「妖精騎士ランスロット」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
+ | |||
{{サーヴァント概要 | {{サーヴァント概要 | ||
− | |タイトル = | + | |タイトル = 妖精騎士ランスロット |
− | | 真名 = | + | | 真名 = メリュジーヌ(妖精としての名)<br>アルビオン |
| 読み = | | 読み = | ||
− | | 外国語表記 = Tam Lin Lancelot | + | | 外国語表記 = Tam Lin Lancelot |
− | | 初登場作品 = | + | | 初登場作品 = |
| 声優 = 高野麻里佳 | | 声優 = 高野麻里佳 | ||
| 演者 = | | 演者 = | ||
10行目: | 11行目: | ||
| 身長 = 147cm | | 身長 = 147cm | ||
| 体重 = 20kg | | 体重 = 20kg | ||
− | | 誕生日 = 女王暦1600年 | + | | 誕生日 = 女王暦1600年(メリュジーヌとして) |
| 年齢 = | | 年齢 = | ||
| 血液型 = | | 血液型 = | ||
| 出典 = フランス妖精史、メリュジーヌ伝説 | | 出典 = フランス妖精史、メリュジーヌ伝説 | ||
− | | 地域 = | + | | 地域 = 暗い沼 |
| 属性 = 中立・悪 | | 属性 = 中立・悪 | ||
− | | | + | | 隠し属性 = 地 |
| 性別 = 雌型 | | 性別 = 雌型 | ||
| スリーサイズ = | | スリーサイズ = | ||
− | | 一人称 = 私、僕<ref group = "注"> | + | | 一人称 = 私、僕<ref group = "注">ブリテン異聞帯の関係者に関して話す時だけ、もしくは「妖精騎士」として話す時だけ。</ref> |
− | | 二人称 = | + | | 二人称 = 君またはキミ |
− | | 三人称 = | + | | 三人称 = 彼/彼女 |
| 異名 = | | 異名 = | ||
| 愛称 = | | 愛称 = | ||
32行目: | 33行目: | ||
| 弱点 = | | 弱点 = | ||
| デザイン = CHOCO | | デザイン = CHOCO | ||
− | | 設定作成 = | + | | 設定作成 = |
| レア度 = ☆5 | | レア度 = ☆5 | ||
}} | }} | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
+ | |||
「[[ランサー|槍兵]]」のサーヴァント。 | 「[[ランサー|槍兵]]」のサーヴァント。 | ||
; 略歴 | ; 略歴 | ||
− | :「[[Fate/Grand Order]] | + | :「[[Fate/Grand Order]]」Lostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で[[モルガン_(Grand Order)|女王モルガン]]から「[[ランスロット〔セイバー〕|湖の騎士]]」の名前を着名された騎士。妖精國ブリテンの殆どの住民は元の名を認識することが出来ない。 |
− | : | + | :モルガンを討ち取るために単身攻め込んだ[[千子村正]]をただ一人で圧倒した他、シェフィールドに侵攻して[[マシュ・キリエライト]]を退け、ボガードを倒す。 |
− | : | + | :主人公達とは妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへの護送で対面。その後一行がオークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていたコヤンスカヤを退けるため加勢し、その御礼代わりに真名「メリュジーヌ」の名を自ら告げた。 |
− | : | + | :妖精暦6000年の時点では湖水地方の暗き沼に沈んでいた、意識もないただの<ruby><rb>無機物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>でしか無かったが、女王暦1600年、[[オーロラ]]に掬い上げられた事で彼女の心と在り方を『美しい』と感じ、同時に彼女の様になりたいと願ったことで今の姿を得て「メリュジーヌ」の名を与えられた。その時からオーロラを深愛し自身の全てを捧げており、女王暦1900年にて妖精騎士の着名を受けたのも、彼女を護りやすくするためモルガンと契約を結んだ結果である。 |
− | : | + | :しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに、自身の存在と愛が彼女にとって『自らを輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』でしかないことを痛感し何度も喪失感に陥る。だが、それがたとえ見せかけの愛情であっても、彼女が『自分を一番に頼ってくれる』という紛れもない事実のためだけにひたすら自分を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、女王暦2011年で自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同氏族の妖精に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるためだけに出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心身が崩壊する寸前まで陥った。<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセルと女王軍にいたポーチュン以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref> |
