライノール]]から分捕った[[高長恭|ライダー]]に対して「蟲を受け入れろ」で一画使用。
 
 
 
;[[サクラ]]
 
:[[メドゥーサ〔セイバー〕|セイバー]]に対して「私たちの居場所を守って」で一画使用。
 
 
 
;[[セレシェイラ・エルロン|セレシェイラ]]
 
:[[ドゥルガー|アーチャー]]と交戦中の[[ビーマ|ランサー]]を強化するために追加でもらった分を含めて二画使用。
 
 
 
=== マンガで分かる!Fate/Grand Order ===
 
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
:「宝具を使え」で1画使用。マジックペンで書いたような怪しげな令呪だが、効果はきちんとあった模様。
 
:「宝具を使え」で1画使用。マジックペンで書いたような怪しげな令呪だが、効果はきちんとあった模様。
 
+
====もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order ====
===もっとマンガで分かる!Fate/Grand Order ===
 
 
;[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]](リヨぐだ子)
 
;[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]](リヨぐだ子)
 
:「人類の未来のために」で1画使用。ジャンヌに据え置き型家庭用ゲーム機を破壊させた。
 
:「人類の未来のために」で1画使用。ジャンヌに据え置き型家庭用ゲーム機を破壊させた。
385行目: 281行目:
 
:「知られざる秘密」で1画使用。絵文字のような適当な形をしているが、ちゃんと機能していた。
 
:「知られざる秘密」で1画使用。絵文字のような適当な形をしているが、ちゃんと機能していた。
  
===ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order ===
+
====ますますマンガで分かる!Fate/Grand Order ====
 
;[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]](リヨぐだ男)
 
;[[主人公 (マンガで分かる!FGO)]](リヨぐだ男)
 
:「無駄遣い」で2画使用。「[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]は生えている」という卑猥な命令だったため「やめたまええ!!」とダ・ヴィンチちゃんに怒られてしまった。
 
:「無駄遣い」で2画使用。「[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]は生えている」という卑猥な命令だったため「やめたまええ!!」とダ・ヴィンチちゃんに怒られてしまった。
  
===Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない===
+
==== 帝都聖杯奇譚 ====
;[[主人公 (Grand Order)|主人公]]
 
:第44話にて、[[パーシヴァル]]に「ごはんの量抑えて!!」で1画、[[オリオン]]に対し「ヨソの女子にちょっかい出さない!!」で1画、[[マルタ]]に対し「落ち着いて下さい」で1画使用。
 
:第45話では[[アシュヴァッターマン]]に対して「そんなに怒らない!!」で1画使用している。
 
:『Grand Order』本編では絶対と言えるほどの強制力は無いとのことだが、<del>ギャグ漫画であるためか</del>この作品では強い強制力を持っており、パーシヴァルがギリギリ抗えないレベルであった。
 
 
 
=== Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 ===
 
 
;[[琥珀]]
 
;[[琥珀]]
 
:「[[岡田以蔵|あのクソ野郎]]をやっつけてくださいまし!」で1画使用。結果、無抵抗状態だった桜セイバーが臨戦状態で一瞬で背後に転移した。また、[[織田信長|魔人アーチャー]]との対決中に2画纏めて使用。三千世界を叩き込もうとした隙をついて目の前まで瞬時に移動し、あと一歩のところまで追い詰めた。
 
:「[[岡田以蔵|あのクソ野郎]]をやっつけてくださいまし!」で1画使用。結果、無抵抗状態だった桜セイバーが臨戦状態で一瞬で背後に転移した。また、[[織田信長|魔人アーチャー]]との対決中に2画纏めて使用。三千世界を叩き込もうとした隙をついて目の前まで瞬時に移動し、あと一歩のところまで追い詰めた。
 
;[[レイター少佐]]
 
;[[レイター少佐]]
:坂本龍馬に変装したアサシンを本物の[[坂本龍馬]]が現れたことで撤退させる為に1画使用。
+
:坂本龍馬に変装したアサシンを本物の坂本龍馬が現れたことで撤退させる為に1画使用。
 