− | : | + | :女王暦2017年。女王モルガンが斃され、戴冠式の最中に[[ノクナレア]]が毒杯に斃れた際は、オーロラに命じられるがまま混乱に乗じて主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を急襲しようとするも、間に入った[[パーシヴァル]]に気圧され撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加えソールズベリー中にモース化の増加による暴動が発生しついに『大厄災』が起きたことを察知すると、運命を共にすべく彼女の元へ駆けつける。しかし、ただ一人鐘撞き堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら、此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒に逃げよう」と根拠も何もない提案を持ちかけられた上に、長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでも一度はオーロラの願いを叶えようと考えかけるのだが、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史の中で、甘言を囁き人を操って周りを蹴落すしか能のない彼女がまともに生きられる筈がないと判断していたメリュジーヌは、自分なりの感謝と思いやり、そして一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。 |
+ | :そして致命傷を負いくずおれたオーロラを前に嘆きと絶望の叫びを上げた彼女は、妖精の姿を失って原初の竜の姿に戻り、ブリテン島に炎と焦土の海をもたらす「炎の厄災」となると、『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターを本能のままに狙いシャドウ・ボーダーに攻撃を仕掛ける。しかし、主人公と共に彼女を止めるべく満身創痍をおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽き、墜落際に消失するパーシヴァルの遺灰と、ブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の虫]]の姿に正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開けた後、空を駆ける流れ星の如くに残骸を燃やしながら消失した。 | ||
− | ;人物 | + | ; 人物 |
− | : | + | :青水色の鎧とゴーグルをまとった小柄な美少女姿の妖精。 |
− | |||
− | |||
:妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 | :妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 | ||
− | : | + | :自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。<br>一方で他者に接するときには常に“完璧な騎士”として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それが何を意味するかは彼女自身はあまり認知していない。 |
− | + | :もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。それによると、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。 | |
− | + | :妖精国では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に、カルデアでは自分を召喚してくれた[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。 | |
− | :もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、本質的には他者の心の機微に疎く、対話が不得手。 | ||
− | |||
− | : | ||
− | |||
− | |||
:朝にかなり弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は午後まで起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながら早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。 | :朝にかなり弱く、余程彼女にとって必要なことが無い限り、普段は午後まで起きて来ない。妖精國でも日々重役出勤だったらしく、珍しく眠い目を擦りながら早起きしてきた時には当時からの同僚や上司を驚かせた。 | ||
; 能力 | ; 能力 | ||
− | : | + | :[[妖精騎士ガウェイン]]が「''妖精騎士というより、妖精國で''最も強い'''生物'''」「同じ<ruby><rb>分類</rb><rt>もの</rt></ruby>ではない」と評しており、[[光のコヤンスカヤ]]などでさえ「一人だけ世界観が違う」と言うように、他の妖精騎士などとも隔絶して高い戦闘能力を持つ。 |
− | + | :素の敏捷ステータス自体はそれほど高くないが、竜種故の強大な魔力炉心が齎す膨大な魔力を活かした魔力放出によって凄まじい機動力を発揮し、極短時間で音速を超えるほどの超高速飛行も可能。 | |
− | : | ||
:両腕に携える鞘は基部が回転し、打撃と斬撃を使い分けられる。この中には魔力を固めて造ったアロンダイトの刀身がストックされており、これは短時間で雲散霧消してしまうが通常攻撃のごとき高い回転率と威力を兼ね揃える。この鞘は腰背部に備えたラックに懸架しておける。 | :両腕に携える鞘は基部が回転し、打撃と斬撃を使い分けられる。この中には魔力を固めて造ったアロンダイトの刀身がストックされており、これは短時間で雲散霧消してしまうが通常攻撃のごとき高い回転率と威力を兼ね揃える。この鞘は腰背部に備えたラックに懸架しておける。 | ||
:しかし、妖精騎士の着名はあくまで特殊な出自による自身の存在を安定させるための枷に過ぎず、破壊力だけを見れば弱体化を招く結果になっている。従ってこの着名が解かれた際の戦闘においては、境界の竜が持っていた圧倒的な猛威を目の当たりにすることになるだろう。 | :しかし、妖精騎士の着名はあくまで特殊な出自による自身の存在を安定させるための枷に過ぎず、破壊力だけを見れば弱体化を招く結果になっている。従ってこの着名が解かれた際の戦闘においては、境界の竜が持っていた圧倒的な猛威を目の当たりにすることになるだろう。 | ||
− | : | + | :他に、竜種としての擬似的な未来視が可能であり、見た存在に付随する未来を幻視する事で起きうる事象を把握することが出来る。これらをぼかしたり誤魔化しながら喋る際には「おいおい」という表現を用いる事が多い。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== ステータス == | == ステータス == | ||
82行目: | 70行目: | ||
! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | ||
|- | |- | ||
− | |[[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] ||C||A+||B||A+||B||A+|| | + | | rowspan=""(マスターが複数いる場合)|[[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] ||C||A+||B||A+||B||A+||対魔力:B<br>陣地作成:A ||ドラゴンハート:B<br>ペリー・ダンサー:B<br>レイ・ホライゾン:A|| style="text-align:left"| |
+ | |- | ||
|} | |} | ||
== [[宝具]] == | == [[宝具]] == | ||
+ | |||
; 今は知らず、無垢なる湖光(イノセンス・アロンダイト) | ; 今は知らず、無垢なる湖光(イノセンス・アロンダイト) | ||
: ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br>最大捕捉:1匹 | : ランク:A<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br>最大捕捉:1匹 | ||
:イノセンス・アロンダイト。 | :イノセンス・アロンダイト。 | ||
− | : | + | :自らの外皮から『妖精剣アロンダイト』を精製し、対象にたたきつけるシンプルな宝具。ランスロットのアロンダイトの槍版。 |
− | : | + | :ダメージは低いが、回転率はトップランク。まるで通常攻撃のような気軽さで展開される宝具。<br/>なぜダメージが低いかというと、メリュジーヌにとってこの宝具はあくまでランスロットの宝具であって自分の宝具ではない借りもの(偽物)だからだ。アロンダイトは短時間で雲散霧消してしまうため、両腕の鞘の中に予備をストックしている。 |
− | + | :『Grand Order』では、第一~第二再臨段階でのみ使用可能な「自身のNP獲得量をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv.1~]&敵単体に被ダメージが増える状態を付与(5ターン)+スターを獲得」という効果のArts宝具。 | |
− | |||
− | |||
− | :『Grand | ||
;誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン) | ;誰も知らぬ、無垢なる鼓動(ホロウハート・アルビオン) | ||
: ランク:EX<br />種別:対界宝具<br />レンジ:20~500<br>最大捕捉:500匹 | : ランク:EX<br />種別:対界宝具<br />レンジ:20~500<br>最大捕捉:500匹 | ||
− | : | + | :『本来の姿』になったメリュジーヌが放つドラゴンブレス。 |
− | :『本来の姿』になったメリュジーヌはもはや妖精と呼べるものではなく、その威容の心臓からこぼれる光は広域破壊兵器となる。 | + | :『本来の姿』になったメリュジーヌはもはや妖精と呼べるものではなく、その威容の心臓からこぼれる光は広域破壊兵器となる。<br/>その様は境界にかかる虹とも、世界に開いた異界へのゲート(異次元模様)ともとれる。 |
− | + | :使用後、メリュジーヌは『そうありたい』と願った妖精の器に戻れず、人知れず消滅する。<br/>異聞帯のアルビオンは『無の海』を飛び続け、やがて死に絶えたが、どの人類史であれ『星に帰り損ねた竜』は無残な最期を迎える、という事の証左でもある。 | |
− | :使用後、メリュジーヌは『そうありたい』と願った妖精の器に戻れず、人知れず消滅する。 | + | :『Grand Order』では第三再臨でのみ使用可能な「自身に無敵貫通状態を付与(1ターン)&自身のBusterカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv.1~]&敵全体にやけど状態を付与(5ターン)」という効果のBuster宝具。 |
− | + | ||
− | :『Grand | + | ;宝具換装システム |
+ | :メリュジーヌは霊基再臨段階で'''宝具そのものが変わる'''という特別な性能を有する。スキルと宝具の効果が一部の霊衣でのみ変化するサーヴァントには[[マシュ・キリエライト]]という前例があり、これら以外のサーヴァントは宝具名・演出などを除いたゲーム的な効果の変更はほとんどスキル・宝具強化による永続的なもの、例外があるとしても[[スペース・イシュタル]]と[[エミヤ]]が持つ宝具のカード種別の一時変更のみであったが、メリュジーヌは宝具の攻撃対象や副次効果といった内容そのものが完全に別物となる。 | ||
+ | :第一~第二再臨段階、霊衣『妖精騎士ランスロット(第一段階)』『妖精騎士ランスロット(第二段階)』では『今は知らず、無垢なる湖光』の宝具になり、第三再臨段階および霊衣『赤熱偏位』では『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』の宝具になる。 | ||