;[[カレン・オルテンシア|言峰花蓮]]
 
;[[カレン・オルテンシア|言峰花蓮]]
 
:アサシンに人質に取られた際、「自分に構わず攻撃しろ」で1画使用。ただし「筋が通らない」とランサーには耐えられた。
 
:アサシンに人質に取られた際、「自分に構わず攻撃しろ」で1画使用。ただし「筋が通らない」とランサーには耐えられた。
405行目: 295行目:
 
:最終決戦にて、致命傷を負ったアーチャーからの「自分を動けるようにしろ」との要請に応える為に残っていた分全部使用。
 
:最終決戦にて、致命傷を負ったアーチャーからの「自分を動けるようにしろ」との要請に応える為に残っていた分全部使用。
  
=== 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline ===
+
=== 令呪の形状 ===
;[[赤城奏丈]]
+
令呪は聖杯がマスターの魔術回路に魔力を流し込んで作成される。このため、令呪の形状はマスターの魔術回路の特性に依存する。<br>
:上記の琥珀同様、「[[岡田以蔵|あいつ]]をやっつけてくれ!」で1画使用。
 
;レイター少佐
 
:上記のコハエース版と少し異なり、セイバーとの戦いが長引きそうだったため強制的に撤退させるために1画使用。
 
 
 
=== Fate/Requiem ===
 
;[[宇津見エリセ]]
 
:アメミットとの戦闘に際して、「この私の“枝”に抗え」で1画、「全力で上昇せよ」で1画を使用。
 
 
 
=== Fate/Samurai Remnant ===
 
;[[宮本伊織]]
 
:[[ジャンヌ・ダルク (Samurai Remnant)|ランサー]]との初戦にて、宝具使用を禁止することに偶然1画使用。
 
:[[甲賀三郎|アサシン]]の召喚した大おろちに対して宝具を許可するために1画使用。
 
:「復讐の焔」ルートでは盈月の怪異に対して、「一条の光」ルートでは八十禍津日神に対して「盈月を壊せ」で最後の1画を使用。
 
:「可惜夜に希う」ルートでは3画目は使用せずに死亡。
 
;[[鄭成功]]
 
:[[周瑜|アーチャー]]の『赤壁戦禍・揺籃獄』を[[サムソン|逸れのバーサーカー]]に対して使用するためのブーストとして1画使用。
 
:土御門の術によってアーチャーが暴走した際に、再度契約するために使用しようとするも、諭されて中止する。
 
:「一条の光」ルートでは回復した令呪3画すべてを、[[稗田阿礼|キャスター]]の宝具を使用するためのブーストとして使用。
 
;[[地右衛門]]
 
:[[木曽義仲|逸れのセイバー]]との戦闘で、ランサーに『堕天・灼熱異邦』の使用を強制するために1画使用。
 
:「復讐の焔」ルートでは、寛永寺でのセイバーとの戦闘でランサーを強化するために1画、ランサーに対して「贄となれ」で最後の1画を使用。
 
:「可惜夜に希う」ルートでは令呪を用いて自身を起点に『紅蓮の聖女』を使用し、キャスターを道連れにした。
 
;[[由井正雪]]
 
:本性を現した[[丑御前〔ライダー〕|ライダー]]に対して、命令に従い止まらせるために3画すべてを使用するも、効果はなかった。
 
;[[土御門泰広]]
 
:「復讐の焔」ルートで、寛永寺に逸れのサーヴァントらを転移するために1画使用したとみられる。
 
;[[ドロテア・コイエット]]
 
:アサシンに対して、「暴走した際にはドロテアを自動的に狙う」よう事前に1画使用。
 
:その後、アサシンが土御門の術を受け容れるのを止めるため、重ねて2画使用しようとするも気絶させられる。
 
;[[高尾太夫]]
 
:伊織との最後の立ち合いに際して、[[宮本武蔵 (Samurai Remnant)|バーサーカー]]に激励をこめて3画すべてを使用。
 
 
 