+ | :さらに現状はメリュジーヌのみ、霊基再臨段階を'''戦闘中に切り替える'''事ができるという、類を見ない特徴がある。一方通行ではあるが、宝具が『今は知らず、無垢なる湖光』である状態ではスキル「レイ・ホライゾン」を使用すると、NP大幅増加とともにその場で第三再臨段階の姿に変わり、以降は戦闘終了まで宝具が『誰も知らぬ、無垢なる鼓動』に、「レイ・ホライゾン」の効果のうちNP増加と再臨状態変化が宝具威力アップに変更される。<br>これにより、1回の戦闘中に単体攻撃宝具で1体の敵のみの前哨waveを処理した後は全体攻撃宝具で残りwaveを掃討するといった効率の良い攻略が可能となる。 | ||
+ | |||
+ | == 真名:メリュジーヌ、アルビオン== | ||
+ | フランスに伝わる妖精で、古くから民間童話に語られる『異種婚姻』をテーマとした『メリュジーヌ物語』のヒロイン。「リュジニャンの母」という意の名前をもつ水の精霊、あるいは竜の妖精であり、以前ではヴィーヴルやセイレーンを原型とした怪物・メリサンドとも伝わっていた。<br/> | ||
+ | 人間の父と妖精の母の間に生まれた妖精であったが、妖精の出産を覗き見た父親を洞窟に閉じ込めた罪で母親に『土曜日だけ下半身が蛇になる』呪いを受け、蛇の下半身に竜の羽を持つ半人半妖の美女となる。<br/>下半身が蛇になった状態を恋人に見られると呪いはより強さを増し、メリュジーヌ自身をおぞましい蛇に変えてしまったという。 | ||
− | + | …だが、以上の姿と名前は後付のものである。<br/>真の正体は純血の幻想種である境界の竜・'''アルビオン'''の亡骸から分離した左腕の細胞が再生したもの。<br/>かつては湖水地方の沼に沈んでいた、肉塊のような無形の姿であったが、暗がりに差した一筋の輝く光として見た[[オーロラ]]に魅せられ、その姿形を写しとる事で竜の妖精として「誕生」し、水妖の名前を付けられた。<br/> | |
− | + | 純粋かつ無垢な心のまま「輝く光」を守らんがために湖の妖精騎士となったのだが、同時にそれが自身を縛る『永劫の呪い』になるとは知る由もない。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | + | また、湖水地方の沼は妖精歴6000年頃の『春の戦争』で死亡した大量の「北の妖精」たちの怨念によって猛毒と化しており、その頃すでに存在していた竜の骸も毒の影響を受けている。<br/>つまりそれは、たとえ原初の竜がその姿で妖精國に蘇ったとしても、いずれは妖精への憎悪によって「炎の厄災」として荒れ狂う運命にあることを意味する。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== 関連 === | === 関連 === | ||
− | ; | + | |
+ | ; 純血竜[[アルビオン]] | ||
:かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。 | :かつてブリテン島に存在し、46億年を生きたとも言われる「真なる[[竜種]]」。[[レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕]]曰く、竜種においての[[グランドクラス|冠位クラス]]に相当するとのこと。 | ||
− | : | + | :汎人類史では世界の裏側へたどり着こうと地面を掘り進むも途上で息絶えたとされており、その骸は巨大な地下迷宮「霊墓アルビオン」として遺される。この最大の神秘が、西暦以降の地表上で[[時計塔]]が本拠を構える所以であるとされている。 |
− | : | + | :異聞帯でも同様に世界の裏側への道程半ばで没し、遺骨は湖水地方の「暗い沼」にて、道程は「霊洞アルビオン」として遺されている。<br/>この遺骨を守護していた鏡の氏族には「竜骸が失われれば湖の栓が抜けて湖水地方の一帯が海に逆戻りし、地上と霊洞の境界がなくなる」と言い伝えられていた。<br/>また異聞帯では地上全てが妖精域として扱われたためか、こちらの霊洞は星の内海までの路が狭くとも繋がれていたようで、主人公とマシュ、アルトリア・キャスターと千子村正が『聖剣』の鋳造を果たすためこれを通っている。この路の終点で戦うことになる「赤き竜」は、ゲーム上においてはメリュジーヌの第三再臨と同種の能力を持っている。 |
− | |||
− | |||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
+ | |||
=== Fateシリーズ === | === Fateシリーズ === | ||
; [[Fate/Grand Order]] | ; [[Fate/Grand Order]] | ||
− | : | + | :2021年7月14日より、Lostbelt No.6「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」後編開幕に合わせて期間限定実装。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
145行目: | 122行目: | ||
:ブリテン異聞帯では比較的関わりが少なかったのに'''極めて'''距離感が近いが、これは竜種特有の感覚によって出会った瞬間=召喚された際につがいとなるべき存在…つまり「未来において様々な過程を経て恋人になる」ことを感知できたかららしい。 | :ブリテン異聞帯では比較的関わりが少なかったのに'''極めて'''距離感が近いが、これは竜種特有の感覚によって出会った瞬間=召喚された際につがいとなるべき存在…つまり「未来において様々な過程を経て恋人になる」ことを感知できたかららしい。 | ||
:「自分より強いものに立ち向かえる強さ」を持つ者でなく、「自分より弱いものを労われる優しさ」を持つ者という、彼女の好むタイプの相手。 | :「自分より強いものに立ち向かえる強さ」を持つ者でなく、「自分より弱いものを労われる優しさ」を持つ者という、彼女の好むタイプの相手。 | ||
− | |||
;[[ランスロット〔セイバー〕]] | ;[[ランスロット〔セイバー〕]] | ||
:自分への着名の由来となった汎人類史の湖の騎士。 | :自分への着名の由来となった汎人類史の湖の騎士。 | ||
− | : | + | :モルガンからは「清廉で、流麗で、誠実で、立派な騎士」と聞かされていたが、汎人類史の[[トリスタン]]と一緒に妻のいる騎士としてあり得ざる行動をしていたのを目撃してしまい、「陛下にそういう目で見られていたのか」とショックを受けている。 |
− | + | :敢えて共通点を探せば、騎士の中で最強の戦闘力を持つこと、愛ゆえに主君を裏切りその「愛」で最期を迎えたこと、(真名の由来によって)フランスに縁があること、無自覚の天然とはいえ'''タラシである'''ことが挙げられる。 | |
− | : | ||
− | |||
− | ; | + | ;メカ関連の人々 |
:自身を「戦闘機」であるとも定義しているためか、第三再臨時では戦闘機の武装になりそうなものにはだいたい興味を示す。 | :自身を「戦闘機」であるとも定義しているためか、第三再臨時では戦闘機の武装になりそうなものにはだいたい興味を示す。 | ||
− | : | + | ::'''[[ランスロット|バーサーカーのランスロット]]''' … 上記のセイバーと同一人物だが、宝具で戦闘機に乗り自力で航空機関砲を乱射する姿に「マシンガンにときめかない戦闘機はいない」と好意的。 |
− | : | + | ::'''[[ジェームズ・モリアーティ]]''' … 話術で相手を欺くその性格はあまり好みではないものの、彼の武装「ライヘンバッハ」は相当ツボに入ったらしく、副武装として翼に付けたがっていた。 |
− | + | ::'''[[オデュッセウス]]''' … モロに変形ロボである彼の「木馬」は最大のライバルと見なしているようで、変形機構に興味津々。 | |
− | :: | + | ::'''[[エウロペ]]''' … タロスはジャンル自体が違うためか、あまり敵視しておらず、温かみとユーモアがあって良いと評価している。 |
− | |||
− | :: | ||
− | |||
− | :: | ||
− | |||
− | |||
;[[ネモ]] | ;[[ネモ]] | ||
171行目: | 139行目: | ||
;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]] | ;[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕]] | ||
− | :ブリテンの神秘に詳しいため、「汎人類史のアルビオンはどうなったのか」と興味を持っている。<del> | + | :ブリテンの神秘に詳しいため、「汎人類史のアルビオンはどうなったのか」と興味を持っている。<del>さすがに地面につっかえて死んだとは言えない。</del> |
;[[ジーク (Grand Order)|ジーク]] | ;[[ジーク (Grand Order)|ジーク]] | ||
:人(ホムンクルス)から竜になった存在。昔だったら排斥していたが、竜が人になることを知った今なら許せるとのこと。 | :人(ホムンクルス)から竜になった存在。昔だったら排斥していたが、竜が人になることを知った今なら許せるとのこと。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== 生前 === | === 生前 === | ||
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]] | ;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]] | ||
− | : | + | :着名を与えた妖精騎士としての主君。 |
:オーロラへの愛を優先し裏切ったことに関しては合わせる顔が無いとしている。 | :オーロラへの愛を優先し裏切ったことに関しては合わせる顔が無いとしている。 | ||
− | : | + | :それはそれとして彼女のバレンタインイベントではカルデアでの愛する相手が被っている事を察知しつつも'''「夫/妻と恋人は別枠」'''と自由すぎる発言を飛ばしている。 |
− | |||
− | |||
− | |||
;[[オーロラ]] | ;[[オーロラ]] | ||
− | : | + | :ブリテン異聞帯における元来の主君。かつて湖水地方で自分を掬い上げてくれた恩人かつ最愛の人。 |
− | : | + | :彼女の本質をおぼろげに理解しつつも騎士として愛を捧げ続けてきたが、妖精國の崩壊に際してとある決断をさせることになる。 |
− | |||
− | |||
;[[パーシヴァル]] | ;[[パーシヴァル]] | ||
− | : | + | :異聞帯においてはソールズベリーの少年で、自分の義弟として育て上げ、女王モルガンと相対する円卓軍となってもなおその身を案じている。だが、その一方でロンディニウムでは彼の一番弟子であったガレスを命じられた為とはいえ汎人類史と同じ様に叩き殺してしまう事になる。 |
− | + | : そして心身ともに崩壊した自身が厄災と化した際には最期の一撃を受けた。 | |
− | :そして心身ともに崩壊した自身が厄災と化した際には最期の一撃を受けた。 | + | :カルデアで召喚されている汎人類史の彼は義弟ではないと知っており、いろいろと複雑な模様。 |
− | : | ||
− | |||
:クリスマスには何か決心した顔と共に、カルデアの彼とコミュニケーションを取ろうとしている姿が描かれていた。 | :クリスマスには何か決心した顔と共に、カルデアの彼とコミュニケーションを取ろうとしている姿が描かれていた。 | ||
− | ;[[妖精騎士ガウェイン]] | + | ;[[妖精騎士ガウェイン]] |
:同じ妖精騎士。 | :同じ妖精騎士。 | ||
− | : | + | :彼女のことは「大型犬みたい」と気に入っているが、目の敵にされていることについては不思議がっている。 |
− | |||
− | |||
− | ;[[妖精騎士トリスタン]] | + | ;[[妖精騎士トリスタン]] |
:同じ妖精騎士。 | :同じ妖精騎士。 | ||
− | : | + | :彼女の無軌道な殺戮を愚かだとは思いつつも、同類である自分は弾劾できないとコメント。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | ;[[ | + | ;[[コヤンスカヤ]]([[光のコヤンスカヤ]]、[[闇のコヤンスカヤ]]) |