== 形状 ==
 
令呪は聖杯がマスターの魔術回路に魔力を流し込んで作成される。このため、令呪の形状はマスターの魔術回路の特性に依存する。
 
<ref group="出" name="『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.9">『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.9</ref><br>
 
 
一度決定されたら不変であり、他のマスターに奪われても形状は変わらない。
 
一度決定されたら不変であり、他のマスターに奪われても形状は変わらない。
  
452行目: 307行目:
 
なお、『stay night』『hollow ataraxia』ともども、タイトルロゴには主人公の令呪があしらわれている。
 
なお、『stay night』『hollow ataraxia』ともども、タイトルロゴには主人公の令呪があしらわれている。
  
=== 第五次聖杯戦争 ===
+
==== 第五次聖杯戦争 ====
 
;[[衛宮士郎]]
 
;[[衛宮士郎]]
 
:本編にイベント画あり。見た目の通り、剣を表す<ref group="出" name="『ゲーマガ』2007年2月号">『ゲーマガ』2007年2月号</ref>。
 
:本編にイベント画あり。見た目の通り、剣を表す<ref group="出" name="『ゲーマガ』2007年2月号">『ゲーマガ』2007年2月号</ref>。
461行目: 316行目:
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
:全身の魔術回路がそのまま令呪。普段は見えないが、魔力を生成すると令呪として起動し光る<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132" />。
 
:全身の魔術回路がそのまま令呪。普段は見えないが、魔力を生成すると令呪として起動し光る<ref group="出" name="「奈須きのこ一問一答-令呪関係」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.132" />。
:人間としての機能がないインダストリアルなものを表している<ref group="出" name="『ゲーマガ』2007年2月号" />。
 
 
;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]
 
;[[バゼット・フラガ・マクレミッツ]]
 
:『Fate/hollow ataraxia』でイベント画あり。ダブルセイバー型。
 
:『Fate/hollow ataraxia』でイベント画あり。ダブルセイバー型。
 
;[[メディア|キャスター]]
 
;[[メディア|キャスター]]
:『[[Fate/unlimited codes]]』にて判明<ref group="注">「PS2版『Fate/stay night [Realta Nua]』では士郎から奪った令呪として先に登場したが、後の移植版はなぜかPC版と同じく、士郎の形状に戻っている。</ref>。複雑な形状。あえて言うならアサシンの燕返しの剣の軌道か、ルールブレイカーが三又の短剣になったように見える。
+
:『[[Fate/unlimited codes]]』にて判明。複雑な形状。あえて言うならアサシンの燕返しの剣の軌道か、ルールブレイカーが三又の短剣になったように見える。
 
;[[アトラム・ガリアスタ]]
 
;[[アトラム・ガリアスタ]]
:TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』での本人の初登場に伴い令呪も初公開。真上から見た花を思わせる1画と、指の方に小さな鏃の1画、手首の方に花を覆う葉のように両端に広がる1画。
+
:TVアニメ版『Fate/stay night[UBW]』での本人の初登場に伴い令呪も初公開。真上から見た花を思わせる一画と、指の方に小さな鏃の一画、手首の方に花を覆う葉のように両端に広がる一画。
  
 
なお、『Fate/unlimited codes』では[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]の令呪も確認可能で、「フルール・ド・リス(百合紋)」に似ているが細部が異なるデザイン。
 
なお、『Fate/unlimited codes』では[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]の令呪も確認可能で、「フルール・ド・リス(百合紋)」に似ているが細部が異なるデザイン。
  
=== 第四次聖杯戦争 ===
+
==== 第四次聖杯戦争 ====
 
;[[衛宮切嗣]]
 
;[[衛宮切嗣]]
 
:先の尖ったラテン十字(逆十字として描かれることもある。意味が全く変わってしまうが、こちらの方が切嗣らしい?)。サーヴァントは同じだが、士郎の物とは全く違うデザイン。
 