− | :異聞帯においては<ruby><rb>自身</rb><rt>アルビオン</rt></ruby>の身柄を狙っていた闖入者であり、すでにクラス[[ビースト]] | + | :異聞帯においては<ruby><rb>自身</rb><rt>アルビオン</rt></ruby>の身柄を狙っていた闖入者であり、すでにクラス[[ビースト]]の事は知っていた。交戦の結果取り逃がしはするものの、彼女の企みを致命的に瓦解させるほどのダメージを与えた。 |
− | |||
:カルデアに至ってもなお警戒を解いておらず、「サーヴァントであるうちは許容範囲だが、ビースト化の兆候が見えるようなら容赦しない」とのこと。 | :カルデアに至ってもなお警戒を解いておらず、「サーヴァントであるうちは許容範囲だが、ビースト化の兆候が見えるようなら容赦しない」とのこと。 | ||
239行目: | 186行目: | ||
;「あぁ……やっと、元の形に戻ってきた。見て、マスター。これが妖精國を焼いた機体、メリュジーヌの真実。アルビオンの最後の欠片。<br/>この姿になった以上、後戻りはできないわ。世界を焼く炎で、思うままに走りなさい。」 | ;「あぁ……やっと、元の形に戻ってきた。見て、マスター。これが妖精國を焼いた機体、メリュジーヌの真実。アルビオンの最後の欠片。<br/>この姿になった以上、後戻りはできないわ。世界を焼く炎で、思うままに走りなさい。」 | ||
:霊基再臨三回目。メリュジーヌとして得た少女の姿に、原初の竜の巨大な翼が蘇る。 | :霊基再臨三回目。メリュジーヌとして得た少女の姿に、原初の竜の巨大な翼が蘇る。 | ||
− | : | + | :なお「後戻りはできない」とは言うものの、ゲーム的にはいつでも戻れる。というか、プレイヤーによっては頻繁に行ったり来たりさせられる。 |
;「最後の竜は朽ちてしまった。肉は腐って、泥になって、その中で私は目覚めた。もう白い翼を持つ事はないと思っていたけれど……こんな奇跡が、起こるのですね。<br/>礼を言うわ、私のマスター。今日があなたの、そして、世界が新生する日。さあ、どんな終末をお望みかしら」 | ;「最後の竜は朽ちてしまった。肉は腐って、泥になって、その中で私は目覚めた。もう白い翼を持つ事はないと思っていたけれど……こんな奇跡が、起こるのですね。<br/>礼を言うわ、私のマスター。今日があなたの、そして、世界が新生する日。さあ、どんな終末をお望みかしら」 | ||
268行目: | 215行目: | ||
;「翼を展開した私は最速よ。起動から0.3秒で空気の壁を突破する私に、追い付ける英霊がいると思う?」 | ;「翼を展開した私は最速よ。起動から0.3秒で空気の壁を突破する私に、追い付ける英霊がいると思う?」 | ||
: 絆Lv2(第3再臨時)。 | : 絆Lv2(第3再臨時)。 | ||
− | : 空気の壁とは要するに音速を超えるという事で、秒速340m、時速1225km。これに僅か0.3秒で達するという事は加速度1133m/s^2で加速しているという事で、もしこれが人間の乗った戦闘機だったなら、中の人はおおよそ'''115G''' | + | : 空気の壁とは要するに音速を超えるという事で、秒速340m、時速1225km。これに僅か0.3秒で達するという事は加速度1133m/s^2で加速しているという事で、もしこれが人間の乗った戦闘機だったなら、中の人はおおよそ'''115G'''というとんでもないGがかかっている事になる。訓練されたパイロットがギリギリ意識を失わない最大が5G程度であり、50Gを超えると自重だけで骨が砕けていくレベルの重量がかかる。<ref group="注">実際、[[ランスロット|名前元のバーサーカー]]が『Fate/Zero』で宝具化したF-15で無茶苦茶な機動を行ったためにパイロットだった[[仰木一尉]]はGによる内臓破裂で死亡している。</ref> |
− | : | + | : そればかりか、音速を超えるという事はソニックブームが発生するということで、地上でこんなとんでもない加速をしたら周囲が更地になり、近くにいるマスターも文字通りひとたまりもない<ref group="注">現代文明ではもちろんこんなトンデモ加速をする乗り物は存在しないが、ソニックブームそのものは昔から研究されており、高度5000メートルを飛ぶ航空機のソニックブームで地上の建物の窓ガラスが割れた事例もあるほど強力な現象。</ref>。しかしながら彼女の加速によってそのような直接的な被害が起こっている様子は特に存在しないので、アルビオンがいかに物理法則を無視しているかがはっきり分かる裏付けとなっている。 |
− | : 他のキャラクターで飛行速度の描写があるものとしては、聖杯を内蔵している[[キングゥ]]が時速500kmでの飛行、[[アストルフォ]]の駆るヒポグリフがジャンボジェットと同等=時速800~900km、魔力消費を自重しない状態の[[カルナ]]がそのヒポグリフにぴったり食らいつける程度。<br>他にトップスピードを争える英霊といえば[[アキレウス]] | + | : 他のキャラクターで飛行速度の描写があるものとしては、聖杯を内蔵している[[キングゥ]]が時速500kmでの飛行、[[アストルフォ]]の駆るヒポグリフがジャンボジェットと同等=時速800~900km、魔力消費を自重しない状態の[[カルナ]]がそのヒポグリフにぴったり食らいつける程度。<br>他にトップスピードを争える英霊といえば[[アキレウス]]が第一に挙がるが、彼の叩き出すスピードについては明確な記載がない。また、現実上で音速を超えて航行している[[ボイジャー]]もそこまでの加速にはかなりの時間をかけている。自負の通り、速度に関しては三指に入るレベルなのは間違いないだろう。 |
;「誕生日、おめでとうマスター! 今日は目いっぱい遊ぶとしよう!<br/> ……え? 仕事がある……? うれしいけど、丸一日は無理…?<br/> そんな……! 24時間完璧なスケジュール組んだのに……頑張ったのに……仕事……しごと、か。<br/> ……ここで待ってて。ちょっとカルデア、滅ぼしてくる」 | ;「誕生日、おめでとうマスター! 今日は目いっぱい遊ぶとしよう!<br/> ……え? 仕事がある……? うれしいけど、丸一日は無理…?<br/> そんな……! 24時間完璧なスケジュール組んだのに……頑張ったのに……仕事……しごと、か。<br/> ……ここで待ってて。ちょっとカルデア、滅ぼしてくる」 | ||
282行目: | 229行目: | ||
:Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。主人公達と会話中、目の前に<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>のミラー<ref group = "注">なお、この妖精亡主ミラーはメリュジーヌの本体にも関わりのある[[ガレス|鏡の氏族]]であるのだが、そうと分かるようになるのはこれより後の話である。</ref>を見つけての台詞。 | :Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。主人公達と会話中、目の前に<ruby><rb>妖精亡主</rb><rt>ナイトコール</rt></ruby>のミラー<ref group = "注">なお、この妖精亡主ミラーはメリュジーヌの本体にも関わりのある[[ガレス|鏡の氏族]]であるのだが、そうと分かるようになるのはこれより後の話である。</ref>を見つけての台詞。 | ||
:戦闘中も常に冷静さを失わず、[[アルトリア・キャスター|アルトリア]]から「美しい妖精」と言われてもさも当然のようにおくびにも出さず、主人公達にも淡々とした態度で忠言していたメリュジーヌだったのに、幽霊を見た途端'''突如として甲高い悲鳴を上げ、同時に『素』の自分があらわになる'''。 | :戦闘中も常に冷静さを失わず、[[アルトリア・キャスター|アルトリア]]から「美しい妖精」と言われてもさも当然のようにおくびにも出さず、主人公達にも淡々とした態度で忠言していたメリュジーヌだったのに、幽霊を見た途端'''突如として甲高い悲鳴を上げ、同時に『素』の自分があらわになる'''。 | ||
− | : | + | :さらにはその後自身の本体を盗みに来た[[タマモヴィッチ・コヤンスカヤ|コヤンスカヤ]]にも怒りこそすれど落ち着いたままだったこともあり、尚のことこの場面でのギャップが強く感じられる。 |
;「分かってる!分かってる!<br>愛されていないコトなんて、分かってる!!<br>それでも……それでも僕は、君を愛している……<br>愛しているんだ。オーロラ……」 | ;「分かってる!分かってる!<br>愛されていないコトなんて、分かってる!!<br>それでも……それでも僕は、君を愛している……<br>愛しているんだ。オーロラ……」 | ||
:同上終編にて「鏡の氏族」を手にかけた日、雨に打たれ泣き崩れながらの台詞。 | :同上終編にて「鏡の氏族」を手にかけた日、雨に打たれ泣き崩れながらの台詞。 | ||
:オーロラに掬われて心と形を得たあの時から、メリュジーヌはその『輝き』に魅せられ、文字通り全身全霊を捧げて彼女を愛し尽くした。 | :オーロラに掬われて心と形を得たあの時から、メリュジーヌはその『輝き』に魅せられ、文字通り全身全霊を捧げて彼女を愛し尽くした。 | ||
− | : | + | :だが、当の本人にとって「『愛』は与えられるもの」という考えが当たり前であり、それを返すという感覚が全くといっていいほど無く、どれほどメリュジーヌが思いを手向けても到底報われることなどなかった。 |
− | : | + | :幾度となくその事実を突きつけられ、無意味だと傷つき絶望してもなお、無垢な騎士は逃れられず振りほどくことも出来ず、そして届くこともない愛を叫ぶ。 |
;「―――――――なんて?」 | ;「―――――――なんて?」 | ||
− | : | + | :オーロラに「外の世界へ一緒に逃げよう」と言われての台詞。 |
− | :[[ノクナレア]] | + | :[[ノクナレア]]の死を境に激化した北と南の妖精の争い、モース病の急激な蔓延、暴徒化した領民、『厄災』になってしまったバーゲストも加わりソールズベリーどころか妖精國ブリテンそのものの崩壊が始まった。 |
− | : | + | :全てを悟ったメリュジーヌは鐘撞き堂にいるオーロラの身を案じて駆けつけ、せめて自分達の愛する国で一緒に最期を終えようと提案するが、彼女の口から出た'''『もう全部要らないから捨てましょう』'''と云う、自分を愛してくれないなら祖国さえもどうでもいいととれる発言に、流石のメリュジーヌも妖精騎士としての矜恃を踏みにじられたショックで呆然としてしまう。 |
;「僕は、君のためにしか、生きられない。<br>君のために、きみを、<ruby><rb>地獄</rb><rt>みらい</rt></ruby>には連れて行けない……」 | ;「僕は、君のためにしか、生きられない。<br>君のために、きみを、<ruby><rb>地獄</rb><rt>みらい</rt></ruby>には連れて行けない……」 | ||
− | :汎人類史に根付く由来を持つメリュジーヌには、オーロラの『本質』は汎人類史の世界にとって害悪そのものであると分かっていた。<ruby><rb>綺麗な水</rb><rt>愛するもの</rt></ruby> | + | :汎人類史に根付く由来を持つメリュジーヌには、オーロラの『本質』は汎人類史の世界にとって害悪そのものであると分かっていた。<ruby><rb>綺麗な水</rb><rt>愛するもの</rt></ruby>がないと生きていけない彼女がそこへ行けば瞬く間に見た目は枯れ果て、自害も出来ないままひたすら惨めに苦しむ地獄の日々が待ち構えていることも。 |
:そんな世界に放り出す位ならいっそ……本気でオーロラを愛していたメリュジーヌは涙ながらに彼女を殺めた。何よりも本人のために。 | :そんな世界に放り出す位ならいっそ……本気でオーロラを愛していたメリュジーヌは涙ながらに彼女を殺めた。何よりも本人のために。 | ||
:そしてまもなく、愛を失った美しき騎士は絶望の啼き声と共に本当の姿を現す。境界の竜、原初の存在、そして――'''妖精國を焼き尽くす"炎の厄災"に'''… | :そしてまもなく、愛を失った美しき騎士は絶望の啼き声と共に本当の姿を現す。境界の竜、原初の存在、そして――'''妖精國を焼き尽くす"炎の厄災"に'''… | ||