:先の尖ったラテン十字(逆十字として描かれることもある。意味が全く変わってしまうが、こちらの方が切嗣らしい?)。サーヴァントは同じだが、士郎の物とは全く違うデザイン。
491行目: 345行目:
 
第四次聖杯戦争の全マスターの令呪は『Fate/Zero material』で公開されている。璃正の預託令呪はアニメ版にて初登場した。
 
第四次聖杯戦争の全マスターの令呪は『Fate/Zero material』で公開されている。璃正の預託令呪はアニメ版にて初登場した。
  
=== Fate/Apocrypha ===
+
==== Fate/Apocrypha ====
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
 
:背中に顕現。織天使の六枚の翼を思わせる形状。
 
:背中に顕現。織天使の六枚の翼を思わせる形状。
497行目: 351行目:
 
:竜告令呪というイレギュラーであるが記載。横から見た翼を広げた竜のような意匠。
 
:竜告令呪というイレギュラーであるが記載。横から見た翼を広げた竜のような意匠。
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
 
;[[ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア]]
:右手。指側の2画が三つに分かれた形の葉のようになっており、手首側の1画は四方八方に生えた串刺し杭か、玉座か、或いはマントを広げた吸血鬼のように見える。
+
:右手。指側の二画が三つに分かれた形の葉のようになっており、手首側の一画は四方八方に生えた串刺し杭か、玉座か、或いはマントを広げた吸血鬼のように見える。
:指側2画が三つ又の葉に見えるのは黒の陣営(ユグドミレニア)のマスター共通(イレギュラーである玲霞も含め)。
+
:指側二画が三つ又の葉に見えるのは黒の陣営(ユグドミレニア)のマスター共通(イレギュラーである玲霞も含め)。
 
;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]
 
;[[ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は黒のセイバーの剣のようになっている。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は黒のセイバーの剣のようになっている。
 
;[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
 
;[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は短い一本線。黒のバーサーカーの額の角の意匠か。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は短い一本線。黒のバーサーカーの額の角の意匠か。
 
;[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]]
 
;[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は縦長のひし形の両端から線が伸びた天秤のような形状。黒のライダーのヒポグリフを正面から見たような姿か、馬上槍の突撃姿勢のように見える。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は縦長のひし形の両端から線が伸びた天秤のような形状。黒のライダーのヒポグリフを正面から見たような姿か、馬上槍の突撃姿勢のように見える。
 
;[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
 
;[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は番えられた弓矢そのものの形状。黒のアーチャーの弓矢か。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は番えられた弓矢そのものの形状。黒のアーチャーの弓矢か。
 
;[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア]]
 
;[[ロシェ・フレイン・ユグドミレニア]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は四つの刃先が伸びた四角い車輪のような形状。黒のキャスターのゴーレム・ケテルマルクトの頭部か、その肩から伸びているリングのような意匠。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は四つの刃先が伸びた四角い車輪のような形状。黒のキャスターのゴーレム・ケテルマルクトの頭部か、その肩から伸びているリングのような意匠。
 
;[[六導玲霞]]
 
;[[六導玲霞]]
:右手。うち2画はダーニック項の通り。1画は楕円形の円に、両端が少し太い線で描かれたもの。黒のアサシンの連想的に、女性の子宮部位か。
+
:右手。うち二画はダーニック項の通り。一画は楕円形の円に、両端が少し太い線で描かれたもの。黒のアサシンの連想的に、女性の子宮部位か。
 
;[[獅子劫界離]]
 
;[[獅子劫界離]]
 
:右手。笑う髑髏(頭蓋骨)のような意匠。
 
:右手。笑う髑髏(頭蓋骨)のような意匠。
516行目: 370行目:
 
:[[セミラミス|アサシン]]のマスターとしての令呪は音楽記号の様なS字状の2画と、◆を縦に二つ連ねた1画。
 
:[[セミラミス|アサシン]]のマスターとしての令呪は音楽記号の様なS字状の2画と、◆を縦に二つ連ねた1画。
 
:他の赤のマスターから得たものは鎖骨に近い胸部に現れ、複雑な形状をしている。あえて表するなら[[言峰綺礼]]の規則性のない預託令呪に似たものが鳥の翼のように二つまとまりになったもの。
 
:他の赤のマスターから得たものは鎖骨に近い胸部に現れ、複雑な形状をしている。あえて表するなら[[言峰綺礼]]の規則性のない預託令呪に似たものが鳥の翼のように二つまとまりになったもの。
;[[フィーンド・ヴォル・センベルン]]
+
;フィーンド・ヴォル・センベルン
 
:右手。三対称の燃える炎のような意匠。赤のランサーの太陽の炎を思わせる。
 
:右手。三対称の燃える炎のような意匠。赤のランサーの太陽の炎を思わせる。
;[[ロットウェル・ベルジンスキー]]
+
;ロットウェル・ベルジンスキー
 
:右手。菱形に線が何か所か入った意匠。
 
:右手。菱形に線が何か所か入った意匠。
;[[キャビィク・ペンテル]]
+
;キャビィク・ペンテル
 
:右手。特に規則性がない。しいて言うなら赤のライダーの疾風のような模様。
 
:右手。特に規則性がない。しいて言うなら赤のライダーの疾風のような模様。
;[[デムライト・ペンテル]]
+
;デムライト・ペンテル
 
:右手。五方向へ湾曲した牛の角のような模様が縁で伸びて周囲を円型に包んでいる。
 
:右手。五方向へ湾曲した牛の角のような模様が縁で伸びて周囲を円型に包んでいる。
;[[ジーン・ラム]]
+
;ジーン・ラム
 
:右手。規則性が感じられない。インクの染みが紙の上で濡れて滲んだような模様。
 
:右手。規則性が感じられない。インクの染みが紙の上で濡れて滲んだような模様。
  
=== Fate/strange Fake ===
+
==== Fate/strange Fake ====
 
;[[ティーネ・チェルク]]
 
;[[ティーネ・チェルク]]
 
:右手の甲。最初に[[ギルガメッシュ]]を召喚した魔術師から奪い取ったそのままの形状。三日月形と円と縦に長い三角形で構成され、遠坂家の令呪と少しシルエットが似ている。
 
:右手の甲。最初に[[ギルガメッシュ]]を召喚した魔術師から奪い取ったそのままの形状。三日月形と円と縦に長い三角形で構成され、遠坂家の令呪と少しシルエットが似ている。
538行目: 392行目:
 
;[[繰丘椿]]
 
;[[繰丘椿]]
 
:右手の甲。椿の花を横から見た図を意匠化したようでもある。
 
:右手の甲。椿の花を横から見た図を意匠化したようでもある。
;[[銀狼の合成獣]]
+
;銀色の合成獣
 
:左頸部。狼の横顔を意匠化したトライバルパターンにも見える。
 
:左頸部。狼の横顔を意匠化したトライバルパターンにも見える。
;[[バズディロット・コーデリオン]]
 
:漫画版で斜めに描いた炎らしき形状。
 
 
;[[沙条綾香|プレイヤー]]
 
;[[沙条綾香|プレイヤー]]
 
:両手、両肩、背中。5つ全て同じ形状であるらしい。
 
:両手、両肩、背中。5つ全て同じ形状であるらしい。
547行目: 399行目:
 
プレイヤー以外の令呪は漫画版1巻で確認できる。
 
プレイヤー以外の令呪は漫画版1巻で確認できる。
  
=== 月の聖杯戦争 ===
+
==== 月の聖杯戦争 ====
 
;[[主人公 (EXTRA)|主人公]]
 
;[[主人公 (EXTRA)|主人公]]
 
:本編でイベント画あり。複雑な形をしている。
 
:本編でイベント画あり。複雑な形をしている。
575行目: 427行目:
 
;[[殺生院キアラ]]
 
;[[殺生院キアラ]]
 