319行目: | 266行目: | ||
==メモ== | ==メモ== | ||
− | *竹箒日記にて奈須きのこ氏がCHOCO氏に依頼した時'''「Fateにはアルビオンという[[竜種|竜]]がいて、コイツだけひとりで世界が違うんです。 ファンタジーの中に、ひとりだけSFというか。異物感すごい」「んーと。他のサーヴァントがモビ○スーツなら、コイツだけゲッ○ー」'''と説明してCHOCO氏に「―――なるほど。 確認しますが、デザインするのはFateのサーヴァントで、 アナタは本物の奈須きのこさんですよね?」と反応されたことを明かしている。<ref group="出"> | + | *竹箒日記にて奈須きのこ氏がCHOCO氏に依頼した時'''「Fateにはアルビオンという[[竜種|竜]]がいて、コイツだけひとりで世界が違うんです。 ファンタジーの中に、ひとりだけSFというか。異物感すごい」「んーと。他のサーヴァントがモビ○スーツなら、コイツだけゲッ○ー」'''と説明してCHOCO氏に「―――なるほど。 確認しますが、デザインするのはFateのサーヴァントで、 アナタは本物の奈須きのこさんですよね?」と反応されたことを明かしている。<ref group="出">http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202107.html</ref> |
− | ** | + | **実際その正体は「生体と機械が融合したドラゴン」というべき代物であり、プレイヤーからは他にもモンスターハンターシリーズの「バルファルク」に喩える声も聞かれた。 |
− | ** | + | **分からない人のために簡単に説明すると、モビ○スーツは曲がりなりにも物理法則に従ってちゃんとSFしている兵器だが、ゲッ○ーは物理法則を無視して亜光速で飛んだり飛行中に直角に曲がったり平気でする超兵器であり、バルファルクは翼で羽ばたくワイバーンなどが生息する狩猟時代の世界観の中で、1匹だけジェット噴射で音速飛行するなど桁違いの脅威度を誇るトンデモ生物。 |
− | ** | + | **ちなみに別のロボットアニメには「ランスロット・アルビオン」なる名前の機体も存在する。 |
*サーヴァント1騎で全く異なる姿のバトルグラフィックを2パターン持ち、宝具も2種類持ち、実装直後から簡易霊衣が3種類も存在するという莫大な量のグラフィックを持つサーヴァント。さらにはそれらをバトル中に切り替えるスキルという全く新しい要素の上に、切り替え前後それぞれのバトルボイス、LB6クリア後に追加されるマイルームボイスなどといったものも多い。ファミ通でのインタビューによると、通常のサーヴァント1騎をプレイアブル実装するのに比べて'''5倍'''の手間がかかったとのこと。 | *サーヴァント1騎で全く異なる姿のバトルグラフィックを2パターン持ち、宝具も2種類持ち、実装直後から簡易霊衣が3種類も存在するという莫大な量のグラフィックを持つサーヴァント。さらにはそれらをバトル中に切り替えるスキルという全く新しい要素の上に、切り替え前後それぞれのバトルボイス、LB6クリア後に追加されるマイルームボイスなどといったものも多い。ファミ通でのインタビューによると、通常のサーヴァント1騎をプレイアブル実装するのに比べて'''5倍'''の手間がかかったとのこと。 | ||
− | |||
* 第三再臨以降は声に響くようなエフェクトがかかるようになる。発声方法が人と異なるモノになったのか、テレパシーの様なもので脳内に直接言葉を伝えているのだろうか。 | * 第三再臨以降は声に響くようなエフェクトがかかるようになる。発声方法が人と異なるモノになったのか、テレパシーの様なもので脳内に直接言葉を伝えているのだろうか。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | == 話題まとめ == | + | <!-- == 話題まとめ == --> |
<!-- == 商品情報 == --> | <!-- == 商品情報 == --> | ||
339行目: | 282行目: | ||
===注釈=== | ===注釈=== | ||
<references group="注" /> | <references group="注" /> | ||
+ | <!-- 本文には<ref group = "注">内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
===出典=== | ===出典=== | ||
<references group="出" /> | <references group="出" /> | ||
+ | <!-- 本文には<ref group = "出">内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
+ | |||
+ | <!-- == リンク == --> | ||
+ | <!-- * [[登場人物]] --> | ||
+ | <!-- * [[サーヴァント]] --> | ||
− | + | <!-- ソートキー(牽引用読み仮名) --> | |
− | |||
− | |||
− | |||
{{DEFAULTSORT:ようせいきしらんすろつと}} | {{DEFAULTSORT:ようせいきしらんすろつと}} | ||
+ | <!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 --> | ||
+ | <!-- カテゴリ --> | ||
[[Category:登場人物や行]] | [[Category:登場人物や行]] | ||
[[Category:Fate/Grand Order]] | [[Category:Fate/Grand Order]] | ||
355行目: | 303行目: | ||
[[Category:ランサー]] | [[Category:ランサー]] | ||
[[category:円卓の騎士]] | [[category:円卓の騎士]] | ||
− | + | ||
− | + | ||
+ | <!-- 必要だと思った作品などのカテゴリをつけること。 --> |