:生え茂る植物を象ったかのような、左右対称の図柄。
 
:生え茂る植物を象ったかのような、左右対称の図柄。
;[[岸浪ハクノ]]
+
 
:基本の形状は、主人公の令呪を一部欠き左右対称でなく点対称にした図形。
 
 
主人公の令呪は作中のイベント画で判明している。またありすの令呪は令呪とはいわれていなかったがキャスターの宝具に登場している。<br>
 
主人公の令呪は作中のイベント画で判明している。またありすの令呪は令呪とはいわれていなかったがキャスターの宝具に登場している。<br>
それ以外のマスターについては長らく不明であったが、後に発売されたドラマCD『Sound Drama Fate/EXTRA』に付属したブックレットのキャラクター紹介欄にて、登場する各マスターの令呪デザインが公開された。後に『Fate/EXTRA material』で全員の令呪の形が公開された。<br>
+
それ以外のマスターについては長らく不明であったが、後に発売されたドラマCD『Sound Drama Fate/EXTRA』に付属したブックレットのキャラクター紹介欄にて、登場する各マスターの令呪デザインが公開された。後に『Fate/EXTRA material』で全員の令呪の形が公開された。
岸浪ハクノの令呪は、彼の正体を示すためか、場面に応じて異なる形状が映される場合がある。
 
  
=== Fate/Prototype ===
+
==== Fate/Prototype ====  
 
;[[沙条綾香]]
 
;[[沙条綾香]]
 
:マスター階梯:七位、翼数:1枚羽、天使階級:「権天使」、刻印位置:胸部中央
 
:マスター階梯:七位、翼数:1枚羽、天使階級:「権天使」、刻印位置:胸部中央
601行目: 451行目:
 
『Fate/Prototype』の全マスターの令呪形状は、『Fate/Prototype Tribute Phantasm』にて公開されている。
 
『Fate/Prototype』の全マスターの令呪形状は、『Fate/Prototype Tribute Phantasm』にて公開されている。
  
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ===
+
==== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ====  
 
;[[沙条愛歌]]
 
;[[沙条愛歌]]
 
:マスター階梯:一位、翼数:7枚羽、天使階級:「熾天使」、刻印位置:胸部中央
 
:マスター階梯:一位、翼数:7枚羽、天使階級:「熾天使」、刻印位置:胸部中央
 
;[[ナイジェル・セイワード]]
 
;[[ナイジェル・セイワード]]
 
:マスター階梯:二位、翼数:6枚羽、天使階級:「智天使」、刻印位置:右眼
 
:マスター階梯:二位、翼数:6枚羽、天使階級:「智天使」、刻印位置:右眼
;[[玲瓏館惟慧]]
+
;玲瓏館当主
 
:マスター階梯:三位、翼数:5枚羽、天使階級:「座天使」、刻印位置:不明
 
:マスター階梯:三位、翼数:5枚羽、天使階級:「座天使」、刻印位置:不明
 
;[[伊勢三玄莉]]
 
;[[伊勢三玄莉]]
612行目: 462行目:
 
;[[エルザ・西条]]
 
;[[エルザ・西条]]
 
:マスター階梯:五位、翼数:3枚羽、天使階級:「力天使」、刻印位置:右胸
 
:マスター階梯:五位、翼数:3枚羽、天使階級:「力天使」、刻印位置:右胸
;[[仁賀征爾]]
+
;仁賀征爾
:マスター階梯:六位、翼数:2枚羽、天使階級:「能天使」、刻印位置:左腕
+
:マスター階梯:六位、翼数:2枚羽、天使階級:「能天使」、刻印位置:不明
 
;[[來野巽]]
 
;[[來野巽]]
 
:マスター階梯:七位、翼数:1枚羽、天使階級:「権天使」、刻印位置:左肩
 
:マスター階梯:七位、翼数:1枚羽、天使階級:「権天使」、刻印位置:左肩
  
=== Fate/Grand Order ===
+
==== Fate/Grand Order ====
位置は基本的に右手の甲(一部のマスターは手袋により確認不可)
 
 
 
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
:流線型の盾か鏃を思わせる形状。男女で二画目の形状が異なる。男性主人公のデザインを手がけたのは近衛乙嗣氏で、女性主人公のデザインは御大(武内崇氏)が担当<ref group = "出">「[https://twitter.com/hagitcho/status/949975712500408322 近衛乙嗣Twitter2018年1月7日4:07]」</ref>。
+
:流線型の盾か鏃を思わせる形状。男女で形状が異なる。男性主人公のデザインを手がけたのは近衛乙嗣氏で、女性主人公のデザインは御大(武内崇氏)が担当<ref group = "出">「[https://twitter.com/hagitcho/status/949975712500408322 近衛乙嗣Twitter2018年1月7日4:07]」</ref>。
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
:『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』の夢の中のみ。翼の意匠を主とした左右対称の形状。主人公のものと若干の類似が見られる。
 
:『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』の夢の中のみ。翼の意匠を主とした左右対称の形状。主人公のものと若干の類似が見られる。
631行目: 479行目:
 
;[[芥ヒナコ]]
 
;[[芥ヒナコ]]
 
:複雑な左右対称の形状。
 
:複雑な左右対称の形状。
;[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]
+
<!-- ;[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]] -->
:蔦のような線によるハートに囲まれた唇。
+
<!-- :蔦のような線によるハートに囲まれた唇。 -->
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム ]]
+
<!-- ;[[キリシュタリア・ヴォーダイム ]] -->
:6方に突起を伸ばした円。星の輝きを想起させる形状。
+
<!-- :6方に突起を伸ばした円。星の輝きを想起させる形状。 -->
;[[ベリル・ガット]]
+
<!-- ;[[ベリル・ガット]] -->
:獣の横顔を荒く刻んだような形状。
+
<!-- :獣の横顔を荒く刻んだような形状。 -->
 
;[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]
 
;[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]
:羽か葉が、十字に刻まれ3つに分かたれた形状。
+
:全身イラストで確認可能。羽か葉が、十字に刻まれ3つに分かたれた形状。
;[[アーユス]]
 
:蓮の花弁と雫飾りが付いた三日月。
 
;[[セレシェイラ・エルロン|セレシェイラ]]
 
:横を向いたタツノオトシゴに似た形状。
 
;[[サクラ]]
 
:一筆書きの野菜のかぶ。
 
;[[マキリ・ゾォルケン (AI)|マキリ・ゾォルケン]]
 
:細い線二つと太い線の下を横線で結んだ形状。横から見ると漢字の『王』とも読める。
 
;[[ライノール・グシオン (AI)|ライノール・グシオン]]
 
:三日月を三つ葉型に組み合わせ、中央が星に似た形状。
 
 
 
=== 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline ===
 
;[[赤城奏丈]]
 
:砂時計のような形状。
 
;[[レイター少佐]]
 
:白百合の形状。
 
;[[真瓦津玲二]]
 
:三角に重なった3つの円。
 
;陸軍将校
 
:上下向かい合わせになった666。
 
;大佐
 
:翼を広げた悪魔。
 
;[[蘭蘭芳]]
 
:三つ並んだ丸眼鏡のような形状。
 
 
 
=== Fate/Requiem ===
 
画数の概念が無い為、形状もそれにとらわれないものになっている。
 
 
 
;[[宇津見エリセ]]
 
:左手の甲。さすまた状の線の接合部辺りに3枚の小さな葉、その上に5枚の細長い葉が折り重なったような形状。
 
:『Fate/Requiem 盤上遊戯黙示録』で本編に先駆けて全体デザインが公開された。
 
;[[真鶴チトセ]]
 
:ラテン十字の下部に斜めの線を横切らせた形状。これを両手両足の4か所に持つ。
 
;[[コハル・F・ライデンフロース]]
 
:山茶花の形状。
 
  
==メモ==
+
クリプターの令呪はオープニングムービーとPVで先行公開され、作中にも登場する。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

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